09/10/19 05:53:45 WC4KcYksO
>>72
え、と一瞬ギクリとした顔をした蓮は、それでも最後の理性でその陸の言葉には答えなかった。
「蓮?俺は'言って'って言ってるんだけど?またさっきみたいに虐められたいの?」
さっきの事を思い出したのか、蓮はビクッと肩を震わせた。
そんな蓮の態度にクス、と陸は笑った
「ウソ、でもこのまま蓮がなーんにも言わないと、本当になるよ」
ホラ、と言って埋まっている指を少し動かした。
「あんっ…、わか、た…いう…っ」
そう言って一度陸自身に添えていた自分の右手を離すと、そのまま胸に当てて、すーと落ち着かせる為に一度深く息を吸った。
「あの、ね…っおれは、りっくんすきとかいうけど、りっくんも言ってくれるけどっ…んんっ…お、おれたちはなに…っ?」
そのまま涙を浮かべた瞳で陸に向き合う蓮の表情は、どこか少し苦しそうだった。
そんな蓮に、陸はなにも言わないでただただ見つめ返しているだけだった。
「っ…ごめ、なんでもな」
その視線に耐えられなくなったのか、先に目を逸らしたのは蓮だった。
その瞬間、いきなり中に埋まっていた指が外に出ていき
陸は蓮を強くぎゅっと抱きしめた。
「…えっ」
そしてそのまま唇をあわせて、口付けを深いものへと変えていく。
「んぅ…っんんっん…っ」
そのままタイルに蓮を押し倒すと、昂っていた自身を蓮の蕾へと突き入れた。
「はぁっっ…、あっ、あああっやっ…あぁぁっ」
カリの部分がぐっと埋め込まれたと思ったら、ずぶずぶとそのまま奥に突き刺して行った。
「はっ、はっ、んんっり、りっく」
「好きだよ、蓮…っすきだ」
言われた瞬間、蓮はぎゅっと陸のモノを強く締め付けてしまう。
「くッ…っはぁ…、蓮、れーたん、聞いて」
入れられて、理性がイキかけている蓮の意識を引っ張り、自分の方を向かせる。