【兄妹なのに】生殺し妹文学館【募る想い】第十八巻at ASCII2D【兄妹なのに】生殺し妹文学館【募る想い】第十八巻 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト109:59 08/03/26 13:27:47 aeyuC3nI ユウコは兄からの贈り物を両手で大切そうに持ち、それを見つめながら言った。 「わたし、嫌われてるのかと思ってた。お兄ちゃん最近わたしのこと避けているみたいだったから」 「お返しのことは秘密にしておきたかったし、それに、あんなこと言ったからなんだか顔が合わせ辛くて」 ケンイチの言葉を聴いてユウコの顔から笑顔がこぼれた。 久しぶりの妹の笑顔にケンイチはなんだか安心する。やっぱりプレゼントしてよかったと思う。 「ねえ、開けていい?」 ユウコは言った。 「ああ、あけろあけろ」 ケンイチは自分もコタツに入りながら言った。 ユウコは包装を丁寧に取り外して、箱を開ける。 「わぁ、クッキーだ」 「まあ、たいした物じゃないけど、こういうのは気持ちだから」 「ハート型の」 「……」 「LOVEって書いてある。これって本命用かな?」 110:59 08/03/26 13:29:49 aeyuC3nI 「そっ、それは違うんだ。デパートの売り場探したんだけどいっぱいありすぎて迷っちゃって。 で、おすすめって書いてあるの買ってきたんだ。だから、中身とかよく確かめてなくて……」 耳まで真っ赤になって必死に言い訳する、そんな兄をユウコはカワイイと思って見ていた。 「すごくうれしいよ、お兄ちゃん。ありがとう」 ユウコのお礼に、ケンイチは短く「おう」と答える。 ふと会話が途切れた。しばらく静寂が二人を包み込む。 「じゃあ、俺行くわ」 なんだか居ずらさを感じて、ケンイチはコタツから出て立ち上がろうとする。 「あ、ちょっとまってて」 ユウコは兄を制して立ち上がり、どこかへ行ってしまう。ケンイチは再びコタツに入って待つことにする。 しばらくしてユウコが戻ってくる。なんだかとてもうれしそうだ。顔から笑みがこぼれている。 ユウコは兄の隣に座った。 綺麗なリボン飾りの付いたノートぐらいの大きさの紙包みを胸に抱えるようにして持っていた。 ユウコはケンイチに向かってそれを差し出した。 「はい、バレンタインプレゼント」 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch