08/07/02 19:24:44 pTvAMF1A
フライングで七夕ネタ
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七夕の夜、よく晴れた夜空に天の川が浮かんでいた。
「今夜なら織姫と彦星も会えますね」
デュラ子さんが嬉しそうに話しかけてくる。
僕は笑顔で頷き、満天の星空を見上げた。
デュラ子さんと出会って半年が過ぎた、……それは同時に、
デュラ子さんと過ごせる時間も半年を切ったということになる。
一年に一度しか会うことのできない織姫と彦星。
一年の間しか一緒にいることのできない僕とデュラ子さん。
どちらがより幸せといえるのだろうか……、僕は頭を振ってこの意味のない比較を止めた。
僕たちに残されている時間が限られているとしても、
デュラ子さんとともに過ごせる時間を、一日一日を大切に生きよう、そう決めたはずじゃないか。
デュラ子さんと別れなければならないその日に、『君と出会えて良かった』と心から言えるように……。