10/04/26 10:36:15 9tbFLosFO
月並みだけど。
意に反し不死身の力を得てしまった魔王を殺せるのは勇者だけ。
魔王は勇者に恨まれ殺されるため数々の鬼畜攻めをする。
「僕をいくら傷付けようと構わない。だが他の人間には決して手を出すな。」
勇者は抵抗するでもなく、かといって堕ちるでもなく、無言で陵辱を受け入れる。
始めは殺されるため、恨まれるためだけに陵辱を繰り返していた魔王だが、徐々に勇者に情が移る。
いくら苦しめてもそれを受け入れ、決して自分を殺すことのない勇者、彼をこれ以上苦しめることに罪悪感が募る。そして、苦しめた自分を、勇者自身の手で、より一層殺して欲しいと願う。
勇者が最も拒むこと、魔王は知っている。勇者以外の人間を傷付け殺すこと。
それはしないと、勇者を陵辱する際に誓った。誓いをたがえれば、きっと勇者は自分を恨んでくれる。自分を殺してくれる。
魔王は、人間の街に現れる。逃げ惑う人々、響き渡る悲鳴。
そして、人間の子供に手をかざし、魔力を集中させる。
「ああ、これで勇者は俺を嫌う。俺を殺してくれる。俺はこれ以上勇者を苦しめずに済む。」
魔王は魔力を放つ。