08/10/18 19:39:50 ofPLAiA+
(地下が存在する等とは…大掛かりな造りに驚きつつ、
階段を降ると、嫌でも目につくベッドから顔を背ける。
その動作は年相応の少女らしく…些かそれ以上に初だったかもしれない。)
…手紙には、従えばアイツの身の安全を保証するって書いてあったけど…
(どうだか、と唇から零れそうになる言葉を飲み込み視線を合わせる、
と、ずっしりと重みのありそうな袋を出され)
っ、
(気取られぬように歯噛みした。
目の前の男は自分を、いや、盗賊というものを履き違えていると、そう思う。)
(幾ら金を積まれても、金の為に仲間を売る真似はしたくなかった。)
(ハティの中で金というものは飽く迄「盗んで手に入れる物」だ。だが)
(内心では返吐が出そうな思いを抱えつつも、大切な人の命を握られている身ではそれを態度に出すことは避ける)
(瞳に宿した侮蔑の色は隠しようがないが、それでも出された杯を手に取って)
有難く、頂きます。
(飲み物と金と、両の意味で伝えると、中の液体を一息に口へ流し込み―全てを飲み下した。)
【一時的にでも揺らぐ理由付けになるから、媚薬アリの方向でお願いするよ。】
【媚薬は即効性って捉えていいの?】