10/08/28 14:49:09 tr2eV6fk
>>416
鏡の中の女は…ほ、頬を赤くして…眼が潤んでいて…。
熱が出たときのような苦しそうな表情にも見えるのに、半開きのままの唇や眉間に寄った皺なんかが…と、とても淫らな感じがして…。
ぼんやりとどこか遠くを見るような熱っぽくて濡れた視線を、私に投げかけてきました。
あ、あの顔が私だなんて……恥ずかしくて恥ずかしくて、私、穴があったら入りたいくらいでした……!
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新たなご命令は、家から遠く離れた郊外の生徒さんへお稽古に出向く時に…と考えていました。
都心とは違う座席のシートがボックスタイプの電車が走るところです。
そうでもしないと課せられたご命令を実行できないと思いましたから。
私は最寄り駅に降り立つと、真っ直ぐ女子トイレに向かいました。一番奥の個室に入り鍵をかけます。
荷物を棚に置くと、ご命令を再度確認するべく携帯電話を取り出しました。頬が赤くなって行くのが分ります。
(……胸とあそこを指で…。それからショーツを履かずにお稽古……なんて。)
あぁ、生徒さんの家でショーツを穿かないなんてなんという師範代でしょう。
間宮の家にとって華道は家業というよりも、もっと特別かつ神聖なる行為であるはずなのに。
そうならなければいけないのに……私は今日、それを汚してしまうのです。
そう考えた瞬間、私の身体の奥を電流が走りました。ずくんと感じたことの無い疼きが走ります。
私は着物と襦袢を割り帯に端を差し込みました。むき出しの下半身が見えます。
今日のショーツはやはりコットンの、ボーダー柄のものでした。その両端を指で摘みするすると引き下ろしていきます。
ショーツを畳み鞄に仕舞います。次に胸元を大きく割り広げました。
和装のままブラジャーを取るのは難しいだろうと、私は既に家からブラジャーを外して着ていました。
何も身につけない胸元が現れます。
(……まずは、胸から…。)
私はお風呂で触れることの多い胸から触り始めました。
掌で覆うようにして触れ、指先で乳首をつついてみます。
触れ慣れている所為でしょうか。特に私に変化は起こりませんでした。ほっとため息を付きます。
そして、次は―アソコ。触れようという意志を持ってそこに触れるなど、初めてのことです。
自慰という行為は流石に知っていますが、それを実行したことなどありませんでしたから。
胸とは違い、流石に緊張が高まってきます。私はきっと困ったような顔をしていたでしょう。
人差し指を伸ばし、そこへそっと触れました。
体毛を掻い潜った指の腹が、とうとうソコを捕えます。
ぴたりと指に吸い付くような錯覚、少し湿った感触は肌のそれとは明らかに異なっていました。
胸が苦しくなって大きく息を吐きます。瞳を閉じると、唇が少し震えました。
触れる、と言うよりもそっと押さえる様な手つきで、私はソコへ触れ続けました。