07/06/14 15:17:32.23 TEXpdgNC0
どれほどの時間がたったのだろう
数秒か数時間か気がつけば私は倒れ
ゴーグルも粉々に砕けていた
まずい、こんな姿を主に見られたら!私は慌てて起き上がり
主の姿を探した・・・が相手のトレーナーゾーンには主はいなかったその代わりに
見知らぬ男が一人拳を上げて喜んでいた
主じゃ・・・ない?
私はふとあの女、ナツメの方を見た「しまった」という表情をしたままこちらを見ていた
そうか、、、やはり主は戻ってきてはくれなかったのか・・・
私は自分が負けた事等忘れそのまま目を閉じた・・・
目が覚めるとそこは控え室だった、そしてやはりあの女がいた
ここで目を覚ますのは何度目だろう
「ミュウツー大丈夫?ごめんね変なことしちゃって。さっき薬を使ったからまだ頭がぼーっとするでしょ?」
ああ、もういい・・・もう・・・疲れた・・・
「あのね、あのゴーグルはね、見た人物をあなたが一番会いたいと思う人のイメージに変換して脳に伝え錯覚させる、催眠装置みたいなものなの」
そうか・・・あの主は偽者だったのか・・・
「あのままじゃミュウツーが死んじゃうと思ったから、嘘でも男に会わせてあげたくて」
もう・・・いいんだ・・・もう。・・・少し・眠らせて欲しい・・・
「でも失敗だった、本当にごめんなさい。嘘で会わせてもらっても嬉しくなんかないよね。本当にごめんなさい」
「待ってて!今度こそ本当に男に会わせてあげ・・・」
そこで私の意識は途絶えた