09/11/22 21:45:36 nMOl/GAE
>>82
こんな予想、当たったって嬉しくないわよ……。
(一瞬ごとに体から力が抜けて行く状態でもなお目の前の魔道師を闘志に満ちた視線で見つめながら
一歩魔道師へと向けて足を踏み出して、「剣」を手放してしまいそうになる手に力を入れなおす)
でも、魔族から技法を学んでたなら…あの学院の厳重な警備を簡単に潜り抜ける事が出来たのも、
その「杖」と同格の「剣」を持ってるはずの私がこんな状態になってしまうのも……納得がいくわね。
(同じ力の武器を持っているなら、その武器を操る人間の力の差が勝敗を決める…
魔道師と自分の実力の差を見せ付けられても諦めようとはせず、また一歩近付く)
……本気よ。まだ私がこうして立っているって事は、望みが無くなっていないって事だもの。
それにね、アンタを切り伏せる…だけの…体力は……残ってるわ……。
(魔道師が床を杖の先で突付く度に魔法陣の文字が光って、力が抜けていく速度が速まっていくが
剣を構えていつでも魔道師に剣を振り下ろせる状態にしながら)
それ、褒めてるつもり?私がこうして苦しんでるのを見て、楽しんでるとでも言いたいの?
だとしたら、アンタはとんだ三流ね。そんな油断は自分の足元をすく……え?
(魔道師への蔑みの感情が視線に混じるが、自分を求めていたと言う魔道師の言葉に体の動きが一瞬止まる。
しかし、すでに魔道師を切り伏せられる距離にまで近付いていた)
な…何を言ってるのかしら…渡せと言われて、誰が渡す……えっ!?ど、どうなってるのよ、一体!?私の体が、勝手に!
これも、この魔法陣の力なの…あっ、コラ、持っていくなっ……!!
(突然自分に命令してくるロシュフォールにまだ何かあるのかと警戒しながらも「剣」を振り上げようとするが、
その一瞬前に「命令」と言われると剣を振り上げようとした腕の動きが止まって鞘に入れてしまう。
体の自由を取り戻そうと抗おうとしても体は命じられるままに鞘に入れた「剣」を魔道師に捧げるように恭しく両手で差し出して、
そして銀で出来た梟のゴーレムに両手の爪で取り上げられてしまう)
……あ……っ。
(「剣」から発せられる魔力を失ってしまった状態で「杖」の力に抗する事は出来なくなってしまい、
体力も魔力も尽きて魔道師の前で膝を付く状態となってしまう)
……で、私をどうするつもり?殺すつもりなら、さっさと殺した方がいいわよ。
私が何か一発逆転の策を思いつく前にね……。
(「剣」を掴んだままの梟のゴーレムが自分の手の届かない所へ飛んでいくのを見つめて、
そして魔道師のほうへと視線を戻すと吐き捨てるように尋ねる)
【遅くなってしまいました…】
【力の差については、私とそちらの両方とも同じ超高性能パソコンでも】
【そちらのOSが7(魔族から教わった魔法)なのに対してこちらのOSがMe(人間の魔法)なので…】
【みたいな解釈でよろしいのでしょうか。梟ゴーレムについての解釈は了解です】