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【群馬】「賛否」超え継承 八ッ場ダム予定地で秋祭り
八ッ場(やんば)ダム問題で揺れる長野原町の川原湯神社で二十八日、秋祭り(新嘗祭(にいなめさい))が行われ、
川原湯地区の住民十九人が地区に伝わる太々(だいだい)神楽を奉納した。ダムの問題が地区を二分したときも
「お神楽には関係がない」と、問題への賛否を問わず住民が続けてきたが、舞い手やお囃子(はやし)は移転などで減っている。
太々神楽は一九二八年、同地区住民が隣の東吾妻町で古くから行われていた岩島神楽を手本に指導してもらい、始まった。
第二次大戦や台風で一時中断したが、五三年に再開。長らく四月の春祭りで行われてきたが、
面や綺羅(きら)を新調した七年前から、秋祭りにも一部を奉納し始めた。
この日は実りの秋らしく、八岐大蛇(やまたのおろち)を退治する「酒造り」や
「稲刈り狐(きつね)」
「二刀の舞」が披露された。
ひょっとこや医者が登場する余興の「へそぬき」も舞われ、ユーモラスな話に見物人から「わっ」と笑いが起こった。
舞い手やお囃子は、かつては二十五人ほどいたが、移転などで減った。それでも仕事が終わった週末の夜などに練習してきた。
「先輩から受け継いできたが、何年練習してもなかなか上手にならない」と笛や太鼓で参加した旅館業の豊田拓司さん(58)。
「皆互いに切磋琢磨(せっさたくま)している。面白がっているから続いてきた」
初めて見物したという女性(37)は「こんな面白い神楽があるなんて、この地区はすごいな」と話した。
ダム問題は膠着(こうちゃく)状態にあるが、豊田さんは「神楽はこれからも続くようにしないといけないね」と話した。
2010年11月29日 東京新聞
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
>「稲刈り狐(きつね)」
どんな神楽だ?