08/11/21 18:06:57 xQDdYoSU
自由恋愛の場でも、『艶紫娯拾余帖(えんしごじゆうよじよう)』に「昔ハしらず、今時の女の子に、
十五六まで男のはだしらぬ娘もなけれど、表向ハどこまでも始めてのつもりなり」とあるように、
女の子はそのくらいの歳には性体験があるのはめずらしくなかったようだ。
実際、かなり奔放だったと思われる事件も起きている。天下泰平が続くうち、不義密通が増え、
将来の望みのない恋を悲観して心中する男女は少なくなかった。本書ではそのうちの一つを紹介している。
文化元年(1804)に隅田川で見つかった男女の水死体は、体が離れないよう互いの
体を緋縮緬の扱帯で括り合っていたことで話題をさらった。
舟を雇い、見物した人までいたという。この心中カップルは18歳の茶屋の娘と、そ
の近所に住む25歳の男。男には妻子があり、妻は臨月だったというから、
風紀が乱れていると言われる現代人から見ても、相当にスキャンダラスだ。(以下略)
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