08/05/14 18:50:59 3W1SJxDT0
徳弘正也様。
あなたの描く熱く強く優しい男たちが好きでした。
ターちゃん、アナべべ、梁師範、ペドロ。
誰と組み合わせても愉快かつ熱く、そしておいしい萌えがありました。
狂四郎も狂気という新しい魅力が加わったいい男でした。
狂四郎と八木の危険な関係をこっそり妄想して萌えていましたし、
狂四郎と白鳥のどこまでも深い絆に心を震わせたものです。
女性キャラも乱もジェーンもユリカもマイカも魅力的でした。
誰もが生き生きとした人間でした。
でも狂四郎の終盤から危ぶんでいたことがバンパイアの最終回を読んだ今、
はっきりとわかりました。
人間はすべて愚かだといいたかったのですね。人間なんてエゴに満ちた救いようのない
醜いものだということですか?それがこのバンパイアの行き着くところだったのですか?
あなたのこの厭世的な人間観を知ったとき、もう人間味のある暖かい男たちは
あなたのペンから生まれてこないということに気づきました。
昔のあなたの作品にはシビアな中にも暖かさがこもっていたから、生き生きとした
人間があったのです。だから今まで萌えてしまうほどすばらしい男たちはいたのです。
人を信じられる暖かさはもうないのですね。愚かさもあるからこそキャラは人間として
暖かく生きていたのです。愚かささえ肯定できるあなたの暖かさはどこへ行ったのですか?
バンパイアの最終回まで待っていましたが、もう見切りをつけたほうがいいでしょう。
あなたが変わってしまった以上、もう彼らのような男たちは帰ってこないのですから。
さようなら。