08/11/27 01:16:54 sq/sNdG7O
小さい頃は良く末っ子と遊んでくれた次男
しかし近頃は長男の妄執を避けてか、顔を見られるのは
たまの母屋での食事の時だけ 自由な会話はあまりできないが
つい熱の込もった視線を向けてしまう末っ子に、こっそり優しく
微笑んでくれる次男…末っ子はそれで満足するのだと己を律していたが
自分は全く次男に近付けないのに、毎日のように離れを訪れる
家庭教師に嫉妬のような焦燥感を覚えはじめる
「あットモヲ坊っちゃまはお勉強中ですッ…」
耶麻野の制止を無視し、室内の様子を伺う末っ子
「君は本当に綺麗な指をしているね…」
英語の解説をやめ、おもむろに次男の手を取る家庭教師
やがてそれに口付けたかと思うと、愛でるように唇で噛んでいく
「……ぁっ、先生…!…ッ、いけません、こんな……ぁ…」
~次回予告~
次男を押し倒している末っ子
「……な、ナヲトさん……」
「……俺はもう子供じゃありません」