モララーのビデオ棚in801板57at 801
モララーのビデオ棚in801板57 - 暇つぶし2ch438:二つのスプーン 0/5  ◆Cf6pwGhzSc
10/05/07 00:36:09 dzzXtVS90
ピンポン ドラチャイ 最終話です。エロ有ります。
このあと5レス消費いたします。
いろいろとご迷惑をおかけしました。
読んでくださった方、本当にありがとうございました。

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

439:二つのスプーン 1/5  ◆Cf6pwGhzSc
10/05/07 00:38:26 dzzXtVS90
目をぎゅっとつぶって涙を押し出すと、まだ潤みが残っている瞳で孔は風間の目を見つめ、
「背中、見せて」
と囁いた。
風間が布団をはねのけてベッドの脇に立った。
着ていたスウェットの上を無造作に脱ぎ、背中をこちらに向ける。
明りのない部屋の中でも、風間の鍛えられてきれいに盛り上がった筋肉がわかった。
孔はベッドから降りると、カーテンを閉めていない窓の外からの、常夜灯の明りで薄暗く照らされた風間の身体に、そっと近づく。
「ここ…」
つぶやいて手を伸ばし、指の先でそっと肩甲骨のあたりを撫でると、孔は小さく息を吐いた。
「ここに、赤く、痕が…」
赤い痕を思い出す毎に、孔は見知らぬ指に嫉妬した。
自分には付けようのない傷を付けることの出来る指。
一緒に歩く時、風間の背中を意識するとどうしようもない感情が孔を襲った。
風間の逞しい身体と寝る自分を想像したこともある。俺はいかれている、とその度に孔は思った。
身をかがめ、風間の肩甲骨にキスを落とす。
軽く噛む。
風間の身体がぴくりと反応し、口づけたまま孔は囁いた。
「風間…好き、」
その瞬間、勢いよく振り返った風間にベッドに押し倒され、噛み付くような口づけを落とされた。
暗闇の中でぎらぎらした風間の目が孔を見つめる。
お互い、引きむしるように身に付けていたものを脱ぐと、深く舌を絡めたまま相手の下半身に手を伸ばす。
押し付けられるそこが熱い。
一度唇が離され、触れるか触れないかのところで、風間の舌が孔の唇を愛撫する。
唇を開いて誘うと、また唇が落ちてきた。
舌を絡める。
キスだけでもいってしまいそうだ。

440:二つのスプーン 2/5  ◆Cf6pwGhzSc
10/05/07 00:40:21 dzzXtVS90
あと何回か上下されたらいく、と孔が思った瞬間、風間が孔を愛撫していた手を離し、自分の唾液を指につけると、孔の脚を広げさせて小さなすぼまりにゆっくりと塗り付けた。
「あ、あっ、風間、なに」
知らぬ感覚にぞくぞくと背中を何かが這い上がる。
耳元で風間に囁かれ、孔はきつく目をつぶった。
「ここに、孔の中へ通じる扉がある…」
「かざま、…あっ」
ぬめりの助けを借りて、風間の指先、ほんの少しが窄まりの中に入った。
異物感に孔が声を上げる。
「あっ、あぁ、」
「私がゆっくり時間をかけて鍵を開けてやるから、」
孔が握る屹立したものを、意識させるように動かす。
「これを、入れさせろ」
未知の快感が孔の身体を走り抜ける。
再び孔の一部は風間の手に翻弄されていた。
「お前が私の背中に痕を付けろ…孔」
「は、あっ、…は、」
これ以上ないというほど張り詰めてとろとろと透明の液体を落としていた孔は、その声を聞いて、達した。



途中で理性を失しかけると言う経験を、風間は初めてした。
本当は、もっと時間をかけるつもりだった。
しかし、これはどうだ。
ブレーキが利かない。
孔に触れる度、孔の顔を見る度、孔の視線に見つめられる度、風間の胸の中に激しい何かが沸き起こる。
一体孔の何が風間をこうも駆り立てるのか、全くわからなかった。
相手は男だ。
しなやかではあるが太い骨格を持ち、鍛えられた筋肉をその上に張り付け、張り詰めた皮膚が覆っている。
孔が自分に触れる、それだけで興奮する。
大声でこの男は自分のものだと怒鳴りたくなる。

441:二つのスプーン 3/5  ◆Cf6pwGhzSc
10/05/07 00:42:36 dzzXtVS90
自分の恋は不毛のままに終わると思っていた。
思いを伝えることも出来ないと思っていた。
と同時に、もし孔を手に入れることが出来るなら、この自分の乾きは治まるかもしれないとも思っていた。
けれども、孔に触れれば触れるだけ、乾きが強くなる。
もっと。
もっと。
孔、お前を私にくれ。
私を好きだと言え。
舌を絡め、ぬめる口内を吸い上げながら、こんな寓話がなかっただろうか、と考える。
飲んでも飲んでも咽喉が渇く、王様の話。
なかったか?
ああくそ、孔。

薄いゴムに覆われた風間が、狭い中に入っていく。
回数と時間をかけるべきなのを十分わかっていて、しかし風間には全く余裕がなかった。
ぬるぬるとぬるつく人工の液体が侵入を助ける。
孔はきつく眉を寄せて、風間を見上げている。
広げられた脚の間に入り込み、ゆっくりと腰を進めていくと、ぎりぎりと差し込むような苦しい喜びが風間の胸を突き上げた。
汗がこめかみから頬を伝って流れ、顎の先から孔の腹の上に落ちる。
額から流れた汗は鼻の先から落ちた。
全てが納まり、皮膚と皮膚が密着すると、孔は背をそらせて呻き声をあげた。咽喉があらわになる。
孔の首筋から汗が流れ落ちるのが見える。
上半身を倒して孔の腰の下に手を差し込み、もっと密着するように抱え上げる。
孔の汗と自分の汗で腕が滑る。
「孔、私の背中に手を回せ」
関節が白くなるほどシーツを握りしめていた指がこわばりながら開き、溺れる人間のように風間に回された。
かき抱かれる。

442:二つのスプーン 4/5  ◆Cf6pwGhzSc
10/05/07 00:45:07 dzzXtVS90
孔、お前が私に痕を付けろ。
あの時付けられた痕とは、全く意味合いの違う傷を。
お前の所有の証を付けろ。
私はお前の物だ。



一体、あれから何度の夜が過ぎただろう。
目が覚めると、カーテンの隙間から明るい日差しが差し込んでいた。
大きく伸びをして、風間は孔を見やる。
孔が目を開き、風間を見て笑った。
「おはよう」
風間が口を開いた瞬間、孔も同時に口を開いて、声が二つ重なった。

少しばかり感動を覚えて、風間は孔を眺めた。
時々、こうやって誰か自分達以外のものが謀ったかのように、孔との行動が重なることがある。
思考を読まれているのかと疑うほど、自分が考えていることを口に出されたりもする。
そう言う時、風間は一冊の本を思い出す。
遠征のために新幹線に乗らなければならなかったことがあった。
スポーツ雑誌でも購入して手持ち無沙汰を解消しようと駅構内の本屋に立ち寄り、文芸誌のコーナーを通りかかった時、普段は目に留まらないハードカバーの本が目に付いた。
作者の名前もかなり個性的なそのミステリは、風間の好奇心をちょっと刺激した。
ほんの2時間程度の旅である。旅の供に、たまにはこう言うのもいいかもしれない。
風間はその黒い表紙の本を手に取ると、レジへと向った。
短編集だった。一話目は、探偵とその助手が、古い友人に助けを請われ、ある屋敷へ赴く話だ。
探偵と助手が、友人の服の裾を掴んでいる子供に挨拶する。
その声が、「二つのスプーンが重なるように」ぴたりと重なる。

読みながら、風間は、男同士でずいぶん仲の良いことだなと単純に思った。
揶揄する気持ちではなく、ただ印象に残ったのだ。
孔と声が重なるように同じことを言うという体験をするようになって、風間の脳裏に浮かぶのは、その短編だった。
二つのスプーンのように重なる二人の声。
そして、少しばかり使い込まれて、瑕が付いていたり、光が鈍くなったりしているそれが、テーブルの上に重ねられて置かれているイメージ。

443:二つのスプーン 5/5  ◆Cf6pwGhzSc
10/05/07 00:48:06 dzzXtVS90
これからもスプーンには瑕が付くだろう。使われて、新品の輝きは失われていくだろう。
それでも、一緒に重ねれば、寸分の狂いもなくぴたりと重なって落ち着く。
一緒に暮らしてはいなくとも、孔とそんなふうに時間を重ねられればいい、と、風間は思う。

「どした?」
孔の顔を見つめながら物思いにふけった風間に、いぶかしげに孔が声をかける。
我に返った風間は、「なんでもない」と答えながら、小さく笑った。
「コーヒー、飲むか?」
「ありがとう、貰おうか。午前中、ちょっと田村さんのところまでちょっと出かけてくる」
「田村サン…誰だっけ。私知ってる人?」
「そうか、知らないのだな。星野と月本が小さい頃から卓球をやっていた所の人だ」

日本代表の選抜試合で、風間は負けた。
夢に向かって最大限の努力をし、しかし伸ばした手は届かなかった。
後悔はない。
やるだけのことはやった。
どのような結末であれ、風間はそれを受け入れる。
自分が卓球から離れることなど出来ないことも承知で、夢が手に届かないことも思いしらされて、考えなければならないのはこの先のことだった。
負けについては納得している。
気持ちは穏やかだ。
しかしふと、口の悪い、しかし愛情深い、「オババ」と呼ばれる田村の顔が見たい、と思ったのだった。

「うん、わかった」
「午後には戻る。そうしたら、買い物にでも行くか」
「いいよ。何買う?」
そうだな、と風間は呟いた。
「揃いのスプーンを買いたいのだが、どうかな」


□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

ありがとうございました!

444:風と木の名無しさん
10/05/07 04:21:20 fEK/E7tV0
>>408
勝手にmy保守で読ましていただきました
大変な萌えをありがとうございます

>>434
通じ合ってる2人イイヨイイヨー
アニバおめ!来年は20年か…

445:風と木の名無しさん
10/05/07 05:15:56 32SfCmd7O
>>443
GJ
うおおドラチャイうおお新しい扉すぎるうおおおお
チャイナの片言とドラゴンの固い喋りがかわいくてたまらんです
お疲れ様でした!



446:風と木の名無しさん
10/05/07 13:21:17 snapPuF9O
>>438
GJ
長年このカプを好きでいて良かったよ
お疲れ様でした

447:風と木の名無しさん
10/05/08 23:20:53 PTPwM3Zg0
ただ今、棚の保管庫の掲示板にて、作品へのレス・感想について議論しております。
よろしければ下記urlへ
URLリンク(s.z-z.jp)

448:連鎖<三條>1/9  ◆DEP4IVx7X6
10/05/09 22:30:04 1ys8p8tl0
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
タイガードラマの三條×武智→飛来×武智。エロ少々だが有。起承転結の転しか無い感じになってます。

噛み締める唇を解かせようと指を差し入れれば、それは笛を扱うものだと知っているからか歯を立てない。
情事の最中ですらそんな理性の働く武智を、三條は可哀想にと想う。
明かりを抑えた寝所に二人きり。膝の上に抱え上げ貫く体はすでに溶け、無意識に揺れる腰を
もう止められずにいると言うのに、その表情にはいつまでも苦悶の色が残る。
眉間に深く刻まれた皺。
何故だろう。彼はいつも罰を受けるかのように、この行為に身を沈める。
確かに初め方は間違えた。それでもそれ以来無理を強いているつもりはないのに、武智の体と心の
乖離の溝は一向に埋まる気配を見せない。
それは淋しくも憐れな事だと三條は思う。だから、
含ませた指で口腔内を探り食い縛る歯列を割って、三條はその奥から彼の声を引き出そうとする。
「…あっ…やぁ…っ」
下肢をじわりとした緩やかさで突き上げながら、零れ落ちるその喘ぎが止められなくなるまで。
やがて含みきれなかった唾液が口の端を伝うようになる頃、三條は武智の口からそっとその指を
引き抜くと、それを武智の指と絡ませた。そして、
「自分のええようにしなさい。」
告げた言葉に、それまで力を失くしていた武智の瞳がわずかに揺れる。
傷ついた光をちらりと覗かせ、しかしそれはすぐに閉じられると、両の手を捕らわれたまま、
彼は自らその身を蠢かせだした。
「あぁ…っ…ん…ぁっ…」
快楽を追う。それはけして悪い事ではないだろうと思う。
人を欲しくなり、肌を合わせたくなり、共の快楽に溺れる事を望むのはけして罪ではない。
それを武智の身体は知っているようになのに、心だけは頑なにそれを受け入れようとしない。
「…ひ…ぁっ…もう…」
そして望むのはいつも終わり。
許してくれ。もう早く終わってくれ。その為ならば、と自分の上でその身体が淫らにうねる。
何もかもが裏腹な、そんな彼に沸き上がる感情は憎らしさと愛おしさ。
あぁ、自分までもが引き摺られる。
その自覚に微かな苦笑を浮かべながら、三條はこの時武智の手を引き寄せると、彼の望みを叶える為、
その体を自分の下に組み敷いていた。

449:連鎖<三條> 2/9  ◆DEP4IVx7X6
10/05/09 22:31:20 1ys8p8tl0
「大丈夫ですか?武智。」
事が終わり、名を呼び、言葉なく茫洋と目を開けている武智の頬に手を添え、そう声を掛ければ、
それに彼は瞬間ハッと意識を戻したようだった。
「申し訳ありません…すぐに…」
上げすぎたせいか、すっかり掠れてしまっている声でそう言いながら、三條の腕の中から辞そうとする。
しかしこの時、三條はそれを許さなかった。
「まだ無理でしょう。もう少しここにおりなさい。」
言いながら膝の上、横向きに座らせた武智の身体を抱え直す。
それに武智は逆らわなかった。いや、逆らう力も無いようだった。
ぐったりと手足を投げ出し腕の中に収まる、その身がひどく重く感じるのは彼が疲れきっているからだと、
手に取るようにわかる。
相反する心と体に必要以上の気力と体力を削り取られている。
それでいてそんな行為から逃げようとしないのは、やはりこれが彼にとって罰だからなのだと三條には思えた。
「武智は、私が嫌いですか?」
それ故、思わず口をついた言葉。それに腕の中で武智の瞳が持ち上がった。
「……三條…さま…?」
「おまえはいつも私とこうする時つらそうだ。それは私が嫌いだからですか?」
「…そんな事は…っ」
「ならば好きですか?」
「…………」
「好いた相手にも、このような抱かれ方をするのですか?」
「…この…ような……」
言われた言葉に、戸惑うような武智の呟きが零される。
反応する所はそこなのか、そう思えば少しだけ可笑しくて、三條はこの時腕の中の武智を肩を
強く抱き寄せるとその言葉を続けた。
「別に責めているつもりはないのです。ただもしそうなら、たとえ好いた相手が私でなくとも
それは憐れな事に思えてね。」
「……あわれ…」
「望む相手と肌を合わせて気持ちようなる事は、けして悪い事ではないのですよ。」
「………っ…」
「恥じる事でも、苦痛に感じる事でもない。それどころか自分の腕の中で共の快楽に溺れてくれれば、
それはひどく……愛おしい。」

450:連鎖<三條> 3/9  ◆DEP4IVx7X6
10/05/09 22:32:26 1ys8p8tl0
伸びた指が武智のほつれた髪を撫でる。
それにこの時武智はひどく驚いたような目を向けてきた。
黒い瞳が行灯の淡い光を受けてゆらゆらと揺らめいている。
その動揺が、三條にはひどく不憫だった。それは、
「今まで、おまえにそう教えてくれる者は誰もいなかったのですか?」
彼の、おそらくは自分が知りえる事の無い、過去に対して。
「ならば、それはやはり可哀想な事です。相手も、おまえも。」
告げた言葉に返される声は無かった。
それは図らずしも己の推測の正しさを意味しているようだった。だから、
「変な事を言っていますね、我ながら。でもそう言わずにはおられぬほど、私はおまえが好きですよ。」
少しだけ笑みを含ませた声でそう囁き、三條はこの時もう一度武智の顔を胸元に押し付けるように抱き込む。
それに武智は抗わなかった。
しばしそのまま身を添わせ、その果て、

ありがとうございます――

ひそりと耳に届いた小さな呟き。
それは好いた相手は自分ではない、別の者なのだと言う事を素直に告げていた。
けれどそれを三條は刹那、これでいいのやもしれぬと思う。
あれは、そんな自分だからこそ言ってやれた言葉だった。
これがもし、この愚直なまでに己に厳しく、それでいて誰よりも人寂しい魂を自分だけのものに出来る
可能性のまだある身であったなら、おそらく自分はこんなふうに彼を思いやる余裕など持てなかっただろう。
抱き寄せて、触れるぬくもりの柔さに知る恋情の深淵。
見える。
この魂が手に入るとなれば彼に想いを寄せる者はきっと、それはその想いが強ければ強いほど、

気が……狂うのだ――

451:連鎖<武智> 4/9  ◆DEP4IVx7X6
10/05/09 22:33:34 1ys8p8tl0
三條邸を辞し、その日予定していた他藩士との会合を済ませ、藩邸に戻ったのは日が西に傾く頃合だった。
まっすぐに自室へと向かい障子戸を閉めると、武智はそのままその場に座り込む。
頭がひどく重かった。原因はわかっている。昨夜、三條に言われた言葉のせいだ。
『望む相手と肌を合わせて気持ちようなる事は、けして悪い事ではないのですよ』
今日一日脳裏に巡っていたその言葉を、武智はそんな事……と胸の内で一人ごちる。
そんな事、これまで考えた事も無かった。
物心ついた頃から奪われ、汚されるだけの行為は、慣れてゆく身体と共に自分には嫌悪しか感じない。
だからこの身体も道具でいい。
けれどそんな嫌悪をあの人は罪ではないと言う。
好いた相手とならば違うのだと。
それどころか、それを知らなかった自分は可哀想だとまで……
うつむき、落とす視線を動かせぬまま、武智はそんな事はない、と心の中で否定する。
しかしそうする矢先にも、しかし…と揺れる想いが脳裏を埋ずめてゆく。
昨夜から何度この繰り返しに苛まれているのだろう。
その度に目の奥に浮かんでくる一つの面影に、武智はこの時その目元を苦く歪める。
浮かぶ顔はいつも自分を痛ましげに見下ろしていた。
心配そうに、そして時折つらそうに。
それを自分はずっと同情なのだと思っていた。
優しい者だったから、憐れに思い相手をしてくれているのだとも。
でなければ何故、わざわざこんな汚れていると知っている身を………
しかしそれでいて自分が彼に与えてやれるのも、またこの身体しかなかった。
心など伴わなくても男が快楽を追える事は嫌と言うほど知っている。
だから使ってくれればいいと思っていた。思っていたのに……
それすらあの人は互いが憐れだと言った。
ならば自分はどうすればいい。
思考の堂々巡りに知らず、深い息が口をつく。と、その時、
「失礼します。先生、お戻りですろうか?」
障子一枚を隔て、不意に聞こえた声に武智はびくりと肩を震わせた。
咄嗟に背後を振り返り、それでもなんとか返事を返す。
するとそれを合図とするように横に引かれた戸の向こう、姿を見せたのは収次郎だった。

452:連鎖<武智> 5/9  ◆DEP4IVx7X6
10/05/09 22:34:42 1ys8p8tl0
「お疲れ様です……と、どうされたがですか?」
着替えもせぬまま座り込み、動けずにいた自分を見て、収次郎が不思議そうな顔をする。
しかしその眼差しはあらためてこちらをしかと認めると途端、怪訝な色を濃くした。
「なんや顔色が悪いようですが。気分でも悪いがですか?」
少しばかり慌てたように部屋の中に入ってきたその身が、立てずにいる自分の側近くに膝を
付いてこようとする。
しかし武智はそれを遮ろうとした。
「なんちゃあない。ちっくと疲れただけじゃ。」
言いながら逆に立ち上がろうとする。しかしそれはこの時、為される事はなかった。
不意に目の前を襲った暗闇。
それが目眩だと気付く前に、傾いだ肩に手が掛けられた。
「先生っ」
名を呼んでくる収次郎の声と、支える為にこめられた手の力。
それに武智は懸命に体勢を立て直そうとするが、この時目眩はなかなか治まってはくれなかった。
しばし収次郎に支えられたまま目を閉じる。それでも、
「……すまん…」
やがて平衡感覚がようやくに戻り、もう大丈夫だと武智はなんとかその身を起こそうとする。
しかしそれをこの時、収次郎は許してはくれなかった。
肩を掴む手に力を込められたまま、それを不意に強く引かれる。
えっと思う耳元に唇が寄せられ、落とされた言葉。それは刹那、武智の背筋を凍らせた。
「昨夜は三條様のお屋敷でしたか。」
「――」
「ええ匂いがします。」
それは、おそらくは移り香だった。
昨夜一晩、その腕の中に包んでくれていた人の……
思い至った瞬間、武智は反射的に目の前にある収次郎の胸を強く押し返していた。
寄せていた身が離れる。
するとそんな自分の反応に収次郎は瞬間、困ったような、それでいてどこか悲しそうな顔を見せた。
が、彼はそれをすぐに表情から掻き消す。そしてその代わり、

453:連鎖<武智> 6/9  ◆DEP4IVx7X6
10/05/09 22:36:10 1ys8p8tl0
「やはり顔色が悪いがです。布団を敷きますきに、今日は休んでつかぁさい。」
無理に作っただろう笑みをその口元に浮かべ、自分からその手を離してきた。
座り込んだまま動けない自分を置いて、立ち上がろうとする。
行ってしまう……
それに武智の胸はまた痛む。
傷つく?ならばそれは身勝手だ。支離滅裂ですらある。
しかし思い返せば、自分は彼に対していつもこうだった。
いつも……それはいったいいつから?
幼い頃からずっと側にいた。それが誰より近い存在だと思うようになったのはいったい…
前だけを向こうとしながら、それでいてどうしようにもなく揺れ惑う自分の背中を支えてくれた彼が
常に後ろにいてくれると知らず安堵するようになったのは……
しかしそんな彼に自分は与えられるばかりだった。
時折求められる、この身体ですらまともにやれてはいなかった。ならば、自分はこの先、
どうすればいいのだろう?
震える指先が宙に伸びた。背を向けようとする収次郎を止めるように、縋るように。
それに気付いた収次郎が少しだけ眉根を寄せる。
どういたがですか?先生?
こちらの身を案じるような声。
しかしそれを武智はいらないと思う。欲しいのは…わかって欲しいのは……
自ら触れれば伝わるだろうか。
心配げに戻ってきた収次郎の頬に触れる指先。
反らさず、目を見れば伝わるだろうか。
声が出ず、視線を絡ませる事しか出来ない。
けれどそれではきっといけない。だから懸命にせめて、
「……収次郎……」

名を呼べれば……伝わってくれるのだろうか――

わからない。わからない事だらけだ。
自分は気持ちの伝え方などまるで知らない。
そんな事は……今まで誰も、教えてはくれなかった。

454:風と木の名無しさん
10/05/09 22:46:46 LPNnic1JO
支援。連投規制かな?

455:連鎖<収二郎> 7/9  ◆DEP4IVx7X6
10/05/09 23:42:39 1ys8p8tl0
障子戸越しに禍々しいまでに赤い西日が部屋の中に射していた。
夕闇はもうすぐ近く。藩邸内では夕餉の時刻に合わせて人が騒々しく動き出す頃だろう。
ここにも誰かがまた声をかけに来るかもしれない。
そうわかってはいても今、武智を抱く欲を収次郎は止められなかった。
「……ぁ…あぁ…っ…」
布団どころか羽織一枚を脱がす手間さえ惜しんで、抱き込み畳の上に押し倒した身体は、
互いに袴だけを解き落とすような性急さでも、繋がる快楽に甘い声を上げる。
そんな武智の汗ばんだ首筋に収次郎は顔を埋める。
そして吸い込む、その匂いが堪らなかった。
それは武智自身のものでは無かった。土イ左のものでも、この藩邸内のものでもない。
自分のような者では気後れするような感覚を覚える、冷たくも高雅な薫り。
出所は一つしか思い浮かばなかった。
京の三條家。主家耶麻内家と縁戚関係にもあるその家の主と武智は、なにやら当初から
不思議と息が合うようだった。
それは思想だけでは無い。
剣術や学問、武に繋がるもの以外にも、絵や書などの趣に武智はよく通じている。
世の流れが流れでなければ、むしろそう言った方面に重きを置く穏やかさがその性質の根底にはある。
だから、仕方がないと思っていた。
この人はずっと苦衷の中にいた。
厳然とした国元の身分差の中、上に抑えつけられ溜まり続ける下の不満のやり場の無い怒りを
一身に受け止め、よもや暴走しようとする集団を懸命に理の方向へ導こうとしていた。
けれどそれは一人で背負うにはあまりに大きな負荷だった。
だから誰かに縋りたくなる、その心中は理解できた。
その誰かが自分ではない事は、悔しくも寂しい事ではあったが…
仕方がない、仕方がない。それでもこの人がそれで少しは楽になれるのならば。
けれどそんな自分の想いとこの人の弱さは裏切られた。
武智が心の支えとしていた者はある日突然、自分達の目の前から姿を消した。
事情はわからなかった。けれどそれ以来、武智はその瞳から光を消す事が多くなった。
言葉数は減った。笑う事も少なくなった。ただ悲愴なまでも厳しさで前だけを見るようになった。
それはまるで後ろを振り返り、そこにあったものを認める事を恐れるかのように。
強くて、不安定な背中だった。

456:連鎖<収次郎> 8/9  ◆P/AE4i02XU
10/05/09 23:44:13 1ys8p8tl0
何か一つのきっかけで瓦解してしまいそうな、強固ゆえの脆さがそこにはあった。
だから支えたいと思った。それがどんな形であれ。
昼の間の権謀術数。それに疲れたように時折壊れるその精神。
そんな人を身近で見つめ、手を差し伸べられたのは気付けば自分だけになっていた。
彼がいなくなり、自分だけになっていた。
それを自分は心のどこかで喜んでいた。
不在に付け込み、弱さに付け込み、それでも手に出来たその存在に心の奥、あったのは仄暗い悦び。
おそらくそれを天に見透かされたのだろう。
武智の前に現れた、自分にしてみれば雲の上のような存在。
その人の元に通うようになって、武智の雰囲気は明らかに和らいだ。
いつも張りつめていたような空気が解け、土イ左を出て以来、ようやく息が出来ているような表情を
見せるようになった。
それに自分が何を言えただろう。なんて事は無い。また元に戻っただけだ。
それであの人が楽になれるのなら……
武智不在の一人寝の夜に何度呟いたかわからない、しかしそれが欺瞞だと言う自覚は嫌と言うほどあった。
それが証拠に、
「…先生……武智…さん…」
今こうして腕に出来れば、後先を考えずその身を飢えたように貪る己を止める事が出来ない。
鼻腔を埋め脳裏をかき乱す、汗と見知らぬ男の匂いに対する情動と嫉妬。
昨夜の居場所と行為を何も隠せぬその身体が愛しくて、憎らしくて、でもやはり…愛しくて…
そんな愚かな自分に、武智はこの日少しおかしかった。
一度は突き離し、それでもすぐに手を伸ばしてきた。
頬に触れる。目を上げる。視線を絡め、そして、
彼はいつも抱かれる時、目を閉じていた。反らしていた。開いていても、そこに光は無かった。
それなのに今は……
「……しゅう…じろ…う…」
瞳がまっすぐに自分を見つめている。唇が動く。甘く掠れた声が自分の名を呼ぶ。
自分に抱かれてくれていた。

457:連鎖<収二郎> 9/9  ◆DEP4IVx7X6
10/05/09 23:46:50 1ys8p8tl0
それに収次郎はこの時、人の欲の果ての無さをまざまざと思い知る。
仕方がない。そんな事は嘘だ。この人が楽になるのなら。でも苦しい。だってそれは、
「武智さん…わしは……」
ずっと想っていた。それはもう気が遠くなるほどの長い時間、一人だけを……だから、
「えぇ……しゅうじろう…えぇ…よ……」
訥々と不器用な響きで、それでも懸命に言葉を紡ごうとしてくる武智に、収次郎はもう己の本心を
抑え込む事は出来なかった。
自分のものにしたかった。他の誰にも渡さない、自分だけのものにしたかった。
背に武智の腕が回される。
縋るように、より深くに引き寄せるように着物越しに立てられる爪の感触。
それが収次郎の焦燥感を更に煽り立てる。
どうしたらいいのだろう。
焦がれる想いが、身の内で醜く昏い狂気に変わる。
過去の影を忘れさせる為に、包む優しい匂いを消す為に……
膝を取り、開かせた足の間の溶けるほどに熱い粘膜に乱暴なまでに深く捻じ込み、刻む己の存在。
上がる武智の悲鳴まじりの嬌声にも止められない自分が望むもの。
欲しかった。
それはどんなものでも構わない。
西日が射す。赤い光が畳の上に落ちる。その中に二人溺れながら、瞼の裏さえ物狂おしい赤に染めて、

今、この手にあらん限りの力を、収次郎はただ欲しいと願った――




□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
すいません、途中で引っかかり投下に時間がかかりました。申し訳ないです。
次に待たれていた方がいたら本当にすみません。 そして>>454さん、支援ありがとうございました。
三條クリニックが書けたのは楽しかったです。
暗い話ばかりですが、おそらくもう少し何か書きたくなると思うので、トリつけさせてもらいました。

458:風と木の名無しさん
10/05/10 01:54:09 MyAURbzbO
支援から一時間空くなんて、いくらなんでも長すぎ
次投下するなら、もっと工夫した方がいいと思うよ

459:風と木の名無しさん
10/05/10 09:17:01 pv4ErBkU0
>>458
私怨乙

460:風と木の名無しさん
10/05/10 10:21:08 HCXG/hWE0
>>458
保管庫の掲示板
URLリンク(s.z-z.jp)

461:風と木の名無しさん
10/05/10 18:17:18 yG/7YWNa0
>>459
だれうま

462:オリジ 掃除屋 1/4
10/05/10 21:34:51 ba2rMHZQ0
微ファンタジー的。えろ要素は残念ながらない。申し訳ない。
死ネタ。


|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

 どうせ長くは生きられん。男はそう言って低く笑った。暗殺者が大往生なんざ、笑えねえ
冗談だ。そう続けたものだから、暗殺者心得なのかと思ってしまった。言葉通りだったのだ。
 眠れなくなった、ぽつりと彼は呟い た。手酷く抱けとのリクエストに従ったあとのこと
だ。どろどろに汚れて疲弊しても、眠りは彼を休ませてくれなくなったのだと。その時はさ
して問題に感じなかった。じいさん連中に扱き使われるな、そう不満げに漏らした彼の目は
静かだったからだ。今思えばあそこにあったのは諦観だった。
 次に彼に会ったのは数週間の後だった。ぞっとした。泪袋を赤黒く染めて、淀んだ視線を
寄越して男は力なく笑った。あんた、呆然と零れた呟きに彼は言葉を返さなかった。
 彼はもう仕事をとらなくなった。集中力を要する仕事だ。悪夢ばかりとはいえ眠りは必要
だった。散々に彼を扱き使って、上層部の老人たちは彼を捨てた。彼はそれを嘆かなかった。
当たり前だ、殺されなかっただけありがたいね。いっそ仕事で失敗した方が、と彼の未熟な
弟子は漏らして、はっと恥じるように俯いた。日頃生意気な彼女が、実は深く師匠を愛して
いるのだと知っている。かつて一度、彼が死にかけたとき、彼女は迷わず己の全てを差し出
そうとした。血も臓器も何もかも使っていいから、彼を助けてと。しかし血液型があわなか
ったためにそれは叶えられなかった。彼女は今でもあのときのことを憎んでいる。差し出せ
たにも関わらず、血の一滴すら与えようとしなかった男、と蔑むあの目。その男と愛する師
匠が恋仲などと、彼女は長い間認めようとはしなかった。あの嫉妬の視線は存外に心地いい
ものだった。彼女の、唯一少女らしい部分だった。
 遺伝性の病なのだという。四十までに発病しなきゃ勝ちだった、と彼は笑った。ギリギリ
で負けちまったな。
「そんな顔するんじゃねぇよ、まだ死んで ねーぞ」
センパイ、と呟いた声は無様に擦れて、彼に悲しげな顔をさせた。冷酷な素振りをして、本
当はひどく優しいのを知っている。

463:オリジ 掃除屋 2/4
10/05/10 21:35:51 ba2rMHZQ0
「おまえがそんな殊勝な呼び方するってことは、無理なお願いしたいんだろ。言ってみろよ」
ソファにふかく埋まった彼は、恐る恐る差し出した指を軽く握った。熱い手のひらだった。
「死なないで」
膝をついて、請うように。いや、正しく請うたのだ。熱い手を額におしあてて、滲んだ声で
呟いたそれに、彼はただ緩く笑うだけだった。
 叶えられない願いだと、知っていたのに言わせる彼は残酷だと思った。それとも、彼なり
の贖罪だったのだろうか。
 それまで一番怖いものは死だった。死ななければ何とでもなる、そう思って生きてきた。
生きていても、どうにもならないことがある。彼の言葉を遮るように口付けることが多くな
った。彼は薄く笑ってそれを受けた。彼は、彼の友人であり部下であり恋人が、彼の、殺し
てくれというただ一言を恐れてい ると知っていた。その一言が彼の渇いた唇から発せられ
ること、それが一番恐れることだと。
 ゆっくりと死んでゆく彼。浅い息、いつでも熱い身体。 時折ふと許されたように薄く微
睡む。しかしそれだけだった。彼の体は活動を続ける。彼が生きるはずだった時間を早回し
で消化するように。
 体の時間と逆行して、彼の意識は過去を漂いはじめた。微かな声で思い出話をする、それ
は死の間際に過去を思い出すようで嫌だったが、同時に安堵もした。少なくと も話してい
る間は、彼は生きていた。
「おまえが初めて、ここに来たとき」
彼の声に耳を澄ませる。
「所長と俺で、飯食いに行ったろ」
 家を出て、この社会に足を踏み入れたときのことだ。彼はまだこの事務所の所長ではなか
った。薄暗い眼をしたクソ餓鬼を、彼と先代は拍子抜けするような明るさで以て迎えた。
「けっこうイイ店だったのに、おまえ、変な味っつって」
笑みを零した彼の、骨張った指をなぞる。
「覚えてる、すっげえ怒られて」
「おまえ、涙目で謝ってさ、あの頃は可愛かったのになァ」
今は違うって?、当たり前だ馬ァ鹿、あんただってあの頃は優しかった、俺はいつだって優
しい先輩だ。他愛ないやり取り。近く失われる。


464:オリジ 掃除屋 3/3
10/05/10 21:38:22 ba2rMHZQ0
 ブサイク、彼が苦しそうに笑って、はたはたと彼の手の甲に落ちる雫にやっと気付いた。
指を絡める。祈りの形をつくるように、でも神には祈れない。今死のうとしているのは神だ
からだ。
「あのとき、俺たちはおまえが可哀想で、」
彼の手が柔らかく頭に落ちるのを感じた。彼はもはや笑っていなかった。
「こんな俺らだけど、ぜったいこいつを上の思うようにはしないって思った。こいつを笑わ
せて、怒らせて、泣かせて、思う存分生きさせてやるんだって、思った」
だから、と彼は微笑んだ。
 黒い煙が上がる。顔を焼かれ、指の皮を剥がれ、歯を抜かれた彼の死体。その処置を粛々
とこなした小男は、憐れむようにこちらへ視線を寄越して一言、やるか、と訊いた。できる
はずがなかった。彼の、身体だったモノ、に。身元不明で他の有象無象の死体と一緒に焼か
れた彼の、煙を見つめる。目元を赤く腫らした同僚の肩を抱く。常なら決して許さなかった
だろうその行為を、彼女は許した。感傷を分かち合いたい気分は自分だけのものではなかっ
たらしい。
 毒に慣れ、毒になった身体を、厭うことなく愛情を返してくれた彼の死に顔は安らかだっ
た。やっと永の休息を手に入れたのだ。絶望と安堵。彼は最後まで、殺して欲しいとは言わ
なかった。辛そうに息を途切らせてぎゅっと手を握ることはあっても、殺せとは言わなかっ
た。
 いつだって人のことばかりで、本当は、殺せ、と言ってくれても良かった。それがどれほ
ど辛いことでも、彼のためならやれたのに。やれたのに。お前は、思う存分、思うように生
きていいのだと、そう言って。思うように笑って、泣いて、怒って、やりたいことを、やり
たいように。
 自嘲の笑みを佩いた。愚か者。やりたいことは、やりたかったことは、もうできない。彼
は死んでしまった。もう彼を救うことはできない。
 泣くことすら、できない。


□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

ごめん、4つもいらなかった。
部下をかわいがるオッサンとそのオッサン大好きな部下が好きだーー!!


465:追い盛り0/6
10/05/11 01:59:39 XqzhlJ6L0
D.S.のcome on animal's forest(和訳)
学芸員とマ.ス.タ.ー
今更再開して再燃したのでついうっかり。
勢いだけ。

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

ここはある村の博物館。
二十四時間開放された入口を入って直ぐの大きな柱時計の前に置かれた事務椅子に座り、時折はあ…と溜息をついている青年がいる。
彼はこの博物館の学芸員、名をフータという。
彼は近頃寝不足に悩まされていたが、今ついている溜息の原因はそれとは違う。
先程、化石の鑑定をしてほしいと訪れた女性との会話のせいだ。
その女性はこの村に引っ越してきてから毎日、化石を掘り出しては寄贈、昆虫を採取しては寄贈、魚を釣っては寄贈と、博物館に通い詰めである。
そして博物館の地下にある喫茶店にも通い詰めである。
その喫茶店は眼鏡を掛けた穏やかで無口な中年男性がマスターをしている、何の変哲もないただの純喫茶である。
しかしそのコーヒーは絶品で、村人の中にもファンが多い。
そしてそのコーヒーこそが、例の溜息の原因となった会話のタネだった。

466:追い盛り0/6
10/05/11 02:00:56 XqzhlJ6L0
先程例の女性が訪れた際、フ.ー.タは寝不足からの溜息をついてしまった。
当然のことながら女性はフ.ー.タにどうしたのかと尋ねた。
女性が訪れたのは昼で、普段ならばフ.ー.タは昼間居眠りをしているのだ。
フ.ー.タは最近眠れない、コーヒーの飲み過ぎかも知れない、と答えた。
女性は笑いながらそうかもねと言った。
「確かにコーヒーに入っているカフェインにはですね、神経を興奮させる作用がありますです、ハイ」
女性はうんうんと頷く。
「しかしですね、わたくしの場合、特別なブレンドを頼んでいますから!」
女性がきょとんとした顔でフ.ー.タを見る。
「ピジョンミルクですよ。あれはカフェインとは逆に神経をリラックスさせるんです、ハイ」
「ああ、ピジョンミルク!それなら私もたまに入れてもらってますよ。甘くてまろやかになって、凄く美味しいですよね!」

467:追い盛り3/6(番号変更忘れ済みません)
10/05/11 02:02:20 XqzhlJ6L0
フ.ー.タは思い返しながらやっと気付いた。
自分は毎日喫茶店に通い詰めの彼女に少しばかり嫉妬していたのだ。
フ.ー.タは喫茶店のマ.ス.タ.ーに、淡い恋心を抱いている。
男同士であるし、下手を打つと親子ほどの年の差がある。
決して伝えることはないだろうが、それでも彼を独占したいと思う気持ちはあり、実際にそうできているような心持ちでいたのだ。
しかし、自分以外に喫茶店に毎日顔を出す、しかも女性が現れ、知らず知らず気は焦ってしまっていたのだろう。
それで、恐らく自分以外には出したことのないであろうピジョンミルクの話をして、彼女には、「へえ!そんなのがあるんですか!良いなあ」というようなことを言ってほしかったのだろう。
それがどうだ、自分だけが知っている味と思っていたそれは、独占などできていなかった。
彼女も自分も、マ.ス.タ.ーにとってはただの大切なお客様でしかないのだ。
フ.ー.タの溜息はますます深くなるばかりであった。

468:追い盛り4/6
10/05/11 02:03:14 XqzhlJ6L0
夜が更け、村が静まり返る頃、博物館を訪れる人などいなくなる。
フ.ー.タはその時間帯、喫茶店に行くのが習慣であった。
既に昨日となってしまったが、少しばかり苦々しいことがあったとて、それは覆らない。
例え独占できていなかったとしても、愛しいものは愛しいのだ。
「こんばんはー」
「あ…、フ.ー.タさん…」
マ.ス.タ.ーは少し眠そうな眼をしていたが、優しい笑顔でフ.ー.タを迎えた。
フ.ー.タはコーヒーを飲まずとも既に癒されながら椅子に腰掛けた。
「いつものお願いします」
「はい…。あ、ピジョンミルク、入れときます…?」
思わずうろたえそうになったのを何とか留め、フ.ー.タは普通を装って首を縦に振った。
「じゃあ、入れときますね…」
磨き抜かれた白いコーヒーカップがソーサーに乗り、差し出される。

469:追い盛り5/6
10/05/11 02:04:05 XqzhlJ6L0
深い焦げ茶色にピジョンミルクを加えて甘いベージュになったコーヒーから立ち上がる香気を孕んだ湯気が心地良い。
一口飲んで、ほっと一息つくと、フ.ー.タの心にあった独占云々という重いものは、どこかへ消え去ってしまっていた。
この時間だけで良い、二人切りの時間があれば、それで良い。
そう思いながらフ.ー.タはいつしかマ.ス.タ.ーをじっと見つめてしまっていたらしく、マ.ス.タ.ーは困ったように俯いて「あの」と口を開いた。
「はい、あ、なん、何でしょう」
「あ…、えっと…」
フ.ー.タが自分の恥に気付いて取り繕えきれずに返事をすると、マ.ス.タ.ーはカウンターに隠れた棚から何やら取り出してフータに差し出した。
「これ…、良かったら…」
「あ、サブレですか?」
それはどこかの銘菓としても知られているらしい鳩の形に似せて作ったサブレだった。
「ありがとうございます、遠慮なく頂きますです、ハイ」
「あの…、それ…」
「ハイ?」


470:追い盛り6/6
10/05/11 02:06:45 XqzhlJ6L0
「特別…ですから…」
「…え?」
マ.ス.タ.ーの意図することが分からないフ.ー.タが聞き返すと、俯いていたマ.ス.タ.ーが顔を上げた。
薄赤く頬が染まり、困ったように眉を寄せている。
「フ、フ.ー.タさんのために…、一つ余分に…、買ってきましたから…」
フ.ー.タは自分の思考が停止するのを感じた。
余計なことを考えず、マ.ス.タ.ーの言葉だけを反芻することを脳が命じるのだ。
しかしそれではいけないとフ.ー.タは何とか口を開いた。
「あっ、あ、…あり………ありがとう、ございます…」
元からくりくりとした目を更に大きく丸くして自分を凝視するフ.ー.タに圧倒されつつも、マ.スタ.ーは好意を感じたのかにこりと微笑んだ。
フ.ー.タはシナプスが焼け切る様を脳裏に描きながら、不自然なのだろうと分かりつつも笑顔を作った。

翌日からフ.ー.タの溜息のタネはサブレを食べるか食べないかになったが、それが解決するかどうかは神のみぞ知るという奴である。


□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

途中ナンバリングミスがあり済みません。
そして主人公(女)登場注意記載も抜けて済みません。
化石コンプしたのでこれからの夏でたっぷり虫を捕まえます。

471:ヅラ×銀1/4
10/05/11 03:54:02 eer/TDWq0
SilverSoul(和訳) のヅラ×銀です。


|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!


「銀時……」
 目の前に、神妙な面持ちのヅラ。俺の名を、甘ったるい声で囁きながら更に近づいてくる。
 このままだと。このままだと、キスされてしまう。分かっている。なのに、俺は、動けない。
 ああ。唇、が。

「っ……うわあああああ!」
 飛び起きた。そこは、いつもの応接用のソファで、顔に乗っけていたジャソプが床にばさりと落ちる。
 当然、ヅラはいない。いつものとおり新八と神楽がいるだけだ。落ちがベタ過ぎる。ただの夢とは。
 しかし、悪い夢だ。悪いにもほどがある夢だった。
「銀ちゃん、うるさいアルよ」
「そうですよ、銀さん。静かにしてください。計算間違っちゃうじゃないですか。大体、こないだ紅桜の件で、怪我したからって、いつまでもそんな食っちゃ寝じゃ太りますよ。メタボまっしぐらですよ」
 もうどうしようもなく身悶えたくなる思いで、頭を抱えている俺は、向かいのソファで酢昆布を齧っている神楽と、万事屋の事務作業をしてくれている新八の二人から揃ってお小言を食らう。
「つか、お前らもうるせえよ!」
「ていうか、何の夢見てたんですか? 随分うなされてましたよ」
「え、っと……あー……忘れ、た」
 笑って誤魔化す。ヅラにキスされそう、つうか、されたらしい夢、なんて言えるわけがない。
ほんとに、真昼間からなんでそんな夢を見てるんだ。俺は。
「はー。新八ぃ、銀ちゃんは、怪我こじらせて、頭がパーになってしまったようアルな」
「うるせええええ! どうでもいいだろ! 俺の夢なんて!」
「何ムキになってるんですか」
「……あー、もう。全部あいつが悪ぃんだよ……」
「あいつ? あいつって誰です?」
「は? 何でもねえ! 誰でもねえ!」


472:ヅラ×銀2/4
10/05/11 03:54:49 eer/TDWq0
「……なんかやましいことでもあるアルか」
 酢昆布をごくりと飲み込んだ神楽がじとっとこちらに視線を向けてくる。
「ねえよ! ねえ、全く、ありません! から!」
 必死で否定する。それが、余計疑われちまう原因になると分かっていながら。それでも必死で、さっきの夢も打ち消してしまいたくて、俺は立ち上がって叫んだ。
「コイツ、ほんとは、やらしい夢でも見てたアルよ。新八、銀ちゃんのパンツ……」
「神楽ああああ!」
 言われて、一瞬どきりとしてしまったが、そんなことは、ない。ないない。ヅラとキスする夢みて夢精って、俺は中学生か。つうか、相手がヅラってのがシャレにならん。
「神楽ちゃんんん! 女の子が、そんなこと言っちゃだめえええ!」
「二人ともお子様アルね。ふう」
「そういう問題じゃねえええ」
 気だるく溜息をつく神楽に新八と二人で取り敢えず突っ込んでおいた。
「新八ぃ、それ、まだ終わらないアルか。早く買い物行くアル。私、お腹すいたアル」
「じゃあ、先に買い物に行こうか。銀さん、なんか欲しいものありますか? エロ本ですか?」
「いらねえよ! さっさと行け!」

 まだ多少痛む体を引きずり、玄関先まで、買い物に出てゆく二人を見送ったあと、もう一度寝るか、今度はあんな夢見ませんように、と祈ったその時インターホンが鳴る。
「はーい、誰ですかああ」
 がらりと引き戸を開いたそこには。

473:ヅラ×銀3/4
10/05/11 03:57:49 eer/TDWq0
「ヅラ……」
「ヅラじゃない、桂だ」
「そうか。じゃあ、またな」
 開けた引き戸をすぐに閉めようとした、その手をヅラに掴まれる。
「待て、銀時」
「……んだよ、もう。面倒くせーな。中入れ」
「邪魔するぞ」
普段応接に使っている部屋でなく、奥の和室にヅラを通した。そうしたことに、深い意味はない。なんとなく。だ。
 しかし、これでは神楽のいうとおり、やましいとこありありじゃねえかと思いながら。そして、畳の上に、二人で向かい合って座る。俺は胡坐をかいて。ヅラはきっちり正座で。
「で、ほんとに何の用なんですか、ヅラぁ」
「……お前の顔を見に来た」
「あーじゃあ、もう見ただろ。またな、さっさと帰れ」
「今日は、お前一人か?」
「帰れっつってんだろ。一人だよ。あいつらは買い物行ってる」
「傷はどうだ」
 くそ。こいつ、ヅラ、も、帰れ、もどっちも全部スルーしやがった。
「……どうって、見ての通りだよ。つか、てめーはどうなんだよ」
「俺よりお前のほうが深手を負っていた」
「まーその内、治んだろ」
 ぼりぼりと頭を掻きながら答える。どうも、調子が狂う。あんな夢を見たせいだ。あんな夢。
「銀時……」
 ヅラの顔が近づいてくる。神妙な。そして指が伸びてくる。ああ、これは、夢で見たような。
「おい……?」
 ああ、もう。あんな夢。ホント、シャレにならねえんだよ。よりにもよって、こいつ、相手じゃあ。
よせ、って……」
「ここ、の傷。まだ、癒えていないようだな」
 つつ、と人差し指で、頬にある傷をなぞられた。拍子抜けだ。いや、でも、別に、されたかったわけじゃない。違う。ないない。ぜってーねえ。

474:ヅラ×銀4/4
10/05/11 04:00:11 eer/TDWq0
「え? ああ、まあそう、だ、な」
「どうした銀時。お前、様子がおかしいぞ」
「年中様子がおかしいてめーに言われたかねえ!」
「銀時。もう、あんなのは、ごめんだ」
 膝を立てて、ヅラがこちらににじり寄ってくる。
「は? 何だ、お前、おい……」
 そして、ヅラの額が、俺の肩に。随分短くなってしまった髪が、間近にある。
「お前が、もしも……んでいたら、俺は……」
「もしも、の話は、やめにしようや……つまんねーんだよ」
 ぽんとヅラの肩を叩く。俺は、死なねえ。し、お前も死なねえ。んだと言いたくて。
「……そうだ、な」
「で、そろそろ……」
 どけろ、とヅラの両肩を掴む。
「銀時……もう少し……」
「……じゃあ、あと三秒な。三、二、一。はい、お終い」
「じゃあ次はこれで」
 ばっと顔を上げたヅラが、今度は抱きついてきやがった。ああ。こいつの、息遣いをこんなに近くで聞くと、どうしても、昔のことを思い出してしまう。夢なんかじゃない、現実にあったこと、を。だから、シャレにならねえんだよ。
 だから。
「ヅラ、よせって」
「銀時…!」
 ひときわ強く名を呼ばれ、背中に回るヅラの腕に力が篭められたのが分かる。
「…………はぁ」
 溜息を一つこぼす。俺も、観念して、ヅラの背中に腕を回した。
「じゃあ……二人が帰ってくるまで、な」
「……ああ」
「ちっ……正夢かっつうの」
 言ってから、違うな、キス、されなきゃあさっきのは正夢にはならねーな、と思った。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

 4つも使ってしまいすみませんでした。

475:風と木の名無しさん
10/05/11 10:10:55 wy3DaKHQ0
>>471
まさかのヅラ×銀!ありがとうございます!
台詞が其々らしくって萌えました。GJ!

476:風と木の名無しさん
10/05/11 17:43:58 POavzZN50
ヅラ銀ありがとう!
あんまり見かけないだけに嬉しいw

477:風と木の名無しさん
10/05/11 21:20:39 OwxE1gUkO
>>470
萌えたよ……!!GJでした!

478:キスしてほしい 1/9 ◆bTtXMmxSP.
10/05/11 22:13:51 nhqDBHQ00
ナマ注意 邦楽バソド原始人ズの唄×六弦
こちらに投下するのはこれで最後だと思いますが、連作物なのでトリップ付けてみました。

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!


セックスを「小さな死」と表現するのは、どこの国だっただろうか。
上手いこと言ったもんだと、俺はこの頃つくづく思うのだ。


(あ~……死ぬかと思った………)

今夜もまた俺は「死を迎えて」ベッドの上。ライブを一本終えたような―、いや、それよりもひどい疲労感でぐったりと横たわっている。
隣には、共に死を迎えた相手のぬくもり。首だけをめぐらせて様子をうかがえば、いまだ荒い息をしながらも目を閉じて満足げな笑みを浮かべている。
無駄な肉の一切ついていない身体、長い手足をだらりと投げ出して、まるで腹のくちくなったチーターのようなその男は(なんと相手は男なのだ!びっくりだ!!)、俺の長年の相棒。
一緒にロックをやるのに誰よりも最高の相手。互いのことを誰よりも分かりあえる、俺にとって最高の男だ。

けれど、まさかその男とこうして同衾するような仲になるなんて――、ふつう、思わないだろ?


479:キスしてほしい 2/9 ◆bTtXMmxSP.
10/05/11 22:14:27 nhqDBHQ00
『やっぱり俺さ、マーツーのこと好きだわ』

そう言った匕口卜は本当に嬉しそうに笑っていて、俺はああ、この笑顔が好きだなぁとつくづく思いながら「俺もだ」と返事をしようとした。
そうしたら、

『だからさ、俺とセックスしてみねぇ?』

その後に続いた言葉はそれこそ青天の霹靂というやつで。俺の世界はしばし時を止めた。
けれど、その間にもヒロトの時は動きづづけているのであって。

『――マーツー? だいじょうぶ?』

俺をこんなにした張本人のお前が言うのか、という気遣わしげな声と、覗き込む顔。
そして頬にそっと触れてくる骨ばった手。
その感触にはっと我に返った俺は、とりあえずその手をやんわりとどかしながら、おそるおそる現状の把握を試みるのだった。
『……今さぁ、おまえさぁ…、「セックスしてみないか」って、言った……?』
『言ったねぇ』
『……。えっと……、ホントに俺とセックスしたい、の…?』

『うん。そうだよ』

―残念なことにさっきの言葉は俺の聞き間違えでもなく、恐ろしいことに、これは現実であるようだった。
そのうえこの男は、ニコニコと笑いながら
『できれば俺さ、マーツーのこと抱いてみたいんだけど』
なんていう要求まで突きつけてきて。
そんな匕口卜の顔を、俺は目をひん剥いて見つめていたに違いない。

480:キスしてほしい 3/9 ◆bTtXMmxSP.
10/05/11 22:15:18 nhqDBHQ00
信じられない、と思ったんだ。
だって、俺だぞ?
何年いっしょにいると思ってるんだよ。下手したら、というか確実に、家族よりも長い時間を過ごしている間柄だ。それこそ、昔は同じ屋根の下に暮らしてたこともあったのに、何をいまさら……いきなり……

本当に、本気で俺とセックスできるのか?
そもそもおまえ、俺にさぁ、俺でさぁ……、勃つ、わけ――?

『うん、もちろん』

またしても返ってきたのは明快な肯定の答え。
さらに匕口卜はいま思い出した、とばかりに言うのだ。『そう言えばさ、前にも俺、おまえに欲情したことあったわ』だなんて。

『アメリカでツアーやったときにさ、俺、よくマーツーで抜いてたもんな』
―アメリカツアーって言うと、前の前のバンドでやったやつか? 長いドサ回りの女日照りで、俺たちが若い性欲を持て余してた、アレだよなぁ…。
あの時はたしか……、マネージャーの持っていた某人気AV女優のビデオテープにさんざんお世話になったんだった。おまえだって、ビデオの貸し出しローテーションに組み込まれてたはずだぞ?

なのに、なんでだ。なんで俺なんか使ってんだよ!?

そんな、とおい記憶を辿りながらの俺の詰問にも、匕口卜はしれっとしたもので。
『うん、でもさぁ、だんだん飽きてきちゃうじゃんか。だから、AV観ながら、イクときはおまえの顔思い浮かべたりしてさ』
『……………』

481:キスしてほしい 4/9 ◆bTtXMmxSP.
10/05/11 22:15:57 nhqDBHQ00
バンド仲間に、誰よりも気の合う友達だと思ってた相手に、自慰のときのおかずにされていた。

そんな衝撃の事実を、この歳になって知りたくはなかった……。
匕口卜、おまえ謝れ。何も知らずにのん気にAV貸し出しの順番待ちをしていた、あの当時の俺に謝罪しろ。

それに…、うっかり思い出しちゃっただろうが。
ヤローから言い寄られて苦労した、昔のことを。
若いころの俺は、悔しいことになよなよとした見てくれをしていたようで、そして俺が関わっていたのは、普通とはちょっと違う常識がまかり通っていた、「音楽業界」というやつで。
そのせいなのだろうか、同業者やら、いわゆる業界人とやらに、性的なアプローチをされることが時々あったのだ。
あれには閉口した。けちょんけちょんに撃退したり、角が立たないようになんとか逃げ回ったり、とにかくお断りするのがとても面倒だった……苦い思い出だ。

まあ、そんなことがあったのも鑑みてだな、わかった、百歩譲ってあの当時の俺には、いくばくかのセックスアピールが(自分で言ってて情けなくなったのは内緒だ)あったとしよう。
それでも、いまは。
もう20年以上経ったいまとなっては、俺だっていいオッサンだ。
おまえよりいいガタイしてるぞ。うっかりビール飲み過ぎたりすると、腹も出る。
シワも白髪だってあるんだ。

ちゃんと現実を見ろ、そして思い直せ。そんな願いを込めた俺の言葉に、けれど匕口卜はのほほんと笑うのだ。

『俺だって白髪あるよう。染めてるからわかんないだけでさ』
『――…………』

俺はめまいがした。
駄目だ。話が通じない。
それはいまに始まったことじゃないけれど、この状況でその天然ボケはかんべんしてほしい。
頭を抱えた俺の身体を、おもむろに伸びてきた手がぐい、と引きよせた。

482:キスしてほしい 5/9 ◆bTtXMmxSP.
10/05/11 22:16:35 nhqDBHQ00
『……っ!?』
『もー、マーツーはむずかしく考えすぎなんだよ』

その見てくれにそぐわない力強さで長い腕の中に抱き込まれ、ひるむ間もなく腰を抱かれ下半身を密着させられて。

『ほら――、これが何よりの証拠ってやつ』

ね、俺、ちゃんとおまえに欲情してるよ。
どこか誇らしげな言葉の響き。
そして、押し付けられた匕口卜の股間の熱さに――、

『………あ……』

自分の中にもずくりと熱が生まれるのが分かって、とうとう俺は観念した。

本当は、少し前からこの男の様子がおかしいことには気づいていたのだ。
いつにも増して落ち着きがなくて、どこか思い悩んでいて。
俺を見る目が、日に日に熱を孕んでくるのにも――、本当は気がついていた。
「キスしたい」と言われたときだって、拒否しようと思えばできたはずなのに、俺はそれをしなかった。
「舌を入れるな」と、ディープな接触を禁じてはみたものの、その約束が守られることはないだろうって、半分そう思っていた。
俺はきっと予感していた。俺たちは今のまんまじゃ居られないんだって。

そして―、匕口卜とするキスはとても気持ちがよかったのだ。
匕口卜が与えてくる愛撫に、俺はたしかに夢中になったのだ。

諦めと開き直りの境地で俺は、匕口卜の背中に腕をまわして抱擁に応えた。
どうあっても俺はこの先、匕口卜と共に有ると決めたのだから。セックスの一度や二度したところで、こいつとの関係の本質が変わるはずもない。


483:キスしてほしい 6/9 ◆bTtXMmxSP.
10/05/11 22:18:20 nhqDBHQ00
まあ、なるようになるさ――。

自分の貞操の危機においてさえ、持ち前の楽観主義的思考が発揮されるのが、まるで人ごとのように面白くて。
再び降ってくる匕口卜の唇を受け止める俺の顔は、きっと笑っていたのだと思う。


とまあ、そんな経緯で俺は匕口卜を受け入れて、以来、俺たちの間には大っぴらには口に出せない関係が付け加えられた。
非常にインモラルな関係だ。男の俺が男に抱かれるという理不尽さにも、いまいち納得がいかない。
けれど俺は、匕口卜とこんな仲になったことを、ひとつも後悔していないのだった。
罪悪感はもちろんある。どこか嫌悪感も捨てきれない。
それでも、匕口卜と身体を繋げたときの、なんとも言えないあの感じ――探し求めていたものを与えられた満足感、不完全な自分に足りないものが補われた充足感――、あれは、どう考えたって「幸福」以外のなにものでもなくて。
だから、俺は匕口卜とセックスをするのは嫌いじゃない。いや、むしろ好きなんだ。
けれど、ものには限度と言うのがあるわけで。


「やりすぎだ………」

ぐったりと、泥のような身体をベッドに横たえて、俺は恨めしく匕口卜を見つめた。
確かにしばらくライブの予定がないからいいよ、とは言ったけれど、こんなふうに指一本動かしたくない程くたくたになるまで好きにされるとは思わなかった。
自分たちのライブはないけれど、明日は大事な予定があるんだぞ。来日してるス卜ーソズのライブを見に行くというビッグイベントが。少しは加減してくれよ。
それなのに匕口卜は半死半生の俺を目の前に「えー、そうかなぁ?」なんて能天気に頭をかいている。
この、全身恥部男め、と俺は心の中で毒づいた。

484:キスしてほしい 7/9 ◆bTtXMmxSP.
10/05/11 22:19:41 nhqDBHQ00
まさかこいつが――、「ライブのあとの楽しみは、ホテルの部屋で数独を解くことです」なこの男が、こんなにもセックスに積極的だとは、思いもよらなかった。
下手すると若者並のがっつきっぷりなのだ。ベッドの中の匕口卜は、はっきり言って野獣だ。
それを身を持って実感している俺としては、もうお互い歳が歳なんだから少し落ち着いてほしいと思っているのだけれど、それとなく何度も匕口卜を諌めているのだけれど、
返ってくるのは「だってマーツーがエロいのがいけないんだよ」という訳の分からない責任転嫁と、「えっ、おまえ、もう枯れちゃったとか? その歳で!?」なんていう聞き捨てならない言葉だったりする。
そうすると、失礼な!とつい負けん気が出てしまうのだ。
おまえと違って俺はただ、がっついてないだけなんだよ、と。
俺は断じて枯れたわけじゃねーー!!と。

そうやって毎回、馬鹿を見ている俺だった。


「…………」
俺はとほほ、という気分で、寝返りをうった。 そうすると身体がぎしぎし悲鳴を上げて、いよいよもって情けなさが募る。
「……明日、ライブ行けなかったらどうしよ…」
ため息ついでに漏れてしまった俺の弱音。
それを聞いて、それまでのほほんとしていた匕口卜の顔色が変わった。
「えっ、うそっ、どうしよ……、マーツー、そんなに身体つらいの?」
勢いよく起き上がって匕口卜が、おろおろと俺の顔を覗き込んでくる。
「………………」

好きなバンドのライブに行けないと聞いたとたんにその態度か。どんなことに対しても、おまえの判断基準はロックなんだな……。



485:風と木の名無しさん
10/05/11 22:26:22 vxLVhtjxO
支援?

486:キスしてほしい 8/9 ◆bTtXMmxSP.
10/05/11 22:44:31 f/k0KOvqO
そんな嫌味を言ってやりたい気持ちもあったけれど、泣き出しそうなその表情を見ていると、これ以上ぼやく気もなくなって。
俺はだるい腕を持ち上げて、匕口卜の頭をポンポンと撫でた。
「身体、拭きたいから、タオル濡らして持ってきて」
頼みごとをするとぱっと顔を輝かせて、匕口卜は風呂場へすっ飛んで行く。
忠犬のようなその後ろ姿を苦笑しながら見送ることしばし、濡れタオルを手にとんぼ返りしてきた匕口卜が拭いてやろうと伸ばしてくる手を断って(なんだか子供扱いされているようで嫌なんだ)、俺はのそのそと自分の身体を拭った。
「シャワー浴びといでよ」
落ち着きなく傍に立ちつくしている匕口卜に言うと、「えー、めんどくさい」という子供のような返事。
そいつに、「汚れたまんまじゃ一緒に寝てやんないぞ」としかつめらしい顔をしてみせる。
自分が子供扱いされるのは嫌いだけれど、こいつを子供扱いするのは大好きな俺だ。

「ええーー…」
いよいよ困り顔になった匕口卜は、けれどどうあっても風呂には入りたくないらしい。
「じゃあ、それで身体拭くからさ」
もういいよね、ちょうだいね、と俺の手から取り上げたのは、使用済みの濡れタオルだ。
「――おい、」
人の使ったタオルを使うんじゃないよ、汚いなぁ、と制止する間もあらばこそ、よくいえば手早く、悪く言えば適当に身体を拭いた匕口卜が、
これでいいよね、と言わんばかりの顔でタオルを後ろに放り投げ、ベッドに潜り込んでくる。
ぴったりと寄せられる身体、巻きついてくる腕。
「えへへ」
もぞもぞと身動きを繰り返して、俺を抱き込むような体勢に落ち着いた匕口卜が、いたずら坊主の顔で笑う。

―本当さぁ、おまえは……、子供か。

487:キスしてほしい 9/9 ◆bTtXMmxSP.
10/05/11 22:48:31 f/k0KOvqO
俺はもう、ため息しか出やしない。
おまえはいったい幾つになったら風呂嫌いが治るんだ。あきれ果てながら、それでも、「まあ明日の朝風呂に叩きこんでやればいいか」なんて、
「そしたら俺が、頭の先からつま先までしっかり洗ってやろう、そうしよう」だなんて、大甘な算段をしている俺がいて。

きっと俺は、こいつを甘やかしすぎているんだろう。
いろいろと振り回されている自覚もある。
このままでいいものか?という危機感も、ほんのちょっぴり。

それでも、悔しいことに、この腕の中に捕われてるのは、案外気持ちいいんだ。
抱きしめ返すと、細い身体は俺の腕にちょうどいい具合にすっぽりと収まって、そのサイズ感が小気味いいんだ。
そして、俺の腕の中で嬉しそうに笑う、この男の笑顔が、俺はなによりも好きなんだ。
本当に、まったくもう、こいつには敵やしない。

きっとこんな状態を「幸せだ」って言うんだろう。
だからまあ、仕方ない。このさい全面降伏して、素直になってしまおうか。
俺は白旗をあげるような気持ちで、匕口卜の額に自分のそれをこつん、とぶつけた。
ねえ匕口卜、と目を覗き込むと、きょとんとした顔が見返してくる。
そのまんまるの瞳を愛しく思いながら、俺はとりあえず思い付いた「素直な願い」を口にした。

「ね――、キス、してほしい」


その直後、なにかに打ちのめされた風情の匕口卜が「まったくおまえには敵わねぇよ…」と白旗を上げるのを、腑に落ちない気持ちで眺めることになるのだけれど。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
最後規制にひっかかって、スレを占領してしまいまして本当にすみません!
読んでくださった方、どうもありがとうございました。




488:風と木の名無しさん
10/05/12 07:47:46 4mbfDVZ90
そろそろ次スレ立てないかんと思うのだが、
会議室掲示板での話しあいは新テンプレにどう反映させればいいのか

489:風と木の名無しさん
10/05/12 08:11:07 Ucatd4HlO
まだちゃんとまとまってないし、次回でいいんじゃないのかな?
個人的には、あまりテンプレ増えすぎるのもどうかと思うんだよね

490:風と木の名無しさん
10/05/12 08:27:13 i0hoKGIJ0
とりあえず>>317の追加だけでいいんじゃないかな
自分は規制されててスレ立て出来ないので
どなたかお願いしたい

491:風と木の名無しさん
10/05/12 15:47:10 4mbfDVZ90
ほな、行きます

492:風と木の名無しさん
10/05/12 15:50:07 4mbfDVZ90
すいません、だめでした。
どなたかお願いします。

493:風と木の名無しさん
10/05/12 16:54:17 r4zZX10+0
では行ってみます

494:風と木の名無しさん
10/05/12 17:05:18 r4zZX10+0
新スレどうぞ
モララーのビデオ棚in801板58
スレリンク(801板)

テンプレ中に
ERROR:連続投稿ですか?? 5回
って出て焦った

495:風と木の名無しさん
10/05/12 17:07:41 r4zZX10+0
スマソ
新スレ>>2のローカルルール1の(5)の前括弧が抜けてるorz
次のときに修正よろしく

496:風と木の名無しさん
10/05/12 20:48:13 F0QEfXLA0
>>495
乙でしたー

現在489.8KB
短い話ならまだいけると思うけど、AAとかで埋めてしまってもいいかもね

497:風と木の名無しさん
10/05/12 21:50:27 AIwjbMB60



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        ◎ Morara's Movie Shelf. ◎

モララーの秘蔵している映像を鑑賞する場です。
なにしろモララーのコレクションなので何でもありに決まっています。

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498:風と木の名無しさん
10/05/12 21:50:48 AIwjbMB60



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499:風と木の名無しさん
10/05/12 21:52:42 AIwjbMB60
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500:風と木の名無しさん
10/05/12 21:53:03 AIwjbMB60
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501:風と木の名無しさん
10/05/12 21:53:23 AIwjbMB60
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  梅
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502:風と木の名無しさん
10/05/12 21:55:58 AIwjbMB60
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   |[][][][][][][][]_|| / (    つ|8l|.|[][][][]_[][][]_.|| /
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    | | |  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    (__)_)

  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  上の住人がうるさい、ころしたいわー
  \                           | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| . |
                               | | [][] PAUSE       | . |
                ∧_∧         | |                  | . |
          ┌┬―( ・∀・ )┐ ピッ      | |                  | . |
          | |,,  (    つ◇       | |                  | . |
          | ||―(_ ┐┐―||        |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   |
          | ||   (__)_), ||       |  °°   ∞   ≡ ≡   |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


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