07/06/14 16:43:59.74 TEXpdgNC0
>>862
「ミュウツーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
振り返る
嘘だ、そんなわけない。どうせまたあの女が仕組んだに決まってる
でもその顔が、その笑顔があまりにも眩しくて、あまりにも嬉しくて
私知らず知らずその人のもとへ歩きはじめていた
「ある……じ……?」
「ミュウツー!」
「あるじ……フフ……にせも……どうせ、このあるじもにせもの……にせものは……にせものはいらな」
“その”主は力強く私をだきしめてくれた、ああ、私が欲しかったもの。主の顔が目の前にある
主の手が私の腰を強く引き寄せる。主の体温が、主の匂いが。主が。
「あ……あ……」
偽者じゃない、偽者であってほしくない、偽者なわけない、私が主を間違えるはずが無い。私が主を間違えてはいけない
「ミュウツー……今まで悪かった。俺はお前の存在に、お前の強さに甘えていたんだ。お前がどこまでも俺
を信じてくれていたから、俺が信じるって言うことを忘れていたんだ。ごめんな、ミュウツー。お前は俺の
大事な、大事なポケモンだ。俺はお前をこれからずっと信じる。お前がお前らしくいられるために、お前が
自分を見失っても俺はお前の傍にずっといる。お前を信じて、俺もお前を信じて、そうして最高のポケモン
マスターになりたい。その為にお前が必要なんだ。俺が信じるお前がいてくれなくちゃいけないんだ。お前
が信じてくれる俺でなきゃダメなんだ」
本物だ・・・・・