【英雄】紋章水滸伝11【革命】at EROCHARA2
【英雄】紋章水滸伝11【革命】 - 暇つぶし2ch50:ナグザット ◆NoA/zz9c3I
08/04/04 00:24:39 qbqueE2e
…聞き逃してくれよ。
(ふい、と顔を逸らしながらそう言って)
でも、まぁ…帰る場所と、帰りを待ってくれてる人がいるのは…
何か嬉しいな。うん…ただいま。
(恥ずかしさの余り顔は彼女の方に向けられない―そんなに恥ずかしいのなら言わなければいいのだが)
(でもそれが本心である。そんな感謝の気持ちもこめて、あえて言ったのだった)
そりゃ無くなって欲しくない。
最初は理由作りのためだけのつもりだったが…な。

殺し合いなのは俺も同じだぞ?
いや、影からつけ狙う…ある意味もっと姑息な稼業だ。
(結局答えは得られなかったが、語らないのなら無理に聞くのも悪い)
どこに行くかは任せるよ。書類は汚れないところに置けばいいだろ…

【マシントラブルで遅くなりました;申し訳ありませんorz】

51:ナグザット ◆NoA/zz9c3I
08/04/04 00:26:04 qbqueE2e
【ぬぁっ…ど、同時…!】
【本当にすいません、待たせてしまって!】
【まだ見てらっしゃるでしょうか?】

52:ナグザット ◆NoA/zz9c3I
08/04/04 00:35:41 qbqueE2e
【本当にすいませんでした…避難所の方にレスを残させていただきます】
【本日はお付き合いありがとうございました。】

53:フリージア ◆G1.qnCT8H.
08/04/04 17:28:19 Qgzkwcvs
【待機してみます!上手くできるように頑張ります!】
【プロフィールは>>10にあります】
【よろしくお願いします】

54:ルミエール ◆c2HQf07GeM
08/04/04 17:38:23 VfzuEsvi
【壁│∀・)ノ】

55:ルミエール ◆c2HQf07GeM
08/04/04 17:41:21 VfzuEsvi
【名前】ルミエール
【ルーン】狩人(右手の甲)
【年齢】22
【性別】♀
【種族】人間
【職業】革命軍弓兵兼食料調達係
【容姿】おさげにした赤髪ロング。女性にしては長身で顔つきにも男性的な雰囲気が漂う。
【体形】身長175cm B82 W60 H85
【装備】タイツ状の防刃服(上半身と下半身のセパレートタイプ)の上にレザーのベスト、パンツ、グローブ、ブーツと軽装。ベストの胸部とブーツの爪先と踵が金属で補強してある。
武器は状況によって色々な弓を持ち替えるが、御守り程度に短剣を身につけている。
【戦闘】前衛の援護、上空からの攻撃に対する遊撃等の後方支援が主。領内に侵入した怪物の狩猟なども
【NG】猟奇、鬼畜系
【備考】革命軍に参加する前は猟師やモンスターハンター、果ては野盗等々、色々な職を転々としてきた経歴の持ち主。しっかりと鍛えられた身体に生々しく残る多くの傷跡が歴戦の証。
狩人のルーンを宿していて、集中力や気配を察知する能力が非常に優れている。
性格は普通の明るく前向きでサッパリ系なのだが、対象を一度【獲物】と認識すれば、例えそれが動物であろうと人間であろうと眉も動かさずに射抜いてしまう非情さも合わせ持つ。
ルーンの加護とやらは結構厄介で、寝ている時ですら気を抜けない程に気配というものに対して非常に敏感。特に、人の多い屋内などの閉鎖空間に長時間いると気が滅入ってしまうので、暇さえあれば外に出て独り黙々と鍛錬に勤しんでいたりする。
なお、唯一の娯楽である入浴の時だけは別人のようにリラックスしているらしい。
革命軍に所属してからルーンとそれに纏わる伝承について知り、半信半疑ながらも取り合えず付き合ってみようか程度には協力的な姿勢を見せている。
【提示出来るシチュ】戦闘、訓練、狩猟、雑談、エロール


【どうみても順番逆だけどプロフ貼りっ】

56:フリージア ◆G1.qnCT8H.
08/04/04 17:43:36 Qgzkwcvs
【こ、こんばんはっ!】

57:ルミエール ◆c2HQf07GeM
08/04/04 17:44:55 VfzuEsvi
【こんばんわ? こんにちわ? とりあえず初めまして(・∀・)】
【六時半頃に一旦食事落ちしちゃいますがお相手よろしいですか?】

58:フリージア ◆G1.qnCT8H.
08/04/04 17:46:42 Qgzkwcvs
【はじめまして!】
【ちょっと緊張して打つの遅くなってます…すみません】
【よろしくお願いします!】

59:ルミエール ◆c2HQf07GeM
08/04/04 17:49:24 VfzuEsvi
【はい、ではではよろしくです~】
【砦の庭辺りで雑談って感じでよろしいですか?】
【他に御希望のシチュがありましたら申しつけ下さいな】

60:フリージア ◆G1.qnCT8H.
08/04/04 17:53:29 Qgzkwcvs
【革命軍に入れてもらうようなシチュをしてみたいです】
【帝国と革命軍との戦闘中に森の奥から出てきてしまい、戦闘に巻き込まれているところを助けてもらうという感じのを…】
【と思っているのですが、どうでしょうか…?】

61:ルミエール ◆c2HQf07GeM
08/04/04 17:58:20 VfzuEsvi
【ふむふむ】
【正式に加入ってところまでは難しいかもしれませんが、出来るところまでやってみましょ~】
【書き出しはお願いしてもよろしいですか?】

62:フリージア ◆G1.qnCT8H.
08/04/04 18:01:15 Qgzkwcvs
【は、はい!よろしくお願いします!】

63:ルミエール ◆c2HQf07GeM
08/04/04 18:14:46 VfzuEsvi
【も、申し訳ないです……ちょっと時間が早まってしまいましたorz】
【なるべく早く戻ってきます~】

64:フリージア ◆G1.qnCT8H.
08/04/04 18:15:19 Qgzkwcvs
(人里を離れ、巨大な密林の奥深くにある人間の訪れることのない村)
(そこから抜けだした一人の妖精、妖精にしてはまだまだ知識も力も少ない幼い者)
(幼いが故、村に迷い込む人間の話に心を躍らせ、想像し、自分もいつか人間になるのだと心に誓う)
(そうした夢を持って旅立った妖精は今、故郷である密林を抜けようとしていた)

ふぅ…ふぅ~…つかれたぁ
(小さな妖精にとって密林を抜けるというのは究極の試練でもあり、そこを抜ける事はもう村には戻らないという決意でもある)
(木の根に寄りかかりながら大きなため息をつき、汗を手で拭い、密林へ差し込む光へと向かう)
まぶ…しぃ…
(木々の間から差し込む光、久しぶりにその光を全身に浴びぐっと背伸びをする)
(ここから冒険が始まるんだ!そう胸を高鳴らせながら草原を見渡した)
(…草原では人間が大勢集まり、お祭りのようにワーワーと叫び合いながら何かをやっているのが目に入ってくる)
なんだろ?お祭りかなにかかな…?
(いきなり大きなお祭りを見れるなんて!嬉しさと好奇心に押されゆっくりと見つからない様に人間たちへと近づいていく)

【まだ帝国に見つかってない所まで書いてみました…】

65:フリージア ◆G1.qnCT8H.
08/04/04 18:16:07 Qgzkwcvs
【あぁ…書くのが遅くてごめんなさい】

66:ルミエール ◆c2HQf07GeM
08/04/04 19:21:21 VfzuEsvi
(帝国と、革命軍との勢力圏の境目にある草原地帯)
(大規模な戦闘が起こるほど重要な拠点ではないのだが、かといって簡単に押し込まれては双方とも士気やら風評やらに関わる、そんな地域)
(互いの面子をかけた小競り合いが頻繁に発生し、大した被害の出ないうちに撤収していく)
(もし、いつかここのパワーバランスが崩れたら戦局が大きく変わる時なのかもしれない)
(末端であるが故に、双方の戦力図を如実に反映してしまうという意味ではもしかしたら重要な場所なのだろうか)
……時間通り……真面目な隊長さんね……
(草原地帯から少し離れた密林帯)
(革命軍の本体から単独で離れたルミエールは、密かに帝国側の後方に回り込み、じっと息を潜めていた)
(膠着状態を打破するために与えられた任務、すなわち敵の補給を絶つ為に)
(そして今、ルミエールの目前を、事前に入手していた情報による定刻通りに通過しようとしている補給隊の姿があった)
(鬱蒼とした密林に挟まれた悪路のため、発見されにくいが……同時に伏せている敵に気付きにくくもある)
……
(正に無防備。敵も完全に油断しているのか、周囲の警戒すら怠っている)
(巧妙に姿を隠したルミエールの放った矢は、止まった的を射抜くが如く無慈悲に補給隊を蹂躙していった)
(何の混乱も無く、何の恐怖も無く、気付くことなく苦しまずに死んでいけるのがせめてもの情けか)
……ふぅ
(手はず通り無難に仕事を終え、何の感傷も無く息をつく)
(後は持てるだけの物資を失敬して本陣に戻るだけ。それで今日は終わる……はずだった)
……ん?
(本陣へ戻る最中、なにやら密林を通り抜ける人影のようなものを見かけて思わず立ち止まった)
(いや、人影、というには語弊があるだろうか……なにしろ、それは宙を飛んでいたのだから)
(目の錯覚と済ませても良かったのだが、残念ながら視力は良いほうである。目を凝らしてみると、それは紛れも無く、人の姿をした何かだった)
(無性に気にかかり、ついつい後を追って行ってしまうと……それは密林を抜けて草原まで飛び出していた)
ちょっ……!
(何たる失態だろうか、そこは正に敵陣の真っ只中)
(よりにもよって補給の途絶えて精神的に不安定になっている敵兵のもとへ、それは向かおうとしていた)


【大変お待たせ致しました……orz】

67:フリージア ◆G1.qnCT8H.
08/04/04 19:23:43 Qgzkwcvs
【おかえりなさい!】
【改めてよろしくお願いしますっ】

68:フリージア ◆G1.qnCT8H.
08/04/04 19:40:03 Qgzkwcvs
おおー!
(目の前で広がる人間同士の戦い、ある者は剣をふるい、矢が飛び交い、魔法が多くの人をなぎ倒していく)
(今まで見た事もないほどの大勢の人たちがそこで力と力をぶつけ、大きな叫び声をあげている)
(命の取り合いを目の前にしても、人間が何の為にそれを行い、どうして騒いでいるのかは全く理解できない)
(ただ、村に迷い込んだ人の『人間のお祭りは凄く賑やかで活気がある』との言葉を思い出した)
(目の前にある憧れの存在、その『祭り』をとても楽しそうに見つめ続けた)

(だがそういう状況が長く続くわけではなかった)
(少し離れてはいたが目視できる距離、そこで楽しそうに両方の戦いを眺めるその姿に帝国兵の怒りが向かわないわけがない)
(先ほど補給部隊が密林の方で倒されたという報告もあったこともあり、補給部隊をやったのは妖精だと勘違いし)
(数名が素早く剣を抜き楽しそうに眺めていた妖精へと走り寄り斬りかかる)
え?わぁ!!ちょ、え?なんでー!!
(今の状況が理解できないままあわてて飛びあがり、急いで振り下ろされた剣を避ける)
(逃げても追いかけてくる人間たちの殺気を感じ、ただのお祭りではないと勘付く)
うぅ…こ、こんなの聞いてないよぉ!
(泣きごとを言いながら必死で速度を上げるが普段急激な運動をすることがない体に戦士を相手にする体力はなく)
(肩で息をしながら最後の手段とばかりに魔力を貯め、敵に向かって放つ)
ころんじゃぇえ!!
(兵士の足もとに生える無数の草がお互いの葉を結び、小さなトラップを作りあげる)
(一人の兵士はそれで転んでもがいているが、他の兵士には通用せず、兵士の足に絡まっただけで簡単に千切れてしまった)

69:ルミエール ◆c2HQf07GeM
08/04/04 20:04:53 VfzuEsvi
(その光景に思わず見入ってしまった)
(戦闘を見物でもしてたであろう、背に羽のようなものを生やした小さな人影が、帝国側の兵に切りかかられたと思えば機敏に身を翻して巧みにそれをかわし)
(あまつさえ何事かを叫んだかと思えば……自分の意思を持ったかのように帝国兵の足を草が絡めとって転ばせる)
(なんというか、妙に滑稽な光景だった)
……はっ!?
(しかし、あくまで足止め程度でしかないその妙技は凶器を振りかざす複数の兵隊相手にそこまで有効だったとはいえず……)
(見る間に動きの鈍くなる人影相手に凶刃が振り下ろされるのも時間の問題だった)
(息を飲んで我に返ると、ルミエールは密林から飛び出していた)
(カモフラージュ用に緑を基調とした装備に身を包んだ大柄な人間が瞬く間に宙を舞う人影と帝国兵との間に割って入る)
このっ……! せいっ!!
(奇襲された帝国兵からすれば、まるで植物人間がいきなり襲い掛かってきた、という風に見えるかもしれない)
(ルミエールは不意を突かれた挙句に意表まで突かれて一瞬立ちすくむ帝国兵を金属を仕込んだブーツによる痛烈な一撃を片端から叩き込んで蹴り倒していった)
逃げるよ!
(人影に群がる帝国兵をなぎ倒し、追っ手がかかるより早くその手を掴んで強引に密林の方まで走り出した)
(自分でも何でこんな無謀な行動に出たかは分からない。しかし、今最優先すべきは一刻も早く革命軍の陣地へ戻ること)


【はい、あらためて宜しくです~】




70:フリージア ◆G1.qnCT8H.
08/04/04 20:20:03 Qgzkwcvs
はぁ…なんでぇ…
(足止め程度にしかならなかった魔法、それでもかなりの魔力を消費してしまい動く速度は遅くなる)
(パタパタと羽ばたいていた羽の動きも遅くなり動くスピードもよろよろと遅くなっていく)
(後ろを振り返ると目の前に自分に比べるとかなり大きな兵士が巨大な剣を振りかざし)
(恐怖のあまり体をぎゅっと縮こまらせ頭に両手をあてた)
あ……。
(その時だった、目の前をふさぐように現れた人影、その動きに驚き圧倒され呆然と目の前の人を見上げる)
(素早い動きで敵兵を蹴り倒し、地面へといとも簡単に沈めて見せた)
すごい…
(そう呟くのと同時に手をひかれ、ものすごいスピードで戦場から離れていく)
(自分で飛んだりするよりかなり早いその人の足に驚き、そして手を引いて逃がしてくれる優しさに感謝した)
(空中で振り回されたぬいぐるみのように手の動きに合わせてガクガク揺れながらその人と帝国兵の前から逃げだした)

71:ルミエール ◆c2HQf07GeM
08/04/04 20:32:54 VfzuEsvi
はぁっ、はぁっ、はぁっ
(密林に飛び込んでしまえば、後はもうこちらのもの)
(騎馬は勿論、鎧兜に身を包んだ兵隊もそう簡単にこちらを捉えることは出来ない)
(それでも念には念をいれ、全力で革命軍陣地に向かって密林の中をひた走る)
(無我夢中で掴んだ人影を懐に抱き寄せてその身を保護しながら、迷宮のように入り組んだ木々の間を矢のように駆け抜けていく)
はぁっ……、はぁっ……、ふぅ……
(騎馬で直線を走っても結構な距離である。それを人の足で、しかも足場も見通しも悪い密林の中をほぼ全力疾走である)
(帝国側の勢力化を脱し、密林を抜けて革命軍の陣地付近へ到達した頃にはかなり息が上がっている状態だった)
はぁ……はぁ……大丈夫……?
(肩を大きく上下させながら、懐に抱えるように抱いていた人影に声をかけた)
(疲労は色濃いが、ひとまず安全な場所へ逃げおおせたという安堵感からその顔には微笑が浮かんでいた)


【リミットは何時頃でしょうか?】

72:フリージア ◆G1.qnCT8H.
08/04/04 20:55:57 Qgzkwcvs
(助けてくれた人にぎゅっと抱き寄せられながら後ろを追いかけてくる兵士に目をやる)
(悔しそうに戻っていく兵士、それと逆にまだ密林へ入ろうとしている者も見え)
(その両者があっという間にみえなくなるほどのスピードでその人は走り続ける)
(かなり疲労の色が見えるその人に抱えられ、その心地よさにどこか安らいでしまう自分がいた)
う、うん…私は平気…大丈夫?
(その人が安心だと思う場所についたのだろうと体を解放されながら思い、その人の言葉に小さくうなずく)
(かなりの疲労が見え、辛そうに息をしているその人を見上げる)
(知らなかったとはいえ自分の不注意でこの人をここまで走らせてしまった。そう思うとゆっくりと羽ばたいて人の額に手を当てる)
少し、呼吸を楽に…はぁ…
(薄い緑色の光に体が包まれ、ふわりと柔らかい風が吹いたと思うと恩人の体を包む)
(ほんの少し、気持ち程度にだが呼吸が楽になったように思える魔法を使ったようだ)
(それが本当に効果があるかはわからないが・・・)


【一応24時くらいまでなら大丈夫です】

73:名無しさん@ピンキー
08/04/04 21:12:55 Rejimppp
強制ロールすんなよルミエール
ルール違反者はさっさと引退しろ

74:ルミエール ◆c2HQf07GeM
08/04/04 21:19:32 VfzuEsvi
そう、良かった……
ごめんなさいね、いきなりひっさらうような事しちゃってさ。腕、痛くない?
(咄嗟に掴んでしまった人影……おそらくは彼女、だろうか。その腕を指先で軽くさすってみる)
ん……? 呼吸?
(しばらく立ち尽くして息を整え、色々と聞きたい事を整理していくうちに、彼女が手から離れて宙を舞い、額に手を当てた)
(言われるがままに目を閉じて呼吸を楽にし、そのまましばし待つ。すると、瞼を通して視界が僅かに緑色に光ったかと思うと、まるで心地よい風が身体を駆け抜けたような錯覚を覚え……)
……? えっと、何かのおまじない?
(不思議なことに、その風と共に疲労も何処かへ吹き抜けてしまったようで、随分と身体が軽くなったような気がした)
(自分の身体に何が起こったのか良く分かってない様子で手を握ったり開いたり腕を回してみたりしてみる)

75:フリージア ◆G1.qnCT8H.
08/04/04 21:30:04 Qgzkwcvs
へ、平気!剣があたってたらもっと痛かったはずだもん
(腕を指先でさすられ擽ったそうに笑いながら小さくお辞儀をし)
(回復魔法を使った反動を受けて少しだけよろめくようにその人に寄りかかってしまい)
って寝ちゃだめだってば!
(両方のほっぺたを自分で引っ張り涙をうっすらと浮かべて助けてくれたその人を見上げる)
助けてくれてありがとうございます、私は…花の妖精のフリージアって言います
その、人間さんですか?
(ぺこりと頭を下げてお礼を言うと恐る恐る相手を見上げ、首をかしげながら一応人間かどうか聞いてみる)

76:ルミエール ◆c2HQf07GeM
08/04/04 21:46:12 VfzuEsvi
い、いや、貴方の場合は痛いで済まないような気もするけど……
(もし、彼女の小さな身体に剣が振り下ろされていたら……と一瞬恐ろしい考えが頭をよぎり、慌てて頭を振って思考そのものを追い払う)
え、あ、だ、大丈夫?
(咄嗟に手を添えてフッと力の抜けたようにこちらへ寄りかかる彼女の身体を支え、あらためてジッと見つめる)
いやいや、礼なんて……私が勝手にやったことだし。
それより、えっと……妖精?
(話だけではにわかには信じがたいのだが、こうして実際に本人を目の当たりにしてしまってると信じざるをえないわけで)
(もっとも、疑う理由も無いのだけれど)
そ、人間よ。私はルミエール
(互いに簡単に自己紹介を済ませ、フリージアと同じように首を傾げてクスッと笑った)

77:フリージア ◆G1.qnCT8H.
08/04/04 21:56:55 Qgzkwcvs
うん!妖精!
(ふわりと体を浮かせたかと思うとルミエールの前でくるりと体を回転させ)
(スカート両手で押さえながら正面を向いて止まると目を回したのか両目を両手でふさいで)
(少しだけ両目をふさいだままじっとしてすぐに顔をあげる)
ルミエール…よろしく!ルミエール!
(くるりと空中で回転しながらルミエールの手を握って握手をしようとする)

あのお祭りはお祭りじゃなくて…なんだったの?
いきなり襲いかかってくるし…人間も共食いしたりするの?
(先ほど見た光景を思い出し、ほっぺたに指をあてながら自分なりの想像を口にする)
(人間同士の狩りを見たと思ったらしく人間は共食いする生き物なんだと勝手に思ったようだ)

78:ルミエール ◆c2HQf07GeM
08/04/04 22:14:28 VfzuEsvi
おっとと……ええ、よろしくね、フリージア
(もしかしたらいずれ落下してしまうのではないだろうかと、少々危なっかしいフリージアをいつでも受け止められるように彼女の下へ手を差し出しながら、逆に差し出された手をそっと包み込むように握り返し、微笑んだ)

え、祭り……? 共食い?
(一瞬、何のことか分からないといったように目を丸くするが、徐々に収まりつつある草原地帯での戦いを遠巻きに見つめ)
ああ……。そうね、うん。共食い、みたいなものかな。
(人間同士、互いに殺しあって、生き残った方が敗れた方を色々な意味での糧として生きていく)
(縄張り争いとも、それこそ共食いとも似て非なるもの)
(今まで特に疑問にすら思わなかったことも、こうも純粋な目で問われてしまうと、改めて人間って不思議な動物だなと思い苦笑が漏れる)
……ねえ、ところでフリージア。貴方はその、お祭り?を見るために森から出てきたの?




79:フリージア ◆G1.qnCT8H.
08/04/04 22:30:04 Qgzkwcvs
そっかぁ、やっぱり人間も森に住んでる動物とあんまり変わらないんだね
(妙に納得して頷きながらまだ争いの続く草原へ目を向けて口をとがらせながらため息をついた)
(食べ物がないと人間もああいう風になるんだなぁと心の中で思いながら人間は優しい人ばかりじゃないことを知る)

うん!人間のお祭りは賑やかで活気があって…私たちの村のお祭りよりおっきいんだって
(村にやってきた人間の話を思い出し、期待に胸を膨らませながら身振り手振りも混ぜて喋り)
それに、人間になるのが夢なの!人間はとっても凄いんだー
(果物や魚を普通に食べるよりも数倍美味しく作ってしまう人間、妖精なんかより強い力を持つ人達)
(その憧れの人間であるルミエールを見上げながら楽しそうにそう言って)
ルミエールみたいな人間になるのはどうしたらいいの?
(首をかしげながら自分の目的を達成するにはどうしたら良いのかを尋ねてみる)

80:ルミエール ◆c2HQf07GeM
08/04/04 22:49:10 VfzuEsvi
そう、ね。うん、動物であることには変わりないもの
(フリージアの溜息に応じてうなだれるように頷いた)
(こちらは只の考えすぎによる疲れなのだが)

まあね、確かにフリージア達の村でやるものとは比べ物にならないかも。
街一つ丸々使っちゃう祭りだってあるしね?
(余り暗い話でわざわざフリージアの気分を盛り下げることもないかと、自分が今まで見た中で一番大規模だった祭りの話を聞かせてみせる)
……って、人間になる? 私みたいに?
(と、なかなか和気藹々とした雰囲気の中でフリージアの発した言葉がまた強烈なもので)
(確かに見てくれは小さいが、羽の生えてる以外は人間とそう変わらないフリージア)
(それでも人間と言及した上での言葉なら……まずは第一にも体格だろうか?)
(しかし、並みの赤子より小さなフリージアが人間の、例えば子供くらいでも大きくなるにはどうすれば?)
(沢山栄養を摂っていけばもしかしたら大きくなるかもしれないが、フリージアの成長期みたいなものがそもそも止まっていたらどうするのか?)
(そもそもこのまま大きくなってもあくまで人間並みに大きな妖精となるだけではないだろうか、そもそも人間って何?)
……う~ん……
(お世辞にも学があるともいえない頭で考えるにはいささか難しい問題だったかもしれない)
(生まれた時から人間だった者からしてみればなおさらのことで)
そうねぇ……私にはちょっと分からないかなぁ……ごめんね?
(結局、いくら考えても答えなど出るはずも無く、申し訳なさそうに小さく頭を下げた)

……ん? そういえば人間になるって……その、村はどうするの?
(頭を下げたままふと疑問がよぎり、再び頭を上げて尋ねた)

81:フリージア ◆G1.qnCT8H.
08/04/04 23:08:28 Qgzkwcvs
そうそう!人間の街ってすごいんだよね!?
うわ~…早く人間の街に行ってみたい!どんなとこなんだろ…
(想像が想像を呼び、かなり期待した様子で人間の街を思い描く)
(綺麗な服を着て、村には見られない石畳の道、綺麗な街並み)
(話に聞いて、絵を描いてもらい、それでも自分の目で見たいと思った街がもうすぐで見られる)
(そう考えただけで興奮は収まらず、どんどんとテンションはあがっていく)
うん、人間!人間になったら美味しい食べ物も食べれるし…
ルミエールみたいに強くなったら一人で冒険しても平気でしょ?
(妖精が人間になる、それは叶わない夢だと本人も多少わかっているが、それでも叶えてみたいようで)
人間になったら…うーん、何ができるんだろう…
(自分が人間になった時の事を考え、嬉しそうに想像に励む)
やっぱり簡単には見つからないよね・・・いきなり見つかったらつまんないし・・・
(頭を掻きながら本音をぽろりとこぼし、あははと愛想笑いをしてみせる)
(外に出て行ってみたい台詞が『人間になる為にはどうしたらいいの?』だったようで、言えただけで満足そうな表情を見せる)

村は…村はもう戻らないよ、だって…せっかくここまで来て村に帰るなんて嫌だもん
私は人間になって人間と一緒に暮らすの!
(村に戻ることはしないと言い、自分の目的をはっきりと伝える)

82:ルミエール ◆c2HQf07GeM
08/04/04 23:24:45 VfzuEsvi
…………
(見るからに人間の街に対する期待を膨らませている彼女は、どのような話を聞いてきたのだろうか)
(確かに、フリージアの言うような所謂綺麗な面も多いが、その反面……)
そうね。けど、いきなり冒険はちょっと大変かもしれないわね?
(肩をすくめてクスッと笑う)
(悪戯に不安を煽るのも考え物か。確かに悪い面も多いが、彼女が期待に胸膨らませる綺麗な面も確かに存在するのだから)
うん。明日から人間になりますって言って人間にパッと人間になっても確かに面白くないかもね。
人間になるために、色んなもの見て、色んな体験して、色んな勉強して……
ああ、もしかしたらそういう事してれば自然なってるかもよ、案外
(ポンと手を打ち、うんと頷く)
(難しく考える必要は無かったか。時間をかけて少しずつ馴染んでいけば、例え体は小さくともいずれは人間となっているかもしれない)
(急に頭のモヤモヤガ晴れたような気がしてクスクス笑い出す)

……そう、村には戻らないのね。
となると……行く当てとかはある?
(フリージアの目的も、その強い意思もしっかりと伝わってきた)
(しかし、何となく勢い半分に村を飛び出してきたような気がしなくもないわけで……ついついお節介の虫が疼きだす)


【そろそろお時間のようなので、本日は革命軍の砦へ御案内する所で〆ということで宜しいでしょうか?】


83:フリージア ◆G1.qnCT8H.
08/04/04 23:39:58 Qgzkwcvs
そう…だよね…何も持たずに出てきちゃったし…
(改めて自分の持ち物を見るとポケットに入っていた種袋の中にが数種類あるだけで)
(密林の中で余裕をこいて食べ物やおやつを食べるんじゃなかったと後悔する)
でも花の種があれば少しは何か貰えるよね!
頑張って綺麗な花のを集めたんだからきっと大丈夫!
(胸を張ってそう答える)
(妖精の村ではお金と同じような意味のあった花の種は人間の世界ではただの種でしかない)
(そのことも知らず、花の種が入っている布の袋を大切そうにポケットにしまう)
うん!いっぱい勉強して凄い人間になるんだぁ
(嬉しそうに微笑みながらくるりと宙を舞い、照れたように頬を赤く染める)

行くあて…ルミエールについてっちゃダメ…?
そ、その…恩返しとかしたいから!!だめ?
(まさか街がどこにあるのかわからないなんて言えば呆れられてしまうと思い)
(それを隠そうと焦ったように付け加えながらルミエールの顔を覗き込む)


【はい、ありがとうございます】

84:ルミエール ◆c2HQf07GeM
08/04/04 23:58:30 VfzuEsvi
花の、種……?
(フリージアが取り出した数種類の布袋を物珍しそうに見つめる)
(さすがは花の妖精、といったところか)
そうね。人間の街にも花屋とかあるし、そういう所なら何かと交換して貰えるんじゃないかしら?
(大切そうに種の入った袋を扱う様を見て、ダメなら自分が引き取っても良いかも……思った)
ええ、しっかり勉強してね?
ただ、良いところだけじゃなくて、悪いところもね。
ちゃんと悪いところも受け止められるようになれば、それほど遠い話じゃないかもよ?
(手を伸ばしてフリージアの頭を指先でそっと撫で、微笑み返した)

はは、さっきも言ったけど、私が勝手にやったことだから恩返しとか気使わなくても良いのに。
(クスッと笑って肩をすくめ)
ええ、良いわよ。いきなりそこら辺の街に行くよりはずっと安全だし、私よりも勉強とかに詳しい人も沢山いるから、学ぶにも良いところだと思うわ。
(大分話し込んでしまったが、草原で行われていた戦闘もどうやら終結したようで、革命軍の兵達が意気揚々と引き上げてくるのが見えた)
(どうやら戦果は上々らしい)
……それじゃ、早速行きましょうか。善は急げってね?
(そう言って笑い、フリージアへ手を差し伸べた)


【では、この辺で〆という感じで宜しいでしょうか?】


85:フリージア ◆G1.qnCT8H.
08/04/05 00:15:48 LGBujbnq
花屋…?花を売ってるところがあるの?
(花を売るなんてことを考えたことのなかった妖精にとってそれは驚きで)
あ、もしかして…
(人間になった妖精が花を売っているんだ、そうに違いないと勝手にきめつけ)
(そこにいけば人間になる為の方法を見つけることができるのではと推測する)
うん!悪いところも…勉強する!
(小さな子がお姉さんの言うことを聞いているかのように頷いて)
ほんと?やった!!
(頭を撫でられながら人間になるのも遠くはないという言葉に嬉しくなり)
(両手をあげてバンザイをして嬉しそうにくるくる回転する)

あ、狩りが終わったんだ…
(引き揚げ始めた兵士たちを見てそう呟き、地面に倒れ動かない兵士を遠目に見てポケットの種袋から種を取り出し)
(それを一つ、風に乗せて飛ばした。風に乗って飛んで行ったその種は宙を舞ってみえなくなる)
うん!いく!
(差しのべられた手に両手を合わせ、見上げながら微笑むと同じ方向へ歩きだした)
(飛んで行った種は草原の上で小さな芽を出し、力強く育ち始める)
(次に来るときは争う事の出来ない花畑になりますように)


【こちらもこんな感じで〆てみました】
【今日はお相手してもらえて本当にありがとうございました】
【少し自信が付いて…とにかく嬉しかったです!それにとても楽しかったです】
【ありがとうございました!】

86:ルミエール ◆c2HQf07GeM
08/04/05 00:23:53 /3uEXrQs
【はっ、恐縮であります】
【こちらこそ、とても良い締めを見せていただいてありがとうございました】
【これこそ、花の妖精ならではという思いで胸が一杯であると共に良い意味でやられたという感じです】
【それではお付き合いありがとうございました。お休みなさいませ~】

87:フリージア ◆G1.qnCT8H.
08/04/05 00:29:24 b+6kYjGZ
【また機会があったらよろしくお願いします!】
【おやすみなさい】

88:ナグザット ◆NoA/zz9c3I
08/04/05 19:58:23 Ayqqgbl0
【そろそろ時間ですかね…】

89:ビオティーテ ◆eqfBIotITE
08/04/05 20:05:18 8Gv+GA+X
【今晩は、ナグザットさん。少し遅くなってしまいました、申し訳ありません。
 さて、続きのレスは8割方、出来上がっているのですが、今後の展開についてちょっと相談が。
 これからの行き先それぞれで、以下の様なものを考えているのですが……
 1・酒場へ行って、お酒を酌み交わし、お互いの飲酒量の違いを実感する(コメディ風?)
 2・食堂で「友達に“あなたを抱きたい”って言われたらどうする?」等とセクハラ一歩手前の質問をして
  ナグザットさんを困らせてしまう(青春ラブコメ風?)
 3・どちらかの部屋へ向かい、しっとりとしたシリアスな会話を。
 の、3点のうちでしたら、どれが一番、お望みでしょうか?】

90:ナグザット ◆NoA/zz9c3I
08/04/05 20:12:11 Ayqqgbl0
【いえいえ、お気になさらず】
【そうですね…1と2を織り交ぜてみては如何でしょうか?】
【難しそうなら、どちらか1つに、そちらの好きなほうに絞っていただけたら…と思ってます】

91:ビオティーテ ◆eqfBIotITE
08/04/05 20:18:10 8Gv+GA+X
【了解ですー。では、酒場でお酒を飲みつつ、セク質を、という事で。
 それでは続きを投下させていただきますね】

>>50
……?
(そっぽを向きながらの呟きの意味が分からず、軽く小首を傾げて暫し考え込むが……)
……あ。
(瞬き数回分の間の後、漸く、ナグザットが「照れて」いるのだ、と察する事が出来た。
 そういえば男性には、こういう、自分の心情の吐露を恥かしがる者も多い……ようだ。
 彼女が一番、良く知る「異性」である、恋人は、良くも悪くも開けっ広げで、そういう事を全く恥じない、
 むしろ積極的にがんがんと告げてくるタイプの男であったので
 その辺の機微を察するのが遅れてしまったのだが)
え、ええっと……ごめんなさい。
(ちょこん、と頭を下げながら、素直に謝ってしまう女であったが
 こういう場合、真面目に受け取られた方が却って気まずいというか、軽く流してくれた方が
 よっぽで気が楽であろう事には、考えが及ばない……何というか、何処までも不器用な二人である)

姑息……ねぇ。
殺し合いに、姑息も正道も、綺麗も汚いもありはしないと思うのだけど……。
こんな事、自分達が正しいと信じて戦っている、この軍の人達には、あんまり言えないけど、ね。
(何かを憂う様に、瞳を伏せて。
 「芯」となるべき祖国も信念も持たず、その場限りの契約で、敵と味方を変え、そうして数多の戦場を
 渡り歩いてきた女にとって、その辺りの意識で、帝国を絶対の悪と断じ、自分達を正義とする
 この革命軍の多くの者達との齟齬を感じるのだ。それは専属的契約を結んだ今でも変わらない)

そう……。じゃ、酒場にいきましょうか。
この時間じゃ食堂はかなり混雑してるでしょうし、どうせなら一杯やりたいわ。
(そう決めると、女はナグザットを先導する様に酒場への道を進み……。
 既に、かなりの数の酔漢が酔いどれて騒ぐ声と、それらと掛け合う女給の声が、
 かなり離れた場所から聞き取れる、酒場の扉を率先して開いた)

【それでは本日も宜しくお願いしますね】

92:ナグザット ◆NoA/zz9c3I
08/04/05 20:35:31 Ayqqgbl0
『ま、ずい、な。うっかりどこでもいいなんて言ったが…
俺、酒飲めないぞ…どうする、どうする?』
(なんて頭のなかでワタワタとしながら、扉をくぐってしまった)
(1日の心身の疲れを酒に流すべく、集った人々が生み出す独特のざわめき、)
(そして酒場特有の熱気に、アルコール臭)
(今まで何度か入った事があるものの、彼は下戸という厄介な体質であった)
(普通の人と同じペースで飲むと、間違いなく大変なことになる)
(それ故、普段は飲むとしても、自室で1杯を牛の歩みの如くチビチビとやるだけであった)
相変わらず、だな。
どうしてこう、人は酒を求めるんだろうな。不思議でかなわない
(それはあくまでも、飲めない側からの認識である)
(飲めない者である彼にとって、飲めて楽しめる人達は恨めしくてしょうがなかった)

93:ナグザット ◆NoA/zz9c3I
08/04/05 20:36:05 Ayqqgbl0
【あ、本日も宜しくお願いしますー】

94:ビオティーテ ◆eqfBIotITE
08/04/05 20:48:15 8Gv+GA+X
(扉を開けると、酔客の放つ熱気とアルコールの入り混じった匂いが、むわっと押し寄せて来て、
 アルコール効果で開放的になった客の笑いさざめく声や、怒鳴りあいじみた女給と客の掛け合い、
 注文の声等もより明瞭に響き、慣れない者ならむせ返りそうな空気であった)
ラムを。ゴールドを一瓶ちょうだい。
あと軽めの……木の実かなにかのツマミを適当に見繕って。
(下戸の苦悩を知る事のない女は、平然とした様子で擦れ違いざまに女給にそう注文すると
 ナグザットを振り返り)
貴方は?
そういえば、以前、あんまりお酒は飲まないって言ってたけど……。
(因みに女の認識する「あんなり飲まない」と、実際のナグザットの「飲めない」の間には
 とてつもなく深くて、とことん広い、溝が延々と横たわっているのだが)

そうね……。深みを味わい、酩酊を楽しんで、酒のもたらしてくれる安らぎに浸る……。
はっきりと、これだって言える理由はないのかもしれないわね。
(酒場の奥まった場所にあった開席を目ざとく見付けると、そこへ腰掛け)

95:ナグザット ◆NoA/zz9c3I
08/04/05 21:03:56 Ayqqgbl0
………
(しばらく周囲を恨みがましい目線で伺っていたが、)
(突如、隣の親友に自分はどうするのか、と聞かれてしまった)
…え、えーと…
『失敗した…酒、飲めないし、分からないぞ…』
(普段、自分の部屋でやるときは、酒屋で、)
(『何でもいい、何でもいいから軽い奴。かなり、軽い奴!』と店員任せの買い方であるため)
(何の種類があるのか、等もまず分かっていない。そして、結局―店員に告げた言葉は)
何でもいい、でも出来るだけ軽めの奴。あと…レーズンか何か。
(その言葉を聞いた店員は了承の言葉を述べたが…押し殺した笑いを浮かべてクスクスいっていた)

無様だな…酒を知らないっていうのは…
しかもあまり強いのは飲めないんだ。くそっ…
(恥ずかしそうに俯くと頭を抱え込んだ)

96:ビオティーテ ◆eqfBIotITE
08/04/05 21:15:19 8Gv+GA+X
(席につくなり、頭を抱えて俯いてしまったナグザットに、少し驚いて目を丸くする)
え、ええっと……、お酒なんて自分の飲みたい酒を飲みたい様に飲むものだわ。
強い、弱い、とか……そんなに気にしなくても……。
(俯き加減のナグザットの顔を、上体を屈めて、下から掬い上げる様に覗き込んで、しどろもどろに
 そう告げてみる。―全く、どうしてこう男っていうのは、そういう所に妙に拘るのだろうか、等と
 思いながら……。思えば彼女の恋人もまた、彼女よりも酒に弱い事を妙に気にしていて
 それ故、無茶な飲み方をしがちだったのだが)
飲めない事は恥かしくなんてないと思うわよ。恥かしいのは自分の限界も考えずに飲みまくって
酔い潰れたり、酷い二日酔いになったり……体を悪くしてしまう様な事よ。
(その辺りを思い出して、真剣に、やや強い調子でそんな事を語ってしまう)

(そうする間に、二人についた卓の上に、それぞれの注文の品とグラスが並べられ)
じゃあ……、貴方の無事の帰還に乾杯。
(オーク樽で熟成された、そのままの琥珀色の酒をグラスに注ぎ、暫し、グラスを揺らして
 その色合いを目をすがめて眺めた後、乾杯の音頭とともに、グラスをナグザットの方へと
 差し出した)

97:ナグザット ◆NoA/zz9c3I
08/04/05 21:29:15 Ayqqgbl0
そういう問題じゃないんだ。
何か、何かこう、譲れないような、そんな衝動的なものだから、
口では上手く説明できないが、とにかくそうじゃないんだよ…
(と訳の分からないことを言いながら、思考はフル回転していた)
(流石に、部屋でやるような、1杯にどれだけかかるか分からないようなチビチビ飲みは披露したくない)
(結局、常人と同じ飲み方をしようと決めた)

有難う…それじゃ乾杯。
(おそらくアルコール度数は最低ランクであろう、薄桃色の酒が入ったグラスをぶつけ、)
(チン、と軽快な音が響いた後、常人の飲み方で一口。)
(ほのかな甘さの液体が喉を通ったが、直後アルコール独特の刺激が喉を襲うと)
ゲホッゲホッ…
(早速咳いてしまっていた―どこまで弱いのだ、彼は)

98:ビオティーテ ◆eqfBIotITE
08/04/05 21:39:53 8Gv+GA+X
(硝子の触れ合う澄んだ音色の余韻も冷めぬ間に、グラスを傾け、中身を飲み干してしまう。
 ―ゴールドラム酒、アルコール度数、実に40~50度程もある、それを、である)
……ナグザット?どうしたの、大丈夫?
(女が、まるで水を飲み干す様な気楽さで、グラスを空にする間に、
 彼女がこれまで見た事ない種類の―何せ、彼女にしてみたらジュース同然であったろうから―酒を
 一口、嚥下したナグザットが、途端に咽た)
あんまり急いで飲むと、水でも喉に詰まってしまうわ。
(―違う。
 しかしまさか、一見してそう強いものではないと悟れる淡い色合いの酒の
 アルコールを受け付けられずに咽てしまったのだ、とは
 席を立ち、ナグザットの後ろに回り、その背をさする女は考え付きもせず)


99:ナグザット ◆NoA/zz9c3I
08/04/05 21:49:56 Ayqqgbl0
ゲホッ…悪い、別に一気に飲んだから、とかそんなんじゃないんだ。
(一気に飲んだからである。彼のレベルで言うと、)
(常人の飲み方≒一気飲みである。アルコールすらも分からないような、)
(それぐらい僅かずつにしか飲まないのだから、一口分、というのは彼にとっては多量であった)
俺のことは気にするな。さ、飲もう。
(ついつい意地を張ってそんなことを言ってしまった。)
(当然、後悔することになるのだが、言ってしまった手前、同じ飲み方を続けねばならない)
ぐっ…ふぅ…
(また一口。思わず咽そうになるのをなんとか堪えることには成功したものの―)
(明らかに顔色が悪くなった。普通、酒を飲めば紅潮するものであるが、)
(彼の場合は血の気が引き、若干青くなったのであった)
(そして、そんな顔を彼はレーズンを食べながら必死で誤魔化していた)

100:ビオティーテ ◆eqfBIotITE
08/04/05 22:02:30 8Gv+GA+X
そう……?ならいいのだけど……。
(釈然としないものが残るものの、本人がそう言うなら、と、ナグザットの対面の席に戻った女は
 彼が咽るのを堪えている間に、グラスに二杯目を注ぎ、やはり水でも飲むかの様に飲み干してしまう)
ね、ねぇ……?本当に大丈夫?何だか顔色が良くないわ。
(飲んでいて顔が白くなる酒飲みは色々な意味で危険である。
 まあ、ナグザットの場合は白でなく青であったが)
やっぱり、遠出から帰ったばかりで疲れているのかしら……。
(思わず前に乗り出す様にしながら、ナグザットの顔を覗き込み、心底、心配そうに。
 ―因みに、あんまり乗り出すものだから、胸がしっかりと卓の上に乗っかってしまっていた)

(そんな風に、何だか調子の良くなさそうなナグザットを心配しながらも
 数杯のラム酒を傾け、つまみとして持ってこられた火で炙って塩を添えた木の実を2、3、摘み、
 暫しの時間が過ぎた頃……)
ねぇ、ナグザット。
もしかして……、貴方、お酒が嫌いだった?
(ここに至って、漸く、ナグザットの酒の弱さに気付いた女が、気遣わしげに眉宇を顰めながら尋ねた)

101:ナグザット ◆NoA/zz9c3I
08/04/05 22:25:43 Ayqqgbl0
ああ、大丈夫…大丈夫…
(自分に言い聞かせるようにそう呟く。)
(そして、まるで水でも飲むかのように、強烈な酒を飲み込んでいく彼女を見て呆然としていた)
(そして、恨みがましい眼をしながら、口をついて出た言葉というのは―)
…化け物め。
(流石に聞かれるわけにも行かないので、口も動かさず、口内でだけ発した)
(そして、また一口、一口と間隔を空けながら飲んでいたのだが、)
(やはり飲むたびに顔が青くなっていった)
いや…疲れてるとかは、あまり関係ないだろ。
(といいつつ、視線は前を向いたり、下を向いたりと落ち着かない)
(原因は、当然その反則的な状態にある彼女の胸のせいだが)

(アルコールで喉が焼け付くような感覚を、レーズンで誤魔化しながら飲み進めてきたが、)
(そろそろ限界であった―丁度、「嫌いだった?」と問いかけられたところで)
うっ…ぶ…!
(突如口元を押さえたと思ったら、そのまま席を立ち、走り出した)
(軽快な身のこなしとフットワークで窓から外へ飛び込み、)
(少し駆けた後…)
「――っ!」
(とても文字列では表現できないような、強烈な音声が流れた)

(そして、少し顔の青みがマシになった顔で、歩いて戻ってきたが)
(突如、少し俯き、眼が髪に隠れて見えなくなり、そこから一筋涙が零れた)
酒なんて…酒なんて……大っっ嫌いだ…

102:ビオティーテ ◆eqfBIotITE
08/04/05 22:50:15 8Gv+GA+X
……?
(口の中で押し殺した呟きは、耳に届く事も、その唇の動きから察知する事も叶わなかったが
 此方を見詰める友人の視線が、妙に負の感情を含んだものになった事位は気付く。
 しかし、心当たりは全くなく―当惑して小首を傾げ)
ね、ねえ……本当に……顔色が悪いわ……。
(何故か飲めば飲む程に、酷いものになっていくナグザットの顔色に、憂慮がつのり
 更に前に乗り出せば、卓の上に鎮座まします胸が、彼を落ち着かなくさせる結果になってしまうのだが)

(―もし、自分に気を遣って無理に付き合わせてしまったのならば謝らなければなるまい、
 そう考えて発した問いが、まるで何かの合図であったかの様に、ナグザットは口を押さえて 
 脱兎の如く、窓の外へと飛び出してしまった。
 そして聞こえてくる、彼の身に何が起こっているかのが、明確に察せられる、上品とは言いがたい音)
……ナ、ナグザット……。
(後を追っていいものか、差し出しかけた腕をそのままに、女は呆然と、友の名を呼ぶ事しか出来ず―。
 酒場では、酒を過ごした者が起こす、こんな事など日常茶飯事なのであろう。
 彼が飛び出した一瞬だけ、幾人かの視線が動いただけで、後はそのまま己の目の前の酒に戻ってしまう。
 丁度、席が奥の方で、彼が飲んでいた酒が、とても弱いものだと見える者がいなかったのが救いであった。
 もし、誰かがそれに気付いていたら―おそらく、ナグザットは酒場中の人間の好奇の視線と揶揄の声を
 浴びてしまう所であっただろう)

(取り敢えず、戻ってくる友の為に、こっそり厨房の前まで赴き、水を貰ってきて)
さ、これでも飲んで……。
(と、彼に勧めようとした所で、紺色の髪の隙間から零れ落ちる涙に気付き―)
ナ、ナグザット……!そんな……何も……。
(思ってもみなかった彼の反応に、おろおろと手を差し伸べかけ―自分の両手が水の入ったコップと
 手巾で塞がっている事に思い当たる)
……そんなに嫌いだったなら、無理に飲まなくても良かったのに……。
(手にした水の入ったコップと、手巾を差し出すのも憚られる様な状況に、相変わらずおろおろしながら)
と、兎に角、座りましょう?
(まだ立ったままだった彼と自分に思い当たり、取り敢えず、そう告げるのが精一杯であった)

103:ナグザット ◆NoA/zz9c3I
08/04/05 23:11:58 Ayqqgbl0
…っ…
(ゴシゴシと袖で眼元を強く擦ると、いつもの表情で顔をあげ)
(そのままゆっくりと、再び椅子に腰掛けた)
悪い…何か、その酒が飲めない奴なんて思われたくなかったんだ…
(はぁ…と、幸せが絶対逃げそうな、切ない溜息を漏らしながらそう言った)
(彼女のてに握られている水を見つけると半ばひったくるようにして奪い取り、一気飲みして)
良し、もう大丈夫だ。もう酒で見得はるの止める。

104:ビオティーテ ◆eqfBIotITE
08/04/05 23:24:22 8Gv+GA+X
あ……。
(服の袖で涙を拭い、顔をあげた彼が、いつもの様子であった事に安堵するものの)
もう……、そんなに乱暴にするから……。
(布で強く擦られた事で、頬上あたりの皮膚が薄く柔らかい場所が
 赤く擦りむけてしまっているのを見咎め、手にした手巾を、冷たい水が入って結露した
 コップの表面に当て、少しばかりの湿り気と冷たさとをまとわせ、それで彼の目元の赤くなってしまった
 辺りにそっと当てた)

そんな事……気にする事ないのに……。
むしろ無理をして体を壊してしまう方が、もっとずっと問題だわ。
(口の中の気持ち悪さと、胃の中のアルコール、そのどちらをも洗い流したかったのか……
 持ってきた水は無駄にならなかった様で、凄い勢いでナグザットの腹の中に消えていった)
そうよ。お酒なんて自分のペースでやればいいんだわ。
(どうやら調子を取り戻したらしい友人に一安心して、微笑み)
水。水差しで持ってきてもらいましょうか?
(コップ一杯の水で足りたかどうか、分からないので、そう尋ねてみた)

105:ナグザット ◆NoA/zz9c3I
08/04/05 23:41:30 Ayqqgbl0
ふぅ…悪い。でも、気持ちいいな、これ。
(濡れて冷たくなった手巾で目元に当てられると、)
(何とも形容しがたい心地よさを感じる)

情けないなぁ…自分のこの体質が嫌になる…
(小さな氷の立方体を作り出すと、ポイっと口の中に放り込み)
あぁ、水貰えると助かる。
(首元のマフラーを少し緩めて、グラスにはまた酒を注いだ)
(もう見得はるのは止めて、例のチビチビ飲みで過ごすことにしたらしい)

106:ビオティーテ ◆eqfBIotITE
08/04/05 23:55:15 8Gv+GA+X
氷……?ああ、貴方の「力」、ソレだったわね。こんな使い方もあるのね……
ふふ、便利そうね。
(見る間に出来上がる氷の塊に、一瞬、目を瞬いたもの、
 すぐにそれが「氷」のルーンの能力の発現である事に気付き)
貴方の能力は、他にも色々と使いでがありそうだわ。
……戦いの役にしか立たない、私のルーンとは大違いね。
(ぼやく様に、そんな言葉を漏らした後、ナグザットの求めに応じ、手を挙げて女給を呼ぶと
 水差しの水を頼んだ)

(そうして、漸くいつもの落ち着きを取り戻した友人と、それぞれのペースで
 酒を酌み交わしながら、彼が不在だった時にあった出来後―どれも差し障りのない話しばかり―を
 話し、ゆったりとした時間を過ごした後―)
ねぇ。ナグザット。
(グラスに注いだラム酒の琥珀色を、橙色に照るランプの明かりにかざして、光を映して揺れる
 どこか幻想的ですらある色合いを目を細めて眺めながら、女は話題の途切れ目に
 ふ、と、どこか真剣な、それでいて、迷いのある瞳で)
もし、私が貴方を「抱きたい」って言ったら、貴方はどうする?
(何の脈絡もなく、唐突に、そんな「爆弾発言」をかました。
 揶揄の意図などまるでない―至って、真面目そのものに)

107:ナグザット ◆NoA/zz9c3I
08/04/06 00:15:34 /0HgcWoO
確かに多用途に使えるが…
如何せん効率が良くない。この程度の大きさなら何とも無いが…
前にツララで攻撃したことがあったよな?
あのサイズにもなると、連続で3つも作れば動けなくなる。
どうもコイツは大喰らいらしい。人の体力を食い潰してくれる。
(冗談めかしてそう言うと、自分のルーンのある手の甲を摩って)
(「アンタのは、集団戦で使えるじゃないか」と相手のルーンの特徴を考えて言い)

(少し恥ずかしそうにしながらも、減ったか減っていないのか分からないほどの
(スローペースでチビチビ飲み進めながら、他愛も無い話を交わしあう)
(そんな折、真剣な顔で、でもどこか微妙な顔で変な質問をされた)
…?いや、アンタの細腕じゃ俺を抱き上げるのは難しくないか?
あぁ、別に侮辱してるとかそんな意味じゃなくて。
(残念ながらそっち関係の知識は、在り得ない位に乏しい)
(遠まわしな言い方では全く気付きもしない)


108:ビオティーテ ◆eqfBIotITE
08/04/06 00:32:59 qsAJbcKw
それは……難しいっていうより、はっきりと無理だわ。
(質問の意味をまるで違う方向に解釈されてしまったが、それでも、ついついしっかりと受け答えを
 返してしまうのは、女の生真面目な気質故か)
ああ、そうよね。
私が女で貴方が男の人なんだから、私が「抱きたい」なんて言うっていうのは変よね。
ええっと、じゃあ……、私が「貴方に抱かれたい」って言ったら……?
うう~ん……、これも何か違う気がするし……。
(ナグザットの性関係の知識量について等、知る由もない女は質問の意図が伝わらなかったのは
 自分の言い方が悪かったのだと考える)
私と貴方は友達よね?
その友達から……、これまで全く考えもしなかった関係の事を、つまり……
(暫く前から、自分の胸に蟠る疑問を相談したかった……と、いうか、別の視点からの意見を
 聞いてみたかったのだが、上手く伝える言い回しがないか、と首を捻って考えてみても
 思い浮かばない。口許に手をあて、視線を上方に彷徨わせながら、
 はっきりと形にならないものを、口にしてみるが、どれも歯切れの悪いものになってしまい)
うう~ん、要するに、ね。
私が貴方と……別に私じゃなくて他の友達でもいいのだけれど……、
兎に角、友達が貴方に、友達の枠を大きく越える様な事を、それこそ恋人の様な関係を望んだら……、
(言葉を発すれば発する程、話しの要領が掴み難くなっていく―)
……要するに!
友達に性行為を求められたら、貴方ならどうする?
そして、友達にそういう事を求めるとしたら……それは、やっぱり、友情ではなくて恋愛感情に
由来するものなのかしら……?どう思う?

109:ナグザット ◆NoA/zz9c3I
08/04/06 00:52:59 /0HgcWoO
(何か言い方を変えては云々と唸って考えているのを見ながら)
(チビチビと飲みながら聞いていたが、意を決したように語気を強め、)
(直球で質問を受けると思わず咽てしまって)
ぶふっ!?ゴホッカハッ…!
な、何を言い出すんだいきなり?
性行為?…ちょっと待ってくれ、意味が分からない。
何で突然そんなこと…
その前にだ、あ~…えっと…
(面と向かって言われ、ようやく聞こうとしてるコトが分かった)
(―しかし、根本的な問題が1つ)
ちょっと待ってくれよ?んん…え、えーっと…

(ちょっと恥ずかしそうに顔をそらしていたが、)
(不意に手を机突っ張り、身を乗り出して彼女の耳元に近付くと)
その、…経験が無いから、どんなことをするのかもイマイチ分からないんだ。
(本当に消え入りそうな声でそう言った)
(そして、今の顔を見られたくないのか、机に突っ伏して)

110:ビオティーテ ◆eqfBIotITE
08/04/06 01:26:24 qsAJbcKw
大丈夫?だから、慌てて飲んじゃ駄目だってば。
(卓を挟んだ向かいから手を伸ばして、思いっきり咽たナグザットが吹き零した酒を手巾で拭いながら
 そんな的外れな注意をする。
 ―自分の質問が相手に与えた衝撃など、気付きもせずに、至って真面目そのものの顔で)
まあ……確かに唐突よね。
でも私、友達って呼べる存在、そんなに多くないから……、
(「友」として、今、話しが出来る程の距離にいる者は、片手の指の数が余る程でしかなく……
 ついでに言えば、その内の一人は質問内容の当事者だったりする為、尋ねられない)
だから、こんな事、聞ける人って他にあんまりいなくて。

(そんな風に彼女が、質問の理由―らしきもの―を語る間に、真剣に考え込んでくれているらしい
 友が、耳打ちしてきた言葉―)
はい?
(思わず、呆然として間の抜けた反応を返してしまう。
 「経験がない」。どう見ても自分と大差ない年齢であろうと思われる、ナグザットが。
 世間一般では立派に「大人」として扱われる年齢の男が。
 ―全くの未経験?
 からかわれている。と、思ってしまったのは、あながち無理のない話しであろう―)
ええっと……。
(まじまじと彼の顔を見詰めてしまいながら。
 それでも思いなおす。彼女の友人は、少なくとも人の真剣な問いに、ふざけて答えを返す様な
 不真面目な性格ではない、と、いう事は本当に本当なのだろう)
そう……、それは……何て言うか……、ごめんなさい。
言い難い事を言わせてしまって……。
(卓の上に突っ伏してしまったナグザットに、当惑も露わに、それでも、そう詫びる)
……本当にごめんさい。変な事を聞いてしまったわね……。
私が悪かったわ、もう忘れて?
(顔をあげない友人に、困り果ててしまって、眦を下げた困った顔で、そう訴えた。
 自分が、今、抱えている「迷い」を少しでも解消したくて、ついつい、久しぶりに会えた友人に
 意見を求めてしまったが、今、自分の抱えるこの「迷い」は、少なくても誰かの意見によって
 左右して良い類のものではなかった。
 同性の友人に、「行為」を求められた事、そして、それに応えた事―。それそのものは
 後悔していない。例え、過去に戻って、あの時の選択を変えられるとしても、自分はやはり、
 あの答えを選ぶであろう。)
ちょっと、どうしたらいいんだろうって思って……少しでも、正しい答えに近づける様に、
参考になる意見が聞いてみたかっただけなの。
大事な友達が、自分にこれまでと違う関係を求めていたとして……、その人がくれる気持ちが
今まで私が考えていたものと違っていたとしたら……
このまま「友達」の関係を続けるのは、もしかしたら不誠実なんじゃないかって、
そんな風に思ってしまって……。
(質問の前提である「事実」に、まるっきり触れない、こんな言い方で真意が伝わるかは疑問であったが
 しかし、やはり、これは自分ひとりで、もしくは自分ともう一人の当事者である「彼女」と二人で
 考えるべき問題であろう―と、考え直した)

本当にごめんなさい……。さ、今の話しは忘れて……そうそう、貴方がいない間にね……。
(これ以上、ナグザットを困らせてはいけないだろう、と。
 強引に話題を逸らし、それからその話しに触れる事なく、久しぶりに会えた友人と、酒を酌み交わしつつ
 夜が更けるまでともに過ごしたのだった―)

【ええっと……、長く、遅いレスになってしまって申し訳ありません!
 それでは眠気が限界に来てしまったので私はこれにて〆にさせていただきますね。
 本日も遅くまでのお付き合い、有難うございました!次はもっと突っ込んだ話しがしてみたいものです♪
 それではお休みなさいませノシ】

111:ナグザット ◆NoA/zz9c3I
08/04/06 01:44:16 JX8PYyWZ
【キリが良いのでそちらのレスで〆で】
【はい、次はもっとw】
【本日はありがとうございました。それではおやすみなさい】

112:イオ ◆Gdl8wOkjEs
08/04/06 11:55:36 zjFTjf19
【名前】イオ ◆Gdl8wOkjEs
【ルーン】雷(稲妻状の火傷のような痣が全身に分布している)
感情が高ぶるとルーンが発光して発電する(電力は静電気程度)。
【年齢】14歳
【性別】女性
【職業】軽歩兵(新兵)
【種族】人間
【容姿】逆立った短めの白髪、鳶色の瞳、日焼けで浅黒い肌、中性的な少年顔。
【体型】身長150cm、体重46kg、B68/W59/H73 小柄で筋肉質、体型もほぼ少年。
【装備】組立式の短槍2本、袖無しシャツと短パンの上に革鎧、短剣。
【戦闘】槍を振り回してリーチの短さをカバーする戦い方
【NG】凌辱、SM、いきなりエロール
【備考】幼少時に落雷をうけ、命は取り留めるも全身に不思議な形の火傷跡を残す。
偶然目撃した革命軍の戦闘に漢惚れし、家出して義勇兵募集に志願した。
乱雑な男言葉で声も低く、容姿もあって少年に間違われることが多い。
勝ち気で奔放、格好良さに憧れる、やんちゃで男勝りなお転婆娘。
    まだルーン持ちとは知らず、力は雷が体内に残ってるからと思っている。
【提示出来るシチュ】①雑談、②訓練や戦闘、③恋愛とエロール


113:イオ ◆Gdl8wOkjEs
08/04/06 11:56:15 zjFTjf19
【2時くらいまで待機するよ、ロールは夕方までね】
【シチュは①か②、状況と気分次第で③だけど、あんま期待しないでね】
【あと①でも1対1だよ】


114:名無しさん@ピンキー
08/04/06 12:11:08 pNyXtmNt
エロールは駄目なの?

115:イオ ◆Gdl8wOkjEs
08/04/06 12:29:56 Ai7xxSmL
【テスト、読めるから書けると思うけど、書けますように!】

>>114
【絶対駄目じゃないよ、シチュと気分次第】
【初回からエロールは自信ないんだ】
【だから始めてみて、シチュとロールに大丈夫と思えたらエロールに移ってもいいよ】


116:名無しさん@ピンキー
08/04/06 12:30:03 k8vKwdfB
>>114
荒らし帰れ

117:名無しさん@ピンキー
08/04/06 13:27:51 dNdIo7dO
>>112
スレ違いなのでこちらでどうぞ

格闘・武術系の女の子が犯られちゃうスレ【Round6】
スレリンク(erochara2板)

【刀に袴】男装少女でなりきり6【学ラン】
スレリンク(erochara2板)

118:名無しさん@ピンキー
08/04/06 13:35:00 k8vKwdfB
>>117
じゃあスレ違いにならないキャラなんているのかとw

119:名無しさん@ピンキー
08/04/06 13:37:26 pNyXtmNt
エロールが難しそうだから俺は無理だが、
誰かいい加減に雑談で相手してやれよ。

120:名無しさん@ピンキー
08/04/06 13:41:57 k8vKwdfB
>>115
ちなみに読めるから書けるとは限らないから注意な
頑張れよ
ノシ

121:名無しさん@ピンキー
08/04/06 13:43:26 dNdIo7dO
いや、あれはだめこれはだめっていきなりないないづくしで
極端に対象を絞ったロールを希望してるなら
最初からそういうやつしか来ないスレに行けばいいかと。
なまじこんなとこで狭いニーズで待機するから
逆に厨を呼び寄せることに気づけと。


122:名無しさん@ピンキー
08/04/06 13:47:42 k8vKwdfB
>>121
好きにやらせてやれよ
イオと楽しめる奴がイオとロールすればいいんだから。
それが居なくてイオが待機落ちしてもそれはイオの自己責任。
今たまたま居ないから他スレ行けってのは違うでしょ

123:名無しさん@ピンキー
08/04/06 13:50:27 dNdIo7dO
ま、そりゃそうだ。
どんなキャラで来ようが、そいつの勝手だしな。
んじゃせいぜい荒らしのえさになってくれ。
そのうち古参中堅が嫌になって出て行くだろ。
こんなキャラばかりのスレになるのもやむを得ないよな。

124:名無しさん@ピンキー
08/04/06 13:54:14 k8vKwdfB
>>123
お前がそれを言うかw
お前さんも立派な荒らしだよw
俺もな

125:名無しさん@ピンキー
08/04/06 14:06:22 dNdIo7dO
そして待機予告時間を過ぎても落ち宣言はない。
てかまだいるのか?

126: ◆LuLusawaXM
08/04/06 18:43:50 68xcCu27
◆ルール案内◆
(待機やご参加をして下さる際には、ご一読をお勧め致します)

>1 メインテーマ
>2 禁止事項、注意事項
>3 参加のしかた、キャラハンテンプレート
>4 ルーンについて、ルーン一覧
>5 ルーン所持者(キャラハン)一覧
>6 FAQ
----------------------------------------------------------
>127  キャラハン一覧:1
>128  キャラハン一覧:2
----------------------------------------------------------
>129  ルーン一覧

127: ◆LuLusawaXM
08/04/06 18:44:19 68xcCu27
キャラハン一覧:1
----------------------------------------------------------
>8 男 シリウス ◆108/3728gM (王冠) *資料プロフURL
----------------------------------------------------------
 >15女 ルディ ◆RUDYvoofGo (無垢)
 女 フェルヴェ ◆ubQOeo5gzg (罰)
 女 ハイデ◆NJyU9zq7X(門)
 女 エテルナ ◆FIRE/EE8L2 (炎)
 >9男 ネリエロス ◆68IJ6MIEW2 (萌芽)
 女 デューイ◆YpuGzruiLw (舞踏)
 >11男 リベラ ◆w3qQdtQzJw (船)
 >55女 ルミエール ◆c2HQf07GeM (狩人)
 >17男 ター ◆jOcXbhflAA (運命)
 女 リステ◆ePzNOcwShI (罪)
 >29女 ビオティーテ◆eqfBIotITE (夢)
 >30男 ナグザット ◆NoA/zz9c3I (氷)
 女 ユーリ・ルイス ◆zRDAm/8.Jc (騎士)
 男 Dr.アーツ ◆3L5xBwelsQ (奉仕)
 女 リュリュ ◆LuLusawaXM (月)
 女 ハー ◆bD1EN8EcbE (鏡)
 男 エヴァン ◆.j99BWSRm2 (死)
 女 ジノ ◆ZdMQIAFKRE(蜘蛛)
 女 シャトー ◆8vXIuzabZc(生命)
 >18男 リカルド ◆SKeyyD5p/I(知恵)

----------------------------------------------------------

・Dr.アーツ ◆3L5xBwelsQ(奉仕)6月初旬まで欠席届が出ています
・エヴァン ◆.j99BWSRm2(死)4月中旬まで欠席届が出ています
・ジノ ◆ZdMQIAFKRE(蜘蛛)5月初旬まで欠席届が出ています

128: ◆LuLusawaXM
08/04/06 18:44:54 68xcCu27
キャラハン一覧:2
----------------------------------------------------------

 女 アイナ ◆czIsx2g5Z6(恋人)
 男 ハウンド◆sA.em5G1FM(獣)
 女 ヤスミン◆QhX/oq0uwA(人形)
 女 ドール ◆ru6ZZc2Pac(人間)
 >19女 ユリィ ◆rXq6eh.jYo(蜃気楼)
 女 ストリクス◆Strix61A/U(首輪)
男 ドラクール伯爵◆/brWJNdX4w(恐怖)
 >10女 フリージア ◆G1.qnCT8H.(花)
 女 メイファン ◆e3cv0jMKx.(竜)
 >12女 マリン ◆EKUzV9M3Rc(海)
 >112女 イオ ◆Gdl8wOkjEs(雷)
 避難所11>485女 キューブ ◆5Go..QiSaA(道化)※
 避難所13>179女 カオリ ◆AF/vufH7mQ(太陽)※
 避難所13>241女 シェナ ◆AE0KxT1wtY(草原)※
 
----------------------------------------------------------

※…現在避難所推敲中の方です。

----------------------------------------------------------

・クォ ◆B7CcYoCO9w(金貨)
本スレ9>> 最終投稿日:2008/02/27(水) 22:09:46
・ミゼリア ◆MDYdOmOxKA(葡萄酒)
避難所10>>最終投稿日:2008/03/02(日) 15:50:53
一ヶ月以上レスがなかったのでフェードアウトとします。
物語では「行方不明」扱いとなっていますので、復帰の際はルーンの所在にご注意ください。

・アイナ ◆6uektg73pk(恋人) トリップ変更 ◆6uektg73pk→ ◆czIsx2g5Z6
・ユリィ ◆rXq6eh.jYo (蜃気楼) トリップ変更◆rXq6eh.jYo→◆4vcOAG9bbU

129: ◆LuLusawaXM
08/04/06 18:45:41 68xcCu27
◆108のルーン一覧◆
×王冠      愛        雨        意志    ×海        鱗
×運命      永遠      円      ×鏡        果実      家畜
  鐘      ×雷        仮面      硝子    ×狩人    ×騎士
  気品      希望    ×恐怖      教養      金貨    ×首輪
  雲      ×蜘蛛      軍旗    ×獣      賢者    ×恋人
  荒野      幸福    ×氷        篭手      金剛石    策士
×死        詩人      司法      車輪     自由     淑女
  祝福      城壁      印        深淵    ×蜃気楼    真実
  砂        成長      誓約      水晶    ×生命      鮮血
×草原      空      ×太陽      滝        黄昏      竪琴
  旅        堕落    ×知恵      力      ×月        翼
  剣      ×罪        庭園      塔      ×道化      毒薬
  棘        涙        肉欲    ×人形    ×人間      沼
  歯車      鋼        蜂蜜    ×罰      ×花        庇護
  瞳        秘密    ×舞踏      葡萄酒  ×船        憤怒
  変化    ×萌芽    ×奉仕      豊穣      星        母性
×炎        微笑      未完    ×無垢      森     ×門
  病      ×夢        夜        勇気      理性    ×竜
--------------------------------------------------------------

・マリン ◆EKUzV9M3Rc(海)
・イオ ◆Gdl8wOkjEs(雷)
両名の参加により紋章にチェックを追加しました。

・カオリ ◆AF/vufH7mQ(太陽)
・シェナ ◆AE0KxT1wtY(草原)
避難所推敲中により紋章にチェックを追加しました。

・アイナ ◆czIsx2g5Z6(恋人)の復帰により紋章にチェックを追加しました。

・クォ ◆B7CcYoCO9w(金貨)
・ミゼリア ◆MDYdOmOxKA(葡萄酒)
両名のフェードアウトによりチェックを解除しました。

・ゼアード◆GlEgDs73Rw(深淵)
・セイン◆ep1gBSHy66(希望)
の引退によりチェックを解除しました。

--------------------------------------------------------------

◆連絡事項◆
現在解凍予定はありません。ご自由にお使い下さい。

130:アイナ ◆czIsx2g5Z6
08/04/06 19:34:52 /d/9+wBl
【ただ今から1時間ほど待機させてもらいますね?】
【復帰初ロールなので軽目でお願い出来ればと思います】

【名前】アイナ・リコリス
【ルーン】恋人(左耳の後ろ側)
【年齢】19歳
【性別】女
【職業】ウェイトレス
【種族】人間
【容姿】身長162cm B87:W58:H86
    髪形は流れるような黒髪で、ぱっつんに切り揃えられたボブカット。
    ぱっちりとした黒の瞳。目鼻立ちの整った顔。肉感的なスタイルの持ち主。
    衣服は七分袖の白いシャツで胸元に黒のリボン。紺のタイトスカート。
    腰前の黒のミニエプロン、黒のハイヒール、黒のソックス。
【性格】快活で初めて出会う人に対しても人当たりが良く、好奇心が旺盛。
    面倒見が良く小悪魔的な性格でエッチなことにも余り抵抗がない。
    そのため軽く見られがちではあるが、自分の芯はしっかり持っている。
    お喋りが大好きで、仕事中にマスターに叱られることもたまにあるほど。    
【装備】なし
【戦闘】店で暴れる客には容赦がないが、戦闘行為は不得意。
【能力】不明
【NG】今後に影響が出るような行為や、特殊な行為
【備考】革命軍の城下町にある酒場『スイートハート』の看板娘。
    天涯孤独の身で、酒場の2階の部屋の間借りしている。
    客として訪れる革命軍の兵士たちの武勇伝を聞くことが趣味。
    また、気の合った相手とは気軽にワンナイトラブを楽しむ。
    自分がルーン所有者ということには気づいていない。
【提示できるシチュ】雑談とエロール

131:ネリエロス ◆68IJ6MIEW2
08/04/06 19:47:07 oXfezlcZ
【よろしいかな? ワシのプロフは>>9じゃ】

132:アイナ ◆czIsx2g5Z6
08/04/06 19:52:01 /d/9+wBl
【こんばんは。初めましてが正解でしょうか?】
【ぜひともよろしくお願いします】
【ご希望のシチュとかはございますか?】

133:ネリエロス ◆68IJ6MIEW2
08/04/06 19:55:22 +wtV0Ed7
【うむ、はじめまして、だな】
【こちらは負傷して療養中なので、リハビリを兼ねて町に出たところを出会うか、
そちらから城に来てもらって出会うかになるのだが】
【復帰第一回目だから、いきなりエロールはきつかろう。リミットまで雑談がいいと思うが】

134:アイナ ◆czIsx2g5Z6
08/04/06 20:00:42 /d/9+wBl
【私の方はまだ革命軍には入っていない設定なので、私がお城に行くよりも】
【城下町で出会う方が自然かもしれませんね?】
【あとは町角か、私のお店か、他のどこかになると思いますが、ご希望はございます?】
【話の流れで良い雰囲気になれば、エロールは凍結して後日お願いするかもしれません】
【あくまで可能性の話で考えておいていただければ嬉しいです】

135:ネリエロス ◆68IJ6MIEW2
08/04/06 20:03:03 +wtV0Ed7
【それでは、以前別のキャラと酒場で雑談し、次回会えたらいっぱいおごるという約束をしているので、
そのキャラを探しに酒場にふらりと入ったという導入ではどうだろうか?】
【酒場の雰囲気をつかむため、書き出しはそちらにお願いしたいのだが?】

136:アイナ ◆czIsx2g5Z6
08/04/06 20:07:00 /d/9+wBl
【ではその流れで行きましょう】
【私の方のリミットは12時くらいになります】
【それではよろしくお願いします】

【今から書き出しに入りますね?】

137:アイナ ◆czIsx2g5Z6
08/04/06 20:19:52 /d/9+wBl
革命軍の城下町の一角にある酒場スイートハート。
そこに紋章所有者としての自身の運命にまだ気づいていない、
"恋人"のルーンを持つ、ウェイトレスとして働く少女・アイナがいた。

「いらっしゃいませ、3名様ですか?
 ではこちらのテーブルにどうぞー!」
4人までのテーブル席が5席、あとはカウンター席が5人分。
さほど大きくない店を、アイナはマスターと二人で切り盛りしていた。

「はい、ビール三杯ね?料理は決まったら呼んでちょうだい?」
手際よく客の注文をさばいては、狭い店の中を忙しなく行き来している。

138:ネリエロス ◆68IJ6MIEW2
08/04/06 20:19:59 +wtV0Ed7
【ひょっとして、ワシの了解を待っているのだろうか?】
【書き出し、お願いする】

139:ネリエロス ◆68IJ6MIEW2
08/04/06 20:20:36 +wtV0Ed7
【おっと、ワシの勘違いであったか。それでは、レスに入ろう】

140:ネリエロス ◆68IJ6MIEW2
08/04/06 20:29:09 +wtV0Ed7
【改めて、よろしくお願いする】

(傷も癒え、外を歩ける程度には回復した体を引きずりながら、城下町へ出る。
目的は、出征前に出会った女性。もし無事に帰ってきたら一杯おごるとの約束を守るため、
その女性を探しに町へ出てきた。が…)
普段どの店で飲んでいるか、聞き忘れたのは痛いな。やれやれ仕方ない、適当な店で情報を集めるとするか。

(たまたま目に付いた店。本当にそれだけの理由で、「スイートハート」と看板が出ている店に入る。
中はそれほど広くなく、十分混んでいて、ウェイトレスらしい少女がテーブルの間を
駆け回っていた)
どれ、席は…。
(カウンターに空き席を見つけ、義足を引きずり杖をつきながら席へ歩いていく)

141:アイナ ◆czIsx2g5Z6
08/04/06 20:36:47 /d/9+wBl
【こちらこそ、よろしくお願いしまーす】

あ、いらっしゃーい!
(テーブル席のお客の皿を下げていたところへ、入り口に新たな客の姿を見つける)
(お年はそこそこ。杖と歩き方から、ちょっと違和感を感じる)

カウンターにどうぞー?
(カウンター裏の流し台に皿を片付けて、後をマスターにお願いする)

お客さん、初めての人よね?
何にします?
(にこやかなスマイルを浮かべて、男性の注文を受けに行く)

142:ネリエロス ◆68IJ6MIEW2
08/04/06 20:43:12 +wtV0Ed7
(カウンターへ歩き始めた頃に、客の間を立ち回っていたウェイトレスがこちらに気付き、
声をかけてきた。その少女に軽く笑顔を向け、カウンター席に腰かける。杖を足元に置き、
一息ついたところで注文をとりに来た)
そうじゃな、それではワインと、なにか適当につまみを頼もう。
(ウェイトレスに注文を出し、周囲を見渡す。偶然、目当ての女性がこの店にいるという
奇跡がおこるはずもなく、この店で飲んでいるのは男だけのようだった。カウンターへ向き直り、
店のマスターへ声をかけてみる)
マスター、ちょっと聴きたいことがあるのだが、よろしいかね?

143:アイナ ◆czIsx2g5Z6
08/04/06 20:54:16 /d/9+wBl
あっ…。
(一瞬目が合った時の男性の優しい目に思わずドキッとしたものを感じてしまう)

えっと、ワインとおつまみね…?
少し待っててちょうだい?
(男性の前に冷たいおしぼりを置いて、平静を装ったままカウンターの裏手にある厨房の方へと姿を消す)

多分、革命軍の人だと思うけど…誰なのかしら?
(稀に革命軍の客で目が合った瞬間に何かを感じることがあることにアイナは気づいていた)
(でもそれがルーン所有者ということまでは今はまだわかっておらず、カウンターの方をそーっと覗き見てみる)
(するとさっきの男性はマスターと何やら話をしている様子で)

マスターのお知り合い…?
だったらおつまみは、この前手に入ったマスター秘蔵のチーズで良いかしら?
(と、勝手に開けるなと言われていたチーズを勝手に切ってお皿に並べ始める)

144:ネリエロス ◆68IJ6MIEW2
08/04/06 21:01:21 +wtV0Ed7
ああ、手早く頼むよ。混んでいるから大変だと思うが、な。
(柔らかな笑顔を崩さず、おしぼりで手を拭きながらカウンターの裏手へと消えるウェイトレスを見送り)

さてマスター、少々人を探しておるのだ。年のころは25歳くらいの女性で、
黒いローブに銀の杖を持っている。雰囲気としては占い師のようで、ジノと名乗っておった。
知らんかね?
(約束を守るため、真剣にマスターに尋ねるが、マスターも知らないという)

145:アイナ ◆czIsx2g5Z6
08/04/06 21:09:37 /d/9+wBl
な~んだ。
お客さんって、女の人と待ち合わせだったんだ?
(ボトルワインとグラスを2つ、それとチーズのお皿を持って男性の前に姿を見せる)
(そして男性に差し出した皿を見て、マスターが「それは…」と呟いたのを横目に)

せっかくご相伴させてもらおうと思ったのになぁ、な~んて?
(そう言って男性のグラスにワインを注いでボトルを置くと、自分もグラスを持って笑顔でワインを要求してみる)

146:ネリエロス ◆68IJ6MIEW2
08/04/06 21:16:28 +wtV0Ed7
(マスターの言葉に少々落胆し、小さくため息をついたところにウェイトレスが来る。
手にはワインのボトルとグラスが二つ、そしてチーズの乗った皿があった)

おお、ありがとう。だが、なぜグラスが二つなのだ?
(驚いたようなマスターの顔を尻目に、ウェイトレスがワシの前にグラスを置き、
ワインを注ぐ。そしてモノ欲しそうにからのグラスを揺すり…)
なるほど…。ああ、かまわんよ。どうせ一人では飲みきれんしな。
さ、座りなさい。女性が立って酒を飲むなどと不粋なことをしてはいかんよ。
(空いている隣の席を薦めながら、少女が持っているグラスにワインを注いでいく)

147:アイナ ◆czIsx2g5Z6
08/04/06 21:22:37 /d/9+wBl
さすが、お話のわかる男は好きよ?
(ウインクをして見せて、無言のマスターに向き直ると)
とりあえず他の注文は片付いてるから良いでしょ?
(とマスターに尋ねるが、言っても聞かないことを承知しているマスターは無言でグラスを磨いているだけで)

じゃあ、お言葉に甘えて隣を失礼するわね?
(グラスにワインを注がれた後、それを手にカウンターから男性の横に回りこんで席に座る)

乾杯の前に自己紹介ね?
私の名前はアイナよ。
貴方は…?

148:ネリエロス ◆68IJ6MIEW2
08/04/06 21:27:49 +wtV0Ed7
話の分かる、か。
(心の中で苦笑する。これほど露骨に要求しておいて、と思ったが、少女の愛くるしい笑顔に、
怒る気持ちもおきない。まるでいたずらっ子にあきれつつも微笑ましく思う祖父のような気持ちだ)

(カウンターから出て、隣の席に座るウェイトレスに、穏やかな表情のまま)
アイナ、か。覚えておくよ。ワシの名はネリエロス。覚えにくいと思うが、忘れんでいてくれると嬉しい。
(テーブルからグラスを持ち上げ、何のためか分からないが乾杯の準備)

149:アイナ ◆czIsx2g5Z6
08/04/06 21:33:11 /d/9+wBl
ネリエロスさんね?
ふふっ、私は素敵な男性に関しては記憶力がある方だから安心してちょうだい?
(ネリエロスがグラスを持ち上げたのを見て、それに合わせてグラスを傾けて)

じゃあ、二人の出会いに乾杯しましょうか?
…乾杯。
(ネリエロスの目を見つめたままグラスをカツンとぶつけてグラスに口をつける)

150:ネリエロス ◆68IJ6MIEW2
08/04/06 21:39:55 +wtV0Ed7
素敵、か。こんなジジィをつかまえて素敵とは面映いね。
(実際、くすぐったそうな顔をしながら、アイナ嬢の持つグラスへ自分のグラスを傾ける)
うむ、生きてアイナ嬢に会えたことに、乾杯。
(酒場の喧騒の中、自分とアイナの間にだけ響くグラスが当たる音。その高く澄んだ音を肴に、
「乾杯」の言葉通り一気にグラスを傾け、飲み干す)
ふぅ…。この一杯のために生きている、か。誰が言ったか知らんが、実感がこもっているな。

151:アイナ ◆czIsx2g5Z6
08/04/06 21:49:10 /d/9+wBl
私、お世辞でそんなこと言わないんだけどな…?
(ネリエロスの表情を見て、可愛いらしい男性という印象を持つ)

…すごーい。
ネリエロスさん、お酒が強いんだ!?
(一口しか飲まずにグラスを口から離していたアイナは、ポカンと見とれてしまう)
じゃあ、私も頑張らなきゃ。
(そう言ってグラスに再び口をつけると、グビグビと一気にワインを喉に流し込んで)

ん~、美味し~い!!
ふふっ、今夜はネリエロスさんと素敵なお酒を楽しめそうね?
ほんと、お酒と素敵な男性があれば他には何もいらないわね…。
(一杯目から仄かに顔を赤くして、トロンとした表情でネリエロスを見つめる)

152:ネリエロス ◆68IJ6MIEW2
08/04/06 21:55:02 +wtV0Ed7
そうなのか。じゃが、どう見てもただのジジィとしか思えんワシがどう素敵なのか、
自分には分からんよ。
(大きく息をつき、ややアルコールがかった息を吐く。音がしない程度に気をつけながら
グラスを置き、自分でワインを注ぐ)

(こちらに触発されたのか、アイナ嬢も続かんとばかりに一気にグラスをあおる。
酒になれているならともかく、見た目はまだまだ少女だ)
む、おいおい、大丈夫かね。無理にワシのペースに合わせる事はないぞ。
(と、早くも頬を赤くし始めているアイナ嬢に、今度は飲みすぎない程度にグラスに
注いでやる。そして自分はチーズを一口)

153:アイナ ◆czIsx2g5Z6
08/04/06 22:09:17 /d/9+wBl
ふふっ、自分の魅力に気づいてないのもネリエロスさんの良い所なのかも。
女が異性を素敵だと思うのに、相手の年齢とかは余り関係ないの。
ひとつは第一印象…。
(グラスに注がれるワインに視線を落とし、注ぎ終わると上目遣いでチーズを食べるネリエロスを見て)

さっき、お店に入って来た時に目が合ったでしょう?
ネリエロスさん、その時私に微笑んでくれたわ。
(言いながらボトルに手を伸ばしてネリエロスの空いたグラスにワインを注いで)

ふたつめは私とお酒を共にしてくれた…。
もうこれだけでネリエロスさんが素敵な男性であることに間違いはないわ。

154:ネリエロス ◆68IJ6MIEW2
08/04/06 22:18:19 +wtV0Ed7
第一印象…?
(上目遣いでこちらを見ている少女を、変わらない柔らかい視線で見つめながら)
ああ、そうだったな。別に格式ばったレストランに入るわけじゃなし、自然と顔も緩むというものさ。
こんなかわいいウェイトレスがいる店ならなおさらな。

(また一杯飲み干したところで、今度はアイナ嬢がグラスに注いでくれる。
まだ幼めとはいえ、女性の酌で酒を飲むというのは悪くないものだ)
はっは、それはまた分かりやすい理由だな。だが、ワシに下心がないとは限らんよ。
アイナ嬢を酔わせて、どこぞの部屋にでも連れ込む腹づもりかもな。
(無論、そのような下心は全くなく、今日の目的も別のものであるが、目の前の少女を
からかってみたいという気持ちになり)
どれ、軽く味見してるかね。
(がおー、と狼のように襲い掛かるマネをする)

155:アイナ ◆czIsx2g5Z6
08/04/06 22:29:16 /d/9+wBl
嬉し~い。
ネリエロスさんに可愛いって言われちゃった。
(照れているのか、お酒のせいなのか、赤い顔をしたまま一人で身悶えて)

下心…?
(ネリエロスの口にしたその言葉にピクリと反応を示して、小首を傾げる)
そんなこと言われたら私…本気しちゃうけど、それでもいいの…?

ふふっ、きゃー、妊娠しちゃう~!!
(マスターや他の客がいるのをお構いなしに悪ノリしてしまう)

156:ネリエロス ◆68IJ6MIEW2
08/04/06 22:39:40 +wtV0Ed7
…、少し、飲ませすぎたかな?
(目の前で体をくねらせ身悶えるアイナ嬢を見て、さすがに少々まずかろうと考え、
近くであきらめたようにグラスを磨いているマスターに声をかけ、ピッチャーに水を入れて
持ってきてくれるよう頼む)

本気にかね? うむ…、
(アイナ嬢から視線をそらし、真剣に考え込む。リュリュ嬢とのことに決着がついていないのに、
またここでアイナ嬢と関係を持つことは躊躇われる。それに続くアイナ嬢の言葉)
妊娠、か…。
(その言葉に、下腹を大きくしたリュリュ嬢を思い浮かべてしまう。まだ分からないが、
もしそうであった時に自分は責任を取れるのか。だが、酒場の賑やかな笑い声に考えも吹き飛ばされてしまう)
っと、暗くなってしまったな。まあ、冗談だと思って笑い飛ばしてくれ。さもないと、
本当に妊娠させたくなるでな…。
(少々無理をして笑顔を作り、体をアイナ嬢へ寄せる。これから先のことは明日考えればいい。
リュリュ嬢とのことも、リュリュ嬢と向き合って話せばいい。そう考えをまとめた)

157:アイナ ◆czIsx2g5Z6
08/04/06 22:56:41 /d/9+wBl
(いつの間にか賑やかな店内がシンと静まり返り、客たちの視線が二人に集まっていて)
あ…、またやり過ぎちゃったかも…。
(舌をペロっと出してネリエロスさんに微笑んで、マスターが持って来た水を一口飲んで頭を冷やす)

…ネリエロスさん?
(急に真剣な顔つきになったネリエロスさんに只ならぬ雰囲気を感じて、表情を横から覗き込む)
や、やだぁ、妊娠とか本気にしないでよ…。
今日は大丈夫な日だし~…って、さ、させたくなるって、ネリエロスさん!?
(笑顔を浮かべ、体を寄せてくるネリエロスに驚いて)

…笑い飛ばすなんて。
さっきの真剣な顔を見ちゃったら、そんなのできないわよ…。
(ちょっとの気まずさを感じながら、どうしていいのかと考えながらワインを一口喉に流し込んで)

何か悩んでることがあるようだけど、思い詰めない方が良いと思う…。
ネリエロスさん、笑顔でいてくれた方が素敵なんだもの。
(だから笑って?とネリエロスに目一杯の笑顔で微笑みかける)

でもね、それでも…悩んじゃいそうなら、私が今夜は…忘れさせてあげる…。
(気恥ずかしそうに体を前を向けて天井を見上げながら背筋を伸ばして、恐る恐る誘ってみる)

158:ネリエロス ◆68IJ6MIEW2
08/04/06 23:07:04 +wtV0Ed7
(水を一口飲んで落ち着いたか、いくぶん穏やかに話をするアイナ嬢に)
さて、ワシも少し酔ったようだ。アイナ嬢に要らぬ心配をさせてしまったみたいだし、
(そろそろ帰ろうかと考えた時、アイナ嬢からの微笑みを見てしまう。その笑顔には、
凍てついた心さえ解かす力があるようで)
笑顔、か。そうだったな。このような場所で、しかめっ面は似合わんな…。
(程よく肩の力が抜け、自然な笑顔をアイナ嬢に返していた。だが、心のすみで
リュリュ嬢がこちらを見ているような気がする)

ああ…。もし、ワシを受け入れてくれるなら…。
(いつのまにかアイナ嬢の視線に絡め取られているかのように、アイナ嬢の手を取ろうと
手を伸ばしていた)

159:アイナ ◆czIsx2g5Z6
08/04/06 23:23:23 /d/9+wBl
このような場所じゃなくて、私の前ではって言って欲しかったな…?
(苦笑を浮かべながら、ネリエロスに視線をやると手が伸びて来ていて)

じゃあ、成立ね?
ネリエロスさん、今夜の私たちはこれで恋人同士だから…。
(伸ばされた手を両手で包んで微笑む)

あら?
(ふと周囲を見渡すとお客の数も疎らで、時間も随分と遅くなっていたらしく)
あのぉ…マスター?
あとはお願いしてもいい…?
(カウンターの下でネリエロスと指を絡めて手を繋ぐ恋人繋ぎをしながら申し訳なさそうに尋ねる)

(マスターは無言のまま首をくいっと斜め上にやって、"上がれ"の合図を返してくれる)
さっすがマスター!
マスターも話のわかる男だから好きよ?
(と、これは完全なヨイショw)

【えっと、どうしましょう?】
【時間はもうちょっと大丈夫なんですけど、エロール突入であれば】
【切りのいい所で凍結の方が良いでしょうか?】

160:ネリエロス ◆68IJ6MIEW2
08/04/06 23:34:20 +wtV0Ed7
今夜だけの恋人、か。楽しさと、明日の寂しさの両方を感じさせる言葉だな。
(幾分か顔が引き締まるものの、自分の手を包むアイナ嬢の手の温もりを感じながら、
少女の微笑をややぎこちない微笑で受けとめる)

(カウンターの下で手をつなぎながら、アイナ嬢はマスターと話しをしている。
もし本当にマスターの了解が得られ、閨をともにするとなれば、その場所を決めなければならない。
どうやら、決まったようだ)
抜けてもかまわないようだな。で、これからどこに行くね? この辺には詳しくないが、
探せば適当な宿もあるだろう。
(この酒場の2階がアイナ嬢の部屋になっていることなど知らないため、そのように
問うてみる)

【そうですね、エロールについてはアイナさんにおまかせします。土壇場で気が変わったと言っても、
リュリュちゃんが気になっているのですんなり引き下がりますし】
【アイナさんにエロールに行ってもいいという気持ちがあるのでしたら、部屋に入った時点で
凍結がよいかと】

161:アイナ ◆czIsx2g5Z6
08/04/06 23:48:35 /d/9+wBl
今夜だけ…?
(その言葉に驚いたように目を見開いてネリエロスを見つめる)

や、やだ、そんな風な言い方しなくても良いじゃない…。
別に私は…ネリエロスさんさえ良ければ、いつだって…。
(これから抱かれるというのに、まるで別れの前のような寂しさを感じてしまい)
変なこと言った罰として、今夜は目一杯可愛がってもらうんだから。
(小悪魔的な微笑みを見せて、手を繋いだまま席を立つ)

場所は私の部屋でも構わないでしょう?
実はこの店の二階にあるの。
(カウンター裏に見える階段を指差して、驚いたでしょ?と微笑みかける)

【私としてはこのままの流れでエロールをお願いしたいので…】
【では次のレスで凍結にさせていただきますね?】

162:ネリエロス ◆68IJ6MIEW2
08/04/06 23:59:30 +wtV0Ed7
…? ああ、さっきの言葉に「だけ」はついていなかったな。ということはワシの早とちりか。
(驚いたような顔を見せるアイナ嬢に、ようやく合点がいく。ワシのあきらかな失点だ。
そのために、なかなか大変そうな罰を受けることになった)
ああ、目一杯可愛がろう。女性の扱いに慣れているわけではないが、精一杯、
アイナ嬢の望むままに、な。
(アイナ嬢は手をつないだまま立ち上がる。その手に引き上げられるように、
自分も立ち上がる。そして、我ながらキザだとは思うが、謝罪の気持ちとして
アイナ嬢の手の甲に軽くキスをする)

む…? そうか、この2階がアイナ嬢の部屋だったのか。
(カウンター裏に見える階段と、アイナ嬢の微笑み。そして天井を見る)
ワシはかまわぬよ。というより、アイナ嬢の部屋というのも興味が出て来たでな。
(せかすつもりはないが、アイナ嬢の手を取ったまま、カウンター裏へ体を移動させ始める)

【こちらは、これで一旦凍結とさせていただく。解凍日時の打ち合わせをしたいのだが】

163:アイナ ◆czIsx2g5Z6
08/04/07 00:14:11 0hHop2oZ
ふふっ。
じゃあ、約束ね?
(望むままにという言葉に期待で胸を膨らませながらブイサインをして見せる)

あっ…、さすがネリエロスさん。
(手にキスされて、胸がさらに高鳴った気がする)

それじゃ、マスター?
あとはよろしく~!
(ネリエロスの手を繋いだまま階段に一歩足をかけて)

あ、マスター。
覗いたり聞き耳立てたりしないでよ?
お店を閉めたら早く帰ってよね?
(ひょいと首を出してマスターに念押し)
(そんなことをするマスターでないことは承知しているけど、そうやって人をからかうのもアイナの悪い癖で)

じゃ、行きましょうか?
何にもない部屋だけど、愛し合うためのベッドくらいはあるから。
(冗談めかして言って、二人はお店の階段を上がって行った)

【私の方もこれで閉めさせていただきますね?】

【凍結解除の日時は、私の方は夜であれば今週は平日でも合わせられると思います】
【ネリエロスさんはいかがでしょうか?】

164:ネリエロス ◆68IJ6MIEW2
08/04/07 00:16:28 z6Ax0L78
【こちらも、明日(月曜日)以外であれば夜はあいている。なので、火曜日の夜に
解凍ではどうだろうか? 時間の都合をお聞きしたい】

165:アイナ ◆czIsx2g5Z6
08/04/07 00:19:12 0hHop2oZ
【火曜日の夜でしたら8時過ぎからでも来られると思います】
【でも、平日にしてはちょっと早いでしょうか?】

166:ネリエロス ◆68IJ6MIEW2
08/04/07 00:21:17 z6Ax0L78
【いや、こちらは夜8時でも問題ない。そちらさえよければ、9日(火曜日)の
20時(夜8時)に解凍としたい】

167:アイナ ◆czIsx2g5Z6
08/04/07 00:24:01 0hHop2oZ
【では凍結解除は火曜日の20時ということでお願いしますね?】

【今夜はお相手していただき、どうもありがとうございました】
【それではこれでお先に失礼させていただきます】
【おやすみなさい】

168:ネリエロス ◆68IJ6MIEW2
08/04/07 00:25:14 z6Ax0L78
【それでは、正式な解凍は火曜日の20時で】
【ワシも、これにて失礼する】

169:ヤスミン ◆QhX/oq0uwA
08/04/07 20:17:00 obGX1K82
【名前】ヤスミン
【ルーン】人形(両手の指先)
【年齢】27
【性別】女性
【職業】人形遣い
【種族】褐色人種
【容姿】身長170センチ 体重60キロ B90-W55-H93
    ココア色の肌 ドレッドロック状に編みこんだ髪にたくさんの宝玉
    意思の強そうな大きな目 肉感的な唇
【装備】・糸操り人形
    ・布一枚だけを身にまとっている。
     巻き付け方や結び方によってドレスや戦闘服になる。
     寝るときは布団代わりにする。
    ・髪に編みこんだ宝玉は先祖伝来の一族の財産すべて
【戦闘】人形を自在に操り、武器や道具として使う。
    小さい人形は片手で使えるので一度に二体操れるが、50センチを超えるものは両手で操るため、一度に一体しか使えない。
    その他屋外ではあまり長い糸は使えない、大きいものほど操れる距離が縮まるなどの制限あり。
【NG】猟奇・スカ・妊娠・その他後まで影響が残りそうな行為
【備考】南方の砂漠地帯で大地の精霊を祀る一族のシャーマンだった。帝国に一族は滅ぼされ、土地も荒らされて精霊も消えてしまった。
    精霊が消える際にルーンが発現し、北の同志を探せとお告げが下ったため、はるばる革命軍の城を探して旅をしてきた。
    母国語で話すときは武家娘のように丁寧で正しい言葉づかいをする。帝国領の言葉は旅の途中で覚えたのでバカ丁寧で怪しい片言。
    行儀がよく教養もあり立ち居振る舞いは優雅である。黙っていると人形のように冷たい印象。
    今は周囲のものすべてが珍しく、興味シンシンで見聞きしている。
    水が苦手で泳げない。入浴もしない。船や橋は気持ちが悪くなる。水もほとんど飲まない。
【提示できるシチュ】雑談、エロール、小規模な接近戦
※通常の【】()の他に、モノローグや母国語での発言を《》で表示させていただきます。


【待機します】
【待機は10:00まで、ロールは0:00まででお願いいたします】

170:リカルド ◆SKeyyD5p/I
08/04/07 20:37:21 9+jdaPK4
【こんばんは、お相手願えるでしょうか?】
【プロフィールは>>18にあると思います】

171:ヤスミン ◆QhX/oq0uwA
08/04/07 20:41:04 obGX1K82
【こんばんは。いつもありがとうございます】
【ご希望のシチュなどはありますでしょうか】

172:リカルド ◆SKeyyD5p/I
08/04/07 20:45:10 9+jdaPK4
【いえいえ、お気になさらずに……】
【シチュエーションはごめんなさい、あまり考え付きません】
【散歩している時に会うか、書庫にまで来ていただくか……】
【或いは別の場所か】

173:ヤスミン ◆QhX/oq0uwA
08/04/07 20:47:14 obGX1K82
【戦闘はNGですね】
【少し考えさせていただいてもいいですか?】

【そちらも何か思いつきましたらどうぞ】

174:リカルド ◆SKeyyD5p/I
08/04/07 20:50:49 9+jdaPK4
【はい、非戦闘員ですからね……】
【お力添えできず、申し訳ありません】

175:ヤスミン ◆QhX/oq0uwA
08/04/07 20:50:53 obGX1K82
【お城の内部を案内していただくとか、他に何かお教えいただくシチュですね】
【あとは戦闘…というのではありませんが、くせものを捕まえるなどのちょっとしたイベントはいかがでしょうか】

176:ヤスミン ◆QhX/oq0uwA
08/04/07 20:52:49 obGX1K82
>>174
【リロミスで失礼しました】
【ではお城の案内をお願いしましょうか】

【書き出しはどうしますか?】

177:リカルド ◆SKeyyD5p/I
08/04/07 20:53:48 9+jdaPK4
【城の案内はできるかどうか不安ですね……】
【何かしらを教えるのがベターでしょうが】
【曲者も面白そうですね、その現れる場所がどうなるか、ですね】

178:ヤスミン ◆QhX/oq0uwA
08/04/07 20:57:36 obGX1K82
【普通とは逆に、そちらが襲われていてこちらが助ける、という形では?】
【そちらのお知恵を借りながら、です】

179:リカルド ◆SKeyyD5p/I
08/04/07 21:00:57 9+jdaPK4
【なるほど、それでいいと思います】
【場所は何処がいいでしょうか?】
【やはり、城の外で水辺ではないところでしょうか?】
【後、書き出しは……】

180:ヤスミン ◆QhX/oq0uwA
08/04/07 21:04:08 obGX1K82
【普段そちらがよく行かれるようなところで、誰かに襲われているところへ】
【こちらが通りかかる、という形にしましょうか】

【そちらがいる所なら市街地でも森や山の中でも結構です】
【悪漢も帝国の者でもただの犯罪者でもいいですし】
【普段の生活に合わせて、書きだしてみてください】

181:リカルド ◆SKeyyD5p/I
08/04/07 21:18:46 9+jdaPK4
(普段はあまり外出はしないのだが、天候もよくたまには外に出ようかとも思い)
(市街の書店を巡っていると、ついつい時間を忘れてしまって)
(辺りはもう陽が落ちるばかりで、夕方となりかけていた)
……む、予定外ですね。こんなに時間が掛かるものだとは思いませんでした。
早々に帰らなければなりませんね……。面倒ですが。
(ひと度外に出れば、城まで戻るのは退屈にしか感じない)
(たまには別の道から城まで戻ろうか、と人気のない道を行けば)

―む、どうしましょうか。
(二、三人の見るからに恐ろしい人に囲まれてしまっていた)
……私は何も持っていませんし、貧乏です。更に身寄りもありません。
拐かしたとしても、何の利益のある人間ではない。狙うなら別の人を狙え。
いや、むしろ人は襲うべきではない。因果応報、自らの行いには必ず自分が責任を取る時が来る。
その前に愚かな行為は辞めてしまった方が、無難ではないでしょうか?
(勿論、聞く耳を持つはずもなく、金目のものを出せと言われてしまう)
(どうしてやろうかと、長考に耽る暇くらいは貰えるみたいである)

【改めまして、宜しくお願いします】

182:ヤスミン ◆QhX/oq0uwA
08/04/07 21:26:38 obGX1K82
(ヤスミンは生活費を稼ぐために町に出ていた)
(昼は往来で、夜は酒場などで人形を操って見せる)
(旅の間もそのようにして路銀を手にしてきた)
(湖を渡るのはなるべく回数を少なくしたいので、一度町へ出たら何日もかけて滞在する)
(その日も、夕方になって宿とその日の夜の稼ぎを得られるような酒場を探していた)
(あまりガラの良くない繁華街へ入る)

《あれは……確か、リカルド殿》

(城へ導いてくれたリカルドという学者を見かけた)
(周りにいるのは知人であろうか)

もし、あの、リカルド殿。
このような街で奇遇でありますのです。

(まずは習い覚えたこちらの言葉で声をかけてみる)
(全員がこちらを向いた)

こちら、お知る会い、なのでありましょうか?
ご紹介する、お願いなのです。

(悪漢だとは思っていないので明るくにこやかに話しかける)

【こちらこそよろしくお願いします】

183:リカルド ◆SKeyyD5p/I
08/04/07 21:41:23 9+jdaPK4
(唖の如く黙りを決め込んでいたが、悪漢はそれを許してくれるはずもない)
(冷や汗が額から滲む、いよいよこんな所で死んでしまうのか)
(悪いことばかり、脳裏を過るが、頭を振ってそれを否定する)
……分かりました、どんなものが欲しいんですか? 私の命以外なら差し上げます。
(と、観念した時、偶然顔見知りの女性が通り掛かる)
ああ、貴女はヤスミンさんですね。確かに覚えていますよ。
(相手の目を塞いで、橋を渡ったことは忘れようとも忘れられないだろう)

そして、それを言うならば「お知り合い」ですね。
しかし、言葉なんてものは大枠が伝われば、充分ですからね。
(うんうんと頷いて、悪漢から離れ、ヤスミンさんの近くに寄って行く)
奴等はただの悪漢です。私の知り合いなどではありません。
どうにかなりませんかね?
(大声でそう呼び掛ければ、悪漢を挑発することには充分だった)

私はどうも戦闘行動が苦手、というよりもからきし駄目なのです。
ご支援をお願いできませんか?
(恭しく頭を下げて助けを求める姿には、危機感は感じられない)


【所用で次レスは遅れるやもしれません】

184:ヤスミン ◆QhX/oq0uwA
08/04/07 21:58:49 obGX1K82
(リカルドがうなずきながら近寄ってきた)
(紹介してもらうために満面の笑みを浮かべて皆を見回し、姿勢を正す)
(ところがリカルドは知り合いなどではないと言う)
えっ?
あっ…か、ん…?
悪いお方、いう意味、ありますですか?
(もう皆に聞かせる言葉は必要ない)
(リカルドは故郷の言葉を理解してくれるので、話しやすい言葉を使うことにした)

《あなたはこの者どもに襲われていらしたのですね?》
(その場に緊張が走り、ヤスミンも身構える)

《わたくしの大恩人であるリカルド殿のご難とあっては、身過ごすわけにはまいりません》
《このような不埒の輩は、わたくしにお任せくださいませ!》
(あまりにも危機感なくのんびりとしたリカルドをかばって、ずい、と前へ出た)
皆さま方ども、今から、わたくしがお相手つかまつってやるのであります!

(ヤスミンの舌足らずな宣戦布告を、悪漢がせせら笑う)
「お相手つかまつってくれるとよ!」
「そこのウラナリと一緒に、楽しませてもらおうじゃねえか」
(言うが早いが、一人が飛びかかってくる)
(ふところから人形を取り出すや否や、それをその男の足めがけて飛ばした)
(男が足をからめとられて倒れる)

リカルド殿、お下がりなさる、良いのです!
(もう一人が刃物を持ってこちらに来るのと、別の一人がリカルドに向かうのが同時だった)

【長々と書かせていただきました。ごゆっくりどうぞ】






185:リカルド ◆SKeyyD5p/I
08/04/07 22:17:19 9+jdaPK4
あ、まあ……そう悪い人です。奴等は悪人です。
ご理解頂けましたでしょうか? ならばよし、という所かな……。
すみません、私が本来ならば撃退するべきなのでしょうが……。
(自らの無力さを嘲笑うかのように、力なく笑うと)
(ヤスミンさんがずい、と前に出れば後ろに控えるように構える)
―負ければ、拙いな。

(一人の男が飛び掛かるも、すぐに倒される)
(また別の男が飛び掛かるのと、ヤスミンさんからの声とは同時であって)
貴様、下がらんかっ!
(大声で一喝するも、効果が見られない。すぐに背中を見せるも)
ヤ、ヤスミンさん! どうすれば……。
(どう見ても、窮地に陥っている。起死回生の策でもないものか、と)
こんな時に、学問は何の役にも立たない!
(追いかけられながら、どうしようかと考えるもどうにもできない)


【遅れてしまいました、申し訳ありません】

186:ヤスミン ◆QhX/oq0uwA
08/04/07 22:29:59 obGX1K82
(刃物を持った男が人形の糸を切り、勢いでこちらにぶつかってくる)
くっ……!

(身をかわしたが、リカルドをかばう余裕がない)
リカルド殿、逃げて!

(もう一つの人形を急いで取り出し、リカルドを追う男へ飛ばして、その首をからめ取る)
(そいつを引き倒しながら、切り離された人形を急いで拾った)
(人形は二体しか持っていない)
《もっと重いのを持ってくるべきだった…!》
(町へ出れば無頼の輩も多い、護身用の人形も持つべきだったと後悔する)

《リカルド殿、糸を引いて男の首を絞めてくださいませ!》
《殺すには及びませぬ、その男が気を失えばよいのです》
(リカルドに頼むやいなや、その人形の糸を離す)
(別の糸を繰り出して、最初の人形をつかむと指先が光った)

させぬわ!
(リカルドに襲いかかろうとした二人目の男の頭を人形が一撃し、一閃して手元に戻る)
(もう一人の男と対峙したまま、互いに動きを止めた)
(男もこちらが使えると知って、隙を見計らっている)

【どういたしまして】

【戦闘シーンはやりにくいようでしたら、次あたりでやっつけてしまいますか?】
【そのあとは雑談なり、締めるなりしましょう】

187:リカルド ◆SKeyyD5p/I
08/04/07 22:45:54 9+jdaPK4
近寄るな、戦っても何の益もないぞ!
(虚しく叫び声を上げるも、相手がどうと倒れる)
人形? 糸? どうすれば……。
(とりあえず、倒れた悪漢をか細い糸で縛り上げると)
―当然の報いだ。悪く思うなよ……。
(二人目もどうにか縛り上げ、残った男がヤスミンさんと対峙している)
(刃物を持っていて、見るからに危ない男である)

主犯格、奴が最も手練れか? 状況はあまり変わってはいない……。
(陽も落ちてきた。夜になれば、更に危なくなるだろう)
(頭を働かせるも、妙案は浮かばない。相手は人形に集中している)
……人形は二つ、私は巧くは操れない。が、陽動はできる。
(自分が人形を投げれば、相手は勘違いをしてくれるかもしれない)

(糸を手繰り人形を持つと、悪漢に向けて投げつける)
ヤスミンさん!
(男は投げつけた人形に、一瞬気を取られている)
(隙を狙うのならば今しかない、そう確信して叫んだ)


【どうも慣れないようです、迷惑を掛けてすみません】
【そうして頂ければ、有難いです】

188:ヤスミン ◆QhX/oq0uwA
08/04/07 22:53:53 obGX1K82
(切り離した人形が投げつけられ、悪漢にスキができた)
覚悟!
(手持ちの人形でその男の首を締めつけ、ひき倒す)
(こめかみを蹴りつけ、男を気絶させるとようやく息をついた)

《大事ありませぬかリカルド殿…》
(人形を回収しながらリカルドの様子を尋ねる)
《世の中は、ますます不穏になりゆくようで…リカルド殿もご用心めされませ》

(溜息をついて)
《リカルド殿、今宵はどうなされます?お急ぎでなければ、夕げなど、ご一緒してくださいませぬか》

【このあとは、どうしましょう?】
【まだ少し時間的には余裕がありますが】
【締めても雑談でも結構です】

189:リカルド ◆SKeyyD5p/I
08/04/07 23:05:57 9+jdaPK4
見ての通り、お陰様でどうやら無事のようです。
ええ、世の中はどんどん不穏になっていきます。
それは何に起因するのか、簡単に想像することができますが。
つまり、世を統べる者が不適格であるからですよ。
(倒れる三人を憐れみを持った目で、眺めながら)
随分と私も予定が狂ってしまいました。夕げに招待して頂けるのですか?

しかし、護身役には全く役には立ちませんよ……。
先程でよく分かったとは思いますが。
急ぐ用もありませんし、丁度いいくらいにお腹も減っています。
迷惑でなければ、お供させて頂きますよ。
(そう言うはいいが、持ち合わせは然程多くはない)
どうやら私は何の役にも立てないようです……。


【少しばかり、雑談に付き合って頂けるでしょうか?】

190:ヤスミン ◆QhX/oq0uwA
08/04/07 23:17:24 obGX1K82
《では参りましょう》
(丈夫な糸に絡めとられた悪漢には、目もくれずにリカルドとともに歩きだした)
(彼らを解放するのは容易なことではないはずだ)

(世を統べる者が不適格だと聞くと、ヤスミンは大きくうなずく)
《まことにリカルド殿のおっしゃることは、いちいちまったくごもっともだと存じまする》
《皇帝のごとき悪逆非道な者が政道を行う世が、どうして良き世になりましょうか》
(憎々しげに顔をくもらせたが、リカルドが役に立たない、と言うと)
《護身など、どうぞわたくしにお任せくださいませ。知恵のあるものは力を制するのです》
《リカルド殿はお知恵でもってわたくしを城に導いてくださったではありませぬか》
(水が怖いヤスミンをリカルドは目隠しして手引きして湖を渡らせた)
(その時のことは感謝してもしきれないと思っている)

《さて、何をお召し上がりになりますか。お口に合うような店がありますかどうか》
(そう言ってあたりを見回し)
《なに、持ち合わせなどはどうにでもなりまする》
(微笑みながら人形を掲げてみせた)

【ではどこかの店に入りましょうか】


191:リカルド ◆SKeyyD5p/I
08/04/07 23:28:27 9+jdaPK4
―因果応報、か。
(自分が行ったことには、自ら責任を取る必要性がある)

世の中を変えて行くには、力が必要です。革命とあらば当然。
戦いは避けられぬもの故に、力がなければそれは死を意味する。
一学者に目を付けるとも思えませんが、これがありますからね。
(額のルーンを指差すと、力なく笑みを溢す)
刺客なり、何なりを送られれば堪りませんよ……。

知恵によって力を制す、出来るならばこれほど痛快なことはありません。
同時にとても難しいことでもありますがね……。
私の知恵で何が出来ようか、自分が一番理解しているつもりです。
自分の無力さは痛いほど思い知ってきたつもりですよ。

店はどうします、か。口に入れば同じなんですがね。
どうしても、それまでの過程を我々は楽しもうとします。
後、なるべく水物は避けましょうかね?
(自分は何処でもいい、という意思を伝える)
一芸に秀でると、それで食べていけるようですね。羨ましい限りです。

192:ヤスミン ◆QhX/oq0uwA
08/04/07 23:39:48 obGX1K82
《どれほど力を持っていようと、その者が間違っているなら必ずそれを正すものが現われましょう》
《こうして、皇帝を倒す同士が集っているように》
(ヤスミンは自分に言い聞かせるように語った)
(そう信じていなくては、今の自分の立ち位置は辛すぎる)

《わたくしもまた、無力でありました》
《一族を、わたくし一人となるまで皆滅ぼされながら、何もできませなんだ》
《けれど今あるは、リカルド殿をはじめ、革命軍の仲間のおかげ》
《一人ではいかに無力といえど、集うものには力が宿るのではありませぬか》

(時折、人形の芸を見せては小金を稼ぎ、食事をとらせてもらっている酒場へ案内した)
《ここなどはいかがでしょうか。なかなかに亭主も気の良い店でございまする》
(中へ入りながら)
《故郷では、食事というものは体を養うことが第一、食事を楽しむという風習はあまりございませんでしたが》
《諸国を旅してまいりますうちに、楽しく語らいながらいただくこともまた、大切なのだと思うようになりました》

《リカルド殿、あなたも私も一人では何もなしえませぬ。人は集うてこそ、とお思いになりませぬか》
《わたくしはほかならぬあなた様から、そのことの大切さをお教えいただいたのでございますよ》

【そろそろお時間ですので、レスをいただいたらその次で締めさせていただきたいのですが】

193:リカルド ◆SKeyyD5p/I
08/04/07 23:54:55 9+jdaPK4
世界には様々な文化がある。学者でなくともそれは分かります。
しかし、かの国はそれを認めない。異質なものを排除していきます。
ヤスミンさんたちも、恐らく異質なものと感じたのでしょう。
そんな横暴を許してなるものか、かの国のみが文化ではない。
それを理解していないのです。それだけでも、立派な弾圧ですよ。

人は脆い。故に繋がりを求めようと、互いに群れようとする。言い方は悪いですが。
一人では何も出来ないと分かっているから、集い、行動を共にするのです。
その中でやはり他を認めない、それを迫害する者も現れる。
やはり、人は何よりも脆いのです。それは皆同じです。私なんて特にそうです。

食事の目的はそうです。でもどうせ摂るならば、その過程を楽しみたい。
故に共に食事を摂ったりする。別の要因もあるでしょうが。
(店内の様子を窺いながらも、立て板に水の如く話して)

私は無力です。しかし、他の誰かと合力すれば自分以上の力が出せます。
だから、人は集う。そして、我々は世界を革命しようとしている。
余計に力を合わせなければならない。分かっていますよ……。
私の行為の結果、そう思って頂けたならば光栄です。
人に知恵を授ける、これが私の出来ることだと思っています。
それ程、偉ぶる気はありませんが……。

つい長々と話してしまいましたね。申し訳ありません。
(熱くなりやすい、自分の性格を詫びる)


【承知いたしました】
【上手くお付き合いできませんで、申し訳ありませんでした】
【お付き合い頂き、有難う御座いました】

194:ヤスミン ◆QhX/oq0uwA
08/04/08 00:08:29 avqPZI6U
(店に入り、なじみの店主に目くばせで挨拶をする)
(言葉が達者ではないので、顔みしりの店は気分的に楽だった)

(まずは店主の前のカウンターに座り、リカルドの話を聞いている)
(熱弁をふるう学者は、本来の生き生きした姿で、ヤスミンはその話術に引きこまれた)
(リカルドが言葉を切って詫びるのを聞いて、ようやく自分もまず芸を見せなくてはならなかったと思いだす)
(懐から人形を取り出し、糸をつけてすっと店の客の前に出した)
お客様がた、どうぞご覧いただきたいあるのです。
お志など、よろしければ、どうぞありがたく。

(習い覚えた口上を述べて人形を操る)
《リカルド殿、ごらんなさいませ。みなこのような拙い芸でも、一時の憂さを忘れようと喜んでくれまする》
《あなたさまのお話は、わたくしにとって知恵の泉、赤子が得る乳のようなもの》
《こうして異国にあって、どれほどありがたいお話でありますことか》
《わたくしの技で得た金子で購なえる限りでございますれば、どうぞ今宵はいくらでもお召し上がりくださいませ》
《そしてわたくしに、さらに知恵をお授けくださいませ》

(リカルドにそう言い残してヤスミンは自らも席を立ち、店の真ん中に立つ)
(いよいよ人形の芸は冴え、客の歌声囃し声に乗って巧みに踊り、コントを演じた)
(そのようにして、その夜一夜は更けていったのだった)

【こちらもこれにて締めとさせていただきます】

【今日は無理なお願いを聞いてくださってありがとうございました!】
【好きなようにやってしまって反省しておりますが、本当に楽しかったです】
【一人だけ楽しんでしまってすみません、この次はリカルドさんもわがままをおっしゃってくださいね】
【お相手ありがとうございました。おやすみなさいませ】



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