耐震強度偽装で801・その3.5at 801
耐震強度偽装で801・その3.5 - 暇つぶし2ch516:荒縄
09/10/18 23:02:53 mlj7k/u00
>>516
「あ、ここ、前にも入ったことある部屋ですねー」
ホテルの調度品を眺めては無邪気に声を上げる深夜に、蔓実は余裕の表情を見せる。
「そうだよ?気に入ってただろ、この部屋のこと。予約しといたんだからね、君のために」
ぱっと笑顔を弾けさせた後で、深夜は蔓実の言葉に戸惑いを隠せなくなる。
「え…それって…今日はやるって、予め分かってたってことですか…?」
ふんふん、と鼻歌交じりに上着を脱ぎ捨てていた蔓実は、そんな深夜をぎゅっと抱き締めた。
「系ちゃん…」
耳元で囁かれ、かあっと頬が熱くなる。
「どうして欲しいんだっけ?今夜は」
答えようとした喉が、胸の高鳴りで詰まってしまいそうだ。
「あ…んっ、優しく、して…ほし…ぃあっ、」
「何だって?聞こえないよ」
シャツの下から潜り込まれた指に、我が物顔で暴れ回られる。
首筋を、乳首を、脇腹を、耳朶を、足の付け根を。
「お、願い、やさ、しく…今日は、ああっ」
自分の感じてしまう場所を刺激され続けて悲鳴を上げる深夜。
蔓実はこの上なく慈悲に満ちた顔で微笑んで見せる。
「分かったよ、優しくすればいいんだね…激しく、は嫌なんだね?」
上半身を弄られただけで涙目になってしまった深夜は、蔓実の発言にほっと息をついていた。
だが、蔓実が部屋のベッドの脇から取り出してきたグッズを見て、その表情は一瞬のうちに凍りついた。
鎖と手錠。ベタだ。ベタ過ぎる。
後ずさりしようと身構えた時にはもう遅かった。
カチリ、カチリ、と金属的な音に捕えられ、深夜の両手首は手錠と鎖でベッドの両脚へと縛り付けられていた。
上半身はベッドの上に縫い付けられ、身動き一つ取れない。
「や、嫌だっ!酷いじゃないですか、これじゃ」
「だってさ、優しくして欲しいんだろ?僕は優しくしようと思ってるのに、系ちゃんが途中で恥ずかしくなっちゃったら
 逃げ出そうとするかもしれないじゃん。それを止めようとして酷いことしちゃうかも…それよりいいでしょ」
頬をひくつかせる深夜に、あくまでも慈悲深そうに笑う蔓実。
「優しくしてあげるよ。系ちゃん。たっぷりとね」


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