09/08/19 22:41:17 R6yFglQC
「やめてぇ! このお洋服はパパに貰っただいじなお洋服なの! 破かないでよぉっ!」ビリリッ
「ふむ―」
「君か。 久しぶりだな。 どうだね? 彼女は今回のオーケストラで最上級の逸品だったのだが」
「悪くはない。しかし――」
「ほう、何か不満かね?」
「放してよぉ! 今日はけんちゃんと海に行く予定なのにぃ!」ギチギチ
「いささか幼くはないか?」
「――っ!」
「けんちゃん! 助けてよぉ! けんちゃぁぁーーん!!」
パァン!
「――」
「我輩の高尚な趣味に口を出すとは――おいたがすぎたな、大崎」
「―フッ」ドサッ
「なっ―!?」
「けんちゃん! けんちゃぁん! けんちゃぁぁぁあぁぁああぁん!!!」
「おもしろい――それでこそ我輩が唯一障害と認めた男よ」