10/09/26 01:48:26 DVd5e/PS0
どうしてこうなっちまった。
俺は先生のこと好きだけど、こんなのは嫌だ。
俺が悪いのはわかってる、だけど、こんなやり方は嫌なんだ。
先生の唇が俺の乳首に吸い付き、きつく緩く噛みついてくる。
片手はもう片方の乳首を揉み、片手は竿の付け根をぐっと締め付けている。
……つらい…けど、漸く喋れるようにはなった。
「っ…せんせっ、悪かった、謝るよっ…だ、から、許して…」
「駄目です。許せませんね。…一体何故なんです?どうして麻雛くんにあんなことを言ったんですか」
俺のことを弄び続けながら、先生は冷たい声で俺のことを問い詰めてくる。
何故?実は、そこんところが俺自身にもわからねぇ。
俺が姿をくらまそうと思ったのは、何時まで続くか先の見えなくなった裁判に嫌気が差したからだ。
世間じゃあ全く騒がれもしなくなった物に、俺はどれだけ縛り付けられなくちゃならねぇんだ。
ただ単純にそう思っただけだ、あの時は。
ここまで事が大きくなるなんて考えもしなかった。
裁判なんざ忘れて田舎で羽根を伸ばしたい、それだけだった。
あいつがそんなに落ち込むなんて思わなかったんだ。
だが…その後は?羽根を伸ばして、その後どうするつもりだったんだ。
あいつらに捕まらなかったとしたら?
山に籠ってあいつらをやり過ごしたとして、その後は?
しばらくのんびりしたとして、それから?そのまま俺は田舎で朽ち果てるつもりだったのか?
それとも元の生活に戻る?
わからねぇ、何度考えてもわからねぇんだ。
「…そんなあやふやな考えに僕らは振り回されていたんですか。益々許せないですね」
俺はいきなり腰を抱え上げられ、大きく息を吐いた。