08/03/15 23:13:44 OiOc+7jD0
やっぱり芝居関係の失敗が相当ショックだったのではあるまいか。
当時温帯はかなり本気だった。
本気と書いてマジと読む状態だった。
「魔都ノート」なんか読むとツカコーヘーとか鼻組芝居とかをバリバリに意識しまくってた。
私は当時は信者であったが
「お芝居ね…小説さえ書いてくれればどうでもいいや。一種の娯楽でしょ」
と流していた。娯楽どころか温帯は本気で芝居のプロになる気だったわけだが。
まあ結果は惨敗。
芝居に興味のない信者にはスルーされ、
芝居好きな信者もやがて離れ、
芝居愛好家には黙殺・酷評された。
残ったのは借金ばかり。
「そうだ、私には小説の才能がある!努力なしで発動するミューズの力!」
その才能もすっかり涸れていたが、借金のため大量に書かざるを得ずますます劣化。
「努力せず書ける天才作家」の幻影にすがるしかプライドを保てず。
天才だろうが凡才だろうが「栗本薫」の小説が好きなファンはたくさんいたのに。