08/10/31 20:55:58 agO/7d9M0
傍聴券は抽選でしたがそこまで人数が集まらず、抽選にはなりませんでした。
開廷少し前に末井先生が走って入ってくるも、まだ他の先生が来ておらず、ひとりでポツーンとなっていて困った顔で「あれー?」とはにかみ笑いしてました。
結局、2分間のテレビ撮影の最中に弁護団が揃った模様で、少し遅れて開廷。
先ず最初に裁判長からオジーへの人定質問。
本籍地と現住所を答える。現在の職業は「清掃の手伝い」と答える。
裁判長「これから控訴審を始めます」
夜須田先生が1審で採用された新証拠である録音データを法廷で再生したいと発言、認められる。
麻雛先生「控訴主意を述べます。原判決は富士沢の計算結果が虚偽であり、確認されていないこと及び、物件の残代金の支払いが2005年10月28日であると尾島社長が知っていたのに支払いを維持し、不作為の詐欺であるとされましたが原判決は誤認であります。
10月28日に富士沢の引渡しと代金の支払いを知らず、詐取したわけではないので無罪です。
よって詐欺罪は成立せずに原判決は誤りであります。
原判決では尾島社長に弱い詐欺の故意があったとしますが、過失の問題を故意とした誤りであります。
録音データの証拠評価を誤り、尾島社長の無罪の証拠であるのに補助的な証拠とした誤りです。
訴因変更手続きをせず、裁判所は法令違反をしているので尾島社長に無罪の宣告を直ちにしていただきたい。
273:272
08/10/31 20:57:56 agO/7d9M0
(1審の証人)I田がなぜ嘘の証言をしたのかを述べます。
I田は10月27日の午後5時41分の尾島社長との電話で富士沢の名前を出しています。
姐葉が改竄しているとの認識ではなく、もしその欠陥を知っていれば引渡しを中止していただろうという事です。尾島社長からの全物件の引渡しの中止が出たのは
29日の電話であります。
“販売の中止、解約の準備を進めて、一覧表を作ってくれや”と言い、現状を凍結する指示、販売中止と引渡し中止をしました。
既存物件に富士沢の引渡しがあったのを知らなかったので、言及していません。午後2時の段階では尾島社長は知らず、その旨の説明がありません。
船/橋/海/神について、“明日のものに関してはそのままやっちゃって”と話の直後に海/神、船/橋/海/神の2物件も工事中止と販売中止の話が出ています。
引渡しに関する話であるはずが、販売中止の話だったのです。
午後2時ごろに引渡しの許可があったとするI田の証言と、午後5時21分に引渡しの話があったのは両立しません。
尾島社長は全面中止に例外を認めてしまい、姐葉の分については販売中止だと言い、そして今後について述べていました。
I田はそこで富士沢の話を持ち出しましたが、尾島社長は富士沢は既に引渡しされていたと誤解していました。そして、国家賠償などの裁判を考えていました。
富士沢の引渡し許可をしたものとは思えません。
引渡しは自動的に行われるものであり、誰かの決済が必要であるわけではなく、姐葉物件が危険であるとI田は分からなかったが船/橋の取り壊しの話が出ていたので富士沢の引渡しを中止するのは、
ネット社会で直ぐに会社の悪い噂が広まるので消極的でした。
結論。以上の通りI田は藤沢の引渡しの指示と誤解していました。
真実は、尾島社長は被害拡大の阻止として引渡しの中止を指示し、これは不可抗力だと思って一から会社をやり直そうと前向きであり、
それは録音データにもあることは明らかで、
詐欺をする意思がないのは明らかであります」
274:272
08/10/31 20:59:21 agO/7d9M0
弁護側証人であるJさんが証言台に立つ。
宣誓する。
深夜先生「ヒ/ュ/ー/ザーでは当時どのような仕事をしていましたか」
J「ヒ/ュ/ー/ザー/マ/ネー/ジメ/ントに所属していましたが、ゴルフの接待係と尾島社長の秘書的役割をしていました。
平成17年10月27日は千葉の葬儀場に向かう予定で会社に待機していました。
昼頃までに来ているように言われたので、午前中には来ていました」
深「何時くらいにですか」
J「ehの会議が2時30分過ぎだったので、それから私と尾島社長と運転士さんで斎場に行きました」
深「何で行きましたか」
J「Hさんの運転するリムジンです」
深「あなたと尾島さんはどんな位置関係でしたか」
J「後部座席に並んで座りました」
深「車中での尾島さんの様子はどうでしたか」
J「慌しく会社などに電話していました。会社以外には飛行機仲間、不動産関係にも電話していました」
深「会社に掛けてどんな話をしていましたか」
J「11月1日の朝礼時間の変更、F弁護士を呼んであるからとかです」
深「マンションの建築設計について話していたんですか」
J「余りよく覚えていないし、理解できませんでした」
深「尾島さんに会話の意味を聞きましたか」
J「慌しくしていたので聞きませんでしたが、携帯電話で録音しました。内緒で」
深「録音してどうしようとしましたか」
J「後で自分で内容などを聞いて覚えていたいなと思いました。理由はなんとなくです。
録音は高速のサービスエリアに入ったくらいから、午後4時過ぎ頃から1時間半に渡り3回録音しました」
275:272
08/10/31 21:00:12 agO/7d9M0
深「携帯は尾島さんから見える位置でしたか?気付いていましたか」
J「見えないし気付いていません。
リムジンではいつもあまり電話をしません。この日は慌しくしていました。
この日に録音したことは2月に尾島さんに話した以外には言っていません。
この間、11月初旬にざっと録音データを流しました。どんな言葉を話したのかなど。
あと、12月頭に携帯のデータを整理していて聞きました。消そうと思いましたが、SDカードにデータを移しました。
尾島さんに話したきっかけは、2月に食事をしたときに平成17年10月の話題が出たので。
尾島さんはその時の記憶がないと言うので、聞いてみますかと言いました。
反応は、そんなのがあるなら聞かせてくれと言ったので、携帯とSDカードを渡しました。
次の日に返してもらいました」
深「録音データに何かしていましたか」
J「文章に書き起こして弁護士事務所に渡したと聞きました。携帯は今は解約して使っていません。
解約した理由は海外旅行でも使うためにもう一台買ったのですが、もったいないので一台は処分しました」
深「解約した携帯はどうしましたか」
J「そのまま弁護士事務所の事務の人に渡しました。尾島さんに渡すように言われたからです。携帯はもう使えない状態でした。
録音データは私のほうで加工はしていません」
276:272
08/10/31 21:01:07 agO/7d9M0
真木野検察官(ハゲの人)「証人がザーッと聴いたと言いましたが、誰と話したとか、どこを聞きましたか」
J「余り覚えていません」
真「会社がエライことになってると思って録音したんですか」
J「何か起こってるなと思って」
真「携帯を返してもらったときの被告人の様子はどうでしたか」
J「よく録ったなあ、凄いなあと言っていました。表情はよく覚えてません」
真「文字化した、反訳したというのは被告人から直ぐに聞いたんですか」
J「携帯を返してもらったときに聞きました。
本人の記憶喚起のために貸しただけで、何かに使われるとは思ってませんでした」
真「一番最初に証人が録音データを聞いたときには本件が話題になっていましたか」
J「よく覚えていません。次に聞いた12月の時には話題になっていましたが、隠しどりだったので。誰かに言うつもりはありませんでした。
2月に尾島さんの方から食事をしていたときに10月終わりの話題になって、私が覚えていたことも忘れていたので参考になればと渡しました」
境検察官「事件発覚直前のデータなのに、どうして当時言わなかったんですか」
J「本当は誰にも言うつもりはありませんでした」
検察側はまだ録音データの存在の「正しさ」について疑っているようだ。
境「仕事の段取りは尾島さんは把握してる方なんですか」
J「ずっと一緒ではないので分かりません」
裁判官「最初から録音していたんですか」
J「偶々思い立ったので。その前に通話があったのかは覚えていません。
会社とehの会議があったのを尾島さんから聞いていたので、会社が大変なんだと思っていました」
277:272
08/10/31 21:02:03 agO/7d9M0
14:55-15:10休廷。
後半はオジーの録音データの再生に費やされた。
データの会話のなかでこうあった。
「も~だ~みだ~、あたしは。大変なことになっちゃったな」
「結局オレってさ、大物になれないんだなあ。酷い話もあったもんだ」
「憎たらしかったね、ehの富士田って馬鹿社長。あいつの態度は許せないね」
(オジトゴキターってなりましたwオジー、ツンデレすぐるよ)
弁護側証人は以上で、検察側証人3人もなるべく在宅でとのこと。
次回期日について裁判所、検察、弁護団での調整がなかなか取れずにしばらく時間が掛かる。
次回期日12月12日金曜日、午前10時から。
278:272
08/10/31 21:03:31 agO/7d9M0
深夜先生はピンストスーツにピンクのネクタイ、
夜須田先生は黒ジャケにチノパン、
末井先生は上着着てなくて細いウエストが拝めました。
蔓実先生は黒スーツに青いワイシャツで、1審の第2回公判の時にお~いお茶持ってたときと同じ服装。
麻雛先生はグレースーツで、いつもの傍聴席睨みあり。
耶麻下先生はなぜかニヨニヨ。
オジーは黒スーツにめがねなし、黒皮っぽい手提げカバンでダンディでした。
裁判後、夜須田先生はマスゴミに囲まれて質問攻めされ、
末井先生はオジーの送迎役、
蔓実・深夜・耶麻下・麻雛先生は4人でキャッキャウフフしながら地下鉄に乗っていきました(*´Д`)
特に蔓実先生の笑い声がでかくて構内に響いていました。
深夜先生とも顔合わせて話したり、ハアハア。
どんだけ萌えさすんだ、あんたたち…
以上、レポでした。
279:272
08/10/31 22:23:59 agO/7d9M0
以下のページの「話題の判例」のところにオジー1審の判決文が出ています
URLリンク(www.westlawjapan.com)
280:荒縄
08/11/01 00:29:06 KkuEA0wO0
>>272
乙。
末「よかったー、俺だけしか来ないかと思って焦ったよ」
夜「んなわけないやろ。ちょっとな、テレビには…その…」
耶麻「そうそう、夜須田さんが末井さん一人にするわけないでしょ」
夜「そうそう…て、それどういう意味や!」
麻「…言ったそのままの意味じゃないんですか」
深「?何の話ですかー?」
蔓「(ニヤニヤ)」
281:272
08/11/02 02:00:23 z2tXwDhV0
膨張イラストっす
URLリンク(p.pita.st)
ぱす1947
282:荒縄・百合の園
08/11/03 23:36:26 DcYXUYCt0
「あ……遅かったか。夜須田さん出口で捕まっちゃったよ」
「マスコミもしつこいねえ。で、末井さんは?」
「そりゃあ、来る時尾島さんを送って来たんだから、帰りもご一緒に…」
「あ、そりゃそうだね。…じゃあどうする?一緒に帰る?」
「はあ、そうしますか。この後の方針も話し合っとかなきゃいけないし」
「まーた、深夜くんは真面目なんだからー。その前にちょっと飲もうよ!アルコールは口を滑らかにするよ」
「えー、蔓実さんに耶麻下さんまでー?会議になるのかな…麻雛さん、それ飲み屋さんガイドの本?」
「そうだけど…見る?」
「ほー用意周到じゃん。どれどれ。ちょっとつまみぐらいあった方がいいよね」
「…蔓実さんに任せますから、選んで幹事やって下さいね」
「なんでそうなるんだよー。まあ、やるけどさー…会計面倒くさいし」
「何で僕の方見るんですか何で」
「麻雛くんさ、計算速そうじゃん。会計やってよ」
「え、まあそこらへんなら。でもね、きちんと!払って下さいよ!途中で酔っぱらう振りはなし!ですからね」
「じゃあ山ちゃんは?」
「連れて来られた客A」
「何だよそれw」
「深夜くんは、次の会合あるから、見張り番しててね」
「え~~~、それじゃ僕飲めないじゃないですか!」
「前に酒あんまり強くないっていってなかった?」
「だけど…仲間はずれはヤですよー」
「しょうがないな、じゃ客Bに格上げしよう」
「ありがたき幸せ」
以上です。意味なし。
283:風と木の名無しさん
08/11/04 04:37:27 dFeWJLL30
>>283
激しく萌えました
その、見た目はオヤジ中身は乙女の群れに混じりたいです
深「ん~、ちょっと飲みすぎて気持ち悪い…かな」
蔓「大丈夫?なんならうちの事務所寄って休んでく?」
深「…それだけじゃ済まないでしょ、蔓実さんは」
蔓「ばれた?」
深「だって、蔓実さんって思ってることがすぐに顔に出ますから」
蔓「そっかなあ?」
深「もう忘れてる。尾島さんの喚問のときにエッ?てなったじゃないですか」
蔓「あーそんなこともあったねえ。でも、そんなんどうでもいいじゃん」
…ちゅー。
深「もうっ…ずるいですよ」
284:風と木の名無しさん
08/11/05 20:40:31 UaT0S8BtO
点呼とりま~す
壱 ノシ
285:風と木の名無しさん
08/11/07 21:33:23 DOPRZQAz0
URLリンク(blog.livedoor.jp)
姦悶時のニヨニヨ蔓実先生の画像があります
かわいい(*´д`)
286:風と木の名無しさん
08/11/08 03:24:12 qAmgfglQ0
>>285
遅ればせながら私も…
弐 ノシ
287:風と木の名無しさん
08/11/08 06:32:01 uO/IDTzF0
体震関係なくて恐縮ですが…
夜須田先生動画
1 URLリンク(jp.youtube.com)
2 URLリンク(jp.youtube.com)
3 URLリンク(jp.youtube.com)
耶麻下先生動画
URLリンク(jp.youtube.com)
288:荒縄・続き1/2
08/11/11 01:20:57 4yWRJt6f0
ノシ 点呼
吸いつかれた唇を強引に割られ、末井は身じろいでいた。
腫れ上がった目は充分に開けることが出来ず、視界はゼロに等しい。
身体中の痛みと鉛のような重さは、未だ末井の動きを鈍いものにしていた。
夜須田はそれすらも愛おしむように、ゆっくりと末井の唇を舐め回す。
鉄臭い苦みが口中に広がる。まだ出血が止まらないのか。
熱を持ち腫れた唇を執拗に舐め取る夜須田。
顔を顰め、身体を引き離そうとする末井だったが、それ以上動くことが出来ない。
粘膜部の腫れを生温かい舌で刺激し続けられ、その痛みを心地よいと感じてしまっている。
時に激しく口中を荒らされ、また穏やかに舐め取られ、歯列をなぞられて甘やかに呻く。
突然、夜須田の指が末井の乳首を摘み上げた。
そのままきつく捩じられ、末井の口から悲鳴が漏れる。
夜須田からこのような…手荒い扱いを受けたことは今まで一度もなかった。
一体、どうして。素直な疑問を抱いた末井の耳に、掠れた夜須田の声が響く。
「…俺が、やればいいんやろ。俺がお前を痛い目に合わしたる、せやから…もう何処へも行くな」
違う。違う。そうじゃない。自分はそんなことは求めていない。違うんだ。
そう叫びたいのに言葉が出ない。
代わりに末井の目からは涙がこぼれ落ち、首は激しく左右に振られ、身体は夜須田の腕をすり抜けた。
どすん、と床の上に落ちる末井。
289:荒縄・続き2/2
08/11/11 01:21:29 4yWRJt6f0
最初は演技かと思った。
だが何時まで経っても呼吸をしない、胸の動きのない末井に、夜須田は焦って掴みかかる。
「おい、冗談やろ?末井、おい、返事しろ、答えろって!」
グラグラと揺れる末井の顔は透き通るように蒼ざめていく。
やがて、喉の奥でこふ、と音がした。
それと同時に思うさま息を吸い込み、むせ始める末井を、夜須田は疲れた顔で見つめていた。
「お前、いい加減にせえよ。もういい年なんやから…頼むからも少し落ち着け」
「…ごめんなさい」
むせ続ける口を押さえて漸く言葉を発した末井を見て、夜須田は小さく頷いた。
そしていきなり、その頬を殴りつけた。
何が起こったのか分からず、しばらく呆然として座り込んでいる末井。
やがて、夜須田が自分の肩に腕を回して泣いているらしいのが分かった。
「阿呆ぅ…何時までも何時までも、心配ばかりさせやがって!」
腫れて塞がった両目を何とか開こうとしたが、無理だった。
末井は「夜須田さんが泣くとこを見れないなんて、勿体ない」とぼそっと呟き、
今度は頭を軽く叩かれた。
阿呆、と再び囁かれながら。
以上です。
290:風と木の名無しさん
08/11/13 18:03:22 /bI74x3z0
一旦age
もう名前が出てるだけで萌えます(*´д`)
URLリンク(taikichido.livedoor.biz)
>末井氏の襟足が微妙に長かったのと、危うい感じの振る舞いが心に残っている。
蔓実先生
URLリンク(www.doctor-agent.com)
291:荒縄
08/11/16 00:59:27 6piK3T/D0
「あー気持ち良かった。たまにはこういう所もいいですね」
もう夜中だというのにそれなりに人の集まっている健康ランドの浴室から、
僕らは上機嫌で引き上げてきた。
手拭いを頭に載せて歩く蔓実さんも、いい感じに出来上がっているようだった。
「温まるねえ。また誘ってよ、深夜くん」
「ええ、いいですよ」
僕らは浴衣にサンダル履きのまま、ロビーで仕事の話や日常のくだらない話なんかして
盛り上がっていた。
そのうち、蔓実さんが部屋の薄暗い一角を指さして言った。
「あ、マッサージ椅子空いてるじゃん。座ろうか」
「おっさんですねー。でも空いてるし…座ってみますか」
ロビーの片隅に置かれたマッサージ椅子。
座ってみると、割と新しい型のようで、手足までギュッと締め付けてきて気持ちいい。
首から腰から機械がぐりぐりと刺激してくれて、凝りが解れる感じだ。
はー、と溜め息をつきながらマッサージを受けていると、ついうとうととしてしまっていた。
…数分間ほど寝てたのかな、僕は。
両膝を掴まれ、その間をゆっくりと拡げられる感触に僕は目覚めた。
見ると、僕の前には蔓実さんが立っていて、僕の浴衣の裾を割って自分の片膝を突き入れてきた。
にやりと笑って、低い声で囁く。
「深夜くん…もうちょっと付き合ってもらうよ?」
続くかな。
292:風と木の名無しさん
08/11/16 01:47:07 ubDpFodrO
>>292
続いてください
おながいします(*´Д`)ハァハァ
293:荒縄・ヤスマツ1/2
08/11/18 01:46:59 Oux3/IEC0
俺がお前の中に己をぶちまけてしまうと同時に、お前はせつない声を上げて俺の背に爪を立てた。
びく、びくと脈打つ局所の反応に快感を覚え、それとともに『やってしまった』との思いにまたも苛まれる。
これはお前が望んだことか。俺の欲望の所以か。
どうしてもやらなければならなかったことなのか。
こんな自問をする位ならば、最初から交わらなければ良いだけのことだ、
何故いつも同じ問いを繰り返すのだ。
俺達が男同士だからこだわるのか。
この行為そのものに罪悪感を感じるのか。
それを言うならそもそも、それぞれが家族を設けているじゃないか。
それなのに俺は、こいつと…。
「あ…っ、はぁ…夜須田さん…」
うっすらと汗を刷いた背中をしならせ、お前は俺の名を呼び縋りついてくる。
俺の思いを知りもしないで、拾われた犬ころみたいに俺を一心に見つめて。
「おい…なあ、末井」
俺の口が勝手に開く。
「お前、俺のことどう思ってるんや?」
お前はきょとんとして、ただ俺のことをじっと見ている。
「俺のことを何とかって言ってたけど、お前は一人になるのが嫌なだけなんやろ」
「俺やなくても良かったんやないか」
「こんなことされて、嫌やないんか。辛くないんか」
「お前は今何て思てる?ほんまに俺でええんか?」
294:荒縄・ヤスマツ2/2
08/11/18 01:47:30 Oux3/IEC0
あー。言ってしまった。途中で止められなかった。
だが以前から思っていたことだ。今でなくても、いずれは口にしていただろう。
答えを待つ俺の頬が、力なく張られた。
末井の手がそのまま俺の肩を掴み、上下に揺さぶってくる。
その目から大粒の涙がぽろりと一つこぼれた。
「どうしてそんなこと言うんですか。俺、あなたに嫌われてるんですか?」
わななく唇が慎重に言葉を選んでいる。
「俺、夜須田さんがいなかったら、どうなっちゃうかわからない…怖くて…俺、怖いよ…
俺のこと嫌わないで。嫌いにならないで」
お前のこと、泣かせてしまった。すまん。
謝りながらお前を抱くと、本格的にしゃくり上げ始めたお前の声が辺りに響いた。
「すまん、悪かった。せやけど、前から気になってたんや…
俺ばっかりがええ気持ちになってるんやないかって。お前、身体しんどないんか?」
だが、その問いに対するお前の答えは一貫していた。
自分のことを嫌わないでくれ。そればかりを繰り返し、やがて泣き崩れてしまった。
お前は、詰まる所愛されたいのか。愛、というやつが欲しいのか。
いいさ、もう迷わない。好きなだけくれてやる。
俺に出来得る限りのことをお前だけのために。
…ちょっと照れ臭いから、言わないけどな。
以上です。
295:風と木の名無しさん
08/11/18 10:11:46 8QrPIRMM0
末井かわいいよ末井
氏の姐と蔓深まむがです
URLリンク(kissho.xii.jp)
パス1951
296:荒縄
08/11/19 23:29:08 BLu619e30
>>296
玄関のドアを開けると、下駄箱の上に手紙が置かれていた。
今日の日中に届いたものらしい。
手にとって見てみると、何やら古びた紙質で、字も決して上手なものではなかった。
「……姐葉さんから」
僕は思わず声を上げてしまった。
今、家族の誰とも顔を合わせたくはない、そう思った僕は、手紙を握り締めて逃げるように自室へと閉じこもった。
忘れていた訳ではない。
散々悩んだ末に書き上げた姐葉さんへの手紙を僕が投函したのは、先月のことだった。
あれから…ひと月近く。
改めて手の中の手紙を見ると、紙が古いのではなくて、よれて染みだらけになっていることが分かった。
少し不審に思いながら封を開く。
2枚の便箋に、びっしりと書かれた文章が目に飛び込んできた。
当たり障りのない時候の挨拶、返事が遅れたことへの謝罪、刑務所の中でのことなどが、
くどくどと書きつけてある。
あろうことか便箋の裏まで使って、しかも細かい字で書かれ、おまけに文章が回りくどい。
正直読むのに疲れてしまった。
溜め息をついて初めて、自分が今まで立ったままで手紙を読んでいたことに気付いた。
そこまで切羽詰まっていたのか。
苦笑しながら椅子に座り、再び手紙を読み始めると、今度は頭の中で姐葉さんの声が聞こえるような気がした。
くどくどとしたしゃべり方が、あの人らしい。
胸が締め付けられるような、何とも言えない気分で読み進めていくと、手紙の最後はこう結ばれていた。
待ってます。姐葉
ああ、そうか。この便箋の汚い染みの数々は、涙の跡だったのか。
そう思ったら、僕の視界が俄かに曇って来て文字が読めなくなった。
以上です。
297:風と木の名無しさん
08/11/20 17:33:51 x3+YHerv0
尾島の控訴審初公判を終え、弁護団は久々に飲食を交えた会合を開こうとしていた。
様々な裁判を抱えているので6人全員が集まるのはなかなか難しい。
その日は永田町に近い料理屋の一室で集まることになった。
「夜須田さん、遅いね」
待ち切れずに蔓実が呟いた。
「さっき報道陣に囲まれてましたからね。でも、そろそろ来るんじゃないですか」と、深夜が続ける。
「…ああ、でも末井さんは来れないかも知れませんね」
そう言い終えかけようとしたとき、夜須田が末井を従えてやってきた。
「すまんすまん」
「主任、遅いですよ~」
そうして宴は始まった。
298:風と木の名無しさん
08/11/20 17:34:21 x3+YHerv0
皆、まだ仕事が残っているということもあり会は3時間ほどで切り上げられた。
各々が事務所に戻るというので店の前での解散となる。
夜須田は大通りに出るとタクシーを止め、末井と共に消えていった。
蔓実と深夜は事務所が同じ駅の近くということもあり、一緒に行くという。
残された耶麻下と麻雛。
「じゃあ、僕もこれで…」
耶麻下が去ろうとする。
その腕をグイ、と麻雛が掴んだ。
「そんなに忙しいんですか?」
「えっ?」
小柄な麻雛が上目遣いで睨んでくる。
更に腕を引き寄せ、今度は俯いて小声で言う。
「…久しぶりに、その…」
声が段々と小さくなり聞き取れないが耶麻下は察していた。
そして、耳まで赤くした麻雛の頭をぽんぽんと叩いて軽く抱き寄せた。
「いいですよ。じゃあ僕の事務所に行きますか。もう誰もいないでしょうし」
299:風と木の名無しさん
08/11/20 17:35:48 x3+YHerv0
誰もいない真っ暗になった耶麻下の事務所のドアが勢いよく開く。
ドアが自然に閉まるのに任せ、鍵も閉めぬまま、耶麻下と麻雛は縺れ合っていた。
熱い舌を幾度も絡み合わせながら。
「ね…耶麻下さん、耳噛んで…」
息も荒く麻雛が囁く。
「耳、責められるの好きですよね」
「うん…は、やく…」
デスクに積み上げられた書類をどけると、そこに麻雛を横たえて覆い被さる。
望み通りに耳を軽く何度も噛むと、猫のような悲鳴を麻雛は小さくあげた。
「はぁっ…ぁ…」
細い頚を仰け反らせ、それだけで達しそうになるのを堪えているようだった。
「…舐めさせて」
麻雛は耶麻下のジッパーを下ろすと、それを口に含んだ。
舌を執拗に絡みつかせて扱く。
耶麻下は癖のある麻雛の髪を何度も撫でる。
「麻雛さんも自分の触っていいですよ」
そう言われ、麻雛は自身を手に取った。
「そこ、手えついて。そう、後ろ向いて」
麻雛の腰を抱え、秘部に自身を宛がう。
「んッ…」
軽く唇を噛みながら、耶麻下を迎え入れてゆく。
すべてを飲み込んでしまうと、やっと溜めていた息を吐き出した。
内部を抉る様に出し入れされる。
「ああっ…はッ…もっと、して」
「あっ、麻雛さ…ん!」
後ろから抱かかえる様にして動き続けるうちに麻雛が先に達した。
300:風と木の名無しさん
08/11/20 17:39:10 x3+YHerv0
「麻雛さん、腹減ったなあ…」
行為を一通り終えた後、麻雛に膝枕されながら耶麻下が言った。
「まだ、あれやってるんでしょ?」
「あれって?」
「イタリア料理ですよ」
「ああ…でも最近は忙しいからなかなかできなくて」
「そっか。でも、美味かったなあ。ほら、いつだったかの弁護団会議で作ってくれたでしょ。蔓実さんと末井さんでおかわりしまくってさ」
「そうそう、ほとんど二人で食べちゃって。作った僕の分がなくなって」
二人とも、笑ったのは久しぶりだった。
職場でも家庭でも、この頃は笑顔を失っていた。
「今度、僕の家に遊びに来て作ってくださいよ。ウチのカミさん、料理へただし」
「そんな事言っていいんですか?…でも、いいですよ」
「あ、メニューにひとつ注文があるんですけど」
「なんですか?」
「…裸エプロンで作ること」
麻雛の一撃が耶麻下を襲った。
おしまい
301:荒縄・続き1/2
08/11/21 01:24:21 RYDrDSKm0
>>292
その満面の笑みを見て、僕は顔を引き攣らせて身構えていた。
…何ですか。そんなとこで、そんなに嬉しそうに笑って。お、おかしいですよ。
立ち上がろうと思えば出来たはずだ。
僕は別に拘束されている訳ではないし、蔓実さんに抑えられている訳でもない。
だけど…僕の膝を割ったままピタリと動かない蔓実さんの足を、まるで岩のように感じてしまう。
何故かそのまま動けないでいる僕は、ブー…ン、と背後で動き続ける機械の振動に今更ながら気付いた。
腰の辺りをぐりぐりと押し、歯車のような物が振動しながら背骨に沿って上下を繰り返す。
その振動がある物を連想させて…僕は息を呑んでしまった。
この前、あなたに使われた…バイブ…どうしてあんな物、思い出したんだ。
僕の身体の芯がじゅっ、と熱くなる。
こんな、他の人も普通に利用する健康ランドの、ロビーに座っている時にそんな、いやらしいこと…
僕の呼吸はいつの間にか速く、せわしなくなってて、
身体の中心に上り詰めていこうとする熱から気を逸らそうと必死になっていた。
この椅子から立ち上がりさえすれば、こんなことから逃れられるのに。
簡単なことだ、蔓実さんの足を掴んで身体を起こせばいいんだ。
なのに。
あなたの目はにっこりと笑っているのに、実は笑ってなんかいないんだ。
僕が何考えてるのか分かってて、それを嬉しそうに眺めてるんだ。
「…またいやらしいこと考えてるの?深夜くん」
違う、そうじゃない、あなたが…そんなとこに、いるから。僕の膝を押さえたままで、そんな…とこに。
302:荒縄・続き2/2
08/11/21 01:24:52 RYDrDSKm0
風呂上がりのあなたの熱い手が、僕の胸元をそっと撫でる。
僕の膝の間の足が、ぐりっと動く。
そんな他愛もない動きが、僕の身体をぶるりと震わせ、目を熱く潤ませる。
僕のモノは既に勃ち上がってて、何処かに捌け口を探してる。
でも、こんな公共の場所で。いくらなんでもこんな所で。駄目だ。
止めて下さい、蔓実さん、僕は弱弱しく抗議の言葉を口にする。
そして椅子の腕置きに必死でしがみ付いて、身体の熱を鎮めようとした。
「…ここまで来て…止めていいんだ?」
あなたはつまらなさそうに言って、そして再びニヤッと笑った。
「じゃあ、後ろだけでイきなよ」
マッサージ椅子のコントロールパネルを開いたかと思うと、あなたは素早くそれを操作した。
え…・?一体、何を…戸惑う僕を、強いバイブレーションが襲った。
腰を中心とした揉み解しの動き。
強弱をつけた機械の振動が間断なく僕を訪れ、僕はそれから意識を外そうとしたが、
もう間に合わなかった。
最後に優しくあなたにモノを触れられ、それだけで僕は吐精してしまった。
身体が激しく震えてしまい、声を堪えるのが精一杯だった。
涙目になってあなたを睨むと、あなたは普段の顔で、ひょいと口の端を持ち上げた。
「深夜くん、まさかこれで終わりだなんて思ってないよね?」
もうちょっと。
303:荒縄・オジアサ1/3
08/11/24 00:21:53 TWQvMA1q0
「なあ、今日この後暇か?」
僕と尾島さんの情交が始まったのは、こんなふた昔ほども前のナンパ言葉がきっかけだった。
他の弁護団仲間が僕の周囲から離れた、その一瞬の隙に、尾島さんは僕の耳元でそう囁いた。
僕はそれを聞いてどう思ったんだったろう。
結果的には尾島さんに同意を示したのだから、悪くはない印象を持ったんだと思う。
尾島さんが僕を誘った目的、尾島さんが僕にするだろう行為について、その時から察しはついていた。
それでも、僕は首を縦に振った。
実は…その時に何を考えてたか、あまり記憶にないんだ。
疲れてたのかぼーっとしてたのか、兎に角頭の中が真っ白な感じだった。
尾島さんが、そんな状態の僕を見抜いて声をかけてきたのかもしれない。
気付かなかったけど、僕自身に元々そういう素質があったのかも。
だから僕は、割とすんなりと、コトに及んでいたんだ。
尾島さんは、意外なほど優しかった。
僕がこういうことに不慣れだと見ると、ゆっくりと僕の後ろを解してくれて、
軽口を叩いて雰囲気を和らげたりしてくれた。
むしろ、僕を尾島さん好のみに仕立てていくことに楽しみを感じていたんじゃないかとも思う。
初めての交わりで、それでも後ろから血を流してしまった僕に、
尾島さんは「済まねぇ」と言って薬を塗り、そしてただ抱いていてくれた。
正直、痛みしか感じられなかった僕は、声をこらえながら涙を流していた。
でも別れ際に僕の口から出た言葉は、「また会って下さい」だった。
尾島さんはニヤッと笑って頷いてくれた。
304:荒縄・オジアサ2/3
08/11/24 00:22:45 TWQvMA1q0
それから、月に一度くらいの間隔で僕らは関係を続けていた。
会って、抱き合い、交り合って、別れる。
特にお互いから何か話すわけでもなく、淡々と続けられる関係。
僕はそれに居心地の良さを感じていた。
そういう状態に身を置くことを、自ら望んでいたのかもしれない。
僕には、尾島さんもそれを楽しんでるように見えたんだ。
ところがある月より、尾島さんからの連絡がばったりと途絶えてしまった。
公判の予定がなかったこともあり、僕は尾島さんとの接触手段を断たれた格好になった。
何かしでかしてしまったような記憶もなく、何故尾島さんが連絡をくれなくなったのか
僕にはさっぱりわからなかった。
どうして、何故。
誰にも言えない問いが、僕の中に澱のように溜まって行く。
尾島さんとの行為を思い出してしまい、身体の芯が熱くなってしまうこともあった。
僕だけではどうしようもない思いを、「所詮男同士の関係じゃないか」
「結局元の状態に戻っただけだ」と無理やりに抑え込もうとしてもみた。
でも、駄目だった。
一人になると、ふとした拍子に尾島さんと…したくなって堪らなくなるのだ。
こんなことじゃいけない、これでは前に進めない。兎に角尾島さんの話が聞きたい。
僕は意を決して、尾島さんの家に電話をかけた。
305:荒縄・オジアサ3/3
08/11/24 00:23:28 TWQvMA1q0
「……はい?」
以前と変わらぬあなたの声。僕は、努めて冷静に話をしようと、一旦深呼吸をする。
「最近、連絡くれないんですね。忙しいんですか」
「あ、ああ、その話ね。ちょっと野暮用が増えてきてさ。悪ぃんだけど、しばらく会えないよ、先生」
それから数言話して電話は切れた。
僕は何となく、もう尾島さんとは終わったんだな、と思った。
いいじゃないか。別に色恋のために会ってた訳じゃないし。
いい年のおっさん同士が、今更連綿と愛の言葉を交わす訳でもなし。
溜め息をついて椅子の背もたれに身を預けると、背広のポケットの中身がカサつくのに気付いた。
見るまでもない。あなたが使ってたマッチの切れ端。
あなたと最後に会った時に、僕がホテルのテーブルから持ち帰ったもの。
「………っ……」
僕の胸の奥から何か熱い塊がこみ上げて来て、弾けた。
今まで気付かなかったけど、僕はあなたのことを愛してたんだ。
あなたのこと、ずっと。
どうしてこんな大事なことに、もっと早く気付かなかったんだろう。
僕はマッチを握り締めて泣いた。
こんなに濡らして、もうこのマッチは使えないじゃないか、そう思いながら僕は手の中のマッチを握りつぶした。
焦げ臭いにおいがぷん、と鼻をついた。
以上です。
306:風と木の名無しさん
08/11/24 11:15:56 IEY/GawLO
オジアサ、めちゃめちゃ切ないですね
泣けます
307:荒縄・アサピー続き1/3
08/11/26 00:28:34 wFlFpkQz0
目の前がぐらんぐらんと揺れる。
自分の身体が、耳の先まで熱くなってるのが分かる。
その場にいる人間が心配そうに僕の方を眺めてる。
分かってるよ、自分が飲み過ぎてることぐらい。
けどそれがどうした。何だって言うんだ。
「麻雛くん、大丈夫か?僕送ってくよ」
ごつい手が僕の肩を掴んでくる。蔓実さんの手だろう、多分。
僕は何もかも面倒臭くなってて、それを振り払って外の空気を吸いに行った。
頭が重くて上に上げられず、俯いたまま手探りで壁を伝い歩く。
飲み屋の玄関から2、3歩路地へ踏み出した所で、僕は気分が悪くなり、吐き戻してしまった。
馬鹿だ。
最低だ。何やってんだ一体。
鼻の奥からつんとする苦酸っぱさと、喉の焼けるような痛みを感じる。
再度胃の中が裏返るほど吐き出してしまうと、少しは落ち着いたような気がした。
「……もういい?うがいでもしなよ」
鼻先に突き出されたペットボトルが見え、僕は思わず顔を上げた。
「大丈夫だよ、皆には『僕が送ってく』って言っといたから。払いも済ませたし」
そこには、蔓実さんがそう言いながら笑っていた。
僕は、モグモグと言い訳のようなことを口にしていたと思う。
でもその後のことは覚えてないんだ。
蔓実さんの差し出す手を遮り歩き出そうとして、そのまま前のめりに転んでしまったから。
要するに失神ってやつ。本当に最低だ、僕は。
308:荒縄・アサピー続き2/3
08/11/26 00:29:27 wFlFpkQz0
身体がぐらっとして前に投げ出されそうな衝撃。
え?これって車にでも乗ってるの、今?
「はい、着いたよ麻雛くん。降りた降りた」
肩を掴まれて引っ張り下ろされたけど、僕の足元はふわふわとして、雲の上を歩いてるみたいだった。
よろめきながら、妙に馬鹿でかい声でしゃべってしまう。
「あー、もう大丈夫ですからー。だーいじょうぶですよー」
後で思い返すと、今すごく恥ずかしいこと言ってるんだろうな。
でもその時は自分のやってることなんて止められない。
「タクシーだったんですかー、お金…払いますからー、僕。自分の分ー」
あー、呂律回ってないし。全然周り見えてないし。
蔓実さんが一人でてきぱきと動いてるのが何となく感じられるんだけど、
僕は、ただもうぼんやりとしてて、あちこち引っ張り回されるのが心地よくなってしまっていた。
「事務所の鍵はどこ?財布?…ポケットか?」
「えー、鍵ー、あーそう鍵はー、ここー」
僕自身は素早くポケットを探っているつもりだったんだけど、
蔓実さんにしたら僕の動きはとんでもなく遅かったようだ。
僕の手を中から引っ張り出して、さっさと鍵を取り出すと事務所のドアを開けてしまった。
「じゃあこれで」
「えー…行っちゃうんですかー、ちょっとま…」
踵を返そうとする蔓実さんを、僕は背広の袖を掴んで引き留めた。
…どうも、中途半端に振り返った所を引っ張ってしまったのが悪かったんだな。多分。
気がついたら、僕ら二人は絡み合って床の上に寝転んでいた。
「ったぁ…重いよ、麻雛くん。もう勘弁してよ…」
蔓実さんは、僕に引き倒されたのに、僕のこと怒るでもなく苦笑いしてた。
309:荒縄・アサピー続き3/3
08/11/26 00:30:05 wFlFpkQz0
何でですか。
何であなたは、僕のこと怒らないんですか。
何でそんなにいい人なんですか。
おかしいでしょう、僕はこんなに酔っぱらいで、礼儀知らずなのに。
絶対おかしいよ、こんなの。
「蔓実さん、僕を抱いて下さい」
あなたもおかしいけど、僕もどうかしてる。
「今夜だけでいいですから。僕のこと、抱いて下さい」
何でこんなこと言ってるんだ。何で。
あなたは、目を丸くして僕のこと見てる。
僕の今夜の無礼ぶりは、今ここに極まろうとしている。
「蔓実さんは、男もイけるんでしょう。だったら僕のこと、好きにしてもらっていいですから」
最低を通り越して、最悪だ。
胸の奥が焼けるように痛むのは、僕がさっき吐き戻してしまったから、だけじゃない。
「…僕、尾島さんのこと、好きだったんですよ。それなのに、尾島さんは、僕…のこと…
ねえ、何とか言って下さいよ。哀れでしょ。情けないヤツでしょ、僕。
振られたからって、人に八つ当たりして。僕は、好きだったのに、尾島さん、なのに」
そこまで言った時、涙でぼやけてて前が見えてなかった僕の口は、いきなり生暖かいものに塞がれた。
蔓実さんの唇。
かなり、長い時間、僕の口は蔓実さんに吸われ続けてた。
暫くしてようやっと僕を解放してくれた蔓実さんは、低く押し殺したような声で言った。
「僕には選ぶ権利なし、なの?まあいいけどさ。君の方こそ、僕なんかに頼んで良かったのか?
…後悔しないんだね?」
その言葉に、危険な匂いを感じ取ってしまった僕が顔を引き攣らせると、
あなたはそのまま僕の身体を事務所の中へと引きずって行った。
重い鉄製のドアが、ばたん、と閉じた。
以上です。
310:風と木の名無しさん
08/11/26 18:35:49 P1GpGC5q0
荒縄さん、毎日GJです。
東京の蒲田でオジーが誰かと回転寿司を食ってたとの目撃情報あり。
誰だ…(*´Д`)ハアハア
逮捕前も寿司が悔いたいとか言ってたし、本当に好きなんですね。
311:風と木の名無しさん
08/11/28 20:35:55 ApUAvjBV0
オジトゴ、蔓オジイラストです
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312:荒縄・アサピー続き
08/11/29 23:29:57 grGpTheK0
暗い部屋の中で、僕は膝を抱えてうずくまってた。
夜半過ぎの事務所の中。
周りには誰もいない、僕一人きりだ。
……馬鹿なことやらかした後って、どうにも自分が恥ずかしくて仕方ない。
時を元に戻せればいいのに、と思う。
僕はどうしようもない恥知らずで、無礼者で、それに淫売だ。
男相手に振られたからって、別の男に愚痴って、その上…
蔓実さんに何度もイかされて。
その時自分の上げた声を思い出してしまい、僕は膝に顔を擦り付けた。
恥ずかしい。死にたくなる。
尾島さんが好きって言ったその口で、「抱いてくれ」なんて。
僕はどれだけ傲慢な人間なんだ。
好きでもない男の相手をさせられた蔓実さんの気持ち、どんなだったんだろう。
こんなことしても、僕と尾島さんの関係が変わるわけでもないのに。
そう、何も変わらないんだ。
僕がどうにもならない馬鹿だってことを、改めて蔓実さんに知らしめただけだ。
蔓実さんは、最後に僕にこう言ってから部屋を出ていった。
「君が忘れたいって言うんなら、また相手してあげるよ。そうならないのが一番いいんだろうけど。
…だから、もう泣くなよ」
ごめんなさい、蔓実さん。
僕は忘れたくないんです。未練たらしいヤツなんです。
あなたのことも、忘れたくない。
それに、今も涙が止まらないんです。
白み始めた部屋の中が、まるで見えてこないくらいに。
以上です。
313:風と木の名無しさん
08/12/03 19:44:48 wJmALv+90
昨日の某裁判での蔓実先生
URLリンク(p.pita.st)
パス1951
なんかもっさりしていて可愛かったです
314:荒縄・アサピー続き1/3
08/12/04 00:52:38 3p1Y0ICA0
あれから僕は、午前中は休みを取ってサウナで汗を流し、仮眠室で死んだように眠った。
疲れは全然とれなかった。
端から疲れをとろうとは思ってなかったけど。
ただ、腫れ上がった目の周りを何とかしないと仕事にならなかったし、それに同僚の前で居心地悪いし。
午後からは何とか職場に戻り、僕は溜まっていた事務仕事をこなしていた。
依頼者との面談予定が入ってなくて幸いだった。
こんな酷い顔、見せられないよ。誰にも。
今日はこの仕事を片付けるまで机の前を動かないぞ。僕はそう思っていたんだ。
夕方、というより夕飯時に近くなってきた頃。
事務所の玄関の方から来客の気配がして、それが僕の部屋へと近づいてきた。
「…麻雛さん?今ちょっといいですか?」
「あ、いたいた。ねー、飯食いに行こうよー」
末井さんに深夜くん、何で今頃こんな所に…。
二人に左右から急かされるように席を立たされ、僕は同僚の目を気にしながら事務所を後にしていた。
315:荒縄・アサピー続き2/3
08/12/04 00:53:44 3p1Y0ICA0
「この界隈ってあまり来たことなかったんですけど、割と美味しいですね」
「深夜くん、塩とってくれる?…うん、まあまあいけるね」
二人は、あれだけの勢いで僕を連れ出したくせに、
飯をパクつきながら当たり障りのない話題に終始している。
もういいじゃないか。言いたいことがあるんなら言えばいい。
回りくどい態度にはうんざりだ。
「……じゃあ言いますよ。昨日何があったんですか、麻雛さん?おかしいですよ、あんなに悪酔いして」
別に、何もないよ。ちょっと飲み過ぎただけだよ。
「それにしても変ですよ。今まであんなに飲んだ事ってなかったじゃないですか」
なんでもないって、本当に。話って、それだけ?
「…麻雛くん、誰かに振られたんだろ」
…え。ぼそっと言った末井さんの一言に、僕の手が止まってしまった。
図星だな、と笑う末井さんの目が、じっと僕を見てる。
「振られてヤケになって飲んじゃったんだ、そうだろ?」
末井さんはいつものようにニコニコ笑ってて、ただ目つきだけは法廷で争ってる時みたいに鋭いんだ。
僕はその目から視線を外すことが出来ないでいた。
深夜くんは、息を呑んで僕らの方を見てた。手から箸を落としたのにも気づかず、じっと身体を固まらせたままで。
316:荒縄・アサピー続き3/3
08/12/04 00:54:42 3p1Y0ICA0
「で?昨夜は蔓実さんとそのまま寝ちゃった、と。図星?」
末井さんは心底うれしそうに話し、その言葉に何故か深夜くんがびくっと身体を震わせていた。
「蔓実さん、優しいからな。君のことも放って置けなかったんだろ」
あ…もう止めて。言わないで下さい。昨日のこと、まざまざと思い出してしまう。
太い指が僕に触れて、そして…蔓実さん、僕はもうあなたと。
普通のレストランの中で泣き出す訳にはいかない、僕は必死になって涙を堪えようとしてた。
でも駄目だった。僕は手で口を覆って、泣き声を抑えるしかなかった。
「いいじゃん、泣いちゃえよ。誰に振られたか知らないけどさ、他に相手してくれる人がいるんならそれでいいだろ」
良くないです!僕にとって尾島さんは……あ…。
「……尾島さんと、だったんですか」
深夜くんのか細い声が、僕の耳に突き刺さった。末井さんはふうん、と頷いている。
こんな簡単な誘導に引っ掛かるなんて、弁護士失格だ。自分がこんなにも無防備な人間だったなんて。
ショックで立ち直れそうもない。
「それで、麻雛さんはこれからどうするつもりなんですか?」
わからないよ。こっちが聞きたいよ、どうすればいいのかなんて。
椅子に座ったまま項垂れていた僕の肩を、末井さんはバシッと叩いた。
「ならさ、もう一度尾島さんに会いなよ。僕が話つけてくるから。二人で話せばいいじゃん」
えー!それって…
でもそう言えば、末井さんていつも尾島さんの迎えに行ってたり、割と窓口的な役割こなしてたんだよな。
急に席を立ってしまった深夜くんのことが多少気にはなったけど、
僕は末井さんに、尾島さんと会う約束を取り付けてもらうことにしたんだ。
あと一回。
317:風と木の名無しさん
08/12/04 01:45:27 ZLHfW4o6O
wktkwktk(*゚∀゚)=3
318:風と木の名無しさん
08/12/04 14:19:29 KDSVgTim0
夜須田先生誕生日オメ!!
末井先生と末永くお幸せにw
319:荒縄・最後1/3
08/12/09 01:07:03 Vn37VMWg0
「…来たな。入れよ」
躊躇いがちに開けたホテルのドアの向こうで、尾島さんは不機嫌そうに喚いた。
僕の動きは、それを聞いただけでギクシャクしてしまう。
室内の椅子に座った方がいいのか、立っていた方がいいのか。
僕がおろおろと尾島さんの方を見ると、あなたは間髪入れず一気にまくし立ててきた。
「あのなあ、俺は『しばらく会えねえ』って言っただけだぜ。何も金輪際会えねえなんて言った覚えはねぇし。
何で俺の方が悪いみたいな話になってるんだよ、いつの間にか…」
ち、違います。末井さんがどう言ったかは知らないけど、僕は…え?じゃあ、尾島さんて、僕のこと。
「またこんな風にぐだぐだ言いやがるんなら考え直すけどな。今回は勘弁してやるよ。
ちょっと暇になったから、また会ってやってもいいぜ」
腕を組んで斜に構えながら、尾島さんはニヤッと笑ってくれた。
本当なんですか。本当に…うれしいです。
こんな簡単に尾島さんに会って話が出来たなんて、末井さんに感謝しなきゃ。
僕は、一人で騒いじゃって尾島さんにも迷惑かけたって、素直に誤った。
「ならさあ、どうすりゃいいか判るよなぁ。…なぁ先生?」
そう言うと、尾島さんはベッドに寝転がって、うーんと伸びをした。
そして試すように僕を見やると、そのまま目を閉じてしまう。
僕の身体の芯は既に熱くなってて、あなたに触れたくて仕方がなかった。
手早く服を脱ぎ捨てると、僕はあなたの前を開き、それを口に含んだ。
懐かしい もの。欲しかった もの。とてつもなく愛しい もの。
以前なら躊躇して出来なかったことも、今ならやれる。
僕はそれに口付け、丁寧に舐め回し、硬く育った後も扱き上げ続けた。
「ん…っ、いいぜ。尻こっちに向けな」
あなたの言葉が僕をあなたの上に跨らせる。
あなたの指が僕の後ろを捉え、入口を解していく。
あなたの熱い指が僕の中を激しく出入りする。
「ここで、蔓実先生を飲み込みやがったのかよ」
動きを止めずに低く囁くあなたの声が、僕をさっと青ざめさせた。
320:荒縄・最後2/3
08/12/09 01:07:46 Vn37VMWg0
え…っ?どうしてそれを。末井さん、そんなこと、まで、…。
「おっ、中がきゅっと締まったぜ。言われて反応するタイプか?」
あなたがにやつきながら言う言葉が、僕を狂わせる。
恥ずかしくて堪らないのに、あなたを咥えながら喘ぎ、腰を振り、背をくねらせてしまう。
「どうだ、蔓実先生は良かったか?」
お願い…もう言わないで下さい。
恥ずかしい、なのに僕は…僕の身体はそう言われて喜んでた。
認めたくないけど、僕自身も。
あなたが命じるまでもなく、いつしか僕は全身を使ってあなたに奉仕していた。
途中で何度か意識が飛んだけど、もう止められなかった。
僕の口の中であなたが弾け飛ぶ頃には、流石に僕も息が上がってしまった。
それでも、あなたを残さず飲み干してはいたけど。
「…こんな淫乱、見たことねぇぜ。拾いもんだ」
嬉しそうにあなたは言って、僕の腰を抱えると自分のものの上に導いていった。
「自分で動きな」
その先端がずぶ、と僕の後ろに突き刺さる。
僕はその快感に震え、もっとそれを得ようと、更に欲深く腰を沈めた。
僕の中にあなたがいる。
僕の動きに、あなたが応えてくれる。
それだけで、何故か涙がこぼれてくる。
一心不乱に腰を上下させる僕に、あなたは笑いながらぺしぺしと尻を叩いてきた。
321:荒縄・最後3/3
08/12/09 01:08:28 Vn37VMWg0
「オーケー、上出来だよ先生。俺からご褒美をやるぜ。…先生、入って来な」
尾島さんがそう言うと、トイレのドアがすっと開いて、中から出てきたのは…ま、末井さん!
どうしてそこに!何で裸で…ちょ、ちょっと、僕の…や、やめ…咥えない、で、あぁっ!
「尾島さん、呼んでくれるの遅いよ。待ち切れなかったし。麻雛くん、もらうからね」
その目はうっすらと濡れていて、今まで僕が見てきたどの顔よりも数段色っぽかった。
僕のものをねっとりと口に含み、何度も扱いてくる。
僕は末井さんの素直な髪に指を絡ませ、その刺激に耐えようとした。
末井さんはそのまま体を返すと、僕自身を末井さんの後ろにあてがい、中へと飲み込んでいった。
もうわけがわからなかった。
後ろからは、尾島さんが猛烈に突き上げてくる。
前では末井さんが喘いでいる。そして僕を心地よく包み、締め付けてくる。
気が狂いそうだ。気持ちいいのに。気持ちいいことがこんなに…苦しいなんて。
あなたがやる きもちいい ことに おわりはない のか
も う だめだ おかしく な
以上です。
322:風と木の名無しさん
08/12/12 04:24:15 Q+1bj+5Y0
松平賢
323:風と木の名無しさん
08/12/12 09:30:13 rXUIoDLxO
これからオジ裁判の膨張しますが
誰も並んでないです…
324:荒縄・おまけ
08/12/13 23:09:11 sepMKcc90
「蔓実さん、今お一人ですか?」
僕が事務所のドアを開けて言うと、あなたはびっくりしたように目を剥いていた。
「…え、深夜くんどうしたの?うん、一人だけど…」
「中に入れて下さい」
僕の不機嫌そうな顔に気押されたのか、あなたは黙って僕を中に入れてくれた。
勝手知ったる他人の事務所、僕はずんずんと奥へ進み、面会室のソファに座り込んだ。
あなたも僕の正面に腰掛ける。
僕が俯いたままずっと黙りこくっていると、痺れを切らしたのか、やがてあなたは話しかけてきた。
「…何?どうしたんだよ」
あなたにはわからなかったでしょう、だけど。
僕の中では、今にも爆発しそうな思いが渦巻いていた。僕自身では抑えきれそうもない、何かが。
それが僕の足を動かし、目の前のあなたに飛び付かせる。
「欲しい」
あなたに反撃の隙すら与えず、僕はあなたの胸をはだけて乳首にむしゃぶりつく。
「あなたが欲しい」
息を荒げて抵抗してくるあなたを組み敷き、耳朶を噛みながら膝で前を弄る。
「今すぐに」
ジッパーを下ろすと、それは緩やかに形を現した。
片手で更に撫でまわすうちに、次第に硬く立ち上がってくる。
「蔓実さんの全てが欲しい、なのに」
体をずらして太腿を抱え上げると、あなたは全力で僕から逃れようともがいた。
だけど、次の一言であなたは身体を固まらせた。
「麻雛さんのニオイがする」
「……な、」
「否定、しないんですか」
僕は、その時泣けば良かったんだ。そうすれば、歪むあなたの顔が、頷くのを見ずに済んだのに。
どうとでもなれ。僕はそのまま、己をあなたの中に埋め込んだ。
あなたの背がしなり、反らせた喉が悲鳴を上げた。
以上です。
325:風と木の名無しさん
08/12/14 04:40:17 kBaZ+4Ec0
>>325
蔓実先生、ヤられるのもいいもんですね(*´д`)
嫉妬に駆られる深夜先生が乙女で可愛いです。
以下、オジ裁判の記録です。
検察側の証人に、富士沢の住人Tさんが立つ。
Tさん、宣誓。
※Tさんは1審で裁判所宛に手紙を提出し、読み上げられた。
真木野検事「平成17年に富士沢の○号室を購入された目的はなんですか」
T「年老いた両親が古い家に住んでいるので日当たりがよく、段差の少ないフラットな部屋という事で買いました。今の家は築28年で階段も多く、段差も多くて狭いです。
年老いた親が転びやすいので段差のないところを探していました」
Tさんの自己資金は1080万円で残り4000万円がローン。
支払い期間は20年で銀行からのローンだという。
事件が発覚したので銀行から支払いについての優遇措置を受けているという。
現在までのヒュ/ー/ザーからの配当は2回、オジー個人からは数万円程度、ほかに迷惑料として50万円を受け取っている。
検「再建した富士沢のマンションに入居するんですか」
T「はい。広さは少し狭くなりました。追加の負担金の分は金融気候のローンを組もうと思っています」
326:風と木の名無しさん
08/12/14 04:41:01 kBaZ+4Ec0
検「1審判決の内容について走っていますか」
T「知っています。検事さんから電話をもらって。
“弱い故意”というのが気になりました。故意は故意であり、弱いも強いもなく、執行猶予がつくのは不満です。
被告人には会社の責任者として瑕疵担保責任を果たして欲しいという一点です。
いまだに精神的に癒されない日々が続いています。
被告人に執行猶予がつくのは納得せず、会社の責任者である尾島さんには責任を果たして欲しいです」
深夜弁護士「富士沢の再築工事は始まっていますか?」
T「まだ壊している段階です」
深「再築に関して、参加した理由は何ですか」
T「早く日のあたるマンションに年老いた両親を暮らさせてあげたいからです。
富士沢を再建するためには我々の所有部分を、私どもで買い取りました。買い取った分は分譲に移すことも考えています」
深「富士沢は4階以上の部分が解体されましたが、費用は富士沢市ですか」
T「はい。被害者には請求されていません」
深「尾島さんがどのような犯罪をしたと思いますか」
T「事件発覚後に部屋の鍵を渡されたので…。新聞などの報道でしか知りませんが、
GS関連に関しては耐震偽装だとされていたのに引き渡されました。
瑕疵担保責任について全うして欲しい一点です。
責任はヒュ/ー/ザーとヒュ/ー/ザー/マネ/ージ/メントにあると思いますが、イー/ホー/ムズや国に責任はないと思います。理由は特にありません。
当時は国交省の責任を考えましたが、われわれ素人が話をできるのはヒュ/ー/ザーだけなので、ヒュ/ー/ザーに責任を取って欲しいです」
富士沢の部屋のうち1審でも取り上げられた13戸は管理組合で買い上げ、登記上は被害住民の持ち物となっている。
327:風と木の名無しさん
08/12/14 04:42:17 kBaZ+4Ec0
2人目の検察側証人、Aさんが出廷。
真木野検事「部屋の購入目的は何ですか」
A「結婚予定だったので新居として。あとは趣味の楽器を置くスペースができると思ったので購入しました」
その後、事件が発覚して結婚についてはしばらくなくなったものの、現在は2人で仮住まいの賃貸に入居している。
事件をきっかけに2人とも精神的に不安定になり口論になったり、ストレスから体調を崩すこともあったという。
現在、結婚に向けて話が進んでいるとのこと。
富士沢市から今の部屋の家賃の補助が出ている。
検「一審判決についてはどう思っていますか」
A「新聞などで知っています。個人的に執行猶予付きなのが納得できません。
詐欺事件の故意が大きいか小さいかにしろ、私たちの生活に与えた影響は非常に大きく、
デベロッパーは人の生命を預かる責任も大きく、民事だけでなく刑事の責任も大きいと思います。
執行猶予のない実刑判決が望ましいと思います。
再建が終わるまでの5年間、頑張って行きますが、お金の追加もあり負担が大きいです。
結婚を考えていたときに事件に遭い、恐怖感がありました。
裁判所にはよく考えた判決をお願いします。
姐葉さんは実刑ですし、イー/ホー/ムズには責任を求めるつもりはありませんが尾島被告一人に責任を求めたいです」
次回期日ではだ~みだ~の録音データの残りを再生する予定。
弁護側の証人が一人呼ばれるらしい。
次回で結審予定。
次回期日:2009年1月16日 午後13:10~
328:風と木の名無しさん
08/12/14 04:51:43 kBaZ+4Ec0
今回、オジーも弁護団もみんなダークスーツでした。
あ、末井先生だけこげ茶スーツに寝癖、水玉ネクタイでした。
オジーの後ろには夜須田先生、深夜先生、蔓実先生が並んで座り、
蔓深で体を密着させて資料を見たり、にっこりしたりとハアハアしました。
麻雛先生はたまに末井先生と見詰め合ってました。
耶麻下先生と夜須田先生は振り返って相談すること多数。
夜須田先生が話し始めると末井先生が熱い視線で見ていました。
蔓実先生の靴下が短く、スーツのすそと靴下の間の絶対領域を拝めました。
たまに靴下をあげるしぐさに萌えました。
オジーはメガネなしで元気そうでした。
閉廷後は末井先生はオジーの送迎、
夜須田先生はマスゴミに囲まれてました。
麻雛先生、笑顔カワユス。
蔓実先生と深夜先生で丸の内線に乗っていきました。
二人で昼を食べるとかそんな話をしていて悶えました。
昼食の後の予定を聞きたいぞと。
後でイラスト投下しますのでお待ちください。
329:風と木の名無しさん
08/12/14 19:21:05 kBaZ+4Ec0
イラストっす
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pass1961
330:荒縄・世界で一番いい気なラブソング
08/12/20 01:29:44 ymxIIOwB0
くしゃん、とくしゃみをする声で目が覚めた。
「…あ…、何や、松井か」
俺の部屋に敷きっぱなしの万年床の上で、俺達は身体を丸めて寝ていた。
末井が寝返りを打った拍子に布団から肩がはみ出てしまったらしい。
しょうがない奴や。
俺が末井に布団をかけ直してやると、その寝顔が途端に満足そうになった。
「…あほくさ」
まだ夜明けまで間がある。
俺はもうひと寝入りしようとして居住まいを直しながら、つい末井の顔に見入ってしまった。
無邪気な寝顔。年の割には黒々とした髪。
突然何を言い出すかわからない口。
普段から、こんな風に大人しくしていてくれたらいいんだが、な。
無理な注文だろうが。
こいつから騒々しさを取ってしまったら、腑抜けた痩せっぽちしか残らんだろう。
…何故か俺は誘われるように末井の額に口づけていた。
すると、ゆっくりと伸びを始めた末井の顔が、ニヤッと笑う。
「うれしい」
起きてたのか。まあいい。
「ちょっとつき合え」
俺が末井の上に覆い被さると、奴も俺の背中に腕を回してきた。
今は、お前と同じ時を重ねることが幸せだと思う。
月曜の早朝、いつもなら仕事始めが憂鬱に感じられる時間、
だけれど今日は、お前と二人だけでいられる時間。
愛している、柄にもなく口にしてしまい、俺は思わず頬を赤くしていた。
末井が俺を抱き締める腕に、一層力がこもった。
以上です。
331:風と木の名無しさん
08/12/20 07:49:38 SFao8VdBO
>>331
朝から萌え死んだ
332:荒縄
08/12/23 00:04:29 PgbKVBDb0
「…うわっ、びっくりした!」
蔓実が人のいる気配に振り返ってみると、そこには尾島が立っていた。
赤いジャージの上下に、あからさまに顔に貼ってあるとわかる白いつけ髭。
手にはナイロン袋をぶら下げている。
「…先生の事務所、いつも鍵掛かってねぇだろ。だから入って来ちゃったよ」
「なんなんですかこんな時間に」
尾島が無言で差し出した袋の中には、ローションとバイブが入っていた。
「ちょ、ちょっと、いきなり何を」
「ほら、クリスマスだから、さ」
「…プレゼント?」
何故か尾島は目線を逸らして頬を赤らめる。
「先生、やるから使ってくれよ」
「……今年末で忙しいんですけどねぇ」
溜め息をつきながら椅子から立ち上がる蔓実。
あまりにシュールな展開だったが、目の前に贈り物が降って湧いたのである。
頂かない手はない。
「じゃあ使ってみましょうか。そのために来たんでしょ」
尾島のつけ髭を毟り取り、ゆっくりとその唇を味わいながら、蔓実の指は尾島の後ろを責めていた。
「せ、せんせっ、それ使ってくれな…ああっ」
「ああ、そっちを使って欲しかったんですか…でも僕にはあなたそのものがプレゼント、ですがね」
二人にメリークリスマス。
333:荒縄・けいちゃんメリークリスマス1/2
08/12/24 01:29:25 qV2alhtj0
今日はやたらと風が強いなあ。
事務所の窓をガタガタと揺らす風の音を聞きながら、僕は急ぎの仕事をこなしていた。
同僚がぼちぼちと帰路につき出す時間だったが、今日はまあ仕方ない。
目処の立ちそうな所まで頑張るか。
僕は覚悟を決めて、元気の出そうなドリンク剤を飲み下した。
…あんまり、この味好きじゃないんだけど。
口中に広がる変な苦味を無視し、ちょっと身体をほぐしてから、僕は再び机に向かった。
さっきまで寒いと思っていたのに、暖房の設定が高すぎたのか、僕は少し汗をかいてしまってた。
節電しなきゃ、とヒーターの目盛りを下げ、僕は背広を脱いで椅子の背にかけたんだ。
その時…背広の内ポケットからはみ出て見えた物。
ピンク色の細い電気コード。
今、何でそんな物見つけちゃったんだろう。
そのコードの先にある物を…それを使われた場所を思い出してしまい、僕は身じろいでいた。
蔓実さんに使われたバイブ。
冷たいローションを僕の中に何度も何度も塗り込んで、蔓実さんはにっこり笑って、
『君もだいぶ開発されてきたね』ってうれしそうに…。
僕の口は、いつの間にかその時と同じように喘いでいた。
身体の芯が熱くなってる。たまらない。
目の前に蔓実さんがいるように感じる。
蔓実さんが笑いながら僕の身体を弄んでいるように感じる。
僕は自分の目を、そのピンクのバイブから外すことが出来ないでいた。
そんなことを考えている自分が嫌なのに、浅ましいと思うのに。
そんなイヤらしいものなんて見なきゃいいのに。
なのに僕の手はそれを摘み上げ、舌は音を立てて舐め回してるんだ。
自分の涎まみれのものを、自分の後ろに…
ベルト外して下着まで脱いで、僕は一体何をやってるんだ。
でも止められない。止めたくない。
334:荒縄・けいちゃんメリークリスマス2/2
08/12/24 01:29:56 qV2alhtj0
僕の後ろはすんなりとそれを飲み込んで、指はそれを奥へと進める。
はあ、と口で呼吸すると、力みがとれてスムーズに入るんだ。
あなたの声が耳元で囁く。
そうだよ、そうやって進めなよって。
それから?スイッチを入れるんだろ、バイブの。入れてごらん。
小刻みな振動が僕の内部を刺激して、僕は思わず身悶えてしまう。
机に手をついて息を吐いたり、背を反らしたりして、漏れ出そうになる声をやり過ごす。
それなのに僕は、もっと感じる場所にバイブを進めたくて指を動かそうとしてしまう。
でも長さが足りない。刺激を得たいのに得られない、そのせつなさに涙が滲んでくる。
すると目の端に、さっき飲み終えたドリンク剤のボトルが映った。
この太さなら…欲しい…僕は迷わずボトルの飲み口を後ろに突っ込んだ。
その衝撃に堪え切れず、甲高い声で叫んでしまう。
まずい。まだ、他の部屋には誰か残ってるはずだ。声を聞かれちゃうよ。
でも気持ちいい。止められない。
自分で自分を犯して、よがって、喘いでる。
浅ましい、最低だ。でも気持ちいい。
バイブはいい具合の場所に落ち着き、一心に僕を攻め立てる。
僕は前をしとどに濡らしながら、それでも足りないとボトルで自分を犯し続ける。
僕は狂ってるんだ。おかしいんだ、絶対。こんなことに夢中になるなんて。
頭が真っ白になって、意識が何度も飛んでるはずなのに、
この行為を止めようとしないなんて。
体力の限界が訪れて身体が床の上に崩れ落ちてしまうまで、僕の痴態は続いた。
助けて、誰か助けて。
小さく呟いた時、僕の視界は真っ暗な闇に閉ざされた。
以上です。
335:風と木の名無しさん
08/12/24 10:30:35 kwCjGR2z0
>>333-335
gjgj(*´Д`)ハアハア
アナニーけいちゃんモエス
今日発売の慎重にオジーが出てました
ズボンのチャック開いてるとか…ナニしてたんだよ!
あと、弁護士に怒られちゃうとか…ハアハア
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蔓深(チッスだけ)
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魔渕サンタ2008
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336:風と木の名無しさん
08/12/26 02:11:14 W3ZWNHGM0
>334-336
投下姐さん達、素敵なクリスマスプレゼントをありがとう!
身長差って萌えですね(*´д`)'`ァ'`ァ
それにしても事件関係者といい、オジ弁護団といい、
萌えの宝庫でたまらん!そしてけしからん!
337:荒縄
08/12/27 01:29:35 YHSiOrlQ0
聖なる夜にこの身を汚してしまった。
自分はいつもどうしてこうなんだろう。
ホテル街を背にして、末井はふらつく足で帰途についている。
パッと見には、忘年会で飲み過ぎた中年サラリーマンだったが、
末井の心の中は嵐のように逆巻いていた。
孤独に耐えられず、誰彼となく寝てしまう自分の性癖。
そんな自分が堪らなく嫌なくせに、その自分の身体を、心を傷つけるために再び同じことを繰り返す。
そして目覚めると…情事の余韻が末井を激しく責め立てる。
まただ、またお前はその身を汚したのか、お前には人を愛する資格なぞない、と。
(俺…なんで…こうなっちゃうんだろうな)
道端を俯いて歩きながら、溢れ出そうとする涙を堪えるうちに
末井は何かに躓いて転んでしまった。
道を歩く何人かがいぶかしげに目線を向けたが、
特に興味もなさそうに歩き過ぎて行く。
痛い。擦り剥いた手首からうっすらと血が滲み出す。
(なんで、俺、生きてるんだろう)
こんな人間の身体にも、赤い血が流れているのか。
その場に座り込んでしまった末井の肩が揺れる。
くつくつ、と忍ばせながらも漏れ出る笑い声。
嫌だ。もう嫌だ。自分なぞ…自分の存在なぞ、もう。
その時末井の胸元で携帯が鳴り、不在着信に切り替わった上で録音メモが始まった。
「…おい、末井?今出先から戻ったんや。お前、まだ都内にいるんやったら事務所に来るか?」
思わず呼吸を忘れて聞き入ってしまい、ピーっと言う音とともに溜まっていた息を吐き出す。
(なんで、俺に電話なんか掛けるんだ。俺…どうして…馬鹿なんだから、あなたは)
両手で顔を覆って立ち上がった末井は、何者かに後押しされるように足を前へ向けた。
きっとそれは、赤い服を着た太ったサンタさんなのだろう。
末井にメリークリスマス。
338:荒縄・インフルエンザ1/2
08/12/29 00:49:43 J4v7gj0s0
この年末にきて、やってしまった。
一番かかってはならない病気…インフルエンザを。
熱は上がり続けるは身体中の関節が痛むはで、蔓実は我慢し切れずに救急外来へと飛び込んでいた。
そこで処方されたタミフルの劇的な効果に、蔓実は今やっと一息ついたのだ。
本来ウィルスには効果のある薬は存在しない。
では何故タミフルがインフルエンザに効くのか?
体内でウィルスが悪さをし始めるには、ウィルスが細胞を乗っ取って増殖しなければならない。
その、ウィルスが増える時に繋ぎ役をする酵素の働きを阻害するのがタミフル、なのだ。
要するに、タミフルを24~48時間内に服薬することによって、体内に増えるウィルス量を抑えることが出来るのだ。
(症状が出てから48時間以上経過していると、身体内にウィルスが増殖し切っている、ということになる)
蔓実の場合、これに間一髪間に合ったようだ。
(…なんでもいいや、熱が下がったんだったら)
症状は大分治まっては来たものの、高い発熱で身体に被ったダメージは決して小さくはない。
マスクをしながら机に向かってはみたものの、
正直蔓実のやらなければならない仕事は簡単には片付きそうもなかった。
(ん…ちょっと休んでから…後で…)
少しだけ、のつもりで机の上に頭を預ける。
冷えた机面が気持ちいい。
うとうとと寝てしまったような、まだ起きているような、妙な感じがしたが
蔓実の記憶はそこで一時途切れた。
339:荒縄・インフルエンザ2/2
08/12/29 00:50:23 J4v7gj0s0
「…あ…深夜くん、なんで」
目を開けてみると、うっすらと目に涙を溜めた深夜が自分を見下ろしている。
何故?そもそもなんで人から見下ろされる所に自分がいるんだろう。
「風邪引いてるのに、頑張りすぎですよ、蔓実さん。心配したんですから」
…そうか。机で眠り込んでいた自分を、深夜がソファまで運んで行ったのか。
横になっていたソファから身体を起こすと、僅かに頭の芯がズキっと痛んだ。
「あ…つっ」
「痛むんですか?冷やします?」
「いや、いいよー大袈裟な」
「本当に…?」
縋るような目で自分を見る深夜に、蔓実は悪戯っぽく笑った。
「試してみる?」
「試…すって…」
深夜の手を引いて自分の胸に抱え込んだ蔓実だったが、意外にも抵抗はされなかった。
「…いいんですよ、僕、感染っても平気ですから」
「馬鹿。感染さないよ。……君は素で天然なんだねぇ」
「え?何の事ですか?」
「可愛いってことだよ」
本気で戸惑う深夜の耳に、蔓実は薄く口づけた。
ごめん、ありがとう、と囁きながら。
症状が治まってからも数日間は排菌が続きます。お気を付け下さい。
340:風と木の名無しさん
08/12/29 10:14:55 cy0cwLB+O
萌えつつも勉強になりますた
姐さんありがとう
341:風と木の名無しさん
08/12/29 20:33:12 DriWhPbZ0
巫女巫女ロイヤーw深夜先生
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342:風と木の名無しさん
08/12/31 18:22:44 H92LD6o/0
よいお年を!
URLリンク(p.pita.st)
343:荒縄・シンアサ1/3
09/01/03 02:16:31 VowcKVpb0
「…うわっ、寒いよ!今から帰るの憂鬱だな~」
深夜くんが身体を竦めて言う。
そう言えば、『今日は今年一番の寒波がどうとか』ってテレビで言ってたっけ。
「じゃあうちの事務所寄ってく?」
「そうだね、頼もっかな」
そういうことになり、僕らは肩を並べてビルの中に入って行った。
事務所の僕の狭い部屋で、僕らは飲み屋でしていた仕事の話や家庭での出来事なんかを
しゃべり合っていた。
最初は酔い覚ましに、と熱いお茶なんか飲んでたんだけど、
気がついたら、息抜き用にとっておいた缶ビールを開けてたりして。
なんか、今夜は二人とも話が尽きない雰囲気だったんだ。
いい時間になったかな、と時計を見た頃には夜半を回ってて、同僚達は皆帰った後だった。
「…あー、長居しちゃったね…楽しかったよ」
「うん、僕も…」
椅子から立ち上がった深夜くんを見て、僕も腰を浮かせかけた、その時。
「あの…変なこと言うけど、あさちゃんてさ、ヤられる方が好き?」
「え……ええっ?」
何を言われたのか分からなかった。
深夜くんは妙に色っぽい目で僕を見てて、身体を固まらせた僕の手首をじっとりと掴んだ。
そのまま机を回って僕のそばに寄ると、僕の膝の間にしゃがみ込んでベルトを外し出す。
「ま、待ってよ、一体」
「最近…してなくて、溜まってるから…欲しいんだ。駄目?」
慌てる僕に、上目遣いでそう言う深夜くん。
思い詰めたような、泣きそうな顔で言うから、僕はつい頷いてしまった。
「で、でもさ、このままじゃ嫌だよ。服が汚れちゃうから脱がして」
344:荒縄・シンアサ2/3
09/01/03 02:17:07 VowcKVpb0
…あのー、僕は自分で服を脱ぐ時間をくれって言ったつもりだったんだけど。
深夜くんはでも、僕の服を上手に次々と脱がしていく。
誰にならtt…ああ、言わないでおこう。
てきぱきと自分の服も脱いでしまった深夜くんは、にこりと笑って僕を床に押し倒した。
「…もういい?」
うーん、正直良くはないけど、でも考えたら最近僕も尾島さんにしてもらってないなあ。
たまに浮気もいいかもな。
よし、やるか!そう思ったら腹も決まった。
目の前に揺れる深夜くんのものを咥え、腰を掴んで扱き始める。
「う……んんっ」
鼻息を漏らし、深夜くんも僕のものを咥えてくる。
次第に、自分で自分のものを扱いているような錯覚に陥りそうになってくる。
そのうち、僕の後ろに深夜くんの指がずずっと押入ってきた。背筋が跳ねそうになるのを耐える。
口は休みなく動いてくるから、二重の刺激が僕を襲っている。きつい。
僕も深夜くんの後ろを狙うんだけど、膝を立てた状態だから、ちょっと届きにくい。
そうこうしていて口が疎かになると、深夜くんからダメ出しが入るし。
「真剣にやってよー、こっちも頑張ってるんだから」
「あ、はぁ、深夜くん、もう少ししゃがんでよ、高いよ…足長いんだから」
深夜くんの前後からの間断ない刺激に、何とか耐えていた僕だったけど、
何か冷たい物を後ろに押し込まれて、愕然としてしまった。
機械的な音とともにブルブルと力強く震えるモノ。バ、バイブ…?
「そ、んな、耐えられない、無理…っ」
腰の奥底からの振動と、扱かれて今にも吐き出しそうな僕の竿。
深夜くんのさらなる動きが僕に止めを刺す。
熱い舌が僕の口中を蹂躙し、吸い取り、舐め回す。
僕、自慢じゃないけど口の中、感じちゃうんだ。まずいよ。
イきそうだ…閉じた目の裏が白く弾けて、僕の中に溜まっていたものを解き放った。
目の端から涙がこぼれてしまった。
345:荒縄・シンアサ3/3
09/01/03 02:17:47 VowcKVpb0
はぁはぁと息を弾ませる僕に、深夜くんはちょっと気まずそうに話し掛けてきた。
「ごめん…しんどかった?」
僕は無言のまま頷く。深夜くんの目線を気にしながら。
「…あさちゃんさ、僕、やり過ぎちゃったかな?ごめん…」
ふーん。鼻先で答えておいて、僕はさっと深夜くんの後ろに回ると両手首をまとめて押さえ付けた。
信じられないものでも見るような深夜くんの顔。
「うん、僕も今から楽しませてもらうから。これでおあいこだよね」
以上です。
346:風と木の名無しさん
09/01/06 20:40:24 V0d8QKQtO
萌え萌えのお年玉に(*´Д`)ハァハァしっぱなしです
347:風と木の名無しさん
09/01/07 19:50:32 ZGcsL8R20
大分前に描いたオジアサです
URLリンク(kissho.xii.jp)
パス1954
巫女巫女ロイヤー末井センセと蔓実宮司w
URLリンク(p.pita.st)
348:荒縄・シンアサ続き
09/01/07 23:43:58 pTg/8+Ls0
「だ…め…っ、駄目だ、やめ…」
え、何だって?何が駄目なの?言ってごらんよ。
「…っは、ぁ、約束、が、ちが…っあ、んっ」
深夜くんは床の上に顔を擦りつけて、泣くように哀願する。
僕は縛り付けた手首の上に膝を落とし、動けないようにした深夜くんの乳首を舐め回している。
もちっとして手触りが良くて、吸いつくような白い肌。
うっすらと汗ばんだ胸の辺りを激しく上下させて、でも縛られた手足は驚くほど冷たい。
はらりと顔にかかった前髪の隙間から僕を睨んでるんだけど、時折それが苦しげに歪む。
深夜くんってこんなにきれいだったんだ。知らなかった。
そのきれいな深夜くんを足蹴にして、酷い扱いをしている僕。
信じられない。
深夜くんのきれいな顔も、これほどまでに残酷になれる僕も、どちらも。
立場が人を変えるって本当なんだ。
いや、立場…じゃなくて権力、って言った方がいいかも知れない。
何も抵抗出来ない、してこない人間を前にして、人はどこまで己の力を無視していられるだろう。
いや、自分に向かってこないんだから、純粋に自分の力を試したくなるよね。
現にもう、僕は深夜くん相手に無慈悲な扱いをしたくて仕方がなくなってる。
とりあえず、アナル開発?それともオーラル開発?ペニスそのものってのもいいかも。
いっぺんにまとめてっていうのもいいかもね。どう、覚悟出来た?
「…そんなもの…止めて下さいって!ぼく、あさちゃんにそんなことしなかったでしょ?」
いや、僕がやりたいんだからしょうがないです。
付き合ってもらうよ、今夜は。
大丈夫だから…僕が僕にして欲しいことを君にするだけなんだから、そんなに泣かないで。
頬を伝う涙を指に絡めて深夜くんの唇にそっと触れる。
僕の知らなかった僕と君の別の顔を、もっと覗いてやる。覚悟しなよ。
とりあえず。
349:風と木の名無しさん
09/01/11 21:44:39 esggzqkj0
保守ついでに蔓実先生が歌うそうです
URLリンク(p.pita.st)
350:荒縄・ヤスマツ1/3
09/01/13 00:33:38 9ilAd+QE0
宵の口あたりから降り出した雨は、今はみぞれになって屋根を叩いていた。
この冷え込み方じゃその内雪に変わりそうだ。
普段と同じ暖房の設定のはずなのに、室内はどんどん冷え込んでいくように感じられる。
キーボードを打つ指がかじかんできて、俺はヒーターの前に指をかざして温めていた。
今夜は、溜まっていた書類の打ち込みを、キリのいい所まで済ませてしまおうと思っていたんだ。
その時、玄関の方から鍵を開ける音とドアを開ける気配がした。
さっき末井の携帯に電話メモを入れといたから、もうぼちぼち着く頃か。
「おい、末井か?寒かったろ、こっちに来いよ」
そう声をかけると、だっとこちらへ駆け込んでくる…と思ったお前が中々姿を見せない。
どうしたんだ、末井じゃなかったのか。
部屋を出て入り口のドアを見てみると、誰かが壁にもたれかかってて、
それがそのままずるずると床に座り込んで…。
「末井?どうした?…ずぶ濡れやないか!」
末井は、文字通り川の中に突き落とされた人間のようにずぶ濡れになっていた。
濡れた服はずっしりと末井の身体に絡みついている。その上凍りつくように冷たい。
抱きかかえている俺の方が悲鳴を上げそうなくらい冷え切っていた。
何とかしなければ、と焦った俺がお前の身体から服を剥ぎ取るのにたっぷり10分程かかってしまった。
歯の根も合わないほどガタガタと震え、真っ蒼な顔で息を荒げているお前。
俺の方を見てるのか?…おい、寝るな!頼むから寝るな、末井!
まずい、このままじゃ肺炎になる、とても俺の手には負えない。
とりあえず俺の手持ちの服を着せて医者へ連れて行かなければ。
そこいらにあるタオルで濡れた身体を擦り、水気を拭き取る。
俺の普段着ているスウェットの上下を無理やり着せる。
それでも、お前は蒼ざめた顔のまま、人形のようにゴロンと横たわっていた。
寒さで全身を震わせていなければ、死んでいるように見えた。
死なせやしない。
俺は末井を背負うと、近所の開業医へと走った。
この時間でも、あそこなら何とかしてくれるだろう。
いや絶対何とかしてもらう。それしか頭に浮かばなかった。
351:荒縄・ヤスマツ2/3
09/01/13 00:34:30 9ilAd+QE0
「……そうだね、放っとけば肺炎になってたね。本当は内科の病院にしばらく入院した方がいいんだが…」
「……先生、」
「仕事があるって言いたいんだろ。全く、あんたら弁護士の言うことはわからんよ」
「…いや、こいつの場合は、俺が寝てろって言っても聞いてくれないんだよ」
「はは、あんただって同じようなもんだろ。今まで大事になってない方が不思議なくらいだ」
…長年付き合いのある医者だから言いたいことを言ってるが、
何時も厄介事を持ち込んでしまって、本当に済まないと思っている。
いい医者だ。
「先生、いつもありがとう」
「そう思うんだったら、今度はもっと早めに連れて来るんだな。早期発見、早期治療だぞ」
そう言って、カラカラと笑いながら処置室を出て行ってしまった。
俺は頭を下げて見送ることしか出来なかった。
今はもう悪寒の治まっている末井は、熱にうなされながらベッドに寝かされていた。
時折聞こえるうわ言は、とにかく『ごめんなさい』の一言だった。
点滴の入っている左腕は、無意識に曲げたりしないように簡単に固定されている。
俺は、末井の右手をぎゅっと握り締めていた。
阿呆、どうしてお前はいつもこうなんだ。
どうして、俺を心配させることばかりする。
大分前に言ったな、『あなたが悪い、俺のすることを何にも言わないあなたが悪い』って。
じゃあ、俺が言えば、お前はもう無茶なことはしなくなるのか?
末井…俺は、お前が傷つくのを見たくないんだ。
俺にとってお前は特別な存在なんだ。
はっきり言うか。お前が好きだ。だから。
あり得ないくらい熱い身体のお前を抱いて、俺は泣いた。
狭い処置室の中で、声を忍ばせて泣いていた。
352:荒縄・ヤスマツ3/3
09/01/13 00:35:02 9ilAd+QE0
「夜須田、さん」
ひび割れた声が聞こえて、俺は跳ね起きた。
いつの間にか眠ってしまっていたらしい。
「ごめんなさい…」
「末井、一体何があったんや」
まだ熱の下がり切っていない、浮ついた視線の末井は、その赤い目を俺に向けた。
そしてぽつりぽつりと語り出した。
自分は、一人寝の出来ない性癖であること。
昨夜も見知らぬ男と寝てしまい、自己嫌悪に陥ってしまったこと。
そのくせ俺に嫌われたくないと思い、自分を痛めつけることで自己を正当化しようと思ったこと。
それでも汚れた身体はどうしようもなく…
「俺…雨が降ってきたから、丁度いいと思って…雨に打たれてちょっとはきれいになれるかなって。
でも、駄目だった。こんなことじゃ、きれいになんかならない。
俺はもう汚いんだって、汚れてるんだって…もう駄目なんだって」
俺はそれ以上末井にしゃべらせなかった。
頭を抱きかかえて、頬で口を塞いだ。
「末井、それでもいいんや。それでも、俺はお前を愛してる。それじゃ駄目か?
愛してるだけじゃ足りんか?
俺は、お前がそばにいてくれるだけでいいんや。昔のことなんか関係ない。
これ以上、何が欲しい?」
末井の目の縁に溜まっていた涙が、どっど流れ落ちた。
既に照れ臭くなってて視線を逸らしている俺に、末井は右手でしがみついてきた。
「今度目が開いたら、もう一度同じこと言って下さい」
そしてふっと笑うと、再び眠りに落ちて行った。
阿呆、二度と言えるか。
俺は一人ごちながら、それでもお前の額に口づけるのを止められなかった。
以上です。
353:風と木の名無しさん
09/01/13 03:14:34 SCKpzifG0
>>351-353
URLリンク(p.pita.st)
354:荒縄・アサシン1/2
09/01/15 06:35:05 VxKHTmPE0
君の身体のこと、僕は大分わかるようになってきた。
君がどんな時に泣くのか、どうすれば嫌がるのか、どこを触れれば身悶えるのか。
例えば、君の亀頭に舌を付けてぬらぬらといつまでも舐め回していると、
君はもっと刺激が欲しい、と泣きながら身を捩ってくる。
刺激、か。
僕は頷いて、両の乳首に乱暴に爪を立てる。
「あああっ、痛っぁああ、やめ…!」
「えー、だって刺激が欲しいって言ったじゃん、深夜くん」
君は目の中に恐怖の色を滲ませ、僕から離れようと必死になっていざり出す。
マジな、恐怖を感じてるの、僕に?
堪らないね。ぞくぞくする。
部屋の壁に行く手を阻まれた深夜くんの頬を手で挟み、僕は優しく口づけてみた。
意外な展開に安堵したのか、君はふっと息を漏らす。
そこで僕は、君の下唇に噛みついてみたんだ。
驚いて身を引こうとする君を更に追いかけて、唇を強く吸い続ける。
血の塩っ辛い味が口の中に広がる。
いいね、この塩味も、君の怯える顔も。
痛みに泣く顔もいい。
でも、もっともっとと僕を求めてくる顔も最高だ。
僕はまた執拗に亀頭の表面をゆっくりと舐め回し続けた。
これを止めて欲しくなくて、でももっと強い刺激も欲しくて、
どうやら僕にその意思がなさそうなのも薄々感じてるんだけど、自分ではどうしようもなくて…
深夜くんは身悶えながら僕が本気になってくれるのを待っているような。
「お、願い、だから…早く…もっと早、く、イかせ…頼む…」
泣き出す一歩手前の声。精神のバランスが不安定になっている、危うい声の調子。
いいよ、思う存分に楽しんだから、そろそろ解放してあげる。
君におかしくなられても困るし、ね。
355:荒縄・アサシン2/2
09/01/15 06:35:53 VxKHTmPE0
僕が君の竿を掴んで扱き出すと、君は歓喜のあまり涙していた。
それに構わず高速で扱いていくと、次第に昂ぶって行くような喘ぎが漏れ始める。
君がもうすぐ上り詰めてしまいそうな、そんな声を上げ出した頃に僕は手を止めた。
怒りにも似た驚きの表情で僕を見る君。
その視線さえも今の僕に快感を与えてるんだ、知ってるかい、深夜くん?
僕はそのまま君の後ろに回ると、僕の怒張したものを君に突き立てた。
ここだけはあんまり慣らしてなかったね。どう、びっくりした?
それよりも、僕が強く握りしめたままの君の竿の根元の方が、君は気になってるの?
ほら、そんなこと気にしちゃいられなくなるよ。何故って、僕が後ろから君を攻め立て始めるからさ。
色々試してみようよ、出さないで後ろだけでイけるって聞いたことあるんだけど。
君は、突かれまくる快感で他のことを忘れたようにヨガっている。
案外持久力があって、僕の方が先に音を上げてしまいそうだ。
思わず君の中に放ってしまったけど、君は息を切らしながらもまだ僕を求めている。
いいよ、付き合うよ。
君の竿を再び扱き出すと、君は敏感に背をしならせる。
ゆらゆらと腰を振り、ちらっと僕を見上げる。
それが妙に色っぽいんだ。
君の中の僕は固さを取り戻してる。
ゆっくりグラインドさせるように動かすと、君はせわしなく声を荒げる。
僕は今度は本能のままに一気に己を進めた。
下手な小細工なしに、存分に君を味わってやる。僕の体力が続く限り…ね。
参った。こうなるとは予想してなかった。
朝になってからお互い顔を合わすのが恥ずかしくてしょうがない。
案外深夜くんの方がしれっとしてて、僕はどぎまぎとしたまま彼を見送った。
はー…今度会った時、君に何て言えばいいんだろう。
とんでもない宿題をもらってしまい、僕は頭を抱えてしまっていた。
以上です。
356:風と木の名無しさん
09/01/16 00:04:14 WZijBc4/O
アサシンたまらーんヽ(`Д´)ノ
今日は麻雛先生の誕生日です
48歳おめ!
ついでにオジー裁判の傍聴に逝って来ます
357:風と木の名無しさん
09/01/17 22:18:33 qKDiUtu80
昨日、オジ裁判に行きました。
レポは後日。
末井先生が風邪引いてマスクしていて、
老眼用なのか眼鏡2本持ってました。
麻雛先生と深夜先生の席が並んでて荒縄さんのSS思い出して(*´Д`)ハアハア
麻雛先生が証人に資料を私に行った時に、
オジーのところの机が邪魔になっていて
オジーはすかさず机を手前に引いて、麻雛先生に気配りを見せていました。
帰りの丸の内線車内でのリアル鶴深のやり取りに悶絶しました↓
URLリンク(p.pita.st)
てか、車内でずっといちゃいちゃしてました(*´Д`)=3 '`ァ'`ァ
たまらん…
358:風と木の名無しさん
09/01/17 22:19:17 qKDiUtu80
あ、あと次回判決です。
3月6日、午後2時からです。
執行猶予ついてくれ…
359:荒縄・オジアサ1/2
09/01/18 02:11:20 gmOojsXl0
はぁはぁ、と荒い息でベッドに突っ伏している僕の横で、尾島さんはゆっくり僕に背を向けた。
しばらくして、焦げ臭いにおいと白い煙が立ち昇る。
終わった、そう思った僕は身体を起こしてベッドから降りた。
「……シャワー浴びてきます…先に使いますか?」
「ん、いいよ、使えよ。じゃあな」
ちらっと僕を振り返った尾島さんは、煙を吹かしながら言った。
そして煙草の灰をはじき、その煙の先を考え込むように見詰めていた。
僕はそのまま浴室に向い、バタンとドアを閉じた。
コックを捻り、熱い湯を浴びる。
ぎゅっと閉じていた後ろを緩めると、生暖かい残滓が足を伝い流れ落ちる。
声が漏れ出そうになるのを我慢する。
淀みなく流れ落ち続ける熱い湯が、僕の身体に付けられた営みの跡を洗い流していく。
あなたが放ったものも、僕が流したものも、何もかも。
僕は溜め息をついて、湯の勢いを肌で感じ取る。
気持ちいい。けど、せつない。
あなたが僕の身体に刻んだものが、全て消え去るわけではないんだけど。
そうじゃないって、わかってはいるんだけど。
僕は、慌てて上を向いて薄目を開けた。
泣いてなんかない。
あなたは…尾島さんは、いつだって僕に優しい。
言葉はぶっきら棒だけど、会えない時もあったけど、今は普通に接してくれる。
僕に対して冷たかったことなんて一度もない。
だけど、あなたの視線の先には僕ではない人がいる。
わかってる。蔓実さん、だ。
僕と一緒にいる時も、僕のことを見てるようで見ていないことがある。
何か上の空で…でもすぐに僕のことからかったり弄ったりしてくるんだけど。
今も、煙草を吸いながらどこか別のことを考えてるような…
そんな時は、あなたはいつの間にか僕の前からいなくなるんだ。
さっきも、僕に『じゃあな』って言ったな。尾島さん。
わかってる。
360:荒縄・オジアサ2/2
09/01/18 02:11:52 gmOojsXl0
今頃はさっと着替えてて、この部屋から出て行ってしまっているだろう。
別にいいんだ。僕はあなたにしてもらった後で、尾島さんは他に行くところがあって。
それ以上の時間を共にすることを望む権利は、僕にはない。
無理にそれを望むなら、多分僕はすべてを失うことになるような気がする。
それに蔓実さんにも。
僕が自棄になってた時に…尾島さんがその相手だって知ってて、僕のこと慰めてくれた。
下手したら、これってすごい嫌味だって受け取られても仕方なかった申し出だったのに。
蔓実さん、あなた、どうしてそんなにいい人なんですか。
尾島さんだって、他の仲間だって、皆いい人過ぎるから。
おかしいでしょ。自分に何の得にもならないのに。
どうして僕のわがままに付き合ってくれるのか。
僕は皆の優しさが負担に思って、頭をかきむしりながら浴室を出た。
見回すと、あなたはやっぱり部屋からいなくなってて、
僕はあなたの残り香がする枕を握り締めている。
あなたの煙草の臭いが染み付いた枕。
僕は、これ以上を望んじゃいけないんだ。
これが、僕には分相応なんだ。
よくわかってる、わかってるけど…だけど。
今日ぐらい、ちょっと泣いてもいいですか。
次に会う時は、必ず笑顔でいて見せます、だから。
『また目ぇ腫らして、仕事にならねぇだろ』
そんな突っ込みを心のどこかで冷静に感じながら
僕は気の済むまで泣いた。
涙が枯れ果てるまで、思う存分泣き明かした。
以上です。膨張姐さん乙です。
361:風と木の名無しさん
09/01/21 02:05:18 wvxYBUmQ0
膨張記まだ書けてなくてスマソです。
先にイラストを描いたのでドゾー
URLリンク(p.pita.st)
深夜先生が麻雛先生に資料を手渡す時にお互いの手が触れて、
ムッハー!!となりました。
蔓実先生が何かで深夜先生の背中をポンポンと叩いて、
振り返って顔近づけたり…(*´Д`)=3 '`ァ'`ァの連続でした。
オジーのニヤリもかなり可愛くって辛抱堪らんです。
362:風と木の名無しさん
09/01/24 18:27:37 nNf+dF110
ほしゅ
URLリンク(p.pita.st)
363:風と木の名無しさん
09/01/25 22:52:34 /jMNROOs0
蔓麻
パス1951
URLリンク(p.pita.st)
364:荒縄
09/01/26 01:03:41 VGNYULQf0
「あ…っ、駄目っ、許し…て」
世の中には、言っても無駄な言葉がある。
それでもその言葉を口にせずにはいられないのは悲しいことだ。
「無理です、もう、む…ぅううっ」
それが自分の言葉ならば、尚更悲しむべきだ。そして、向こう側で泣き声を上げている深夜くんも。
蔓実さんの下からの突き上げに必死になって耐えていたが、もう声を抑えられなくなったようだ。
という僕も、蔓実さんの指に『その場所』を今にも探り当てられてしまいそうで…
鳥肌が立つのを止められない。口が開きっぱなしで涎が流れてくる。
何よりも、甘ったるい声が喉の奥から漏れてくるのに困る。
首筋がぞわりとして、無意味な言葉を叫びそうになるのを、両手で口を覆って堪えた。
「二人まとめて見てあげるよ。声出しちゃいなよ」
蔓実さんは相変わらず底なしの体力だ。
僕ら二人を手玉にとって、まだ余裕のある顔してる。
癪だけど、現に喜ばされちゃってるからどうしようもないんだけど。
悔しいなあ。
深夜くんの、ふっと力の抜けた顔が見えたと思ったら、その場で前のめりに倒れてしまった。
蔓実さんが深夜くんから引き抜いたものを僕の方に曝してきた。
「どう?欲しい?」
僕の目は、情けないんだけどそれに釘付けだった。
吸いつかれるようにして口づけると、蔓実さんはそれをいきなり僕に突き立てた。
「あ、ああ、ああああ、ん、あああああっ」
こうですか、わかりません><
365:風と木の名無しさん
09/01/26 02:12:42 aeBPrk6l0
>>365
もっとおながいします(*´Д`)=3 '`ァ'`ァ
366:風と木の名無しさん
09/01/27 01:55:55 ySQjJSLx0
>364-365
弁護団3Pに(*゚∀゚)=3 ムッハー!
百合っこな深麻と絶倫蔓実先生に禿萌えです
是非続きをお願いします!
367:風と木の名無しさん
09/01/27 15:37:05 aiIqtf9Q0
蔓麻続き
URLリンク(p.pita.st)
↑の続きURLリンク(p.pita.st)
パス0728
368:風と木の名無しさん
09/01/27 19:31:44 aiIqtf9Q0
ついでにオジアサ結婚記者会見記事
URLリンク(p.pita.st)
369:荒縄・3P1/2
09/01/28 01:18:28 EkGPmuIg0
頭がぼーっとしてるのに、身体は勝手に反応してる。
触られて悶え、突き上げられて喘ぎ、与えられる刺激に一々応えてしまう。
僕はどうなってしまったんだろう。
これからどうなっていくんだろう。
わからない。わからない。
気持ち良過ぎてつらい。息が続かなくて酸欠になってる。
飲み込み切れない涎が糸を引いてシーツに染みを作る。
僕はただよがりながらそれを見てる。息を荒げて喘ぎ声を洩らすだけの生き物。
「は、あ…んんぁ、っく、ぅ…」
新たな絶頂を迎える予兆に、下半身がぞわりと脈打つように震える。
もう吐き出す物もなくなってしまった竿が、それでも再び起ち上がる。
身体を表に返され、僕は言っても詮無いことを口にした。
「もう、止めて、下さ…苦し…っあぅ…」
唐突に、蔓実さんの動きが止まった。
「それ、僕に言ったんだよね?止めて良いの?」
涙と汗の滲む目を開けると、蔓実さんは真面目な顔で僕を見下ろしていた。
やっとの思いで呼吸をしている僕には、質問に答える能力は存在しない。
馬鹿みたいな表情のまま、蔓実さんを見つめ続けることしか出来なかった。
そのうち、蔓実さんはにやりとして蔓実さんのものを僕から引き抜いてしまった。
衝撃と…認めたくないけど落胆を感じて、僕の口から悲鳴が漏れた。
蔓実さんのは悔しいほどに隆々としてて、ぬめぬめと照り光っている。
何事もなかったかのように深夜くんの方を振り返ると、優しげに声をかけた。
「僕は麻雛くんのご希望通り止めるけど、深夜くんはどう?何かやりたいことあるんじゃないの?」
370:荒縄・3P2/2
09/01/28 01:18:49 EkGPmuIg0
さっき蔓実さんからものを引き抜かれてから、深夜くんはべったりと床に伏せっていたんだけど、
息が整ってからはずっと僕の方を見てたんだ。
鋭い視線で。怖い位に。
蔓実さんは蔓実さんで、うれしそうに僕の背後に回ると、僕の腕を左右に伸ばした状態で床に縫い付けた。
深夜くんは、僕のことじっと見詰めながら、僕のそばに這い寄ると股間に顔を寄せてきた。
何をされるのか、恐怖を感じながら彼の方に目をくぎ付けにせざるを得ない。
彼の舌が、僕の亀頭をゆっくりと舐め回す。
あ…これって、この前…あ、あんまりだ、こんなこと…他人の前で、それも…い、嫌だ!
両腕が動けない状態のはずなのに、蔓実さんわざと動きに遊びを持たしてあって。
深夜くんのぬらぬらとした絶え間ない舌の動きに耐えられず、腕を伸ばして阻止しようとすると、
寸での所で蔓実さんが僕の腕をぐいっと押さえつける。
さっきはイかされまくって死にそうになり、今度は寸止めで死にそうになってる。
「僕を…あんっ、どうしたい、の…!助けて、もう…持たな…」
声を限りに叫んだが、僕の声は、この二人に聞いてもらえるんだろうか。
とりあえず。
371:荒縄・3P1/2
09/01/29 00:26:54 Qdr+RAvl0
止めて、もう止めてくれ。
何時までも続く緩い亀頭への刺激に、僕は耐えきれず叫ぶ。
深夜くんは僕の暴れる腰を押さえつけ、ちらっと上目使いに僕を見る。
その舌は一時も休まない。けど、激しくもない。
口では止めてって言ってるけど、僕は本当はイきたくて仕方がないんだ。
僕のものを深夜くんの口に捻じ込みたい。思うさま扱いて欲しい。
今すぐ君の頭を掴んで思いを遂げてしまいたい。
喉元まで出ている叫びを、僕は言い出せずに飲み込んでしまう。
蔓実さんは僕を上から見下ろして、ずっと腕を押さえ続けてる。
時々僕の耳や首筋なんかを舐めてくるんだけど、僕はその度に狂ったように喚いてしまう。
触れられることが怖い。
触れられる部分全てに感じてしまうから。
感じていることを認めたくないから。
イきたいと思っていることを知られたくないから。
こんな醜態晒しておいて、まだそんなこと考えてる自分は馬鹿なんだろう。
蔓実さんも深夜くんも、そんなことはとっくに分かってるはずだ。
でなきゃ、こんなに二人とも…。
その時僕の腕が、蔓実さんの拘束をすり抜けて深夜くんの肩口を捉えた。
「…あ、はぁ、…っ!」
酸欠気味の僕の身体では、ほとんど体力は残っていないに等しい。
君の動きを止めるだけの力なんてない。
それなのに君は、先端を弄っていた舌の動きを止めてしまった。
「…止めて、欲しいんですか」
372:荒縄・3P2/2
09/01/29 00:27:25 Qdr+RAvl0
ゆっくりと告げると、僕の指を肩から外し、僕から離れて行った。
君はそのまま四つん這いになって、潤んだ目で蔓実さんを振り返った。
「蔓実さん…もう一度、僕に下さい」
軽く頷いて、蔓実さんも僕の身体から離れて行く。
……何なんだ。一体何なんだよ。
さっきまで散々僕のこと弄んでおいて、今は二人だけでやり始めて。
確かに『止めて』って言っちゃったけど、こんな…酷いよ、僕のこと放置するなんて。
後ろから穿たれて甲高く喘ぐ深夜くんと、余裕で腰を動かす蔓実さんと。
それから目を離せずにいる僕と。
イくことも出来ず、ここから去ることも出来ず、楽しんでる二人をただ眺めて…
僕だって、イきたい。もう隠さない。
僕の右手は、それでも躊躇いながら自分の竿に触れた。
人前で扱いたことなんてない。
はあ、と溜め息をついて覚悟する。やるぞ。
オカズなら目の前にある。簡単じゃないか。
扱き始めてみて、今まで自分がどれだけ昂ぶらされていたかが分かってしまった。
すぐに目の前が真っ白になって、僕は悲鳴を上げながら達してしまった。
それなのに、快感のうねりは後から後から押し寄せてきて、
僕はその場でのたうちながらその波に飲み込まれてしまう。
ちょっと自分の指が乳首に触れただけなのに、シーツに脇腹が擦られただけなのに。
僕の前で激しく求め合う二人の視線が、僕の上を掠めただけなのに。
…僕は一体どうなってしまったんだろう。
涙でぼやけた僕の視線が、ふっと暗くなって、落ちた。
まだまだ。
373:風と木の名無しさん
09/01/29 08:18:42 M2WKuQPs0
>>372
wktk wktk!!
魔斑兄貴の最新記事です
URLリンク(p.pita.st)
374:風と木の名無しさん
09/01/30 00:18:39 0naNzPAO0
SMちっく描いてたらDVになってきたので
急遽ホノボノ3P
URLリンク(p.pita.st)
パス0116
375:荒縄
09/01/30 01:13:20 D2wlEOVD0
…生暖かい液体が僕の上に落ちてくる。
何だろうこれは。
薄く眼を開けてみると、僕の身体の上に深夜くんが覆い被さっていた。
僕の肩に、胸にぽたぽたと滴り落ちる君の汗、涎、涙。
君は上下に身体を揺らしながら、僕を見て少し笑った。
「気が、付いた、んですね…良かった」
片手で口元を覆い、自分の涎を隠そうとしてる君。
いいんだよ、君のものなら汚いなんて思わない。
でも…何で泣いてるの。
理由はすぐに分かった。
四つん這いになっている深夜くんの腰を掴んだ蔓実さんが、彼の亀頭をゆっくりと撫で回してるから。
さっき僕が受けてた刺激を…何時までも終わることのないゆるゆるとした刺激を受け続け、
欲望を吐き出せずにいるから。
君はせつない声をあげ、僕の胸に頭を沈めた。
イきたくてもイけないこの状態がつらくて、でも嬉しくて、君は泣き笑いの表情を見せる。
気付いてるかい、深夜くん、自分のこと。
他人のことって冷静に捉えられるんだね。
僕は君のことを浅ましいなんて思わないよ。
君ほど素直で真っ直ぐな、いい奴のことを僕は知らない。
僕は…僕は嫉妬深くてプライドの高い、君より数段いやらしい人間だ。
今も、蔓実さんのものが欲しくて欲しくて堪らないんだ。
手を伸ばせば届きそうな所で揺らめいているものが。
「蔓実さん…っ、僕に、して下さい」
「……?」
蔓実さんはその手を休めず、片眉を上げてちらっと僕の方を見る。
分かってる。僕に言わせたいんだ。
「蔓実さんのを僕に突っ込んで、滅茶苦茶にして下さい!僕を…ぶっ壊して…」
涙が流れてくる。でも悲しくなんか、ない。わけもなく流れる涙って、本当にあるんだ。
僕の方を見つめ続けていた蔓実さんの視線が、ふっと和らいだ。
「良く言えたね。いいよ。始めるよ」
もうちょっと。
376:風と木の名無しさん
09/01/30 15:59:48 0naNzPAO0
1月16日のオジ裁判膨張記、途中までです。
遅くなってスマソ。
今回も傍聴席の抽選はなし。
2分間のテレビカメラの撮影後に開廷。
証人:ヒュ/ー/ザー元社員 S氏
S氏宣誓。
深夜弁護士「証人はヒュ/ー/ザーに勤務していたんですか」
S「はお」
深「その後、退社していますね。退社と偽装問題は関係ありますか?」
S「とくにありません。当時は営業部の主任をしていました。営業部二課でマンションの販売をしていました。
平成17年10月はヒュ/ー/ザーで勤めた最後の月で、最後までしっかり働こうと思っていました。
販売を受け持ったのは大井町、船橋/海/神などを担当していました。茅/場町も担当していたと思いますが、残戸数については覚えていません。
1人で船橋/海/神のモデルルームに行くことが多かったです。平成17年10月に3件の契約をしました。A様、MC様、M様の3名です。
当時の給料に販売に応じて歩合がつきました。販売件数が多い人間に、月ごと、3ヶ月、半年、1年と集計して報奨金が出ました。
377:風と木の名無しさん
09/01/30 16:00:30 0naNzPAO0
営業部の定休日は水曜日で、平成17年10月26日は休みでした。27日は11時までに出社しました。この日の行動の詳細は記憶にありません。
当時つけていた手帳とメモがあれば分かると思います」
弁65号証(弁○号証は弁護側の証拠)、システム手帳を提示する。
手帳を見ながら当時の行動を話すS氏。
S「当日、翌日移行の予定はN課長またはI田部長に伝えていました。
会社を出る、お客様と会う予定など。物件を買う予定なのかなど、お客様のデータも伝えていました。買ってもらえるかの見込み具合など」
10月28日の予定を書き込んだ弁65号証を提示。
S「朝11時に海/神のモデルルーム、K様に会い、1時過ぎに帰社。会って部屋の中の間取りの変更やフローリング、畳の変更など。申し込みたいという流れでした」
深「特定の部屋の商談でしたか」
S「はい」
深「アポはいつ約束しましたか」
S「27日前日までには決まっていました。26日でも、休みでしたが携帯は繋がっているので
アポは取れます」
弁64号証、顧客台帳を提示。K氏に関する記載事項。
S「10月27日、営業部で1時から会議がありましたが、金曜日の11時にお客さんと会ってから本社に戻ったので、出られませんでした」
378:風と木の名無しさん
09/01/30 16:01:24 0naNzPAO0
深「船橋/海/神について何か気がかりな点はありませんでしたか」
S「27日で船橋/海/神が売り止めになるかもしれないと、N課長かI田部長から聞きました。
売り止めとは、申し込みを受け付けず、販売を中止することです。売り止めはそれまでにもあり、販売が思わしくない時にします」
深「この時期に偽装が発覚していますが、それと関連していると思いましたか」
S「いいえ」
弁64号証、顧客台帳を再度提示。
S「申し込みの際にI田部長に知らせる趣旨とは、部屋の申し込みが重ならないようになどの詳細を決めるためです。
I田部長は申し込みを受け付けるなと言いましたが、断るなとの指示でした。
前日に売り止めになるかもと頭にあったので、そういう指示が出たのかと。いずれ、申し込みを受けられるかもしれないと思い、完全に断らずにお客様と別れました。
その後、本社に戻ったら定例会議は終わっていました。Kさんの扱いについて上司から“全ての部屋が申し込み完売だと伝えろ”と言われました。
売る部屋がないと伝えろ、と言われました。売れたのは事実ではありません。
Kさんへは当日に電話しました。指示通りの内容を話しましたが、詳細な話をしたのかは記憶が曖昧です。そのとき、Kさんは怒っていました」
深「貴方がヒュ/ー/ザーで最後に売買契約を結んだのは誰ですか」
S「船橋/海/神のAさんだったと思います」
379:風と木の名無しさん
09/01/30 16:02:02 0naNzPAO0
S「売り止めという事に関して、I田部長は即答しませんでした。契約してはならないと言われたかは定かではありません。
28日、会社に戻り、売り止めの話がありました。Aさんの契約を売り止めという事を理由に、I田部長に断るようにと言われましたが、他の客に売れたから売れないという理由は成り立たないと思い、断り方を確認しました。
他に断る方便は思いつかなかったので、I田部長に確認しました。
その後、10月28日の夕方くらいにI田部長から契約していいと言われたので契約しました」
深「10月31日を以って、証人は会社に行かなくなっていますが」
S「偽装は有給消化中に同僚から聞きました。国/交/省の発表前かどうかは記憶が薄いです」
つづく。
380:荒縄・3Pラスト
09/02/03 00:52:30 L1j2VEZp0
仰向けに寝ていた僕の両足が抱え上げられる。
僕の上に蹲ってた深夜くんの身体が、頭の方に押されて移動してくる。
僕の目の前には深夜くんのものが…先走りを溢れさせひくついているものが迫ってきた。
何も考えずに僕はそれを口に含む。
同時に、蔓実さんが僕の中に押し入ってきた。
待ち望んでいたものを得た喜びに、僕は全身を震わせる。
それは深夜くんも同じだったのだろう、歓喜の声を上げながら背を反らせ、数回腰を打ちつけてきた。
「あ…ご、ごめん、僕…」
それが僕の口の中だと気付いて、君は顔を真っ赤にして詫びる。
いいんだよ。そう言葉に出す余裕のない僕は、離れて行きそうになる深夜くんの腰を引き寄せて
それを音を立てて啜り上げた。
「ぁんっ!ああ、あああ、だめ、がまんできな…」
余裕のない者同士が、お互いに快楽を求め合ってる。
君は僕の頭を掴んで、僕の口の中に向けて腰を振る。
僕はそれに喉を塞がれてむせびながら、蔓実さんに犯されてる。
僕は喜んでる。間違いなく。
息も出来ないほどに喉を突き上げられて、
裂けてしまいそうな位に後孔を突き上げられて、
嬉しさの余り涙を流してる。
僕は…もう何も考えられなくなってて、二人がくれる刺激にただ喘ぐばかりだった。
何度も意識が飛び、その度に舞い戻ってはよがり、悶え、また互いに求め合った。
誰が最初にイったのか、僕はその後どうなったのか、今はもう覚えてはいない。
ただ…次の日に椅子に座るのがとても辛かったのと、ほとんど仕事らしい仕事が出来なかったのと。
他の二人もほぼ似たような感じだったらしいことは聞いた。
「僕ってマゾだったのかな…」
深夜くんが真面目な顔で言うのを聞きながら、『いや僕の方が…でも蔓実さんがサドなのはガチだよな』
と思ったのはここだけの話。
以上です。
381:風と木の名無しさん
09/02/03 05:30:14 FRGEmMLOO
>>381
荒縄さん、長編お疲れ様でした
(*´Д`)ハァハァと萌えをたくさんありがとうございます
アサピーかわゆすなぁ
ちなみに今日は末井先生の誕生日です
おめでとう!
夜須田先生からいっぱい愛のプレゼントをもらってくださいw
382:風と木の名無しさん
09/02/03 15:39:09 FRGEmMLOO
末誕生日絵
URLリンク(p.pita.st)
383:荒縄
09/02/04 01:53:34 ikQwTvhP0
朝から外回りの仕事で手一杯だった俺が漸く事務所に戻れたのは、丁度宵の口辺りの頃だ。
今日も忙しかった、長い溜め息をつきながらドアを開けると、何かが突進してきて俺に抱きついた。
「………」
確かめなくてもわかる。末井だ。
「何や?」
「…遅いですよ」
こんな仕事してて遅いも何もないだろう。
そのまま俺にしがみ付いているお前の頭を軽く叩き、俺は自分の部屋へ行こうとした。
「やだ」
俺を離そうとせず、その場から動こうともしない末井に、やんわりと抗議してみる。
「おい、帰って来たんやからもういいやろ。どないしたんや」
末井はとにかく顔を伏せたままで俺の腹周りに張り付いて離れない。
どうしろと言うんだ。本気で困ってしまった俺は、荷物を抱えて立ち尽くしていた。
泣くでもなく怒るでもなく何か言う訳でもなく、これでは俺にはその理由が分からないじゃないか。
「夜須田さんのバカ」
…今度はバカ呼ばわりか。どうでもいいが、荷物ぐらい床に置いてもいいか?
やっと顔を上げて俺を見た末井は、口をへの字にして俺を睨んでいる。
「今日、俺の誕生日なのに、中々帰って来ないし」
おーい。いい年のおっさんが誕生日、だと?
それにな、俺の携帯に無理やり自分の誕生日登録したのはお前だろ。
おかげでな、今日出先で妙な音楽鳴らされて、『夜須田さん、奥さんか子供さんの?』なんて言われるし散々だったんだから。
お前はむくれたまま、それでも俺の側から離れようとしない。
俺は再び溜め息をつきながら、鞄から分厚いバインダーを取り出した。
「ほい。お土産」
俺としては、店先の品から精一杯可愛い柄のものを選んだつもりだ。
ピンクのイチゴ柄。これをレジへ持って行った勇気だけでも褒めて欲しいもんだ。
何故か顔を輝かせているお前に、俺はもう一つの土産を渡した。
「今日の案件。読み込んでまとめとけよ」
ずっしりとした紙束をお前の腕にねじ込むと、俺はやっとのことで自分の部屋へと戻った。
…機嫌が治ったらしいから、これ以上は何も言わないでおこう…はあ、疲れた。
以上です。