ツンデレラ姫17発目at ASCII2Dツンデレラ姫17発目 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト933:名無したん(;´Д`)ハァハァ 10/10/19 13:00:19 RUikoVyJ 人生に疲れ果てていた。 足を止め、もう休みたかった。 934:名無したん(;´Д`)ハァハァ 10/10/19 16:34:59 eP5y2143 人間には失望した。 それでも、人によって作られ人のために生きてきたプーさんは人間を見捨てることが出来なかった。 だが、長く生き過ぎた彼の体は今や己の思い通りには動かなかった。 プーさんは作られた当初の予定では10年足らずで全身がアポトーシス(プログラム細胞死)を起こし死ぬ予定だった。 しかし子供の支持を集め莫大な商業的成功を収めたことから、研究所によって幾度となく延命処置が施された。 その中には少なからず非人道的な実験的処置もあった。 細胞活性化薬の注入に始まり、遺伝子組み換えによる人工テロメアの挿入、 寄生ISP細胞による超再生能力の植えつけ、アダマンチウム骨格への置き換え・・・ 思い出しただけで身震いするおぞましい延命手術の数々も、子供たちの笑顔のためと思えば我慢ができた。 だがある日知ってしまった。自分の延命技術に必要不可欠な物質が、子供の脳髄にしか存在しないことを。 そのために研究所に買われ解体された子供たちが、膨大な数の資材や資料として備蓄されていることを。 それがプーさんのDNAの中で散り散りになって眠っていた野生の動植物の無意識下の意思 ──生命そのものの意思と言っていいかも知れない──を呼び覚ました。 今や全身の細胞、血の一滴一滴、毛の一本一本までが「ニンゲンを狩りつくせ」とささやいていた。 それは大きなうねりとなって、抗いがたい食欲として表面化した。 プーさんは職員を何人かスポイルして研究所を抜けだし、これ以上子供たちを傷つけぬため、 人ならぬ者達が集うサイバトロン基地で生きることを決めたのだ。 ぬ 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch