09/10/20 14:20:06 UnN5fcaPO
>>668
「ただーいまっ」
仕事から帰ってきて蓮にそう言うと、おかえり、とか言ってくれたものの、蓮は携帯で2ちゃんに夢中だった。
「れーん」
「んー」
返事は返しても意識は携帯のようだ。
少しムッとする陸だが、あそこのスレッドにいる人達は自分と蓮をくっつけてくれた、言わば恩人のようなものなのであまり強くは言えない。
しかし陸は今日またこれから仕事に出掛けなければいけない。
今日一緒に居れる時間は限られているのに、と陸は面白くない気持ちが拭いようが無かった。
なので、実力行使に出る。
「わっな、なにりっくん」
いきなり側に来た陸にビクッとする蓮だが、手の中の携帯は未だ離す様子は無い。
「皆、なんか言ってる?」
当たり障りのない言葉で蓮の警戒を解こうとした
しかし携帯を除き込もうとした瞬間、強く蓮に拒否られる。
「だっだめっ!皆、仕事おかえりーとか…そんな感じっ」
そうして後ろを向いてまたカチカチと文字を打ち始める蓮。
その後ろ姿に、少しくらい焼きもちをやいても自分は罰は当たらないと思う。
「れーたん」
一応最後の優しさで声を掛けて、蓮の返事を聞かずにそのまま唇を奪った。
「んっ!?っんんーっ…はっ…ん…っ…んぅ…」
そのまま舌を出し入れして蓮の口内を味わう。
蓮はバタバタと暴れてるが、陸にそんな事をしても可愛いと思うだけだ。
最後にちゅっ、と音を出して唇を離すと真っ赤になった蓮と目があった。
「っなっな、なにして…っ」
手をぱたぱたとして何か言いたそうな蓮だが、残念ながら仕事に行く時間になってしまった。
「れーたん、続きはまた次ね…いい子で待ってるんだよ」
そう言って陸は仕事に出掛けた。
まで受信した