新ジャンル「ヤンデレミュウツー」at NEWS4VIP
新ジャンル「ヤンデレミュウツー」 - 暇つぶし2ch737:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 12:22:15.10 aVHO0qQ20
 ミュウツーの治療にはまだ時間が掛かりそうだった。

「すいません。ジムまで借りてしまって」
「いいわ。私も一人のトレーナーとしてミュウツーが気になったし」

 表情の変化に乏しいナツメさんだけれど、長年の付き合いからか、最近は彼女がどういう感情の元、
言葉を発しているのか何となく理解していると思う。今も胸元で眠るケーシィの頭を撫でているその姿
は、どこか優しげなお母さんのようにも見える。
 ヤマブキシティのジムリーダーであるこの人とはバッチを巡ってバトルした時からの仲だ。まだミュ
ウツーをゲットしておらず、散々彼女のフーディン以下、エスパー系のポケモンに苦しめられたのも今
となっては良い思い出だ。

「次が最後のジム戦らしいわね」
「ええ。先日、やっとトキワシティのリーダーが帰ってきたと連絡があったので」

 ミュツウーをゲットしてからは順調過ぎると言っていいほど俺の旅は進んだ。ただトキワシティのリ
ーダーが留守である為、今はそれを待つ傍ら、先ほどのようにジムを借りてのポケモンバトルをしてい
る。

「オーキド博士はどうだった? 気さくな方でしょう?」
「ええ。ミュウツーを見せたら凄い興奮して」

 トキワジムが肩透かしに終わったため、マサラタウンにも寄った俺はあのオーキド博士にも会った。
それはもう子供のようなはしゃぎ振りで、ミュウツーですら驚いていたのだからよっぽどなのだろう。
 しばらくオーキド博士の変人ぶりを話し、ミュウツーの治療も終わりに近づいた頃、ナツメさんがあ
る提案をしてきた。

「少しだけ、ミュウツーを貸してくれない?」



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