08/04/30 00:29:47 PvqBAjs3
『すると突然彼女が俺の方を見た。間違いなくその瞳には俺が移っていた。彼女は優しく微笑むと俺の向かいの席に座った。
「はじめまして。さっきからわたしのこと見てるようですけど・・・何かご用ですか?」
真っ直ぐな上目遣いの視線に網膜を焼かれるような錯覚を起こしつつ、俺は自分の行動がばれていることを知り
そこで初めて後悔と行動を恥じ、下を向いたまま答えた。
「あ・・・うん、その・・・ごめんね、そのあのええと・・・きき、君がかわいいなと思ってつい・・・」
どう見ても挙動不審者です、本当にありがとうございました、な回答をすると彼女は
「・・・うれしいな、面と向かって言われたの始めてだし・・・あの、わたし絵里菜っていいます。これ、もしよかったら連絡してください。」
と、自分で作ったであろうかピンク色のかわいい名刺を俺に差し出し・・・』
という妄想を交えつつ彼女を監視していると40代後半ぐらいのオッサンが飯を持って彼女の向かいに座った。
まぁ席が混んでるから相席だろう。半田屋ではよくあること、というかマジで日常だ。