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寝取られとは
古代中国において、泰孫という最強の男がいた。中国のあらゆる武術家と勝負し
その全てを打ち破ってきた男だった。
そんな泰孫と勝負することになったのが、老年の兵士李軒であった。
李軒は勝算の薄い戦いに何とか活路を見出そうと考えた。そうして考え付いたの
があえて自ら寝技を取られる体勢になる「寝取られ」である。
この技を編み出したことにより、泰孫ははじめて勝負を引き分けに持ち込まれた。
そして寝取られは中国拳法の一つの戦略として全土に伝わった。
民望書房