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中国兵士集団失踪事件 (1939)
1939年12月10日のことである。中国軍は日本軍に攻勢をかけるべく、南京付近に集結していた。
相手は南京を制圧済みで圧倒的優位にあった日本軍である。
そこで、攻勢を有利にすべく援軍が要請され、約3,000人の兵員が現地に到着、
夜のうちに2マイルにわたって前線に展開した。司令官は援軍の配備状況を確認し、
1マイル後方の司令部に戻った。
ところが数時間後、司令部のもとに、部隊が無線に応答しないとの一報が入る。
司令官が前線に赴いたが、そこは既にもぬけの殻と化していた。
大砲は所定の位置に配備されたまま、野営の火は燃えたままであったにも関わらず、
肝心の兵士達が一夜のうちに一人残らず姿を消していたのである。
突発的な戦闘が起きた形跡はなかった。それならば1マイル後方の司令部も気付いた筈であるし、
日本軍側にもそれらしい捕虜の記録は残っていない。
前哨点に駐屯していた兵士達を取り調べても、何の物音も聞いていないと言うばかりであった。
兵士達の行方は、今もって明らかではない。