07/06/14 12:39:40.82 TEXpdgNC0
>>737
私の治療はまだ終わりそうに無かった。
話中のジョーイの代わりなのか、ラッキーがきて再び「タイマー」をいじっていった
「すいません。ジムまで借りてしまって」
「いいわ。私も一人のトレーナーとしてミュウツーが気になったし」
この女の声に聞き覚えがあった
確か“ナツメ”とかいうジムリーダーだ私と出会う前にジム戦を行ったのだと少し前に主から紹介された
「次が最後のジム戦らしいわね」
「ええ。先日、やっとトキワシティのリーダーが帰ってきたと連絡があったので」
そうだ、次のジム戦が終われば当面の主の目的が果たされる
そうなったらどうだろう、主はもっと私を褒めてくれるだろうか
ああ、早く戦いたい・・・
「オーキド博士はどうだった? 気さくな方でしょう?」
「ええ。ミュウツーを見せたら凄い興奮して」
オーキド、その名前を聞いて私は震えた
あの変人の事だ。
私の体をところかまわず触り、血を抜き、私の能力を見極めようとした。
主の頼みとはいえアイツに体を触られるのは本当に辛かった。我慢なんてしたくなかった。もう二度と会いたくない
主、どうか分かってください。私の体はあなたの為にこそあるのです。
「少しだけ、ミュウツーを貸してくれない?」
ふいに発せられたその言葉に私は思わず目を丸くした
何を言ってるんだこの女は?