11/02/08 00:55:07 TGYGQarvO
>>634さん
ごめんなさい…
きっちり心身共に成人したら、また来ます!
ありがとうございました!
636:風と木の名無しさん
11/02/08 22:09:44 pl12M3ZLO
某バンドのJP(本名)の名前にどきっとする奴は挙手!!!
絶対ここにいるような奴は自分だけじゃないハズだ。
637:風と木の名無しさん
11/02/09 01:12:53 dxtALTKEP
>635さんが無事成人するまで、頑張って存続させよう!
>636
ノシ
越境ネタもぼちぼち知りたいor読みたいな。
638:風と木の名無しさん
11/02/16 00:12:08 JXVY5ltl0
流れも止まってるみたいなのでSS投下しても大丈夫かな…?
コメディだし大したもんじゃないんだけど。
639:風と木の名無しさん
11/02/16 00:26:20 KditgimiP
>638
どうぞどうぞ
640:風と木の名無しさん
11/02/16 00:47:55 9mJrNnfkP
>>638
wkwk
641:638
11/02/16 01:25:59 JXVY5ltl0
それではお言葉に甘えまして失礼します。
スレを読み返していて、>>433~>>463辺りの流れが面白かったので、自分なりに膨らませてみました。
色んな要素を強引に盛り込んだ部分もあり、コメディですし気楽に流していただければと思います。
なお、オリジナルの個人名が出てきますが、適当に思いついた名前なだけでモデルになってる人物などはおりません。
さて、スレに投下するのって初めてだから上手くいくといいんですが…
642:638
11/02/16 01:27:20 JXVY5ltl0
「リンゴ、待ちくたびれたよ!」
「ああ、ジョージ、モーニン」
モーニンというには遅すぎる昼過ぎ、いつも通りリンゴはのんびりとスタジオにやってきた。
いつも通りと言ったって、この個性的過ぎるメンバーが集まってのこと、「いつも」が同じ日であったことはないのだが。
リンゴの姿を見つけると、それまで表情を消して1人ギターをいじっていたジョージは尻尾をふるようにして駆け寄ってきた。
「それで」
「うん」
「今日は何だってんだい?」
常の「いつも」と違う点。
まず、スタジオのど真ん中でどす黒いオーラを撒き散らしながら、ジョンがギターの弦をキリキリと調節している。
よく見ると彼の周りには既に切れた弦が1弦~6弦までとりどりに散乱している。彼はフェンダーの廻し者になったのか?
そして不機嫌なジョンを見て無駄にオロオロオロオロとしているエピー。もっともこれはジョンが不機嫌な時の「いつも」だ。
何よりもコンソールルームからであろう会話がスタジオ内に鳴り響いているのだ。
声からするとここに姿の見えないポールとマーティンのようだ。
「誰かスイッチ入りっぱなしなの伝えてないの?」
「ああ、うん、それがさ…」
話すと長くなるよと前置きしつつ、断ることを許さない勢いでジョージは話し始めた。
643:638
11/02/16 01:29:31 JXVY5ltl0
こないだのケビンの新譜、あれに使われてた音の正体をポールが気にしてたの知ってるだろう?
昨日、君が先約があるっていうから、僕とジョンとポールと3人で飲みに行ったじゃない。運悪くそこにケビンがいたんだ」
普段あまり斬新なことをするとは言えないケビンなのだが、その新譜には確かに今まで聞いたことのない音が使われていた。
そう言ったものに食いつく習性の強いポールはそのレコードを繰り返しかけては、これは何だろうと首をかしげていた。
「当然、ポールはもう僕達のことなんてほったらかしで、もうケビンに夢中だよ」
「なるほど」容易に想像がつく。しかしその程度のことならばジョンもジョージも慣れっこのはずだ。
「でさ、リンゴ知ってる?ケビンにあっちの噂があるの…」
「ああ、そういうことか」
「ポールは何とか秘密を聞き出そうといつも以上にニコやかに話しかけてるしさ、彼も調子にのったんだろうね、ずっとポールの腰を撫でながら話してたのさ。」
ジョンの前で。
「それで、いざ核心を聞き出そうってなった時『ここじゃなんだから、俺のうちで実践して教えてやるよ』ってね、ケビンが」
狭い店内、美しい女性と話しながらも彼らの会話にずっと耳をそばだてていたジョンは電光石火の勢いで彼らに割り込んだ。
「それで、殴ったのか」
「ううん、殴ってない。僕もジョンは随分と大人になったもんだなと思った」
殴らなかったことを感心されているのはどうかと思うものの、自分のパートナーが腰を撫でられ続けた挙句に家に連れ込まれそうとあってはじっとしてられる訳もないであろうとリンゴも思った。
「『こいつは今晩は俺んちで過ごす予定なんでね』ってケビンに捨て台詞してポールを引きずるようにして店を出てったよ。
そんなとこに置いてかれたって困るから僕も慌てて追いかけたさ」来たばかりだった3杯目のグラスに手をつけてなかったのにとジョージはぼやいた。
644:638
11/02/16 01:30:17 JXVY5ltl0
「帰りのタクシーはそりゃ地獄さ。もう怒鳴り合いっぱなし。
ジョンは『お前の腰に神経は通ってるのか!?あんな下心丸出しに撫でまわされて家になんて着いていったらどうなってたと思うんだ!?』って」
「至極まっとうだね」
「ポールはポールで『せっかく秘密が聞き出せそうだったのに何で邪魔したんだ!
腰なんかいつも君が撫でてるんだから慣れっこだよ。
それに僕だって大の男なんだからそう簡単にどうこうされる訳ないじゃないか!?』ってさ」
「前半はともかく後半は普通に聞いたら筋は通ってるな」
「言ってるのがド天然じゃなければね」
自覚がないということは恐ろしいと2人は無言でうなづいた。
「そりゃタクシーの運転手は災難だったな」
「その前に僕をねぎらってよリッチ!」
「お疲れさん、ジョー」
「サンクス」
645:638
11/02/16 01:37:39 JXVY5ltl0
「昨日の流れはよく分かったけど、これは?」と空を指さしてリンゴは尋ねた。
相変わらずスタジオ内にはウキウキと弾むポールの声と常よりもやにさっがった声のマーティンの、
わー!!!さすがだよ、ジョージM!! ハッハッハ、これぐらいで感心されちゃ困るな。なんて頭の痛くなるような会話が垂れ流され、
ジョンは今度はひびの入ったピックを量産し始めていた。ついでに言うとエプスタインは動物園の熊のようにその辺りをぐるぐるしている。
「昨夜のことがあるから、当然ジョンとポールは朝から口もきかないし」まぁその程度のことならスタッフは慣れたもんだが
「先に耐えられなくなったのがポール。、さっきあてつけがましく『マーティンに相談してくる』なんて言い残してコンソールルームの方に向かったんだよ」
ポールはケビンの「音」の謎をマーティンに相談したのだろう。
マーティンはしばらく考えこんでいたが、アビーロードスタジオにある様々な楽器の莫大な音源の中から正解に近いものを探しだしてきたのだ。
そうなるとポールの機嫌は一気に直ってしまい、きっともう昨日のジョンとの喧嘩のことなんて忘れているに違いない。
今はただただ素直にマーティンを称賛しているようだ。
マーティンはマーティンで最初ポールに当て馬的に使わたことは分かっているのだが、その無邪気な笑顔で褒めそやされると悪い気がしなくなるらしい。困ったおっさんだ。
「それで、スイッチが入りっぱなしだって2人は気づいてるのかな?」
「さぁ」
2人のうちのどちらかが確信的に会話をスタジオに聞かせているのか…? そう考えると誰も怖くて言いに行けなかったらしい。
「僕は案外ジェフが犯人じゃないかなと思ってるけどね」
「エメリックがねぇ、へぇ…」
ライバルと言うには強大過ぎる相手を牽制するには上司をも売るというということなのか…
リンゴは想像してちょっぴり身震いをした。
646:638
11/02/16 01:38:48 JXVY5ltl0
と、「ああ、うん、よし、やはりここは私が言ってこよう」バターになるんじゃないかというぐらいその辺りをグルグルしていたエプスタインが唐突に決意の声をあげた。
しかし、タイミングの悪い人間というのはいるものだ。おや、コンソールルームからの声が聞こえなくなったかな?と皆が気付いた直後、
エピーが手をかけたスタジオの扉を反対側からバターンと押し開けたポールが飛び込んでくる。
あの重い扉を器用なもんである。哀れエピー。
「ジョン、ジョン、あの音の秘密が分かったんだ! さ、そんなギターは置いて僕の話を聞いてよ!!」
そのあどけなさの残る顔を無邪気に綻ばせたポールは、ジョンのまとっている重苦しいオーラなんて全く気にせずいそいそとジョンの元に駆け寄ってくる。
流石のジョンだって唖然とした。唖然とはしたがキラキラ輝く大きな瞳と真っ向から見つめ合うと、きっちり5秒後に大きなため息を1つついて
「本当にお前って奴は… OK、話しを聞こうじゃないか俺の姫君」
盛大に苦笑と何か他のものの含まれた表情を浮かべてポールに向き合った。しっかりその腰に手を回すことも忘れていない。
さっきまでのことをすっかり忘れているポールもポールだが、簡単に絆されてるジョン、あんたも大概だよとそこにいた全員が思ったが口にする者はいなかった。
「ところで、ジョージ」
「何、リンゴ?」
「お前さんはなんでこんな空気の悪いスタジオに留まっていたのかい?」
「そんなのリンゴを待ってたに決まってるじゃないか!!」
「可愛いこと言うんだね」
「そう思うんならお茶を奢ってよ」
「OK」
さっきまでのピリついた空気から一変して、桃色に色づいてしまったのではないかと思うスタジオを2人は抜け出すことにした。
どっちにしろしばらくは仕事にならないだろうからね。
647:風と木の名無しさん
11/02/16 02:15:28 sG/8sYKEO
>>638
乙!!!
天然ポールひでえww
648:風と木の名無しさん
11/02/16 11:41:25 t66wozpnO
面白かったww
649:風と木の名無しさん
11/02/16 22:40:38 R1c4MAE30
モニターの前で盛大にワロタw
誰か、ドアと壁の間でぺしゃんこになったエビーに空気いれとけ!
650:風と木の名無しさん
11/02/16 23:56:29 mfmYdtLuO
エピーってやっぱこういう役回りが似合っちゃうよねw
651:風と木の名無しさん
11/02/17 20:40:19 0PhbeLE30
投下乙!
キリキリ舞いするジョンに吹いた
ところでお願いなんだけど、いきなりssに入らずに冒頭にcpだけ記入してもらえるかな?
>>226や>>229みたいな人達もいる訳だし
652:風と木の名無しさん
11/02/18 03:30:11 DxxZTtuV0
638です。
レスありがとうございました!嬉しかったです!
>>433~>>463辺りの要素をどれだけ盛り込めるかというのに挑戦してみたかったので少々強引な感じになってしまいました。
特にエピーの扱い方に困って結局、ああなりましたw
ビーは初書きでしたが少しでも楽しんでいただけたようでしたらば光栄です。
ネタ元となって下さった皆様に感謝いたします。
>>651
ご指摘ありがとうございました。
2に投下するのが初めてでまごついてたこともありうっかり失念しておりました。
御不快な思いをさせてしまった方がいらっしゃいましたらば、申し訳ありませんでした。
653:風と木の名無しさん
11/02/20 02:52:32.68 R7obBTTSO
そういえばミミはJがPと付き合うのを
P父はPがJと付き合うのを、お互い嫌がってたんだよね
理由としては
ミミ→労働者階級の子と付き合うなんてとんでもない!!
P父→あんな不良と付き合うなんてとんでもない!!
だったみたいだけど
他に理由があったんじゃないのかと、つい勘繰ってしまう
654:風と木の名無しさん
11/02/20 03:37:29.54 Ouxzx6G7O
>>653
ミミはジョンの友人の中でもPは最終的に気に入ってたみたいだけどね
親受けよさそうだもんなPw
655:風と木の名無しさん
11/02/23 03:26:26.14 c+OleZrb0
密林から去年のJ映画のブルーレイの予約案内が来たよ
発売は6月だって
特典映像の未公開シーンの中にPやGとの場面があるといいな