09/03/31 20:13:47 pxqB2KDE0
言葉は、途中で切れた。クリスが叫ぼうとした刹那、ウェスカーが彼の唇を
塞いだからだ。
押し付けられた背中から、パラパラと小石が落ちる。その直ぐ横の大きく仕
切られた窓から、ジルと戦っているシェバの鋭い悲鳴が聞こえた。
唾液が口の端から溢れ出し、クリスは堪らず頭を振る。しかし、ウェスカー
の手は強く顎を抑えて、放さない。ゆっくりと持ち上げると、より深く舌を絡
めた。
ウェスカーはサングラスの下に隠れた双眸を静かに細めた。手探りでクリス
の下肢に手を伸ばし、服の上から緩やかに刺激を与え始めた。
途端、クリスの頬がさっと赤らむ。反射的に身をよじって抵抗すると、強か
に張り手が飛んできた。
静かに燃える篝火の下で、乾いた音が響く。地面に叩きつけられたクリスの
身体から、柔らかく砂塵が舞い上がった。
倒れるときに頭を打ったのか、ぼんやりと視界が定まらない。鼻の奥がじん
と痺れ、生暖かいものが頬を伝って、地面に落ちた。
「どうした?クリス。私のことが好きなんだろう」
悠然とそう言い放つと、光を背にした黒い影はゆっくりとクリスの上に覆い
被さってきた。冷たい指先が汗ばんだ皮膚の上を這い、背筋が粟立つ。
「違う」と叫んだつもりだったが、喉が震えるだけで声にはならなかった。
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5のウェスクリはこういうことですかって言おうとしたが、視姦プレイってことか。
ウッカリ間違った。スマソ。