07/10/15 05:14:41.36 CW8DJqTN0
「なるほど、それで俺は貧乳フェチだと…あいつらが聞いたら発狂するな」
ああ言ってしまっては、ことの経緯を話すしかない。
昨日の朝のことをタカシに話す間は、死にたいほど恥ずかしかった。
「お、オマエがあんな仲良さそうに話すからっ!」
苦し紛れに言うと、タカシは更に呆れた表情を浮かべた。
「あのなぁ、小学校からの付き合いなんだから、気兼ねなく話せても不思議ないだろ?」
言われてみると、そういえばこの三人は家も近い。
「け、けど、二人が二人ともあの体型だから、そりゃ、勘違いしたって…」
「んじゃぁ訊くけどな」
俺の言葉を、タカシが強めの口調で遮った。
そして、真っ直ぐこちらを見てくる。
「俺とお前は、仲良く話せてないのか?」
理解するまでに、数秒かかった。
理解できると、途端に恥ずかしさがこみ上げてくる。
そして俺が理解するのとほぼ同時に、タカシが表情を緩める。
「そーゆうことなんじゃないか?俺にもよくわからんが」
言いながら、くるりと俺に背を向けた。
「急がないと遅刻するぞ。あと、サラシ巻くと形悪くなるっていうから、やめたほうがいいんじゃないか?」
などとボヤきながら、タカシは既に数歩先を歩いていた。
なんだかそれが気にいらない。
小走りに追いかけて、タカシの後頭部をグーで殴ってやる。
「いってぇ!なんだよ!?」
「うるさい!オマエが悪いんだ!!」
口でそう言いながらも顔が引き締まらないのが、かえって俺に羞恥心を覚えさせていた。
上のほうでダウナーとボクっ娘がぺたーんだと言っていたのでこの二人を出したのだが。
…お嬢も貧相なイメージがあるのは俺だけ??