09/12/19 03:15:53 4cmnKX5CO
保守がてら珍しいメニューを見たときの妄想をば
うどんは自らのおかれた状況に戸惑いをかくせなかった
黄金色のバターが肌をつたってうどんの全身をおおい、桃色のタラコの粒がこれを彩っていた
「これじゃあまるでタラコスパじゃないか・・・」
別に彼らの派手な装いを否定する気はない
ただこれは細身で麦の色の鮮やかさをもった彼らだから似合うのだ
自分の姿ではただただ異様で滑稽だろう
厨房の全てのメニューが自分を見て笑っている気すらする
しかしうどんの思いとは裏腹に、バターはその肌の滑らかさを際立たせ白い肌に散ったタラコの桃色はさながら恋する乙女の頬のように鮮やかで
いまやうどんの姿は誰もが振り向くほどになまめかしかった
ふと、真上から落とされた影に顔をあげる
「卵・・・さん?」