09/08/06 21:08:45 szJ0E0AY
>>345-347
ちゃんと犯せよ
「どうした、さっきまでの威勢のよさはどこへいった?」
「くっ……」
犬獣人は、苦しげに呻きながら目の前の竜人を見つめた。黒い鱗に包まれており、原型であるドラゴンに近い形状の腕や脚は、竜人の血の濃さを示していた。
対する犬獣人の方は、茶色い毛皮と、引き締まった体を持つ巨漢である。周囲に散らばっている、引き千切られた鎧や、砕けた斧を見ると、彼の職業が伺えた。
傍目から見れば、大柄な犬獣人の方が強く見えるのだろうが、彼は無様に手足を縛られ、猿轡を嵌められ、誰も立ち寄る事のない倉庫の中、汚れた褌一枚の姿で、冷たい床に這い蹲っていた。
竜人は楽しげに笑いながら、犬獣人の脇腹を蹴飛ばして、彼を仰向けに引っくり返す。猿轡をされた犬の口から、くぐもった呻きが漏れる。
割れた腹筋に足を乗せて、鉤爪を立てる。爪を立てられた箇所から血が染み出して、犬獣人の茶色い腹に赤い水玉模様が出来た。
「震えてるのか? 寒いのか?」
「う、うう」
「それとも」