08/04/29 07:57:53 ylgfSuqJ
白眉は、あの「やったねたえちゃん!」に代表される、わざとらしいまでの
コロちゃんへの演技づけが、段々コマが進むごとにママにもらった時の
無表情に戻っていくところだろうか。
ありがちといえばよくある手法だが素朴な描写の積み重ねとあいまって
切ない。 読後はたえちゃんが陵辱されているシーンよりも、
コロちゃんが喋っているシーンの方が印象に残ってしまう。
これは、程度の差はあれ誰もが幼少時に通過儀礼の如く体験する
「人工物に魂を感じる」という現象をたえちゃんとコロちゃんの
やり取りに感じ取るからではないだろうか。
例えばこれを女性が読んだとしても通常の男性向けエロ漫画に感じる
嫌悪感とは違った感情を巻き起こすであろう。
その点でこの作品は単なるエロ漫画という枠を超えている。
ただの鬱系エロ漫画に留まらない普遍性を獲得したのである。
カワディMAXはこれを越える作品をもう描けないだろう。