08/11/22 12:59:52 L1WQ/eQe0
アングル:児童ポルノ、規制強化を=日本ユニセフ協会副会長・東郷良尚さん
URLリンク(mainichi.jp)
25日から4日間、ブラジル・リオデジャネイロで、約150カ国の政府や国際機
関、NGO(非政府組織)関係者ら約3000人が参加し、第3回「子どもと青少年
の性的搾取に反対する世界会議」が開かれる。児童ポルノの画像やアニメが半ば野放
しになっている日本の現状も報告される予定だ。児童ポルノの「単純所持」を禁止し
ていないのは主要8カ国(G8)で日本とロシアだけ。「表現の自由」を理由に規制
に消極的な声もあるが、子どもの人権を最優先にした規制を考えるべきだ。
96年にストックホルムで行われた第1回会議で、日本の関係者は問題の深刻さに
衝撃を受け、99年の「児童買春・児童ポルノ法」の制定につながった。しかし、児
童ポルノの提供目的での製造や所持は禁止されたものの、「単純所持」は今も許さ
れ、ポルノの定義もあいまいなままだ。
インターネットなどに児童ポルノの画像がいったん流れれば、子どもに一生の傷を
与える。アニメやコンピューター画像でも子どもの権利を侵害する。ファイル交換ソ
フトの発達で画像の流出はより深刻になっている。
アニメやコンピューター画像の制作技術が進む日本は児童ポルノの主要「生産国」
で、規制には業界や愛好者からの反発も強い。だが、子どもの性の搾取は絶対に許さ
ないとの強い決意で、国際社会と歩調を合わせた取り組みが求められる。【聞き手・
鵜塚健】