07/06/14 17:03:34.14 aVHO0qQ20
数ヵ月後
「おーっと! ギャラドスの破壊光線決まったー! ミュウツー苦しそうだー!」
「もういい! ミュウツーもどれ!」
「くっ……! ああ」
流石のミュウツーも破壊光線は正直、堪えるようだ。なにせ四天王よりも更に描く上のシゲルが相手だ。
以前までは意地でも退こうとしなかった彼女も、最近は素直に他のポケモンにバトルを譲ることになった。
「行け! リザードン!」
「グォォォォォォォ!!」
リザードンが咆哮をあげる。気分も乗って絶好調だ。この分ならいける。そう信じてる。
「……なあ主よ」
「行け! ってなんだよ、ミュウツー」
「……あのトカゲも雌だ」
「へ?」
「……一応私は忠告したからな」
リザードンに指示をする背後、妙におどろおどろしい視線を感じながら俺はポケモンマスターになった。
「おめでとう、主。いや、これからはマスターと呼ぶべきか?」
「いや、主で良いよ」
「フフッ、まあどちらでも構わん。これからもずっと一緒だ、主よ」
おわり