10/01/28 01:35:49 nmw2KyCx0
「あっ……風丸く……ぁあん……っ!」
吐息が濡れる。
涙が溢れてくるのは辛いからではない。
悔しいことに―気持ち良い。
「風丸く、ダメぇ……っ!」
円堂に触れられるのは、恥ずかしいけれど気持ち良かった。
好きな人なのだ、当然と言える。
けれど風丸の愛撫は、それよりも遥かに心地良い。
―巧い。
そうとしか言えなかった。
外側から内側へゆっくりと揉みしだくその手に、快感すら覚える。
乳房を摘む親指と人差し指の力加減は絶妙だ。
これが円堂の場合は力が強すぎて少し痛い思いをするのだ。
「木野さん、顔が全然嫌がってないけど?」
楽しそうに風丸が言った。
その表情に、先ほどまでの冷たさは感じない。
だから、微笑む彼は、ただカッコイイだけだ。