09/01/25 19:15:46 wivzu4xe
『枕草子』から新たな記述発見
10日、京都大学現代大衆文化研究室は、清少納言による随筆集『枕草子』の新たな写本が見つかったと発表した。
昨年、同研究室に、府内の古書店が所蔵する写本への鑑定依頼があり、筆跡など専門家による鑑定作業が進められていたが、
紙に含まれる楮(こうぞ)の炭素年代測定から本物であるとの意見で一致した。この鑑定の結果、写本は鎌倉中期の歌人・藤原人為(ひとため)によるものと判明。
さらに、いままで全243段とされていた『枕草子』に、新たに13段の新しい文章が含まれていたことも明らかになった。
また、今回見つかった文章の中にはいままで文字がかすれて判読不能だった225段も完全な形で含まれていた。
その内容は、「多かる羽でよそほひするも、いとけもけもし。(多くの羽を身につけるのはとても~だ)」というもので、
前例の無い新しい形容詞「けもけもし」は日本の考古学研究に新たな一石を投ずることになりそうだ。
▽京都大学現代大衆文化研究室・坂本義太夫教授の話
平安文学を考える上で大きな発見だ。新発見の形容詞の意味が判明するにはまだまだ時間がかかるだろう。