10/08/10 01:11:35 PW2JEJcT
>>351
（川遊びを終えて帰ろうと思っていた私に届いた新しい指示、それはワンピースを身に着けずにそのまま帰宅せよ、というものでした……）
ふぇ、ぇぇ……
（確かに、見つかる事は無いのかもしれません、自分自身、この時間に誰かに会うとは思えなかったからです）
（でも、やっぱり、裸で……道を歩いて行くなんて……と、戸惑うものの、指示にある通り、そのままワンピースを着ても水浸しで……この前のように、肌に張り付いてしまうのは明白で……）
…………ぁっ……ぅ……
（暗い夜道を、私は懐中電灯の灯りを消して先を確かめながら、歩いていきます）
（結局、ワンピースに袖を通さず……全裸、全裸で……胸も、お尻も、ア、アソコも……丸出しにして、こんな、昼間は人も通る道を……）
（ゆっくり歩いているのは指示に従ったからでは無く、その姿で懐中電灯を点けるのが余りに怖かったので、暗い道を確かめながら歩く事を余儀なくされたからです）
ひぅっ……ぅ……怖い……怖い…………
（風が吹くだけで、遠くの方で物音がするだけで、ただでさえ震えている私の体が過敏に反応して、ビクッと震えたり……膝が震えて、しゃがみ込んでしまいそうになります）
（幸い、まだ誰にも……会う様子も無いのですが……）
「…………でさー」
……っ！？
（曲がり角の向こうから、人の話声が聞こえます、それも比較的若い声……なんで、こんな時間に！？）
（とにかく、早く隠れる場所を探さないと、でも、隠れるのに丁度良さそうな、自販機とか、そういうのはこの村に無くて……）
（もう、ダメ、裸、見られちゃう……！？）
「やっぱり田舎だねー、夜になると誰も歩いてないね」
「昔は子供が多かったから、夜になると花火やったりもしたんだけどな」
（……そんな話をしながら、……夏休みで田舎に帰って来たのでしょうか、子供づれのおじさんが通り過ぎて行きます、手にバケツがあったので、花火を楽しんでいたのでしょう）
（私は咄嗟に……大雨が降った時に、洪水にならない為に水を逃がす為の溝……つまり、どぶに身を隠して、何とか見つからずに済みました……けど、……水気が無いとはいえ、どぶ……うぅ……）
（暗くてよく見えませんが、砂汚れのついているだろう身を起こすと、私はちら、と子供連れの去っていった方を伺い、そそくさと家への帰路を急ぎました……）
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【あわわ、何時の間にかこんなに新しい人が、皆さん初めまして～】