09/05/17 12:52:21 VgXSWmmt0
ワッフルを捧げます。わっふるわっふる。
みんなのHNがおいしそう。
411:風と木の名無しさん
09/05/19 00:37:55 VmIMJQDV0
>>392の続き。あと一回くらいで終えられそう。
―――――――――――
ここ最近、自分の城である部屋がとても居心地悪い。
「『あげぽん』以外は何が好きなわけ?」
「ゲームなら『キングダムロード』と『憂鬱~学校に行きたくない~』シリーズ。
アニメは最近のは見てなくて、昔のものばっか。好きだったのは『アサリ探偵局』
テレビで見るてるのは『日本戦隊ジャパンジャー』かな」
「アサリ探偵局は俺も見てた。アニメとか以外の趣味は?」
「さあ?毎週出かける先はイベントだし、学校でもあんまり友達いないから趣味が広がるってことはないし」
「カラオケとか買い物とか行かないのか?」
「イベント以外で出かける先は図書館くらい。そういうことなら趣味に読書入れても良いかもな」
「いいじゃん、知的な趣味で」
この会話は俺の部屋で広げられてて、会話に俺は一切入らない。なのに話題は俺の趣味について。
とてつもなく失礼な内容で盛り上がってるのは隣のリア充野郎とうちのリア充野郎。
なんで俺の部屋にこんな今時のチャラ男なリア充が二人もいるんだよ。
俺で遊ぶなんていい度胸だ。度胸だけ認めてやるからてめぇら自分たちの部屋に行け。
412:風と木の名無しさん
09/05/19 00:38:24 VmIMJQDV0
お前らが二人して俺をからかいたいという気持ちは十二分にわかった。
俺は大人だから我慢してやる。だけど精神的痛手はかなり大きいんだ。
オンだけの知り合いとはいえ、数少ない友人だった『おいしいな牛乳』からの裏切りは、俺の心に大きな傷を残していた。
まさかあんなに仲良く、楽しく、ディープな話に乗ってくれていたのが実の弟だったなんて。
しかもそれが普通のリア充高校生で、挨拶以外の会話なんてここ三年は交わしていない弟だったなんて。
ネット弁慶な俺のオンオフのテンションの違いは半端ない。
ネットでの俺こそが本来の俺!オフは仮の姿だぜ!と叫びたいくらい、落差は激しい。
故に家族にオンの俺を見られていたと思うと……
枕に顔をうずめてバタバタするなんて可愛いものだと思う。
今すぐ荷物をまとめて一人旅に出たい衝動に今でも駆られる。というか、既に何度も荷造りをした。普通に一人暮らしをするために。
その度にリア充二人組によって荷を解かれているのはここでしか言わない事実だ。
ってか、こいつらバカだろ?遊びすぎだろ?
リア充って暇人が多いって言うけど、マジだな。暇過ぎてやることないんだろ。
GW明けで五月病真っ盛りな俺とは偉い違いだな。
バカすぎて笑いも起きそうにないけど、人に迷惑はかけんなよ、頼むから。
大学が終わると真っ先にうちに来るリア充や、部活もせずに帰ってくるなり兄の部屋に入り浸るリア充。
その二人に部屋を占拠され、ゲームはおろかPCに向かうことされ出来ない可哀想な俺。
ついでに大学生リア充を気に入ったがため、毎日のようにメシを食わせる母親。
俺に友達が出来たと素直に喜び、毎晩ビールを開けては大学生リア充と晩酌をする父親。
413:風と木の名無しさん
09/05/19 00:39:00 VmIMJQDV0
なんで混じってんだよ。
隣のおじさんやおばさんも、今度はうちに遊びにいらっしゃい、って何勝手に友人認定してんですか。
俺はお宅の息子さんと自分の弟に弄られてるしがないただのオタクですから。
近々一人暮らし決行するただのオタクですから!
なんだか最近、ムダに突っ込んでる。心の声までが枯れてきそうなくらい叫んでる。
本来の声なんてかすれて全然原形を留めてない。
昔は俺もお喋りだったんだけどなぁ。今じゃ挨拶と独り言とネットでしか喋ってない。
そう言えば、なんで俺こんなに内向的な性格になったんだっけ?
中学の頃には既にぼっちだったから、多分原因は小学校の頃にある。
確か、あれは町内の子ども会のときだったような…
「…って、どう?兄貴」
一人、昔を思い出していると、高校生リア充、またの名を弟が話しかけてきた。
あの日から何を思ったか、何故かよく話しかけてくるようになった弟。
正直、前みたいに挨拶だけの生意気なリア充な弟のほうが付き合い易かった。
今の奴は一生懸命こっちに話を降ってくるので非常に困る。ほっといてくれ。
……とは流石に言えない。
414:風と木の名無しさん
09/05/19 00:39:44 VmIMJQDV0
「ごめん、聞いてない」
ああ、喉が痛い。一言喋るだけで喉がカサカサなのがわかる。
咳払いでもすればまともな声が出るだろうか。する気もないけど。
「カラオケと古着屋巡りと映画。どれが良い?」
「俺さ、椎名とデートしてみたいんだよね。仕方ないからコウスケも連れてってやるけど」
「仕方ないってなんだよ。俺がいなきゃ、お前なんて門前払いのクセに」
あーもうウゼェ。お前らがデートしてろよ。俺、弟がホモでも否定しないでやるからさ。
例え両親が反対しても、俺が説得してやるよ。その時はちゃんとした声が出るように頑張ってやる。
だから俺を巻き込むな。
しかもリア充。二回ふざけて、二回も真面目に返されたらそろそろネタとして美味しくないから勘弁してくれ。
芸人だって何回も同じネタしてたら流行語大賞取っても消える運命になるんだよ。
「一緒にデートして新しい趣味見つけようぜ」
「兄貴、服なりなんなり貢がせれば良いんだよ」
「今度の日曜日、な?」
あー、これは決定打。
はい深呼吸。吸ってー、吐いてー、落ち着け、俺。
頑張って言え。心の声ならいつでも言える。ちょっと声帯を震わせ、気持ちを外に出すだけだ。頑張れ、俺。
はい、どうぞ!
「日曜日は大切な人に逢いに行きます」
今週末はあげぱんさんに逢いに行くんだよ。
415:風と木の名無しさん
09/05/19 05:09:02 bJ++qXtv0
リア充おとうとキター!
あげぱんさんにも期待wwww
416:風と木の名無しさん
09/05/19 11:08:18 PyPeydsm0
わっふりゃあああ
可愛いな椎名くん 弟は何が狙いなんだろう?
あげぱんさんに期待わっふる
417:風と木の名無しさん
09/05/19 18:18:42 12hkYJaf0
アゲパンキター
418:風と木の名無しさん
09/05/19 22:53:02 SKXRGQs+0
新展開ktkr!!期待わっふる!!
419:風と木の名無しさん
09/05/20 02:33:23 mHM8/lt30
弟くんは、兄と知らないままに実は「わっふる」に惚れてたんだったり
あげぱんさんに期待わっふる!
420:風と木の名無しさん
09/05/21 13:43:22 4LULKshiO
めっちゃ久しぶりに来たら…
乙!そしてワッフルにわっふる!
弟と京一との3Pに期待ww
あげぱん含めた4Pでも萌えれるw
421:風と木の名無しさん
09/05/21 19:06:14 Ko+H2k+q0
わっふる!わっふる!
オタの過去話もワッフル
422:風と木の名無しさん
09/05/21 20:28:30 IH02mmhzO
3Pも良いが、ワッフルは京一に譲って弟とあげぱんのスピンオフ展開をwktkしながら待ってみる。
423:風と木の名無しさん
09/05/21 23:52:13 FBQ8oi090
ほふぅktkr!これからの展開を全力でwktkして待ってます!!
とりあえず、わっふるわっふるぅ~!!
424:風と木の名無しさん
09/05/24 15:20:08 0VaQF3as0
今日から3650日毎日わっふる作る
425:風と木の名無しさん
09/05/25 20:54:44 SBLwiWig0
わっふるを全力で投げつけますよっと。
オタ男子はコンプ持ちな所が萌え。
コンプ無しで全力で前向きなオタもそれはそれで萌え。
426:風と木の名無しさん
09/05/28 18:15:54 kOozZGS8O
保守
427:風と木の名無しさん
09/05/30 00:19:22 bWymeM2H0
長々と妄想書かせて頂きましたが、終わります。
―――――――――――
待ちに待った日がやってきた。
今日ばかりはいつものオタクルックというわけにはいかない。
タンスを占拠する黒いTシャツたちは今日は留守番。
あげぱんさんの隣にいても恥ずかしくないような格好を、とキモヲタpgrをされる覚悟で美容室に行き、
ユニクロは敷居が高かったため、ギリギリなんとか入れたしまむらで黒くない服を買った。
全てはあげぱんさんのため。
家族で朝食を済ませ、自室に戻って最終確認。
財布持った。スケブ持った。携帯持った。サークルチェック表(自作)持った。あげぱんさんへの献上品持った。
いざ、出陣。
家族がいるリビングをスルーし、外へと一歩踏み出した。
428:風と木の名無しさん
09/05/30 00:19:42 bWymeM2H0
会場に着いたのは開場15分前。
すでに出来ている長蛇の列の最後尾に回る。すぐに入場可能だそうだ。
まずは何をおいてもあげぱんさんのスペースに挨拶に行かなければならない。
怪しい人間認定されないよう、精一杯明るく演じて引かれないようにせねば。
その後、一旦失礼してから挨拶回り。
メシ3合さんも来てることだし、あの人は面識があるから安心して喋れる。
あとは今回合同になってる春期イチゴパフェさんとぼた餅さんのスペースにも行こう。
栗おこわさんには前回、スケブを頼めなかったので今回こそはリベンジしたいものだ。
ああ、なんでいつもイベント会場だとこんなにも活動的かつ、饒舌になれるのか。
別に嘆いているわけではない。むしろ誇らしい。
イベント会場こそが俺の本来の住処であり、俺自身を沸き立たせてくれる最高の地なんだ。
「ここにずっと住んでいたい……」
ついでに死ぬときはコミケで買い物中に死にたい。これぞ理想の死。
いろいろと考えを巡らせているうちに列が動き始めた。
入場だ。
走り出したくなる衝動を抑え、高鳴る鼓動を落ち着かせる。
走るな、慌てるな、興奮するな。
急がなくてもあげぱんさんは逃げない。というか、こんなみっともない姿見せたらあげぱんさんは逃げる。
はい深呼吸。吐いてー、吐いてー、吸ってー…ん?違う。
落ち着け、俺!
429:風と木の名無しさん
09/05/30 00:20:19 bWymeM2H0
あげぱんさんのスペースはわかりやすい誕生日席。
見覚えのあるイラストが目印。今日は本人だけとのことだったので間違いはない。
通行中の参加者さんごめんなさい。
俺、歩けません。
なんで、あげぱんさんのスペースの前にリア充二人がいるんだよ。
なんで、あげぱんさんのスペースに小学校の同級生がいるんだよ。
俺の視力も落ちるところまで落ちたか。0.3から0.01くらいになったのか。
疲れてるのかも知れん。
もしかしたらあげぱんさんはその奥のスペースにいる可愛らしい女子高生かも知れない。
実は隣のスペースにいるちょっと厳ついお兄さんがあげぱんさんかも。
俺はあげぱんさんが腐女子であろうとクマヒゲであろうと全然問題なかった。
知り合いっていうオチ以外は。
しかもあれか?
リア充二人がここにいるってことは、お前らグルだったってことか?
三人であのオタクからかってやろうぜwwwwなんて会話があっての今日か?
430:風と木の名無しさん
09/05/30 00:20:44 bWymeM2H0
だとしたらあげぱんさん、いや、あげぱん役をやっていた同級生には拍手を送ってやろう。
確か名は佐藤だったな。三年間もよくこんなくだらないことのためにチャットに付き合ってくれたな。
まさかサークルまで作るとは思わなかった。手の込んだ嫌がらせもここまで来たらプロ級だ。
お前の気の長さには脱帽した。
リア充その1、またの名を弟。お前も後半からとは言え、チャットの相手ご苦労さん。
兄貴の二面性にいつから気づいたか知らんが、普段出来ない会話が出来てよかったよ。
心底記憶から消したい気分だが。
リア充その2、お前は知らん。不愉快だ。
この思考、多分現実世界の時間で言えば3分だろう。
ついでにこの3分はあいつら三人が俺に気づくまでの時間でもある。
「椎名!」
何笑顔で駆け寄ってきてんだ、リア充その2めが。本名で呼ぶな、きめぇんだよ。
後ろのリア充その1とあげぱん野郎はこちらを見てじっとしてる。
喧嘩か?今ならきっと負けないぞ。なんせここは俺のホームだからな。
「コウスケが、椎名が来るのはここだって言ってたから来た。
椎名が大切な人に会うって言うから、その用事が済んだらデートしたい。良いか?」
431:風と木の名無しさん
09/05/30 00:21:32 bWymeM2H0
大切な人?誰それ。メシ3合さんのことか。
デート?馬鹿か、リア充同士で勝手にやってろ。
用事は一生終わらねぇよ。俺は一生イベントのために生きてくんだ。
お前らの暇つぶしのために嫌がらせなんぞに付き合う暇はない。
俺の聖地を汚すな。
俺の唯一の安息の地に踏み入れるな。
俺の大切なものを壊す輩に興味はねぇ。
気がついたら全部口に出してた。
久々にこんな長文喋った。
なんか周りがザワザワし始めてきた。
リア充たちは目ぇ見開いてこっち見てる。こっち見んな。
このまま騒いでたらスタッフ呼ばれるじゃないか。
そしたらここにいられないし、挨拶回りも出来ない。ってかこんな状況で挨拶周りしたら迷惑かけるだけだ。
リア充どもはその場に放置。確かこの少し先にメシ3合さんがいるはず。
記憶しておいたスペースの方を見ると、可愛らしいお嬢さんがこっちをガン見してる。
とりあえず、心の中で謝罪連発。軽く会釈をしてその場を立ち去ることにした。
メシ3合さんにはあとでメールしておこう。
入場から退場まで、約8分。
こんな新記録出したくなかった。
432:風と木の名無しさん
09/05/30 00:21:58 bWymeM2H0
追いかけてくる三人になんと言えばいいやら、わからない。
開場を後にし、早歩きで駅に向かえば、後ろから聞こえてきた三つの声。
いくら嫌がらせのためとは言え、サークルスペースを書置きなしで去る奴は屑だ。
つり銭全部盗まれてしまえ。
残念ながら、イベント会場での魔法は既に解けている俺。もう一行以上喋れない。
「椎名、ごめん!そんなに椎名がこのイベントを楽しみにしてたなんて知らなかった!!」
「兄貴、とりあえず話だけでもしておこう。いや、話させてください、マジで!」
「あ、あのさ!俺、ワタルにどうしても言いたいことがあって……」
ウルサイウルサイウルサイ。
ついて来んな、ボケ。お前らが走ってきたら俺なんてあっという間に回り込まれるんだよ。
ホラ見ろ、お前ら三人が道を塞ぎやがった。
これで俺は四面楚歌じゃねぇか。下手に出るくせに強行突破とはいい度胸だ。
「三人がかりでの嫌がらせは楽しかったか?」
最後の力を振り絞った俺のイヤミ。
文だけ見てると強気だが、実際はかすれた声でつっかえながら、俯きつつ発言。
やべぇ、俺、超苛められっ子。
433:風と木の名無しさん
09/05/30 00:22:45 bWymeM2H0
「嫌がらせなんてつもり、なかった。俺が勝手に突っ走って、椎名に迷惑かけたけど。
ってか、コウスケは場所教えてくれただけだし、佐藤はたまたま会場であったってことで関係ない。
悪いのは俺だけだ」
よう、リア充。カッコイイな、友人の分の罪も背負って。
反省してるなら少し許してやろう。騒いだのは俺だし、会場には戻れないし。
「俺も悪いよ。勝手に京一の肩持って騒ぎ立てて、兄貴の楽しみぶち壊しにした」
自覚あるんだな。素直に謝罪した点は認めてやる。
「話が見えないけど、俺もワタルに謝りたいことがある」
お前の謝罪はいらない。許す気ないから。話が見えないとはいい度胸だ。
「ずっと、小学校の時のことを謝りたかった。
自分可愛さでお前のこと友達じゃない、って……
後悔したけどその頃にはもう遅かった。ずっと機会を窺ってたんだ」
リア充二人が不思議そうな顔をしてる。これが演技なら勝手にアカデミー賞にノミネートしてやる。
が、どうやらそうでもないらしい。
つまりは二組が別々で俺に嫌がらせをしていたということでFA?
434:風と木の名無しさん
09/05/30 00:23:28 bWymeM2H0
「趣味が高じてサークル活動を始めたとき、ワッフルからの感想が嬉しかった。
通販の住所から、ワッフルがワタルだって知ったときから、いつか謝りたいって思ってた。
けど勇気がなくて、ワタルが参加するイベントには出なかったり、売り子頼んだり……」
ここまで自分語りするのもミステリーの犯人っぽい流れ。
嫌がらせ目的ではなく、あくまでたまたまと証言する容疑者。
けど、肝心な理由がわからん。
「あんた、兄貴に謝らなきゃいけないようなことしたわけ?」
そうそう、それそれ。
佐藤とは小学校が一緒で、よく遊んでた記憶はある。それこそ、アゲポンだって初代は二人で通信したり……
「昔、言われたんだ。『ゲームなんてしてオタクだろ』って。
今ならそれが普通だけど、当時はゲーム機を持ってない奴も多かったからただの僻みに過ぎなかったのかもしれない。
けど、俺は『オタク』っていうレッテルが嫌だったんだ。
だから、そいつに言ったんだ。『俺はオタクじゃない。友達のいないワタルに付き合ってやってるだけだ』って」
435:風と木の名無しさん
09/05/30 00:23:50 bWymeM2H0
……
あー、はいはい。思い出した。
確かそれで、友達じゃないならもう遊ばないってぼっち生活スタートしたんだった。
もともと少ない友達が全員佐藤と一緒に離れて行ったんだっけ。
その頃から既に自分がオタクであることを悟ってた俺には悪口にもならなかった覚えがある。
だが、リア充二人には『友達が裏切った』という酷く衝撃的な話に聞こえたらしい。
リア充その2なんかは冷ややかな目で佐藤を見てるし。
「でも俺は大学生にもなってゲームをやってるようなオタクだ。
もし、ワタルが許してくれるなら、昔みたいに一緒に遊びたい。チャットをしてる時、昔を思い出して嬉しかった」
俺はあげぱんさんがお前だと知ってかなりショックを受けたけどな。
しかし、どうしようもない。佐藤があげぱんさんであることは事実だから。
「別に、良い」
以前見たいに何でもかんでも話せるわけではないが、発声のリハビリ相手にでも使ってやる。
「ありがとう……まずはお友達からお願いします!」
「ざけんな!誰が友達からなんて始めさせるか!」
「友達以上になるのも論外だろ」
リア充二人は突っ込み志願者か。
436:風と木の名無しさん
09/05/30 00:24:16 bWymeM2H0
佐藤はその後会場に戻った。
他のサークルさんの新刊を買ってくることが友情への第一歩であることは察しているらしい。
こういう思考を持つことは大変素晴らしいと思う。
俺らは結局リア充どもの意見によって、リア充のたまり場でもあるなんとか通りとやらで服を見て、飯を食い、また服を見るという謎の行動に出て帰宅。
母親は兄弟仲良く出かけた俺らをやたらと褒めてきた。もうしないから大丈夫。
その後、飯風呂寝るを綺麗にこなそうとした俺に待ったをかけたのは窓へのノックだった。
今日一日だけ付き合ってやる気持ちで窓を開ける。
あちらの窓は全開だった。
「俺も謝りたくて」
今日は自己満足懺悔大会か。
「佐藤にゲームしてるなんてオタクだ、って言ったの俺なんだよね」
ふーん。
「佐藤がいつも椎名とゲームしてるの知ってたんだ。
俺は隣に住んでるのに学校も違って登校時間もバラバラ。会えるのは子供会の集まりだけ。
楽しみにしてるのは俺だけで、椎名はいつも佐藤とゲームで遊んでた。
それが悔しくて、つい言ったらあいつ、次の時から他の奴とつるみだしてさ。
俺、チャンスだって思った」
ふーん。
437:規制くらった
09/05/30 00:31:14 3eBygDqpO
「けど、椎名は俺が話しかけてもゲームしかしなかった。
無理矢理ゲームを奪って話しかけたら、椎名なんて言ったか覚えてる?」
悪いが、佐藤の行動すら今日思い出した人間なんで。
「『友達のいない奴といると、友達がいなくなるぞ』だって」
覚えてない。
「まずいことをしたって思ったけど、遅かった。椎名は誰とも話さなくなって、ずっと一人だった。
中学も高校も違うからわからないけど、あの調子じゃずっとひとりぼっちだったんだろうな」
悪いか。ぼっち最高。ゲーム機とiPodが俺の親友だ。
「悪い。酷いことしておいて、まだ椎名が好きだって騒いでて」
後半部分は許す許さないの問題じゃないけどな。
「俺、いつか椎名とちゃんと話がしたい。椎名が俺の目を見て思ったことをはっきり言ってくれるような人間になりたい」
438:風と木の名無しさん
09/05/30 00:33:25 3eBygDqpO
……
「これからも、俺はずっと椎名と一緒にいたい。だから、いつか真っ直ぐに向き合って話をしよう。
椎名の好きなもの、椎名の口から聞きたい」
……
「じゃ、おやすみ」
窓が閉まる。
カーテンも引かれ、あちらからこちらを見ることは不可能だろう。
きっと音も聞こえない。
「一番好きなアゲポン初代がやりたくなった」
翌朝、何世代も前のゲーム機と発掘されたばかりのほこりの被ったソフトを持ってきたリア充を追い返した。
end
439:風と木の名無しさん
09/05/30 00:36:32 Pd78QJsj0
ちょ…リアルタイム…!!
わっふるわっふっるうううう!!!!!乙でした!!!
これからの二人と弟とあげぱんさんが気になりすぎる!!!
440:風と木の名無しさん
09/05/30 12:20:07 UQaCMfNk0
GJ!
441:風と木の名無しさん
09/05/30 13:25:20 lwkQMowPO
GJ!
おつかれさまでした
442:風と木の名無しさん
09/05/30 17:56:51 8uKziupKO
GJでした!!
443:風と木の名無しさん
09/05/30 22:45:22 6+YiUuO8O
いいオタ男子をありがとう…GJ!!
444:風と木の名無しさん
09/05/31 13:41:55 vxfoHgPw0
GJ!お疲れ様でした!
終わったものの彼らの今後が気になって仕方がない・・!
445:風と木の名無しさん
09/06/01 23:16:13 kNmjeo6qO
萌えた…ありえんくらい萌えた…
ちょっとイベ会場の可愛らしいお嬢さんの新刊探してくる
446:風と木の名無しさん
09/06/02 00:40:03 WVJiN8SCO
乙!!
これからの二人は勿論、佐藤の動向も気になってもう……!
ところで
ヒキニート生活を送るヲタの前に、ある日突然イケメン(笑)幽霊が現れて……!?
みたいな幽霊×ヲタ電波を受信してしまったんだが…
撒き散らしてもいいんだろうか
447:風と木の名無しさん
09/06/02 01:25:53 Y4ICE6H9O
全力で待ってる!
448:風と木の名無しさん
09/06/02 04:11:56 y4GnZuH5O
ワッフル乙ゥ~!
眠れんくなったwふふふ
449:風と木の名無しさん
09/06/02 11:23:58 IqXHcQVv0
撒き散らしてくれ頼むわっふる
450:幽霊×ヲタ1
09/06/02 18:49:13 WVJiN8SCO
幽霊×ヲタを撒き散らしに来ました。
生温い目で見てくれ!
―――
まあ色々な理由で大学を退学して、二十歳からヒキニート生活を始め、4年の月日を経て、心身ともにズタボロになったオレ、比嘉 新斗(ひき にいと)!
毎日、寝て起きてパソコンに向かってはエロ動画を漁り、2ちゃんねるを徘徊し、一日一食の飯を喰らい、そして寝る。―それだけの日々を過ごしていた。
こんな腐った生活からいつかは脱出してやる、……なんて思ってるはずなのに、何故だかこの迷路から抜け出せない。なんかもうすべてが怠い。怖い。
(母さん、父さん、ごめん)
とにかく、今日もそんな変わらない一日を過ごそうとパソコンを開き、お気に入りに昨日登録したエロサイト検索サーチに飛ぶ。確か昨日は触手系を一通り見て回ったから、今日は違うところを……。
―狭く静かな部屋に、カチカチとマウスをクリックする音だけが響く。カーテンを閉めたままの陰気な部屋には、日光もそこそこに、居心地の良いじめじめした空気が満たしていた。
451:幽霊×ヲタ2
09/06/02 18:52:31 WVJiN8SCO
毎日思う。オレは何をしてるんだ。
親の仕送りを頼りにいつまでもだらだらと、働きもしないで部屋に閉じこもって。上京した時の、あの夢と希望に満ち溢れてたオレはどこに行った?
思い描いていた理想と現実は正反対で、今オレは狭いアパートの暗い部屋で最高に最低な生活をしている。
出口が見えない。誰か助けてくれ。
それこそ漫画とかアニメとか小説みたいに、かわいいおにゃのこがある日オレの元に突然舞い降りて、「敵に終われてて、はぅぅ、今日からココに匿って欲しいんですぅ><」みたいな、そんなロマンスが欲しい。そんな体験をしたい。心からそう思う。
……そんな事ある訳ないって、分かってるけど。現実は逃げたくなるような事ばっかりだ。逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃ(ry。
だけどほら、パソコンの液晶にはこんなにかわいいおにゃのこが、あられもない姿を晒していて、体験した事もない世界を見せてくれる。
「……やっぱ、二次元最高…」
呟いた声は虚しく響いて、オレはマウスを動かして次のサイトを見に行く。……エロアニメがあるらしい。見てみよう。
クリックして、ダウンロードされるのを大人しく待つ。なんの意味もなく椅子ごと身体を回して、後ろを向いた。
ん゙ん、と唸りながら背筋を伸ばすと、部屋の隅の"何か"と目が合った。
それからくるりと半回転。
……何か、と、目が、合っ、た………?
452:幽霊×ヲタ3
09/06/02 18:59:34 WVJiN8SCO
嫌な汗がじわりと滲む。
何か、って、なんだ。オレは一人暮らしをしているはずであって、この部屋に他の誰かがいるはずない。
そしてオレは引きこもり生活を送っているはずであって、空き巣が入るような長い時間を外出した事はない。
それに昨日は勿論、この部屋にオレ以外の誰もいなかった。
じゃあ、何だよ。何なんだよ。今目が合ったのは。
恐怖にgkbrしながら、それでもオレはなけなしの勇気を振り絞って、ゆっくりとまた椅子を回転させた。
薄暗い部屋の隅に、黒い、……人間?、が、壁に張り付くようにして座っている。
見た感じまだ若い男で、その整った顔は今は強張っていて、辺りを窺うように目線だけを動かしていて、
……オレはもう驚愕やら恐怖やらなんやらで訳が分からなくなって、ただそいつを見つめていた。
すると不意に男がこちらを見て、目線がばっちりしっかり絡み合う。びくう、と震え上がったオレに、驚いたように一瞬目を見開くと、ゆっくりと立ち上がり、こちらに歩み寄って来た。
(……いや、いやいや、なんで、来、)
453:幽霊×ヲタ4
09/06/02 19:00:45 WVJiN8SCO
テンパりすぎて身体が動かない。
あっという間にそいつはオレの目の前に立って、
「―おまえ、俺が見えるのか?」
なんて、まるで普段は誰にも見えない存在みたいな、そんな問いかけをしやがった。
……いや、いやいやいや、いや、見えますけど。そりゃ見えますよ。だってあんたそこにいるじゃん。
それともアレか。そういう基地外発言すりゃ空き巣の罪が軽くなるとでも思ってんの?なんなの?バカなの?
混乱しながらそいつを見上げたままでいると、険しい顔をしていたそいつはふっと口元を緩めて、
「頼む!しばらくここにいさせて!」
と、まるで親友に泊めてくれと頼むかのようなノリで、そう言った。
あまりに唐突すぎて訳がわからなくて、たっぷり間を開けた後にようやく、「………はあ?」という一言が喉から転がり落ちた。
―――
中途半端ですまんが続きます…
454:風と木の名無しさん
09/06/02 19:34:28 WVJiN8SCO
漢字間違い!orz
×敵に終われてて
○敵に襲われてて
455:風と木の名無しさん
09/06/02 21:10:21 IqXHcQVv0
この幽霊は生前リア充だったぽいな
わっふるを全力で作るぜ
456:風と木の名無しさん
09/06/02 23:11:18 GTwqiV+yO
ワッフルワッフル
457:風と木の名無しさん
09/06/03 00:07:35 +xFDvattO
姐さん萌えたぜ!
ワッフルワッフル
458:風と木の名無しさん
09/06/03 01:07:57 56bLdcZg0
萌えた!全力で続き待ってる!
わっふるわっふる
459:風と木の名無しさん
09/06/03 09:44:48 xlrindJ40
わっふるわっふるううう!!!!!!
460:風と木の名無しさん
09/06/04 21:30:48 8su/IqjTO
保守
461:風と木の名無しさん
09/06/05 23:30:11 uImVX/u10
幼馴染リア充×オタで
いつもはエロゲとかしないんだけど、友人から試しにと押しつけられた
エロゲを攻めに見つかってしまい
画面見ながら
攻「これでいつも抜いてるのかよ?だったら俺の前でシて見せてよ」
的なものを受信した…orz
462:風と木の名無しさん
09/06/06 01:00:21 RsCnQ/onO
>>461
それは鉄板だよね!
オタ作同人誌を朗読されたり、言葉責めされたらいい
463:風と木の名無しさん
09/06/06 12:00:51 3uP2wiTWO
>>462
エロ同人に書かれてるセリフ(淫語)とか言わせられたら禿げる
464:風と木の名無しさん
09/06/06 17:59:25 g4sqZZ3YO
>>462、>>463
とりあえず、「(中出し)らめえぇぇっ」は必須だと思うんだ。
あと個人的には「おっぱい」や「ぃや、赤ちゃんできちゃうぅ…」とか言わせられればいいww
465:幽霊×ヲタ5
09/06/06 23:11:48 iwBmcxbOO
続き投下!
―――
……いや、いやいやいや。
まじでなんなの?本当に馬鹿なの?
急に現れて「頼む!しばらくここにいさせて!」だと?
ふざけやがって。一体全体どんな嫌がらせだ?オレに何を望んでる?
そんな疑心が顔にモロ出しになってたらしく、怪しいそいつはオレの顔色を見て焦りを浮かべた。
「あ、や、…その、なんつーか、いきなりごめん!……実は俺今、追われててさ」
「………………誰に」
「……天使に」
……おいおい、厨二病にかかるには少し遅すぎるんじゃねえの?
「……あ、呆れてる?一応言っとくけどコレ、マジだから!」
「…………帰れ」
こいつはきっと、いや、絶対にリア充だ。長年の経験で培われたオレのリア充&DQNセンサーは伊達じゃねえ。
毛先を遊ばせちゃったりなんかして、少し茶色に染めちゃったりなんかして、無駄に重ね着しちゃったりして。
つまりオレが1番苦手とするタイプ。しかも厨二病のおまけ付き。
……絶対に、絶対に、関わりたくない。リア充とDQNに関しては嫌な思い出しかない。
466:幽霊×ヲタ6
09/06/06 23:13:00 iwBmcxbOO
「つれない事言わないでさあ!なるべく迷惑かけないようにするし!」
「…………」
馬鹿言うな。何が迷惑かけないだ。匿うって事はつまり一緒に暮らすって事だ。無理に決まってる。オレにとって他人がいる空間は地獄でしかない。
しかも、追われてる、って事は、おまえ、何かしらをしたから追われてるんだろ。冗談じゃない。
……なんて事を言ってやりたい気持ちは山々なんだが、生憎オレはひきこもりだ。他人とすらすら話せる訳がない。
故に、オレの口から出たのは「帰れ」のただ一言。
「……なあ、お願い!俺、このままじゃ天使に成仏させられちゃう!」
……まだ厨二病を貫き通すか。いい加減にしろ。比嘉新斗は穏やかに暮らしたいの。ぼっちが好きなの。人が怖いの。そんなフレンドリーに接されたって、固く閉ざされたオレの扉は開かないの。
「…天使だのなんだの言ってる厨二病リア充は嫌いだ、帰れ」
冷たくそう吐き捨てる。
ああもう、こんなに長い台詞を他人に吐いたのはいつぶりだ?オレはちゃんと言葉を紡げてるのか?
他人と会話するなんて久しぶりすぎて、遠い昔はどうしていたかなんて忘れちまった。
しかし、こんだけ断固拒否すれば流石に諦めて帰るだろう。そう思った。オレだったら間違いなく最初に拒否された時点でハートが砕ける。
リア充の考え方はゆく分からんし、ハートの強さも分からない。(悔しいが、まあオレよりは強いんだろう)
ともかくどこから入って来たかなんて謎にしといてやるから帰れ。一刻も早く。
467:幽霊×ヲタ7
09/06/06 23:24:40 iwBmcxbOO
「あ!チュウニビョウ?って聞いた事ある!……なんだっけ?なんかイタイ奴の事だっけ?」
……あ゙ー!!!
何故だ…何故そんな言葉を知ってるんだ!これだからリア充は!
そんな人懐っこい笑顔で笑いかけられたって、オレは騙されんぞ!リア充なんて薄情な奴ばっかりだ!早く帰れ!
「……オレが馬鹿だった。分かりやすく言う。天使とかイタイ事言ってるような人には関わりたくありません。お引き取り下さい」
これだけ言えば流石の厨も分かるだろう。
半ば投げやりにそう言い捨てて相手の反応を見ると、何故かリア充は落胆する訳でもなく、「あ」と気付いたような声をあげて。
「―ごっめん、大事な事言い忘れてた!俺、幽霊なんだ!」
…………なんてこったい。
絶句したオレを尻目に、リア充、いや、厨二病患者は「そっかそっか、コレ言わなきゃ俺ただのアブナイ奴だよなあ!あははは」なんて一人で陽気に笑ってやがる。
これは夢か?
もしくは幻覚か?
ついにオレの頭は末期を迎えたのか?
「…夢なら早く覚めてくれ……」
468:幽霊×ヲタ8
09/06/06 23:31:11 iwBmcxbOO
懇願するようにそう呟く。
もうこんなの悪夢でしかない。
今までの、腐った、だけど平穏だったあの時間はいずこ?
どんどん暗くなるオレとは正反対に、明るい笑顔のそいつは言う。
「ははっ、いやーごめんな!俺、幽霊でさ、天使に追われてるんだ。早く成仏しろってさあ」
ははー、何気にピンチなんだよね、なんて言って、またそいつは笑う。
ああくそ、笑顔が眩しい。なんなんだ畜生。
「………本当、に、幽霊、なのか?」
自分で言ってて、その言葉の馬鹿らしさに笑いさえ洩れそうだった。
なんだよ幽霊って。オカ板の見すぎだ。オレに「幽霊が現れた訳だが」なんてスレを立てろとでも?糞スレ乙。
「うん、リアルに幽霊」
そして返ってきた言葉の軽さにも、現実味のカケラすらありゃしねえ。はは、このニラニラ感はなんだ。
「……触ってみたら分かるぜ、ほら」
469:幽霊×ヲタ9
09/06/06 23:42:38 iwBmcxbOO
そう言って手を差し出すリア充幽霊。オレはその手を少し見つめた後、躊躇いながら右手をその手に重ね合わせた。
―いや、重ね合わせようとした。
普通なら触れ合うはずの距離まで行ったはずなのに、オレの手はただ空気を僅かに揺らしただけだった。
……ただ、少しだけ、ひんやりとしたものを感じて。
「……な?」
ああもう、うつだしのう。
確かにこいつが本物の幽霊だとしたら、急に現れたのだってまあ信じられる。物理的には不可能すぎる状況だったし。
―そういやついさっきかららパソコンからあんあんらめえと喘ぎ声が流れ出してる。ダウンロード終了後、勝手にファイルが開くようにしてたオレが馬鹿だった。
だけどもうそんなのを見てるのがバレる焦りとかそういうものは今のオレには欠如していて、ただ信じられない現実に茫然としているだけだった。
もうなんか、幽霊っておまえ。二次元とか三次元とかそういうのを越えてる。
「…この声ナニ?……わ!えっちぃアニメだ!……へえー、こーゆーの好きなんだ?」
うるさい。黙れ。ネコ耳メガネメイドは正義だ。
―――
またまた続く!
470:風と木の名無しさん
09/06/06 23:52:35 TsisrN+O0
わっふるわっふる!!
471:風と木の名無しさん
09/06/07 00:07:49 Ooxg0tVs0
わ、わっふるわっふる!!
全力で続き待ってる!!
472:風と木の名無しさん
09/06/07 00:37:08 o9eAzabIO
また誤字がorz
ニヨニヨしながら見逃してくれ……
473:風と木の名無しさん
09/06/07 02:26:01 NUz+DW99O
わっふるわっふる!
えっちいアニメだかわいすぎるww
474:風と木の名無しさん
09/06/07 03:10:03 NUz+DW99O
ごめん、ageてしまった…
475:風と木の名無しさん
09/06/07 12:20:16 BhMs1JiB0
わっふる
幽霊がいるとエロゲできないなw
476:風と木の名無しさん
09/06/08 17:50:57 RcRlgF96O
中の人(幼馴染みとか)×特撮オタが浮いた
「俺と○○(役名)どっちがいいんだよ?」
っていう…
477:風と木の名無しさん
09/06/08 22:28:23 DNYxIu/lO
「もちろん〇〇!」
と答えて嫉妬の余りひどくされるんですね、分かります
ブルーやブラックの中の人が出てきて四角関係になったりしませんか
ガワの人にからかわれる幼なじみを見てちょっと寂しくなるオタクが見たいです
478:風と木の名無しさん
09/06/09 13:20:01 ZBol/fQ80
中の人は力が強いからどんなに抵抗してもオタクはかなわなくて
ひどくされるんですね、わかりますとも。
479:風と木の名無しさん
09/06/10 08:46:34 P3cC4YYYO
>>476からの派生で、声優×声優オタを受信した。
480:風と木の名無しさん
09/06/10 11:19:38 pKPkaRCX0
>>479
ちょっとワッフルメーカー買ってくるわ
481:風と木の名無しさん
09/06/10 18:12:58 S1HJf7Xm0
A「B、おまえ俺とモモンジャーとどっちが好きなんだよ!?」
B「モモンジャー」
A「……」
B「モモンジャー」
A「……B君!実はさっき怪人にボクの大事なところに毒をかけられて……!
そこで君にお願いだ!毒を吸いだしてくれないか!?」
B「えっは、はい!モモンジャーの力になれるなんて俺、うれしいです!」
こうですかわかりません
482:風と木の名無しさん
09/06/10 18:28:28 66f3varP0
賢者タイムで罪悪感に苛まれるAを受信しますた。
483:風と木の名無しさん
09/06/10 20:44:31 iLAl0EyS0
>>481
お前のおかげで禿げた
484:風と木の名無しさん
09/06/11 00:58:39 We+5vV2gO
>>481
わっふる!わっふるわっふる!
Aにはタメ口なのに、モモンジャーには敬語だったらいいな
485:風と木の名無しさん
09/06/11 18:32:15 SBRnXUHY0
>484
二次元と三次元をきちんと対象区別できてる賢いBだなw
486:風と木の名無しさん
09/06/11 23:26:23 EfZzhGFq0
>>481
わ、わっふるっ…!!
487:風と木の名無しさん
09/06/12 01:18:00 eRo+YLaP0
攻めの声優はいつでも自分の役のキャラが描かれたスケッチブックを持ってて
受けの為にそれを見せながら
「受けー好きだー」とか言ってればいい
受けはそのスケッチブックみながら、感動の涙を流せば良い
攻めはその後自己嫌悪いっぱいでorz
488:風と木の名無しさん
09/06/12 08:21:08 EhnYYy+nO
禿げたじゃないか!
489:風と木の名無しさん
09/06/12 18:36:23 UKTblH160
テラセツナス。
現実を無視するオタク男子は時に残酷かもね。
傷ついた攻めは好きという想いが暴走してレイープしてしまえば良い。
490:風と木の名無しさん
09/06/12 19:42:51 +8jVJ9LH0
そんな攻を見て、段々
なんで攻はいつもスケッチブックなんか抱えてるのかな…?
とか
「攻」と話しをしたいのに…
みたいなことを少し意識しはじめたらいいな
491:風と木の名無しさん
09/06/12 20:04:17 gowtgh300
一連の流れに禿げた
そして490に救われた。これはいいハッピーエンドフラグ
492:風と木の名無しさん
09/06/12 23:56:06 +KAjC6VG0
A「ただいま。……B、ビデオ見てたのか?」
B「ああ、今終わった。モモンジャーってどうしてあんなにかっこいいんだろーな」
A「……ハハハ!それは正義と愛を背負っているからさ!」
B「モモンジャーこんにちは」
A「こんにちは!愛しい人の為ならね、人は強くなれるものなのさ! B君も、A君を愛しているだろう!?」
B「はい。モモンジャーと同じくらい愛してます」
A「そうだろうそうだろう!………………え?」
実は確信犯的な受けという流れですね、わかります
493:風と木の名無しさん
09/06/13 06:34:44 8SghF4v90
確信犯的な受けもそうだけど
オタクだけど気の強い受けっていいよねwww
今ヤンデレ×特撮オタクに嵌ってる
特撮オタクは攻めにお宝ビデオをいくつか壊されたことから攻めをずっと嫌悪してて
ヤンデレは受けと仲直りしたい・受けに好かれたいがために
中の人になろうとひたすら努力してるといい
494:風と木の名無しさん
09/06/13 17:26:10 RKIu0pps0
たった今、
郵便配達員×ヒキオタを受信した
495:風と木の名無しさん
09/06/13 19:07:45 n2owJT990
配達員はヒキオタが唯一話せる相手なんですね、わかります。
496:風と木の名無しさん
09/06/13 23:43:46 O7zQzY0vO
>>479ではないんだが、あまりにも萌えたので書いてみた。
携帯からなので、改行など見づらかったらごめんなさい。
あと声優×オタクに到達できてない上、オタクがショタ属性ありなので、そういったの苦手な方注意。
497:中の人×声オタ1
09/06/13 23:46:12 O7zQzY0vO
部屋のカギはかけた、ヘッドフォンはズレないように装着済み、すぐに手が届く位置に置かれたティッシュ箱……は中身は余るほど入っている。よし、準備万端だ。待ちに待った『お願いっ、お兄ちゃん☆』をプレイする時がきたのだ。
主人公が攻略できる子は全部で5人。主人公の母親が再婚してできた義理の弟・隣に住む主人公を兄のように慕う少年・義弟の友達・主人公のバイトである家庭教師先の教え子・痴漢に遭っていたところを主人公が偶然助けた少年。
攻略できる子は少ないが、やんちゃ・甘えた・真面目・ツンデレ・男の娘と、確実にテンプレを押さえている。フルボイス、しかも全員男性声優を起用だ。
確かに賛否別れるところだろう、だがその心意気やよし!俺はむしろそこを買う。
元々シナリオに定評のあるメーカーだ。おまけに今回シナリオ担当は、エロゲで物語の面白さと実用性を兼ね備えて良作と評される『刻を統べるもの』を作った“草枕”さん。初めての本格ショタゲーでもきっと素晴らしい展開を見せてくれるに違いない。
498:中の人×声オタ2
09/06/13 23:48:37 O7zQzY0vO
更に楽しみなのは、義弟役の森 悠人、通称“もりゆー”だ。『獣騎士ライオネル』のやんちゃショタっ子トーヤきゅんのかわいさにやられ、“もりゆー”の声までも好きになってしまった。
うっかり“もりゆー”出演のBLCDまでチェックしてしまう始末だ。……あれって、結構エロいんですね。
よくそのままの名前で出演できるよな。
今回はエロゲなので“もりゆー”も慣例に則って別名義での出演だ。その名も“猫野トラタロー”うん、“もりゆー”猫大好きだもんね。でも飼い猫の名前をそのまま使ったら別名にする意味ないんじゃね?と思うんだが。
最初サンプルボイスを聴いて“猫野トラタロー”が“もりゆー”だと気づいたときには狂喜した。
元気でやんちゃなショタっ子に“もりゆー”だなんて!キャスティングしてくれたえろい人ありがとう!引き受けてくれた“もりゆー”ありがとう!!
いやー、ホントいい時代になったなぁ。攻略対象が全員ショタのエロゲが発売されるような日がこようとは。
499:中の人×声オタ3
09/06/13 23:52:45 O7zQzY0vO
開始数時間、きた、きた、きたよー、“もりゆー”演じる弟・南斗(ミナト)きゅんのエロが!!うはー、ヤベー南斗きゅん可愛すぐる!!!
「“兄ちゃん”て、呼んでも、……いいか?」から始まって「兄ちゃん、えっちぃのはイケナイんだぜ☆」や「らめえぇぇっ、兄ちゃ、やぁっ、すきぃぃ…!!」とか、とかね!!
“もりゆー”素晴らしいテクを、……ありがとうっ。
俺は感動に包まれつつフィニッシュを迎えた。
500:中の人×声オタ4
09/06/13 23:57:19 O7zQzY0vO
賢者タイムに突入し、とりあえずそのままゲームは続けてみる。
進行自体はごく簡単で、サクサク進む。
南斗たんを攻略したから、隣に住む少年・皓(アキラ)を攻略できるようになったようだ。
ほほぅ、今まで主人公のことをお兄ちゃんと慕っていたのに、南斗きゅんが登場したせいで弟ポジションを奪われてヤキモチですか。
こういうしっかり者だけど甘えたな子も悪くないな。いや、むしろ全力でアリだ!なんだよ、皓たんも可愛いじゃないか。
「もうぼく、“お兄ちゃん”て呼べないの?」や「ぼくの方がお兄ちゃんのこと、好きだよっ」やら「お兄ちゃん、いっぱいやらしいことしてえぇ」とか、こちらも破壊力抜群ですよ。
また、この皓役の声優さんも好みの声してるなぁ。早々に賢者タイムから復活しそうな感じがする。
だが誰だったろう。聴き覚えのある声なのに、こんな時にかぎって名前が思い出せない。
この『おねにぃ☆』は完全に“猫野トラタロー”しかチェックしていなかったせいだ。
あれこれ考えている間も、少し鼻にかかったような甘く可愛らしい声が引き続き耳に響く。
501:中の人×声オタ5
09/06/13 23:59:01 O7zQzY0vO
特徴ある。誰に似てるだろう……。そういえば友衛(ともえ)くんが『ひまわりステップ』で演じてたポチに似てる。
ちなみにポチは主人公の女の子が大切にしているクマのぬいぐるみだ。
主人公が知らないところで時々しゃべる。
愛らしい外見に反して、落ち着いた大人の声音で容赦のない一言を。
そんなポチだが、主人公に話しかけるときだけは異様にカワイコぶるのだ。
皓たんはそのカワイコぶったポチの声に似ている。
502:中の人×声オタ6
09/06/14 00:01:04 O7zQzY0vO
一度そう思い始めると、もうポチにしか聞こえない。ポチ、というか友衛くん。何やってんの友衛くん……。
親戚の中で歳が近くて小さい頃はよく遊んだ、いや今も結構遊ぶ、こないだも「今月末に飲み行こうよー」てメールがきた友衛くん。
声優を目指したきっかけが、アニメ好きの俺につられて見てた作品からだという友衛くん。
むしろそのアニメより、親戚の仲良い子の影響ですって何かのインタビューで答えてた友衛くん。それ見たとき俺かなり嬉しかったの知ってるか?友衛くん。
いったい何があってこんなことに……!!
混乱しつつも、俺は画面の中の皓たんのあられもない姿と耳に流れてくる嬌声に夢中になっていた。
……皓たん皓たんアキラたーん!!
こうして俺は皓たん、もといポチ、もとい親戚の友衛くんで二度目のフィニッシュを迎えたのであった……。
503:風と木の名無しさん
09/06/14 07:12:18 iSIW13AjO
わっふるわっふる!
萌えた!
504:風と木の名無しさん
09/06/14 12:27:23 rTXSOG7DO
わっふるわっふるわっふる!!
ところで質問なんだが
ここってどんくらいえっちぃのまでセーフ?
505:風と木の名無しさん
09/06/14 14:08:36 xS15YdcZ0
>>479だけど、ネタ振ったまま何も出来ずにいたら
>>496の姐さんすごくありがとうwww
ワッフルの詰め合わせどうぞ
つ#####
506:風と木の名無しさん
09/06/14 21:42:11 PuOlgHf2O
少女漫画(純愛)オタなオタ乙男が受信された
でも誰と絡ませればいいか解らない
学校のプリンス(笑)的な存在な攻とかかな
507:風と木の名無しさん
09/06/14 21:52:26 9VBYNscf0
そこはやっぱりプリンス(笑)的な生徒会長かなwww
508:幽霊×ヲタ10
09/06/14 23:56:55 rTXSOG7DO
大分遅れたけど続き!
―――
「うわー、すげー、なんか…汁とか出過ぎじゃねコレ?」
なんて、関心してんだか馬鹿にしてんだか、微妙な感想を述べながら幽霊はパソコンの画面を見ている。ああくそ、だめだなんかもうしんでしまいたい。いっそ殺してくれ。
とにかく、幽霊とはいえこんなリア充とこれから同居なんて、最悪の事態だけは避けたい。嫌だ。絶対嫌だ。
「……他を当たってくれ」
「…へ?」
「……幽霊なんて、尚更、嫌だ」
「……ええっ、そんな!」
ちょっと待ってよマジ頼むって、お願いこの通り!!
……なんて、ひたすらに頼み込まれたって、断固としてオレの心は動かされなかった。だってオレ、リア充嫌い。天使だか何だか知らんが、そういう奴らにさっさと祓われてしまえばいいんだ。
「なんで…なんで駄目なの?」
「…………」
物分かりの悪い奴め。
509:幽霊×ヲタ11
09/06/15 00:00:04 rTXSOG7DO
いち。
オレはリア充が嫌い。
に。
オレはひきこもり。人とコミュニケーションが取れない。
さん。
オレはヲタ。毎日のネトサは欠かせない。(こいつがいたら見たいものも見れやしない)
よん。
幽霊なんかに関わりたくない。
「……まあ諸々の理由で、とにかく嫌だ」
「…いや、マジでさあ、俺大人しくしてるし、ほとぼり冷めるまでだからさ、」
……まったくもってしつこい。聞き分けのない奴め。同じ事を繰り返しやがって。何故断られても食い下がる?
「お願いします!いやほんと、手伝える事とかなんでもやるし、」
「……嫌だ、何言われたってオレは断るぞ、…早くいなくなってくれ」
……我ながらひどく冷たい言葉だったに違いない。そもそも普通に喋ってても無愛想極まりないこのオレが、更に冷たさを意識しながら発した言葉なんて、どれほどの刺を含んでいるんだろう。
幽霊は何とも言えない顔をして、それでもまだしつこくオレに懇願する、
「……頼むよ、………なあ、」
「…………」
510:幽霊×ヲタ12
09/06/15 00:10:30 LRRIxkcoO
いい加減オレも面倒臭くなってきて、苛立ちが募って来て。
……オレは一人の空間を壊されるのが嫌いなんだ。独りは嫌いなくせにな。だから友達がいないのかもしれない。
―そんな事を考えると、一瞬のうちに過去のトラウマが、脳裏にこびりついて剥がれない傷が、オレの心臓を締め付けた。
頭に響く、罵倒、陰口、嘲笑、冷えた眼、
ぎゅううと息が詰まるような痛みを必死に振り払いながら、オレは今度こそ帰ってくれと想いを乗せて言葉を吐いた。
「……あんたがいたら落ち着いてネトサもエロゲも、ましてやオナヌーだって出来ないんだよ、だから出てけよ、オレはひきこもりでニートで、お前らが普段馬鹿にしてるキモヲタなんだよ、」
勢いだけで一気にまくし立てると、幽霊は驚きに目を見開く、
「……引くだろ?気持ち悪いだろ?こんなモサヲタなオレが。二次元にハアハアしてるオレが。……だから早く、出てってくれ。オレに構わないでくれ」
―情けなくも声が震えるオレ。格好悪いったらありゃしねえ。
自分で吐いた言葉に傷付くなんて、馬鹿らしすぎて笑えねえ。
511:幽霊×ヲタ13
09/06/15 00:16:15 LRRIxkcoO
「……何してんだよ、早く消えろって。…なんで死んだかなんて知らないけど、どうせリア充なお前の事だ、くだらねえ理由だったんだろ?
もしくは、天使に追われるぐらいだから相当悪い事したとか―」
と、そこまでで言葉が切れ、オレは息の詰まる奇妙な感覚に襲われた。訳も分からないうちに鈍い音と同時に体中に痛みが走る。
「―い゙ッ…」
「てめえ、今、なんて、」
ぐるぐる目眩を覚えながらも目を開けると、目前に怒りに燃える幽霊の顔があった。
じわじわと今の状況を理解する。
どうやら俺はこいつの逆鱗に触れるような事を言ってしまったらしい。
そして激情したこいつは、俺を怒りのまま殴り飛ばして馬乗りになった。床に打ちつけた頭も背中も足も痛いが、何より殴られた頬が痛い。
しかし頬をさする事も許されなくて、押さえ付けられた左手がぎりぎりと嫌な痛みを訴えている。
……こいつ、触れないはずじゃなかったのかよ?
「……な、っ、」
ひどい威圧感と恐怖感に、オレは言葉もうまく紡げずにただ閉口した。掴まれた所がひやりと冷たい。
倒されたオレの頭上にちょうど位置するパソコンから聞こえる、場違いなかわいらしい喘ぎ声だけが部屋に響いていた。
512:風と木の名無しさん
09/06/15 00:17:15 LRRIxkcoO
長々と続けてサーセン…
次ぐらいには終わらせようと思う!
513:風と木の名無しさん
09/06/15 07:17:48 AX8mbZ7tO
ワ、ワッフル!!!
514:風と木の名無しさん
09/06/15 09:27:54 j3fE9hZ20
わっふるわっふる!!支援!
515:風と木の名無しさん
09/06/15 18:28:49 vYAeYkqt0
わっふる、わっふる。幽霊の死因が気になりますな。
>>504
801板だし、どんなにエロくても良いんじゃね?
余りにも特殊なエロの場合は注意書きすればOKだと思うよ。
516:風と木の名無しさん
09/06/17 18:35:59 v1aMN81p0
二日も誰も書きこまないなんて悲しいじゃないか!
て言うか、オタクって健康オタクとかも入るの?
なんか「(健康グッズ)販売員×健康オタク」を受信してしまったんだ。
健康グッズでイケナイことされちゃう受けとか…
517:風と木の名無しさん
09/06/17 20:00:27 ssKx01oqO
>>516
全力でありだと思います!!
健康器具はエロいことにいっぱい使えそうだWW
518:風と木の名無しさん
09/06/17 21:01:09 9ckTM/97O
>>516
「健康のためなら死んでもいい」型の猪突猛進健康オタクが
怪しい口の上手い販売員に「これは健康のためになるんですよ」と騙され
あんなことやこんなことをされる電波が瞬間風速的に受信されました
519:風と木の名無しさん
09/06/17 21:50:18 0U8Dhz3Q0
マムシドリンクやスッポンとか精力がつくものを沢山食わせて、
ムラムラさせるんですね、わかります。
520:風と木の名無しさん
09/06/18 13:02:52 GaHaDyVM0
>>518
ちょwwwきんにくんしか思い浮かばなくなったじゃないか
521:風と木の名無しさん
09/06/18 21:41:48 UO+0couX0
「こんなことに使うものじゃないのに…っ!!アッー!!!!」
522:風と木の名無しさん
09/06/19 23:03:01 l2g2vlH90
>>516です
なんか、健康オタクが案外好評で嬉しいwwww
523:風と木の名無しさん
09/06/21 09:51:09 /SUjBVqEO
524:風と木の名無しさん
09/06/23 10:50:54 KfCL+WYoO
お姉さま方、
わんこリア充×本オタクはありでしょうか?
男子校設定で電波を受信しまして。
525:風と木の名無しさん
09/06/23 14:56:44 hUPheXr2O
ありありです
526:風と木の名無しさん
09/06/23 16:07:34 H7zNN0sL0
わんこ!わんこ!(*゚∀゚)
527:風と木の名無しさん
09/06/23 16:19:37 Nt12POiZO
ワッフル作ってくるよ!
528:風と木の名無しさん
09/06/23 19:51:27 Z6+zT1tR0
ワッフル、ワッフル!
529:風と木の名無しさん
09/06/23 22:12:59 KfCL+WYoO
良かった。反応貰えて。
ちょっと頑張って形にしてくる!
530:風と木の名無しさん
09/06/25 18:34:57 ZsMz3kTjO
モノマネ上手なリア充とアニオタとかどうだろう
531:風と木の名無しさん
09/06/25 19:51:06 B2qrFvB+0
>>530
kwsk
532:530
09/06/25 21:19:44 ZsMz3kTjO
ID変わってるかもしれませんが、530です。
>>531
お調子者っぽいリア充。
芸人やタレントのモノマネが上手くて、人懐っこい人柄も手伝っていつも話題の真ん中、のリア充。
対して人付き合いは苦手、しゃべり下手のアニオタはなんとなくリア充を敬遠していた。
しかしひょんなことから見せてもらったなつかしのアニメモノマネでリア充の実力に驚くと同時に少しだけ心を開く。
それが嬉しいリア充はアニオタをよろこばせようと、最近のアニメ(萌え系)をレパートリーに入れようとがんばる。
高校生設定でもいいが、サラリーマン設定でも萌える。
533:風と木の名無しさん
09/06/25 21:31:09 B2qrFvB+0
>>532
禿げた にやにやが止まらない
ワッフル100万個くらい用意しとくから早くそれを書きあげてくれっ…!!
534:風と木の名無しさん
09/06/27 18:31:38 L90Jg+7p0
ゲームばっかりしてるゲーオタのセーブデータを消去して
オタに泣かれるヘタレなんだか鬼畜なんだかよくわからない、幼馴染攻を受信しました…
535:風と木の名無しさん
09/06/27 19:59:58 7IlB14Na0
セーブデータを消されたオタが怒り狂ってケンカになっても良い。
536:風と木の名無しさん
09/06/27 23:00:08 CXhzP0qrO
オタはゲームばっかりで構ってくれない。
いい加減苛ついた幼馴染みが電源コード抜いちゃう。
「あー!なにすんだよ!」
「うるさい!ばかっ」
「馬鹿はお前だよ!何時間かかったと思ってんだ!」
「お、お前が構ってくれないからだろ!」
とか言い争っているうちにガチュンにもつれ込むと良い
537:風と木の名無しさん
09/06/28 06:42:24 MdXKathw0
ゲームの電源コード抜いたときの反応はもっとひどいよ
怒るというよりもまず先に絶望する感じ
ましてやオタなら通常のプレイよりも色々面倒なことをしながら進めてるだろうし
538:風と木の名無しさん
09/06/28 08:17:26 B/R+DFKC0
電源コード抜くってのは
オタクからガン無視されたあげくに当て馬に相談に行ったら殴られるレベルの悪行
539:風と木の名無しさん
09/06/28 10:12:54 mn5taPb8O
>>537-538
生々しいわwwww
540:風と木の名無しさん
09/06/28 14:21:13 hrhwcr23O
精神面が弱ってるオタだと布団に引き込もって泣き出すレベルだな
ショックがでかすぎて飯も喉を通らない
なんとか復活しても電源入れたと同時に思い出してふと死にたくなる
要するに病む
攻め頑張れ
541:風と木の名無しさん
09/06/28 15:00:57 hWLPUcBR0
塞ぎこんだオタを見て、えらい事しちゃったなぁって落ち込む幼馴染。
多分、ゲームをやりこんで必死にデータ戻そうとすると思う。
喜んでくれるかなと思ったら、アイテム取り忘れてるだのレベル足りないだの言われちゃいそう。
でも、最後にぼそっと「……ありがと」っていうから勢いあまってガチュンって展開が希望です。
542:風と木の名無しさん
09/06/28 16:11:02 epam7Mu+0
セーブデータを復元できるスーパーハカー(笑)な当て馬が現れても良い。
543:風と木の名無しさん
09/06/29 00:01:44 BgnxkofgO
むしろゲーマーでもないのに得意でゲーオタに懐かれるのとか
幼なじみとか家庭教師のお兄さんとか
544:風と木の名無しさん
09/06/29 22:06:34 CalKywLG0
>>543
最初はちょっとウザったく思ったりもしたけど、段々ゲーオタの笑顔に絆されていけばいいなーっ!
545:風と木の名無しさん
09/07/02 08:30:36 Kq5WtsVTO
age
546:風と木の名無しさん
09/07/02 18:23:58 LC5xoiegO
801でデリケートゾーンをほじくっている
BL豚腐れマンコの特徴
・パソコン常に開いてる
・電磁波で頭やられて
る ・同性愛サロンでも我が物顔
・男性の振りが得意
・小さな女脳のせいで屁理屈、レッテル貼りしかできない
・人を傷付けるのが大好き
反論出来ないだろ?
「どうせコピペでしょ!私は違うもん!ブゥブゥ ブヒッ!スルースルー!!」って心境だろ?
・自分の非は 絶 対 に 認めない
追加だな。
547:風と木の名無しさん
09/07/04 16:33:16 JaEnDKrPO
わざわざ801板に出張してまで書いてく馬鹿に言われたくはないな…
548:風と木の名無しさん
09/07/05 13:46:26 tWqw8zZnO
あげ
549:風と木の名無しさん
09/07/05 21:24:38 H5F6CEtfO
前書いてくれた幽霊×オタの人いなくなっちゃったかな?
すごい好き
550:風と木の名無しさん
09/07/06 13:38:05 XTzsI3ebO
ワッフルを作る準備は出来ているのに
551:風と木の名無しさん
09/07/06 17:03:32 Nh+xVmJ8O
>>516じゃないが萌えたので書いてみた
でもなんの知識もないうえ文才がなく途中で諦めたんだが…誰か続き書いてくれないかなぁと期待してしてうp
「はぁ はぁ…、よし、あと20回…」
都内のアパートの一室。床にひいたマットの上に寝転び、健(たけし)は今日もストレッチに励んでいた。
僕は自他共に認める健康器具オタクで、棚にはサプリメントや何に効くのかよくわからないドリンク剤が大量に並び、指圧マッサージ用のゴム製リングから、ランニングマシーンまで大小の健康器具が転がっている。
気になったモノはすぐ試してみるが飽きるのもはやく、長く続けることはめったにないので効果は期待できない。
実際僕の体は、室内での運動ばかりの為真っ白で、筋肉も通常の生活を送っている人とあまり大差はない。仕事は市の公務員をしているが、それも大抵デスクワークだ。
しかし気休めでも、なにかしら健康に気を使っているという気持ちだけで充分。
なにもしないより全然いいし、なにより健康器具というのは使ってみるまでどう機能するのかわからない未知の感覚がいい。
男は機械をいじるのが好きだが、健康器具にはそれに匹敵するものがあると僕は思っている。
「よしっ…今日のノルマは終わり、と。
佐藤さんが来るまであと30分か、汗臭いと悪いしシャワー浴びとくかな」
552:風と木の名無しさん
09/07/06 17:05:42 Nh+xVmJ8O
佐藤さんとは、よく僕が健康器具を買っている"黒字フィットネス"の営業さんだ。
一度購入した器具に不備があり電話したところ、ちょうど近くに来る予定があった佐藤さんが謝罪も兼ねて商品交換に来てくれた。
僕の部屋に入った佐藤さんは最初多少驚いたようだが、「そんなに好きなら、うちの新商品のテストモニターをやってみないか」と誘われ、僕としても願ってもない申し出だったので受けることにした。
もう何度もモニターをして、報酬は異例だが商品そのものを頂いている。
話をするうちに佐藤さん自身とも少しずつ仲良くなってきて、最近ではプライベートの話をすることもあった。
歳は佐藤さんのほうが二歳下だが、しっかりしていて信頼できる人だ。
今日もなにか新しい商品を持ってきてくれるそうで、僕はわくわくしながらシャワーをあびた。
---------------
ここまでです…!ほんと消化不良で申し訳ない/(^0^)\やっぱチラシの裏にでも書くべきだったか
続き頑張ってみますが姉さんがたの力をお借りしたい…
553:風と木の名無しさん
09/07/06 23:24:18 IkNhwlSuO
ちょ、なんというすんどめww
続き気になるうううう
554:風と木の名無しさん
09/07/07 20:39:19 bIKP4Xa5O
>>549
幽霊×ヲタの人です/(^O^)\
最近リアが忙しくて書けなくて……!
……言い訳ですごめんなさい。
今週乗り切れば暇が出来そうだからよかったらもう少しだけじらさせてくれ!
好きだなんて嬉しすぎるんだぜ…
555:風と木の名無しさん
09/07/08 15:10:26 DOaKwtX1O
百合萌えオタの話とか書いてみたい
「男同士?薔薇?キモイ、汚い、むさい男同士とか絵面的にも有り得ない、大体どこに突っ込むんだよ。
その点百合は「可愛い女の子×可愛い女の子」。至高。至高すぎる。エロでもピュアでも美しい。BLとかホントありえねぇ。」
みたいなオタがガチホモとか腐男子に優しく抱かれてしまう話が書いてみたい
556:風と木の名無しさん
09/07/08 20:10:37 3IwKnDzpO
>>555
わっふる大量に用意して待ってます!!
ぜひ腐男子×オタクでおながいします!!
557:風と木の名無しさん
09/07/09 16:23:43 jXA19FJTO
みんなまとめてわっふる!!!
558:風と木の名無しさん
09/07/09 21:06:00 nB2bQenH0
>>552
焦らしプレイとは鬼畜な姐さんだなw
ここは、ベタにシャワーから出てタオル一丁の健康オタと攻が
鉢合わせといく映像を受信しました。わっふる
>>555
百合オタが騎乗位でしぼりとられても良いのよ。わっふる
559:風と木の名無しさん
09/07/09 21:13:44 pq20uGRf0
>>558
>>一丁の健康オタと攻が鉢合わせといく映像を受信しました
お前はおれかw
560:風と木の名無しさん
09/07/09 21:54:36 f/JyV/tJ0
>>534じゃないけど、>>551のように俺も受信してしまった……!
ちょっとだけ晒させてください。
「あぁああああっ!」
ブラックアウトした画面に噛りつかんばかりの勢いで駆け寄る。今まで色鮮やか……というよりも、毒々しいカラー
リングのモンスターを映し出していた画面が一瞬で真っ黒になってしまったのだ。そりゃあ絶叫もしようというもの。
俺の折角今日でLv150に達したというのに……しかも、レアドロップもあったのに……。
「ああ……俺のデモリションコメットがぁああ……!」
「うるさいなぁ、んなもん何とかなるだろっ! 子供じゃあるまいし、ちったぁ遊びに来た俺を構ってくれたってい
いじゃねぇかよっ!」
諸悪の根源は、俺の今までの努力なぞ全く知らずにそう言い捨てたやがった。こいつは何にも分かっちゃいな
い。俺の連日の洞窟周回も、リューカー法でGCに掛けた負担も、何より俺の怒りも。
いくら温厚誠実……もとい、気弱で意気地なしの俺だって、こんなことされれば堪忍袋の尾が切れる。俺は思
わず激昂して、長い髪を振り乱して無二の親友に怒鳴り散らした。顔全体……特に目頭が熱く、ふとした弾みに
泣いてしまいそうだ。
「お前……もう帰れよ……! 帰れ! 馬鹿野朗!」
「お、おい……そんなに怒ることないだろ……たかがゲームのデータで……」
ヤツはようやく事態を察したらしく戸惑いだしたが、また言わなくても良い一言を付け加えやがったので、俺の
怒りをますます増長させる結果となる。ついに俺の涙腺が堰を切った。
「ば……馬鹿ぁあああっ! 帰れ! 帰れよ!」
「いって! いてぇって! 分かったよ! ごめんって!」
手当たり次第に散乱するゲームカセットを投げつけ、叫び、怒りの程を教えてやる。俺はもう、こいつを殺して
やりたいとすら思う。感情が促すままに、どんどん部屋からヤツを押し出した。そしてドアを乱暴に閉めて、素早く
鍵を掛ける。
「お、おいっ! 健太! ごめんって! 悪かったよ!」
「バカ慎二! 帰れ! もうお前と話したりなんかするもんか! 帰れぇえっ!」
ドアをノックして呼びかける信二の声も無視して、俺はベットに飛び込んだ。布団を頭まで被って、猫のように丸
くなる。何故だか、頭が痛かった。
561:風と木の名無しさん
09/07/09 21:55:23 f/JyV/tJ0
「バカ……ちくしょぉ……!」
「おい! 健太ぁ! おぉい!」
暫くは空しく響いていた声も俺が答えないことを理解したのか、やがて収まった。階段を降りていく音が聞こえ、
信二が帰ったことを俺に知らせた。
「うぅ……えぐ……ふっ……!」
情けないことに、俺は泣いていた。ゲームのデータは我々「オタク」と言われる人種にとって、何物にも変えがた
い価値がある。アイツにはそれを理解出来ないのだ。幼馴染だというのに、百八十度違う人生を辿って来たのだ
から。
それは小学生時代から顕著に表れる。
小学生時代、俺はドッチボールをやっても隅っこで避けるのに必死。
アイツはボールを取るのも当てるのも上手で、その地位のままクラスの纏め役になっていった。
中学生時代、内向的な面が現れだした俺は、裏でこっそり虐めにもあった。一時は登校拒否染みた行動も取っ
たっけ。
一方でアイツはバスケのキャプテン。女子にもキャーキャー言われて、クラスじゃ学級委員。勉強も出来なかっ
たくせに。
でも、何の因果か違う高校に進んだ今でもこうやってアイツは絡んでくる。おかしなヤツだし、話も合わない。正
直ウザいとも思ってた。でも、根性なしな俺はそれを伝えることも出来なかった。
それでも黙ってれば……根本的な違いが、今日みたいに亀裂を生じさせるのも当たり前だ。
嗚呼馬鹿馬鹿しい。放っておいてほしい。現実の友達なんて、俺には似合わない。ネットで話す名無しだけで、
俺は生きていけるんだ。
ぶつぶつと呟くように反芻していると、俺はいつの間にか眠っていた。
今はこれだけなんです。ごめんなさい。
もし、もしもだけど……需要があったら、今少し書いてみようかと思ってる……。
562:風と木の名無しさん
09/07/09 22:13:54 pq20uGRf0
ワフーワフー
ワッフル製造機を10ダースくらい注文してきた
563:風と木の名無しさん
09/07/09 23:30:03 nB2bQenH0
需要ならここにあるぞー!わっふる
564:風と木の名無しさん
09/07/10 17:59:50 mZK/PyhPO
わっふる!わっふる!
565:風と木の名無しさん
09/07/10 21:59:12 jisH2exC0
帰ってきたら反応あって嬉しかったので、ついつい加速度的に書いてしまった……。
ではちょっと晒してみる!
今しがた思いっきり蹴り上げた空き缶が、綺麗な放物線を描いて青空に舞った。缶は道路に落ちて醜くひしゃ
げる。今の俺の機嫌を体現したかのように。
「ちっ……ゲームごときで……ガキじゃあるまいし……!」
腹の底で鉛が沸騰しているかのようだった。粘り気のある赤黒い情動が、絶えず混ぜっ返されているのだ。獣
のごとく低く唸りながら、俺は先ほどの光景を幾度も思い返していく。涙目の健太。馬鹿という言葉。あいつらしく
ない、感情剥き出しの行動。
勿論、俺に非があることは頭の隅っこで理解している。ただ、あいつが見ているのが画面ばかりだったのが気
に食わなかったというだけで。久しぶりに見た微笑も、必死な顔も、全部画面に向けられているのが腹立たしかっ
ただけで。
……なんでだろう、こんなに一々敏感に反応してしまうのは。
そんな疑問がふと脳裏を過ぎる。ふと我に帰ったとき、俺は青空を見上げて馬鹿みたいに突っ立っていた。
頭を振って、疑問を打ち消す。決まっている。アイツが心配だからだ。一体どれだけの間外に出てきてないと思っ
ているんだ。高校に入学した時から逆算して、もう一年と半年はゆうに過ぎ去った。
家が近いからというだけで、週に三日も通えるものか。それなのに、それなのにアイツは。
こんなに毎日のように通っているのに、何故あいつは俺を見ようとしない?
俺以外に誰か来るわけでもない、一人っきりで家に引きこもってなお、どうして救いを求めてくれない?
怒りが沸騰を通り越して蒸発しているみたいだ。何とも形容しがたい、あえて言うなら諦観という言葉に近い虚
しさが混じった。色で例えるなら、もう変化のしようがない黒。
しかし、このままでおれない。何とか信頼を回復させなくては、本当にアイツは腐ってしまうかもしれない。外界
との唯一の繋がりが、途絶えてしまうことになるのだから。
家族も、他の友人も、とうに健太と関わるのを諦めた。ただただ静観することを選んだ。でも……だからこそ、俺
一人だろうと、そんな風にアイツを切り捨てて進みたくないのだ。
566:風と木の名無しさん
09/07/10 22:00:32 jisH2exC0
─かつての、そして今の親友として。
「健太……」
ぽつり、名前を呼んでみる。
そして冬場の澄み切った空気を大きく吸い込むと、俺はぐっと腹の底に力を込めた。再度頭を振って、決心を
新たにする。
俺は─アイツを、助けたいのだ。
「となれば、だ」
携帯電話を取り出しながら、一人ごちる。まずは仲直りをすべきだろう。そのために必要な人材を手繰り寄せる
ため、俺は電話帳を順繰り見ていった。百件以上にも及ぶ人を、一人一人思い浮かべながらキーを操作する。
『か』行の人物が終わった時、手が止まった。
『ダイちゃん』という登録名の人物の欄だ。センターキーを押せば、携帯電話の番号やアドレス、生年月日等が
表示される。そして、その人を更に深く思い浮かべた。
高校のクラスメート、入間大輝。通称ダイちゃん。並々ならぬ運動神経を持ち、ルックスも十人並み、加えてコミュ
ニケーション能力はそれ以上という超完璧人間。クラス委員と生徒会副会長を兼任し、誰から話を聞いても好人
物。そうでありながら、一番の趣味はゲームやパソコンだと言う。つまり、ちょっとおかしなヤツだった。
だが、今この時において、これ以上の人材はない。メール画面を開くと、手早く用件を書き込んだ。
『明日の放課後、話があるんだけど時間取れねぇ?』
逆に収集つかなくなった……投稿しても許されそうなら、ちみりちみり書いてみる……。
567:風と木の名無しさん
09/07/10 22:59:21 bIoIHV3x0
コソーリ534だけど
>>565の姐さんにワッフルを捧げる
つ#######
568:続・中の人×声オタ1
09/07/11 04:21:08 T5sKAiIfO
前に書いた声優×オタクの続きです。
今回はちゃんと中の人登場してますが、結局エロには持ち込めんかった……。
携帯からなので改行変で見づらかったらごめんなさい。
====================
もうすぐ友衛くんと待ち合わせの時間だ……。
久しぶり会えるのは嬉しい反面、かなり気まずい。
あの“事件”の翌日、冷静になった俺は早速グーグル先生にお伺いを立ててみた。何件か皓役のヨーグル・ブルーは宮野友衛じゃないかという感想は見かけたが、やはりみんな憶測の域を出ないものばかり。
俺も結局確証を得られず、皓の中の人が友衛くんかどうかは判らずじまいだ。
思いきって本人に直接尋いてみようか、でももし俺が友衛くんの立場なら絶対にイヤだ。だが気になる、気になるよ、あの可愛い声で喘いでたのが友衛くんなのかどうか!
悶々と思い悩んでいた俺の前に、問題の当人は笑顔を浮かべて現れた。
569:続・中の人×声オタ2
09/07/11 04:24:45 T5sKAiIfO
「久しぶり。最近メールなかったけど、崇史(たかし)忙しかったの?」
「あ、うん、まぁ。それより、友衛くんメガネかけてるけど目悪かったっけ?」
もちろん俺なんかが忙しかった訳もなく、単にヨーグル・ブルーの正体が友衛くんなんじゃないかと思ったら動揺して連絡できなかっただけだ。
「いや、これ度は入ってないよー。どう、似合う?このピンクっぽい色のフレーム可愛くない?」
「う、うん。いいと思う。友衛くんに似合ってるよ」 「でしょー?今日久しぶりに崇史に会うから新調してみたんだ」
友衛くんが下から俺を覗き込んで笑いかける。
ふいに近くから微かに柔らかな甘い香りがした。
俺より背が低いせいでどうしても上目づかいになってしまうからだが、なんで俺より年上なのに可愛げのある仕草に違和感ないんだろう。
優しい笑顔にオシャレなメガネ、さらに可愛い仕草と、女の子にモテ要素ありまくりじゃねーか。
なんか一つくらい俺にもその要素分けろ。
連れて行かれた店は席がカーテンで区切られ、外からは見えないような半個室状態になっている。席ごとの感覚は広く、落ち着いた雰囲気を醸し出していた。
週末だからか席はほぼ埋まっていたが、友衛くんが予約を入れてくれていたので俺たちはあっさりと案内された。
店内の照明はほの暗く、会話の邪魔にならない程度に音楽が流れている。
どう考えても女の子が喜びそうな店じゃないか。
俺が女の子だったら喜んでるねチクショウ。俺には当分、ひょっとしたらずっと縁のない店だ。
570:続・中の人×声オタ3
09/07/11 04:28:25 T5sKAiIfO
それぞれ飲み物を頼み、以前にも来店したことのある友衛くんがお勧めの料理をいくつか注文した。
「なぁ、友衛くんアルコール頼まなかったけど明日仕事あんのか?今日大丈夫だった?」
「明日はオフだし心配ないよ。ただ昨日も飲んだから、今日はちょっとお酒は控えておこうかなーと思っただけ。崇史はおれに遠慮しないでどんどん飲んでよ」
「それならいいんだけどさ。それにしても……、ここって雰囲気いいけどカップル向きのとこじゃ?」
「そうかなー。こういうとこの方が落ち着いて話せるでしょ?崇史と会うの久しぶりだしさー、ゆっくりしたかったんだよね」
こういう感じのとこ苦手?と、また可愛らしく小首を傾げられる。
だから男の俺相手にそんなことされても……。女の子相手にやった方がいいと思うんだが。
「いや、落ち着いてていい店だと思う。俺がこういう雰囲気の場所に縁がないだけで……。女の子が好きそうだよな。デートとかに良さそう」
―まぁ俺なんかにそんな相手いな、と続けようとしたら、何故か友衛くんが少しむくれた顔を見せていた。
「ふぅん。知らない間に崇史、彼女できてたんだ?」
「いるわけないだろ、俺なんかに。友衛くんならともかく……」
「なんだ、いないの?そうだよね、崇史だもんね。でもおれも一緒、いないよー」
途端に友衛くんは笑顔全開になる。
何がそうだよね崇史だもんね、だ。そうだよ、どうせ俺なんか女子と縁がないよ。最近リアル女子と会話したのはコンビニ店員さんだけだよ。
あれを会話と言うならば、だけどな!
俺は勢いにまかせてグラスの中身を一息に呷った。
「もったいねーな、友衛くんはモテない訳じゃないんだろ?俺が友衛くんなら即、彼女作るけどなぁ」
「まぁ、そりゃあ適度にはねー。でも自分が好きな人からモテないと意味ないんだよ?」
全くリア充はこれだから……。俺は新しく頼んだお酒をまた勢いよく口にした。
571:続・中の人×声オタ4
09/07/11 04:32:42 T5sKAiIfO
あれやこれやとくだらない話をしながら俺はよく食べ、よく飲んだ。料理もおいしいし、友衛くんとしゃべるのはやっぱり楽しい。
俺も払うと言ったけど、結局は友衛くんにご馳走になってしまった。
店を出ると夏場特有の生ぬるい夜気がまとわりつく。それと共に、また微かに柔らかな甘い香りが届いた。
「今日さ、崇史のとこに泊まっててもいい?明日休みだしさー、もっとゆっくりしたい。でも突然お邪魔したらおばさんとおじさんに悪いかな」
「友衛くんなら大丈夫だよ、母さんも喜ぶ」
友衛くんが泊まりにくるなんて久しぶりだよなぁ、小さい頃を思い出す。
段々とお酒が回ってきたらしい、俺はずっとふわふわとした心地でいっぱいだった。少しずつ眠気が襲ってくる。
母と挨拶を交わす友衛くんを置いて、俺はおぼつかない足取りで二階の自室へと向かう。
風呂に入んなきゃ……と思いつつも、そのまま力がぬけて俺は床に丸まってしまった。
―カシ、タカシ。
なんか俺を呼ぶ声がする。頭を軽く撫でてくる手つきが優しく、無意識に擦りよると、また独特の甘い香りが鼻孔を掠めた。
―あ、友衛くん、いい匂いする。
思ったことが声に出ていたらしい、もうシャワー浴びたからフレグランスは落ちてるよ。寝ぼけてないで崇史もお風呂入っといでと返された。
「でもやっぱり友衛くん、いーにおいする……」
「あんまり煽るようなこと言わないでくれるー?お風呂入らないと体ベタベタして気持ち悪いでしょ、ほら」
そう言って抱き起こそうとしてくるが、起き上がるのが面倒になった俺は力を抜いて友衛くん胸に上体を預けた。
意図せずまるで抱きつくような体勢となる。
友衛くんが息を詰める気配がして「もう我慢するのムリ……。ごめん、崇史」言葉の直後に俺の顔は上を向けさせられ、友衛くんの唇が俺の唇に重ねられた。
唇が離れ、再び別の角度から唇が寄せられ―って、何してんの友衛くん!?何されてんの、俺!?
いまや眠気は完全に覚めている。シャワー浴びるというのを口実に、俺は慌てて部屋を飛び出したのだった。
572:風と木の名無しさん
09/07/11 07:12:56 9SQFym+eO
わっふるわっふる!
573:風と木の名無しさん
09/07/11 10:01:57 sCbl86TIO
ワッフルワッフル
574:風と木の名無しさん
09/07/11 12:38:18 hC88OgXL0
おぉぉ…これはどちらが攻めでも受けでも萌える…
わっふるわっふる!!
575:風と木の名無しさん
09/07/11 21:57:05 b5pHry3d0
>>566
事態更に悪化フラグキターw
助けを求めるなら、リア充じゃなくてガチオタが正解だよな
わっふる
>>571
部屋を飛び出す→シャワー浴びる→乱入される
というコンボ画像を受信しました。
わっふる
576:風と木の名無しさん
09/07/11 22:49:47 /PrYzPMa0
ゲーヲタも声ヲタもわっふるわっふる!
577:風と木の名無しさん
09/07/12 06:26:32 w5KZpT/T0
いやむしろ助けを求めたリア充と受けが仲良くなるフラグじゃ……
わっふる!わっふる!
578:幼馴染リア充×ゲーオタ
09/07/15 02:26:38 TiG5ieyU0
幼馴染リア充×ゲーオタの人です。
やたら文字量多くて、読み辛かったらすいません。
そしてますます暴走する話の拡大度ったら…。
目が覚めたら、外は真っ暗だった。
昼間は閑静な団地が見える窓に、腫れぼったい目をした俺が映る。やっぱり、頭が痛かった。
窓に映し出されたのが、まさに今の俺だ。唯一の外界と接続する窓たる友人を自ら遠ざけて、薄暗い部屋に一
人。そして、ますます孤独を実感する辛さを増幅する。空想に耐え切れず、俺は跳ね上がった。
ゲームケースを蹴り飛ばして立ち上がると、鈍った体の感覚が戻ってくる。耳にはリビングの賑やかさが、鼻に
はいつ干したかも分からぬ自分の布団の臭いが、目には起動したパソコンの画面が。これだけが、俺の世界。
─アイツなんか、要らない。
覚醒とともに思い出した苦い記憶を、俺は真っ向から否定する。後悔なんかしない。一人でこうやって、出来る
限りを生き抜くんだ。現実なんか、見たくない。友人や家族なんて、そんな現実的なものは見たくない。
もとは勉強机だったデスクの中央に鎮座するキーボードを見つめる。椅子に腰掛けて、無意味な文字列をひ
たすら打ち込むのだ。そうすれば、忌まわしい家族の声も紛れるから。
暖房器具のない、冷えきった部屋。かじかんだ指を擦りながら、黙々と文字を辿り、それに関する文字を打ち出
す。機械的に、作業的に、感情は時に押し殺して、時に爆発させて。その方が、俺は楽。
コンセントの抜けたゲームハードに目もくれず、俺はただ祈るように画面と対峙した。
カタカタというキーを叩く音と、リビングのテレビから漏れる耳障りな笑い声と、暗闇と。いつ押しつぶされるか分
からない、俺だけの戦場。こんなところにアイツは来ないほうがいいんだ。知られたくないし、教えたくもない。
それなのに……どうしてか分からないが、頭痛が収まらない。
579:幼馴染リア充×ゲーオタ
09/07/15 02:26:59 TiG5ieyU0
「めっずらしいじゃん。お前が部活おサボりなんて」
ヘッドフォンを外した途端に飛び込んでくる、ややキーの高い声。さっきまで聴いていた、流行のポップ歌手に
ちょっぴり似ている。こんな喧騒の中でもよく通る、少年らしい声だ。平均より頭一つ分背が高い俺のこと。声のし
た方向を見やれば、ひらひらと手を振る人影が見えた。
「……ちょっとな、いいだろ別に」
大型ファストフード店の片隅、ポテトを貪りながら小憎たらしい笑顔で笑っているのがダイちゃんだ。理知的な
眼鏡と、短い黒髪が妙に似合っている。阿呆っぽくて気さくなのだが、こいつに勝てるのは身長くらいのものだ。
一通りやりあったので、片手に持ったワンコインのジュースとハンバーガーを置いて正面に腰を降ろした。その
途端、ダイちゃんが興味津々という様子で乗り出してくる。
「相談って何? 恋? 恋か?」
「親父入ってるぞダイちゃん。見た目は中学正の癖に」
「う、うっせぇよ……俺だってお前くらい身長欲しいよ……」
唯一俺が勝っているものにして、この完璧超人をやり込める方法。それが身長。百六十センチ弱という、下手を
すれば小学生にも見られかねない身長こそが、ダイちゃんのコンプレックスなのだ。色素の薄い肌が作り出す童
顔を加えると、なお効果的。そして指摘されると、こういう風にたじろぐ。実に面白い。
「あと……頭一つ分くらい……あっても……」
「はいはい、牛乳飲もうね」
「飲んでるよ! 毎日ワンパックは飲んでるってぇの!」
「……一リットル……? そりゃ飲みすぎ」
子供染みたやり取りではあるが、こういう雰囲気って良いものだと思う。清々しいというか、心地よいというか。
……アイツも、この良さを知ってるはずなのに。
そう思って、本題を思い出した。ついつい本題が歓談に埋もれそうになってしまうのは、俺の記憶力の問題だ。
それならば、思い出したときにさっさと切り出すに限る。
「ねぇ……背の伸びる牛乳の銘柄って無いの? シンジの好きな銘柄なら伸びそう」
「それはそうとして、だ。本題に移ってもいいか?」
「……いいよ。何?」
580:幼馴染リア充×ゲーオタ
09/07/15 02:27:39 TiG5ieyU0
ダイちゃんは俺の真面目な声色を敏感に感じ取れる。素早くモードを切り替え、俺に合わせたやや低い声で
応じた。眼鏡を外し、ツルを軽く咥える。彼独特の癖で、こうすると頭が速く回るらしい。レンズを通さなくなると、
幾分眼光が鋭くなった気がする。
「あのさ、ダイちゃんはゲームには詳しいよな」
「そりゃね……ゲーム?」
ダイちゃんが眉を寄せた。それもそうかもしれない。ゲームの話でこんなにもったいぶったりする者はそうそう居
ないだろう。それでも、今の俺には切実な問題なのだ。
「それで─って知ってる?」
「ああ、知ってるけど……大手メーカーのオンラインゲームだな。色んな機種に移植されて、結構な人気だそう
だ。まぁ、ジャンルがジャンルだけに、そういうの興味無さそうなお前の口から出るとは思わなかったけど……」
言いながら、今度は口が曲がった。合点がいかないという表情そのものだ。それもそうだろう。俺がダイちゃんと
ゲームの話をしたことなんて、未だかつて数える程しかない。
「ちょっと、さ。そういうの好きな友達のデータを無くしちゃってよ……どうにかなんないのかなって思って」
理由を簡潔に、かつ重要な点を回避しながら説明する。勘の鋭いダイちゃんは訝しげな顔を保っていたが、と
りあえず納得しておくことにしたらしく、少し目を閉じて考えると話を進めてくれた。眼鏡のツルを噛む音が妙に大
きく聞こえたのは、俺も少し緊張していたからかもしれない。
……あいつのことは、出来れば他人に教えたくないから。
「ふぅん……で、俺に相談に来たということですか」
「そういうこと。データの復旧とかさ、出来ないのかな?」
「無理」
俺の解説した動機同様、簡潔な返答だった。思わずあっけに取られる。だって、ダイちゃんは……。
「ダイちゃん、前にそういうの出来るって言ってなかったか!?」
「出来るよ。でもね、あのゲームじゃそうはいかないんだよ」
勢いのままに立ち上がった俺を見て、ダイちゃんは手で制した。座れとでもいうように、掌を下にして上下運動
させる。溢れ出す焦燥の出鼻を挫かれた俺は、座るしかなかった。
ダイちゃんは俺が座ったのを確認して、話を継いだ。
581:幼馴染リア充×ゲーオタ
09/07/15 02:29:24 TiG5ieyU0
「あれね、オンラインゲームなんだよ。しかも最新の。たくさんの人が繋がるってことは、違法に手に入れたアイ
テムがゲーム世界に氾濫しやすいってことだからね。だから、セキュリティが厳重なんだ」
「で、でも……それじゃあ……マジかよぉ……」
「まぁ待てって。話は終わってないぜ? 方法はあるよ」
がくんと首をうな垂れた俺に対して、ダイちゃんは話を続ける。ツルを噛んだ童顔が、一瞬仏様に見えた気が
する。もしかして、セキュリティを突破する方法でもあるのか?
「オンラインゲームなら、逆にそれを利用することもできる。つまり、物々交換」
「……えっと……ごめん。よく分からない」
「だから! ネットには君の友達と同じアイテムを持ってる人が沢山居るでしょ! 何らかの方法で、それを貰え
ばいいんじゃない?」
なるほど……確かに、それならあるいは何とかなるかもしれない……。そうと決まれば……。
「ただ、この方法は……」
「ダイちゃんありがと! これ奢りね!」
「ちょ、おいっ!」
俺は乱暴に千円札を叩きつけて、一目散に駆け出した。……まずはゲームを買わないとだな。
駅前のゲームショップに向けて全力疾走している俺には、ダイちゃんの言いかけた言葉は届かなかった。
ただ、最後のダイちゃんのため息は聞こえたような気がする。
582:風と木の名無しさん
09/07/16 05:18:24 v5HofKg4O
わっふるわっふる!!
583:風と木の名無しさん
09/07/16 18:49:11 q8GhBLrp0
幼馴染リア充はちょっと病み気味だなw
わっふる
584:風と木の名無しさん
09/07/18 03:40:50 /FBlh4zD0
>>578
も萌える・・・(*´Д`) ダイちゃんもいいキャラしてる
わっふるわっふる!!!!
585:風と木の名無しさん
09/07/21 19:52:36 xSIuPzr9O
携帯でファイルシーク通して読んだからURL上手く貼れてるかわかんないけど
↓のまとめが、このスレ過ぎて萌えた
成り行きで友人になったイケメンが物凄い趣味を持っていた
URLリンク(p15.fileseek.net)
586:585
09/07/21 22:11:59 xSIuPzr9O
ごめんうまく貼れてなかったorz
成り行きで友人になったイケメンが物凄い趣味を持っていた
URLリンク(runxz.blog4.fc2.com)
587:風と木の名無しさん
09/07/21 23:57:18 +0g8yKXE0
>>585
ガチ過ぎて吹いた
588:風と木の名無しさん
09/07/22 06:51:19 OZTz+arr0
>>586
ウホッ、良いBL!
不思議系腐男子×隠れヘタレオタ萌え
589:風と木の名無しさん
09/07/22 10:25:22 /1Jffg9Y0
>>586
ガチすぎワロタw
水沢受けかと思いきやこれはこれでいい萌え
590:風と木の名無しさん
09/07/22 22:03:46 B47EyUXU0
>>586
ガチすぎだろwwwww
大好きだwwww
591:風と木の名無しさん
09/07/23 02:38:11 HuDDB3Z70
あ、これ4まであったんだ
普通にいい話過ぎて、最後ちょっと泣きそうになった
水沢かっこよすぎる
この更に続きがきになってしょうがない。1年前か・・・
592:風と木の名無しさん
09/07/27 21:44:47 msBGK6Vo0
ぐだぐだと長いんですが、投下します。
暇つぶしにでもなれば幸いです。
593:拾い物
09/07/27 21:46:57 msBGK6Vo0
なんか落ちてる。
桜井の頭に浮かんだ言葉はそれだった。
落ちている”それ”の傍へ屈み込み、まじまじと見つめる。
「人間……。てか、男。あ、これは……」
桜井の目の前にいる男はまだ若く、桜井と同じ大学生くらいだろう。汚いアパートの外階段の前に寝転んでいる男の髪は茶髪で、
着ている服は金をかけてお洒落をしていると一目で分かるもの。
桜井は小さく唸った。
俺はこの男を知っている。
「え、と。み、御手洗くん?」
声をかけても反応はない。
顔を近づけるとぷん、と酒臭い匂いが鼻をつく。
整った顔とこの酒の匂いの取り合わせは最悪かもしれないな、と思いながら、仕方なく桜井は御手洗の肩を揺する。
多分呑みすぎているのかもしれない。
急性アルコール中毒ではないといいな、と思いながら肩を揺すり続けるものの、御手洗は反応が無い。思わず焦ると、
「あとごふーん」と間抜けな声が聞こえ、肩から力が抜けた。
「御手洗君」
あとごふん、あとごふん、いやごじかん。呂律が回らないままそんなことを言い続ける御手洗に、桜井はますます呆れた。
いくら冬で無いとはいえ、こんなところで寝ていたらどんな目にあうか。
桜井は、御手洗を見つめた。
御手洗とは同じ大学で、同じ学科で同学年だが、会話をしたことがない。年中バイトに明け暮れ、たまの休みは漫画を読み
漁ったり小説を書いたりしている典型的なオタクである自分が、常に女をはべらせている御手洗とは接点を持ちようが無い。
「御手洗君、ここは君の家ではありませんよ。僕が住んでいる、アパートの階段の前です。職務質問にあうよ。御手洗君?」
声をかけても、その口から出るのは「あとごじかん」
こいついつまで外で寝るつもりだ。本当に外で五時間寝せてやろうかと思うが、このままではなんだか可哀想で、放っておけ
ない。
桜井は仕方なく、自分とそう体格が変わらない御手洗を担ぎ上げた。足元が危なく、これで死んだら本当に笑えない、と思い
ながらなんとか自分の部屋までたどり着いた。
594:拾い物
09/07/27 21:48:03 msBGK6Vo0
いつもの習慣で朝の四時に起きてしまう。
桜井は眠るときに傍にいつも置くようにしている手帳を確認し、ずるずると突っ伏した。
「今日、休みじゃん……、バイト。しかも、どっちも」
桜井は二つアルバイトを掛け持ちしている。一つは早朝、数時間のコンビニのアルバイト。もう一つは夕方からの居酒屋の
アルバイト。
早朝のコンビニのアルバイトは最近、授業数が少なくなってきてから始めたものだが、課題と居酒屋のバイトに追われてい
た以前と殆ど忙しさは変わらない。だから、体はまだもっている。
その代わり、「休みがある」という感覚を失っている。
今日は授業もない日だ。なんという偶然だ、と寝返りを打ち、そこでぎょっとした。
知らない男が寝ている。
しかし、数秒後には「あ、御手洗君を泊めたんだっけ」と呟いていた。
御手洗は桜井に引き摺られて布団の上に投げ出されると、「寝たい寝たい」と主張し、そのまま寝てしまった。おかげで桜井
は畳で雑魚寝することになったが、兄弟が多いなかで育ったのでなれている。
さて、この男をどうしよう。
桜井は黒縁の冴えない眼鏡をかけ、立ち上がった。
二度寝はしたいが、とりあえず味噌汁を作って、それを冷蔵庫にしまってからにしよう。そんなことを思いつつ、台所へ向かった。
595:拾い物
09/07/27 21:49:20 msBGK6Vo0
味噌汁を作り終え、冷ましている間にシンクに溜まった食器類を洗っていると、ぎしりと床がきしんだ。
振り返ると、寝癖をつけたままの御手洗がこちらを見ていた。
「あのー、すみません。ここ、どこっすか」
「俺の部屋です」
桜井は食器に顔を戻し、泡を水で流す。整った顔立ちの御手洗を直視しているのは嫌だった。
「御手洗さん、ここのアパートの外階段の前で寝てたんで、運んだんです。余計なことして申し訳ないです」
別に謝る必要はないんだよな、俺。そう思いながらも、一応下手に出る。
「あ、いや、そんなことないっす! いやもう、マジで!すんませんした!」
慌てた声に思わずにやけそうになった。多分、この男と会話をするのもこれっきりだろう。そんな思いがあり、「いや別に構わないですよ」
と答えながら、桜井は食器を全て水切り籠に入れた。
タオルで手を拭き、振り向くと御手洗が申し訳なさそうに立っている。
「あのー、俺の名前、知っているっつーことはぁ、あれですか。俺と同じ大学、とか?」
「同じ学科の桜井です」
「え、あ、さくらいさん…」
頭をがりがりと掻く御手洗は全く桜井のことを知らないようだった。それもそうだろう。桜井は大学では友人がおらず、唯一の話し合い手は、
離れ離れに暮らす兄弟たちなのだから。
596:拾い物
09/07/27 21:49:57 msBGK6Vo0
「御手洗さん、味噌汁、食いますか」
きょとんとする御手洗の前で「あ、飲みますか」と訂正すると、御手洗はぎこちなく「お、お願いします」と頷く。
「じゃあ、あの、適当に布団畳んで、テーブルのとこにいてください」
「え、いや、俺、手伝いますよ」
「いいですよ、たいしたことじゃないんで」
半ば拒絶するように味噌汁に火をかけ始め、冷蔵庫の前へ行くと「すんません」と小さな御手洗の声が聞こえ、御手洗は布団を畳みに行ったようだった。
うちの兄弟は全員、コミュニケーションが下手だな。
そんなことを思う。
兄も、自分も、友人と呼べる存在がいないに等しい。
兄弟で一緒に居すぎたからかもしれないし、忙しすぎたからかもしれない。
一番上の兄は優しいがゆえにいつも貧乏くじをひいているような男で、工場で黙々と働き、金の殆どを家族に与えている。二番目の兄は現実主義
の塊に見えて、時々夢想家。二番目の兄も自分と同じように学費のためにアルバイトをして大学へ通っている苦学生のため、それが支えになって
もいる。
母の度重なる再婚のため、二人とは血が繋がっていないが、一緒にいた時間が長すぎたせいか、根っこにある部分は同じになってしまった気がする。
冷蔵庫から適当におかずになりそうなものを取り出し、味噌汁のもとへ戻った。
味噌汁は適度に温まっており、いい匂いがした。
597:拾い物
09/07/27 21:51:23 msBGK6Vo0
御手洗は味噌汁しか飲まなかったが「うめえっす、マジ最高っす」と繰り返し、そしてそのあと、一時間寝てしまった。桜井も一緒に二度寝をして
しまったので、今度は御手洗に起こされ、「マジすんませんした!」と謝られた。
「あの、俺、酒癖悪くて。もうマジ、ありえねーっすよね。ほんとう、あの、桜さんに拾われて良かったです」
「……桜井です」
「えええあああ、マジすんません!」
土下座をしそうな勢いで謝る御手洗に「いやいやいいです、いいです、そこまで必死にならないでも」となだめ、桜井は御手洗が顔を上げたときには
疲れ果てていた。
正直、見捨てればよかったのかもしれない。そう思った。
「あの、本当、ゴチでした!あと、泊めてくれてありがとうございました!ええっと、このお礼は必ずしますんで!」
「いやあの、電車、動いているよ。帰ったら?」
「え、あ、そうっすね!」
最後は追い出すように御手洗を外に送り出したが、御手洗は「マジ、感謝してます!」と言いながら爽やかに帰っていった。
桜井には、その爽やかさが理解できず、とりあえず寝たいと思った。
桜井が三度目に起きたのは二番目の兄の足音だった。
二人の兄には合鍵を渡しているので、二番目の兄がいるのは別段珍しくない。
目を覚ました弟を見るなり、兄は「お前、みらくる学園シリーズと、魔法少女りりーな、どっちが萌える?」と聞いてきた。
どちらも今、オタクに大人気の美少女アニメで、桜井は寝ぼけながら「りりーなのゆりりん萌え」と答えた。
「ゆりりんかー。兄貴はあやの萌えだって」
「兄ちゃんは?」
桜井はずるずると這いながら、テーブルに頬杖をつく。一番上の兄は「兄貴」、二番目の兄は「兄ちゃん」と呼んでいる。
「俺はりりーなだったら、やっぱり主人公のりりーなだな。おてんば少女萌え。な、兄貴もお前も、みらくる学園シリーズは好きじゃねえの?」
598:拾い物
09/07/27 21:53:08 msBGK6Vo0
みら学はなー、巨乳ばっかでちょっとー」
「兄貴と一緒のこと言ってるよ。さすが兄弟」
舌打ちする兄に「兄ちゃんも兄貴も流石兄弟と思うよ、俺」と笑った。
幼い頃、夕日を見て、一番目の兄が「空が泣いているみたいだ」といい、その事実を知らない二番目の兄が「夕日は空が流す赤い涙みたいだ」
と言ったことがあった。桜井はそのことを兄たちには言わずに、自分の心にそっとしまっておいた。幼いながら、二人の絆のようなものを、
自分のうちに大切にとっておきたいと思ったのかもしれない。
二番目の兄は、長い前髪をうっとおしそうに摘みながら「兄貴と同人誌出すけど、お前、参加する?」と聞いてきた。
「え、ジャンル、何?」
「りりーな。百合カプオンリーのつもりだけど」
「うわー、超参加したい。でもはずかしー。兄弟で合同誌!」
「しょうがないだろー、三人ともオタクなんだからよ」
「時間あんの、兄貴たち」
「萌えのためならなんでもやるさ」
桜井は苦笑した。全く、かっこいいんだか、悪いんだか。
「バイトがんばろー」
そう言うと、兄が首を横に振った。
「ゲスト扱いにしてやるよ。末っ子よ、金の心配ならするな」
兄が安っぽさが目立つ腕時計を見、立ち上がった。
「兄貴面くらいさせろよ、こんなときでもさ」
にやりと笑った兄に申し訳なくなりながらも、ありがたくその提案を受け入れた。きっと断っても、兄たちは「いいよいいよ、金なんて」と断る
のが容易く予想できたからだった。兄たちは、自分に甘い。弟に甘くしているほど余裕はないはずなのに。
「邪魔したな。俺、帰るわ」
「うん」
忙しい合間を縫って会いに来た兄の愛情が嬉しく、恥ずかしい。こんなこと、メールで済むことなのに、兄たちは存在を確かめるように時々会い
に来てくれる。兄が帰ったあとの部屋で、桜井は壁にもたれてため息をついた。
「あー、なんか」
さみしい。そう続けそうになり、慌てて打ち消した。
「眠い」
桜井は目を閉じた。大丈夫。夢に沈んでしまえば寂しくはない。いつも、夢は幸福だから。
599:拾い物
09/07/27 21:54:28 msBGK6Vo0
とりあえずここまで。中途半端ですみません。
600:風と木の名無しさん
09/07/27 23:38:38 o6CCxh5GO
ワッフルワッフル!
つ、続きがきになる~
601:風と木の名無しさん
09/07/28 00:00:10 +1U45VXKO
ワッフル!!!
御手洗×桜井も気になるけど兄貴達とのほのぼのも萌える
602:風と木の名無しさん
09/07/28 00:30:01 HBxgYZNcO
わっふるをお供えしていきますね。
つ###############
603:風と木の名無しさん
09/07/28 00:38:14 Tg9cAP/sO
・・・#####⊂三(°Л、 °)モグモグ
604:風と木の名無しさん
09/07/28 01:54:42 2v17GaqIO
先生ー、>>603が食べてまーす
605:風と木の名無しさん
09/07/28 02:22:32 T5eIbo8TO
>>585
はげ萌えたwww
水沢が受けだと思ってたら…超いい
>>599
萌えたああああ!
敬語な末っ子かわゆす
606:風と木の名無しさん
09/07/28 02:22:42 vVsUFGwmO
>>599
わ、わっふるわっふる!
607:風と木の名無しさん
09/07/28 03:35:29 xzJczqqK0
>>603
めっ
608:風と木の名無しさん
09/07/28 19:27:19 o1sP7LhZ0
リア充がちょっとバカっぽくて萌え。
兄とお手洗いが弟をとりあう予感がビンビンするぜ。
609:拾い物
09/07/29 19:02:26 xwEuDdRP0
わっふるたくさんありがとうございます。また途中まで投下で申し訳ない。
610:拾い物
09/07/29 19:04:09 xwEuDdRP0
翌日、大学へ行くと、御手洗と偶然会った。
「あ、桜さん!」
「桜井です」
「桜井さん!昨日はありがとうございました!」
高校球児のように爽やかに、なおかつ礼儀正しく頭を下げる御手洗に困惑しながらも、桜井は両手で相手を押し戻すような仕草をしながら「べ、
別にいいから」と言った。
御手洗は明るく「今日、昼飯、一緒に食いませんか?」と言ってきた。
内心、桜井は蒼ざめた。御手洗がいつも一緒にいる男女のグループを思い出す。
派手で、他人を小ばかにすることが楽しげな、そんな軽薄な、それでいて明るい人々。
勘弁してくれ!そう叫びたかった。あのなかにいったら、自分は完全に笑いものじゃないか。
「お、俺、課題あるから、図書館行ってやらなきゃ。そ、それに、バイトもあるし」
「え、じゃあ、夕飯は?俺、昨日の礼におごりますよ」
願っても無い申し出だが、桜井は首を横に振った。
「ごめん、その時間もバイト」
「あ、そうっすか」
いかにも残念です、というように肩を落とした男が信じられない。ここまで律儀な男も珍しいものだ。
「あ、じゃあ、俺、用事あるから」
桜井はそそくさとその場を後にした。
目立つ男とこれ以上、地味な自分が一緒に居ることが耐えられなかった。
611:拾い物
09/07/29 19:05:00 xwEuDdRP0
大学の人気のない場所にある、ベンチに座り、桜井は課題をしながら固形栄養食を齧っていた。兄貴たちに見つかったら殺される、と思った瞬間、
携帯電話がズボンのポケットのなかで震え、びくりと体を震わせた。
「はい」
慌てて固形食を飲み込むと、「やっちゃん?お兄ちゃんだけど」と一番目の兄の声が聞こえてきた。
「あ、兄貴。ひさしぶり」
「ひさしぶりじゃないよ。花ちゃんにも電話してないんだって?きょうくんが会いに行ってなかったら、そのうち干からびて死んでるんじゃないか、お前」
きょうくん。その言葉に少し笑う。二番目の兄のあだ名だ。ちなみに、花ちゃんは自分たちの母のことだった。クラブのママとして働く彼女には「おかあさん」
という呼び方が似合わなくて、「花ちゃん」と兄弟して呼んでいた。
「兄貴、そういや、兄ちゃんから聞いたよ。俺も、合同誌、ゲストで参加していいんだって?」
「うん、二人で出すのは寂しいからさ」
それは嘘だ。そう思いながら、桜井は笑った。
「すげー楽しみ。まあ、絵を描けるのは兄貴だけだから、表紙で一番苦労するのは兄貴だけどね」
「ははは、きょうくんにアシをやらせるから心配するでない」
笑った後、兄は「ごめん、休憩時間終わるから。話せてよかった。あと、二人とも夏休みには実家に戻っておいでね」と言って電話を切った。
暫く、桜井はベンチに座ってぼんやりとしていた。
寂しいなんて嘘だ。俺が寂しいから、俺がいつまでも二人から離れられないから、
二人は俺を確認してくれるんだ。俺に声をかけてくれるんだ。
幼い頃の記憶が蘇る。三人とも血が繋がらないということで迫害を受けていたとき、
一番上の兄はしっかりと手を繋いでくれた。二番目の兄はその隣でポケットに手を突っ込みながらも、足の遅い弟を気遣ってよく振り返っては確認してくれた。
あのときと、何一つ、変わらない。
桜井は俯いた。
612:拾い物
09/07/29 19:06:03 xwEuDdRP0
このままでいいのか。二人に甘えて、殻に閉じこもって、兄しか信用しないようで、いいのだろうか。いいはずはないと分かっているのに、一歩、踏み出せない。
怖い。そう、怖いのだ。嘲笑とか、柔らかな拒絶が。
御手洗の姿を思い出した。
彼と関わること。それが出来たら、自分はもう少し、勇気がもてるのではないか。そんなことを思った。
翌日、また大学へ行くと御手洗が待ち構えていたかのように走り寄ってきた。
「おはよーございまっす!桜さん!」
「桜井です」
「いやでも、俺考えたんすよ。桜さんってのがマジ、可愛くねっすか?」
「いや……そう、ですか?」
女の子の桜ちゃんは可愛いだろう。ちなみに、近所のチワワの名前は桜ちゃんだ。可愛い存在に「桜」という名前は似合うが、自分の
ようなださい男に桜はどうか。
御手洗は何故か拳を突き出し「桜さんで行きましょう!」と宣言した。その行動についていけなくて、なし崩しに「桜さん」に決まってしまった。
御手洗は桜さん桜さんと連呼し、礼をさせてくれとまた言ってきた。御手洗は「礼をしなけりゃ男がすたるっす!」と言ったが、外で酔っ払って
転がった男が言う台詞なのだろうかと思った。しっかりした男ならまず、そんなことはしない。
桜井は片手で顔を覆い、「あーじゃあ」と妥協案を出した。
「映画にでも…」
誰かと関わる一歩のつもりだったが、言った後で後悔した。いきなり映画はないか。
いきなり図々しいか?そう思ったが、御手洗は両手を上げてぐるぐる回転していた。
「了解っす!」
「え、と。なんで回っているの?」
「回転寿司の踊りです!映画の後は回転寿司です!勿論、俺がおごります!」
後ろからは、きゃあ御手洗可愛いー、と声がかかるが、桜井は脱力した。
可愛いの?これ?最近の”可愛い”の定義を誰か教えてくれと言いたくなった。
613:風と木の名無しさん
09/07/29 21:48:53 KPSAPmkL0
わっふるわっふる!!
614:風と木の名無しさん
09/07/29 22:42:50 VclFjFgQ0
わっるるわっふる。
桜ちゃんかわいいよハアハア
615:風と木の名無しさん
09/07/29 23:36:05 Vja+hq7hi
わっふるわっふる!!わっふるわっふる!!
御手洗イイヨー御手洗
616:風と木の名無しさん
09/07/30 00:26:30 r7sxKdhgO
御手洗のお尻もかわいいわっふー
617:風と木の名無しさん
09/07/30 15:43:49 qrq5rP/Q0
WCの暴走が楽しみで夜も寝られます!
わっふるわっふる
618:風と木の名無しさん
09/07/31 00:17:41 6/CgV9upO
WCも良いが兄ちゃんズもたまらん!
わっふるわっふる!!
619:風と木の名無しさん
09/08/01 01:52:22 EsIPvHpK0
すいません、ちょっと妄想置かせてください。
高校生お笑いオタク男子&運動部男子
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(はぁ、最悪…)
俺は、下校途中のグラウンドを見ながら、思い返しては頭をかきむしりたくなる思いでいっぱいだった。
その原因は。
(あ、今のパスうまい)
サッカー部に視線をやると、そいつ、木本が絶妙なアシストをしてゴールが決まったのが見えた。
人の輪の中で駆け出していく木本を見て、俺は見つめていた自分に気づき、慌てて奴から眼を引きはがした。
そこに、異様に視力がいいらしい木本の絶叫が聞こえた。
「西原ーー、忘れたらしぼくぞーー!!」
俺は聞こえなかったふりをして、慌てて逃げ出した。
ことの発端は、俺のろくでもないノートだった。
放課後、俺は一人教室でノートに趣味の分析を書き綴っていた。と言っても、俺の好きなのはお笑いだ。
昔から見るのが好きで、関西に引っ越した時からさらに多く見るようになり、自分でもネタを考えだしたくらいだった。
しかし、致命的なことに俺には友達が皆無で、なりはデカイが色白で、さらに悪いことに性格も消極的、むしろ暗かった。
俺は普通の高校生なら友だちと馬鹿騒ぎするところを、お笑いに対する暗い情熱をノートにその日もぶつけていたのだ。
そうして下校時刻も過ぎたところ、誰もいない教室に人が入ってきたのも気づかないくらい夢中でノートを書いていた。
620:風と木の名無しさん
09/08/01 01:52:55 EsIPvHpK0
「おい」
「…俺?」
俺は慌てて顔を上げて横を向いた。西日に照らされた日焼けした顔は、同じクラスのサッカー部の木本だ。
ユニフォームを着て、面白そうな顔でこちらを見ている。嫌な予感がした。
「お前以外誰がおんねん。ひとりで何書いてんの」
「いや、別に…」
俺は焦った。木本は学校ではサッカー部でインハイ出場も期待されている有名人で、異常にモテるわりには
それに輪をかけた異常な短気で、ナチュラルボーン・ヤンキーと異名をとるほどだった。
「君子危うきに近寄らず」、と俺は一瞬で思った。
そんな俺の動揺を見抜いたか、木本は俺との距離を一瞬で詰めてくる。
さすがの運動能力、と感心したのもつかの間、奴は無断で俺のノートを拾い上げた。
「ちょ、返せよ!!」
「ええやんけ、そんなエロいことでも書いとったんかい」
「そりゃ多少は…なわけあるか!}
「ははは、おまえ実はおもろいやん、西原」
名前を覚えられていた、ということにも驚いたが、それより笑顔で「おもろい」と言われたことで俺は舞い上がるのを感じた。