09/06/29 18:07:14 iHOVWNSF0
(理性飛びそう)
顎を掴んで上を向かせて、唇を食んだ。
眠っているのをいいことに、口腔を思う存分貪る。
―ガキィッ!!
「うわぁっ!!」
情けない悲鳴を上げて、ディーノがソファに倒れこんだ。
「……何サカってんの」
「お姫サマは王子サマのキスで目覚めるのが相場……ゴメンナサイ」
トンファーを構えた恭弥の殺気に思わず頭を下げる。
「謝るなら最初からしないでよね」
口ではそんなことを言いながらも、恭弥はディーノの横から退こうとしない。
「恭弥……?」
「あなた温かいから」
そう言って、恭弥はディーノの胸に頬を摺り寄せた。
(ちょっ……それは反則っ……)
典型的へぼんだなあ