10/11/12 14:12:55 25Rd9S0G0
>>37
「↑パンツが生理で真っ赤だよww」
ID:nfNtNjvbOは顔を真っ赤にし、いまどき中学生でも言わないような発言を涙ながらにスレッドに叩きつけた。
表情が暗く、ゆえに友達が少なく、もちろん彼女などおらず、孤独な学校生活を送るID:nfNtNjvbOは、
いつしか携帯で801板の腐女子と戦うことが日課となっていた。
Pinkちゃんねるは未成年の閲覧及び書き込みが禁止されているのだが、そんなことは関係ない。
腐女子は総じてブスで性悪の、汚らしい性欲にまみれた忌むべき存在に違いないのだ。
自分はそんな馬鹿な糞どもの相手を「暇つぶし」に「してやっている」。
腐女子は「下等な部類の自分よりもさらに下等な生き物なのだ」と、奴らに思い知らせる必要があった。
しかし腐女子達はID:nfNtNjvbOの書き込みにもさしてダメージを受けた様子はなく、
それどころかこちらを馬鹿にし、あげく自演がバレ形勢不利へと追い込まれてしまった。
ストレス発散行為のはずが逆にストレスを被るとは。今日は最悪の日だ。
「クソッ……氏ね!腐女子!」
部屋に携帯を床に投げつけ、壁を蹴る。
苛立ちはなかなか収まらず、何度か音を立てて殴り続けていると、突然部屋のドアが開いた。
ハッと身を弾ませ振り返ると、そこには叔父が立っていた。
今日は帰りが遅いと言っていたのに……。
自分が今までしていたことは叔父の目には罪として映るに違いない。焦りで頭が真っ白になる。
叔父はゆっくりとこちらに歩み寄り、ID:nfNtNjvbOの前に立った。
胡乱な表情で、立ち尽くすID:nfNtNjvbOを舐めるように見回した後、ようやく口を開く。
「ここが誰の家だと思ってる」
「おじさんの、家です……」
答えると、無言で頬を張り飛ばされた。