08/11/21 01:41:21 d/5TnN+N0
寒くなって急に思い出した。
学生のころのあほも。
A… やんちゃでスポーツ大好き。友達が沢山いて、しょっちゅう騒いでいる。
B… すごくイケメン。でも冷たくて、あまり人とつるまない。
二人とも勉強も運動も出来たのでお互いをライバル視しているらしく、やたら争ってて仲悪かった。
Aは健康には自信があるらしくって、寒い日でもいつもかなりの薄着。
ちょこまか動きまくっているから寒くないっぽかった。
真冬のある日、普段通り薄着なAの様子がちょっとおかしい。ぼーっとしてる。
そんなAにクラスの誰よりも先にBが気づいて、すごく心配そうに、
「A、どうした具合が悪いのか?」
「大丈夫か? 寒い? ちゃんと着ろ」
「熱があるんじゃないか?」
っていいながら、Aの頬とか首とか触ってた。
その時点でかなりびっくりしたんだけど、最終的にはおでここつんで熱計っててぶっ飛びそうになった。
見たことのないBの切羽詰った様子に、クラス中が何事かと騒然。
結局Aはインフルエンザで、数日休んで元通りになってからは二人の関係も元通りになってた。
普段は話すらしないし、相変わらずテストの点や球技大会なんかで争ってる。
あまりの変わりのなさにあれは何だったんだろうと今でも思うんだけど、
いつも冷静なBがあんなに慌てたのを見たのは、後にも先にもあのときだけだった。