08/07/13 12:44:11 4h9eevOt0
著者の初単行本とは云え、既に大人気のウェブ漫画が書籍化です。
アマチュアのウェブ公開作品ながら、破格のヒット数を叩き出している「ヘタリア」ですが、
日本人なら好きに違いない「擬人化」漫画です。
可愛い女の子キャラに置き換えてしまえば良いと云う、安易な擬人化漫画を斜めに外れ、
「土地萌え」属性な著者が、どんどん深みにハマって描き続けてきた作品です。
てっきり、ウェブ公開作品の焼き直しに、ちょっぴり描き下ろしを加えて… くらいの内容と思いきや
(それでも大喜びで買うのですが…)、まったくの新作です。
どんな作風・作品なのかは、膨大なコミックが無料で公開されている著者のサイト「キタユメ。」で、
じっくり読めます。試してからでも遅くありません。
イタリア人って、こんなイメージだよね。ドイツ人って、イギリス人って… なんて国民性ギャグは、
世界中で楽しまれているものですが、
そうした「国家」そのものをキャラクタに置き換えてしまったのが、この「ヘタリア」です。
生まれが良くて、能力も全般に高い筈なのに、あらゆる行動は「ヘタレ」なドジっ子青年・イタリアと、
何故か彼だけは甘やかしてしまいがちな周辺国家(大半は二十歳前後の男性ですが)。
今回の書籍化は、著者によれば「初期のイメージ」とのことで、戦時にあっても歌って食べて昼寝して、
いざとなればドイツが助けてくれるよ! と信じる気楽なイタリアが中心になるのでしょうか?
一次大戦って、どことどこが戦ったんだっけ? とか、バルト三国なんて国あった?とか、
そんな歴史・地理音痴でも、気がつくとヨーロッパ諸国の国旗がキャラクタに見え、
各国の珍ニュースをサイトで目にする度に「ヘタリア」キャラの行動として絵が思い浮かぶようになりますよ。