10/10/19 20:11:39 CfAbokyD
>>499
はっ……はっ……
(まだ周囲が薄暗い早朝、私は息を切らせてランニングをしていた)
(コースは手近な所で近所のランニングコース、確かに手近だけど、手近というのがまた、リスクを感じてスリルがある)
(新しい指令を受けた私は、指示の通り、タンクトップだけを身に着けて、下半身は絵の具で塗ったランニングパンツだけ……つまるところ、下半身丸出しで走っている)
(……え?、この前の海はあれからどうしたって?、……それはまぁ、なんとか切り抜けたという事で……)
ひえぇ……寒い!
(一応人にはまだ遭遇していない、ランニングパンツのように体に塗った絵の具がきちんと後ろまで塗れているのか気掛かりだけど……まぁ、しょうがない)
(今は何より気になるのがこの寒さ!、とにかく寒い!、一刻一秒でも早く暖かい家に帰りたい!!)
や、やっぱりこの時期の露出には根本的に無理があるわ……
(半泣きになりつつ走っていると、尿意を催してきたのでそそくさとコースを外れて、なんでもない街路樹に身を寄せる)
(街路樹の側でしゃがみ込むと、あたりを伺って……寒さで尿が近くなってたけど、おかげで色も付いてない尿が迸る)
うっ、うぅ……
(排尿に伴う脱力感が、寒さで緊張した体を少しだけ和らげるけれど……まぁ、やっぱり辛いものは辛い)
(おしっこでペイントはげちゃうかな?、なんて思ったけど、そもそも完璧に塗れていた訳では無いので、あまり見た目に変化は無い)
(私は震える体で立ち上がると、だいたい1時間は走った事を確認して家へと急いだ)
うぅ……ごめん、夜はパス、やっぱり寒いの辛いよ
(家に帰ってシャワーを浴びて体を温めて、やれやれと一息ついた所で深夜の分はやめておく事を伝えておいた)