11/01/02 22:13:51 bW+duP3o
>>268漫画の「エマ」で、逆の事描かれてますわな。漫画板の森薫スレでも言われてたんですけど、
ドイツの貿易商の家に雇われたエマが、使用人達が独自にパーティーを催して馬鹿騒ぎするのを見て、
「なぜ英国とドイツで、こんなに違うのか?」と述懐するシーンがある。
ドイツの方が、使用人の権利が広く認められているという描写ですよね。
森薫スレでも、「これ間違いじゃないのか? ドイツの方が、使用人の地位は低いはず」と突っ込まれていたんですけど、
これ、どうなんでしょうね?
また、乱歩賞を受賞した、森雅裕の「モーツァルトは子守唄を歌わない」にあったんですけど、
これはドイツじゃなくオーストリアが舞台なんですが、こういう描写がある。
「ウィーンの風習に救いがあるとすれば、階級間の隔たりが希薄だと言う点である。
立派な館の主人自らが、客と台所の間を往復しても誰も奇異とは思わない。
フランス革命は貧困に喘ぐ下層階級者の貴族への憎悪から出発したが、
富裕でのんきなオーストリア人には、そもそも“階級”意識すら確立していないのである」
これも小説(フィクション)だし、隣国だけど、クラシック音楽的に何となく繋がってそうな気がして、例として思い浮かんだものです。
こういった漫画小説で先に情報を仕入れていたので、「使用人の地位が低いのはドイツ式」というのに、
ちょっと疑問・違和感があるんですな。