10/08/11 18:46:53 zf+udHCV
>>369
私は表示された文章を再確認すると、携帯を閉じた
乾いた音が個室内に響く
時間は放課後、誰も来ない授業中でも、人が頻繁に来る昼休みでもない、自分的にはベストな時間
「……もしも誰か来たら言い訳できないなぁ……」
念のために一番奥の個室を選んだのだが、それでも誰かが来ればすぐにばれてしまいそうだ
そう思いながらも、手は順調にスカートとショーツを脱ぐ為に動いていた
個室の鍵は、もちろん開いている
そして私は下半身を外気に晒したままの状態で便座に腰をかけた
――――――
うぅ……参った……
用を足す段階までは上手くいっていた、あとはそれを流して、下着とスカートをはいて帰るだけだったのだが……
どうしてタイミングよく人が入ってくるのだろう
話し声からして、入ってきたのは二人、恐らくは入口の近くにある洗面台の所にいるのだが、先ほどから全く出ていく気配がない
何もしなければ気づかれないだろうけど、逆に言えば私は何もできないのだ
結果、下半身を丸出しにしたまま、ただ便座に座っているだけになる
早く、早く
そう思えば思うほど時間は緩やかに感じられる
『ちょっと先行ってて、私も後で行くから』
話しをしている内の一人がそう言った
やっと出ていってくれる、と安堵しかけた私だったが
こっちへと向かってくる足音がそれを許さなかった
近くで扉が閉まる音、小さな衣擦れの音、彼女が用を足す音がする
気付くな、気付くな、気付くな……
私はそう念じることしか出来ずに、ただ、息を潜めていた
彼女がこちらに気付いた様子もなくトイレを出た時、私の秘所が濡れていたのは、用を足したせいだけではないのだろう
>>370
【新参者の私が言うのもなんですが】
【あなたが復帰するのは大歓迎です!】
【本当に復帰するのでしたらよろしくお願いしますね】