10/03/25 22:35:26 WVWSQ28T
>>173
『はー…食べた食べたぁ…。お腹いっぱいだよー…』
お互いホントに馬鹿みたいに食べたよね…もう、お腹割れそ…
(旅館に帰り着いてからというものの、あたしはいつローターのスイッチがONになるか警戒していたのだが、香苗はあっさりローターを外してくれた)
(それからは普通に温泉できゃっきゃきゃっきゃしたり、お風呂上がりにコーヒー牛乳を飲んだり、卓球をしたりと旅行を満喫し)
(そして今、用意された食事をお腹いっぱいに堪能していた。これじゃ、あたしも彼女もしばらく動けそうにない)
(あたし達はいつの間にかうとうととまどろみ始め、そのまま眠ってしまっていた)
『……ちゃん、さっちゃん。起きて起きてー?』
……ん…んにゅ…香苗…?どうしたの…?
『えへへ、実はねー…』
(不意に香苗に起こされた。何でも、ここから少し離れた所に秘湯があるらしい)
『という訳で、いざ、しゅっぱーつ♪』
…ねえ、香苗…今から行くのは良いんだけどさぁ…
せめて、浴衣くらい着せてよ…寒いし、何より恥ずかしいってばぁ…
(寝起きというのを差し引いても、秘湯に行くのは別に苦ではなかったが)
(むしろ彼女の策略、というかドSっぷりの方がキビシかった。お察しの通り、今のあたしは全裸である)
『だーめ。だって、体を冷やした方が温泉の温かさがその分気持ちよくなるんだよ?』
じゃ、じゃあ香苗もそうすれば…何でもない。
(あたしは香苗の腹黒い笑顔の前に口を噤んだ)
『確か、こっちの方にあるって聞いたんだー。あ!ほら、あそこだよ!』
へ、へえぇ…す、すごい、けど…寒…
『うふふ、一番乗りゲーット!』
(歩き始めて約10分。あたし達は目指す秘湯を発見した。その矢先に香苗はさっさと走り出してしまい、取り残されたあたしも慌てて走り出した)
(前回と似ているが強いて違いをあげるなら、今回はあたしの後ろには誰もおらず、ついでに言うならあたしは完全な裸だったということだ)
(その後、無事に秘湯を満喫したあたし達は仲良く旅館に戻り、心行くまで心の洗濯をしていた)
(なお、全裸で歩かされた時に寒いはずなのに途中から全く寒さを感じなかったのは多分興奮してたから…かな?と後から思うに至ったのは秘密である)
【今回はここまでー】
>>伊織さん
【改めまして初めまして。あたしは伊織さんのロール好きですよ】
【これからもスレを盛り上げていきましょうね♪】