09/11/29 21:24:57 tmDV+U510
>>862
読ませるという定義に主観が入ってしまいますので、
あくまでも個人としての「読ませる」話としてお答えします
・藤代葎「焦燥」
殺人事件を追う刑事攻め、被害者と面識のあるカウンセラー受け(刑事との一夜の過ちあり)、被害者、被害者の双子の兄弟
事件を追う内に見えてくる双子の歪な関係と過去、受けと攻めの誤解などか絡み合う話です
・剛しいら「描くのは愛」
贋作作家攻め、父親の汚名を晴らす為に一途に突き進む受け、パトロンとの悲恋が泣ける夭折した画家
攻めと父親の深い確執、大変買いにくい帯と表紙ですが中身はきちんとしたお話です
・高遠琉加「世界の果てで待っていて 天使の傷痕」
いい加減な探偵攻めが刑事を辞めた理由、彼の元を訪れる元後輩受け、姿を消した少年、依頼をしに来た少年
攻めが刑事を辞めた理由とその時の泣き声が咆哮の様だった事が印象に残ります
英田サキ先生のDEADLOCKシリーズがお好みという事ですので、
刑事物、事件物、シリアス、ミステリー要素がある、物語を重視した物を選びました
「焦燥」と「世界の~」は使われている物に共通項がありますが、
同じ様な素材を使っているのに表現の違いがあって面白いです
全てハッピーエンドですが、「世界の~」は人によってはバットと感じる人が居るかもしれません
よろしかったら、どうぞ