10/03/10 07:25:44 D3gujaqs0
>>476
あの二人の場合、作者(十返舎一九)の公式設定だから…
URLリンク(kissho.xii.jp)
ある人、問う「弥次郎兵衛、喜多八は元なんぞや?」
答えていわく、何でもなし。
弥次、ただの親父なり。
喜多八、これも駿州 江尻の産、尻喰い観音の地
尻にて生まれたる因縁によりてか、
旅役者の花水 多羅四郎(はなみず たらしろう)が弟子として、
陰間となる。
されど尻癖わるく、その所に尻すわらず、尻の終いは
尻に帆をかけて、弥次にしたがい、
出奔(駆け落ち)し、ともに戯気(たわけ)を尽くすのみ。
この本、二人が江戸 神田の八丁堀に
店借りし居たりし中のことをあらわし、
ついに旅行の発起とする所以の、馬鹿らしきことを、
作者が寝酒の飲み代に、余計の仕事をなすものならし。