07/06/14 05:53:58.97 WRvlpqRlO
>>622
GJ!!!
クサイハナ保守
625:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 05:58:19.21 4cMe1bCWO
おはようミュウツー
626:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 06:03:20.53 wGQojviQO
つミュウツー最後の力「はかいのいでんし」
627:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 06:13:22.67 udNASXTyO
>>624
M「おいクサイハナちょっとこい」
プチップチッ
「主は私のことが……好き…嫌い…好き…嫌い…好き…きらっ」
プチッ
「……嫌い?嫌い?嫌い?嫌い?嫌い?嫌い?嫌い?嫌い?嫌い?嫌い?嫌い?
私は主をこんなにも好きなのに! 私主をはこんなにも愛しているのに! 私は……!
嘘だ……こんなの嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!!」
ブチブチブチブチブチッ
クサイハナ「ギャアアアアアアアアアアアッ」
保守
628:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 06:16:57.44 udNASXTyO
あらミスってる
>私主をは ×
私は主を 〇
629:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 06:35:01.86 udNASXTyO
ミュウツーは処女膜ぶち抜かれた後自己再生で復活させれるのだろうか
630:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 06:48:35.87 Jwsu3AzWO
大木戸「いやあ、〇〇君、殿堂入りおめでとう!さぁグイッと!」
主「いや僕未成年なんで、お酒は…」
ライバル「グイッと!」
主「ぐもっ…!?…ぐびぐび」
ミ「…」
一時間後
主「ミュウツ~、君の活躍はすごかったぞー?ぐびぐび…」ガバッ
ミ「…主、あまり呑みすぎは…(…)」
次の日
主「二日酔いで頭痛いよ~…」
ミ「主、日本酒です」
主「もうお酒は…」
ミ「二日酔いには迎え酒というではないですか。グイッと」
主「でm」
ミ「グイッと!」
631:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 07:06:10.34 4eoTO3z8O
ミ「お?なんだこれは・・・・・・・・巨乳百科?」
パラパラ
ミ「主は大きいのが好きか・・・・」
ミニスカ「あれ?なに?なんかようミュ・・・・いぎぃ!やめて!それは取れないのっ!!いやぁああ!!」
ミ「・・・主、喜んでくれるかな」
やんでるのは俺か保守
632:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 07:16:38.55 PVxpFg9TO
ミ「痛ッ」
主「ミュウツーお前……」
ミ「……初めては主と決めていた」
主「ミュウツー……」
リ「あれで処女捧げるの何回目だ?」
フ「仲が良いことですな」
633:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 07:18:30.01 udNASXTyO
ミ「主は私を好きにな~る…好きにな~る…」
ミューンミューン
主「ウンボクハミュウツーガダイスキダヨトテモスキサアイシテル」
ミ「あ、愛してるだなんて……!はぅぅ…」
ポテッ
主「ハッ……夢か?夢だよな…ミュウツーもよく寝てるなぁ」
634:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 07:19:30.33 3EIF1PC/O
保守
635:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 07:21:41.58 2AroygPm0
おはよう>>1だよ
みんなうまいね、ホント
ごめんね1のはあんまり病んでなくて
言葉様とか楓くらい病んでるのがいいぜ
636:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 07:34:29.65 T0Pf5w+r0
主 「おはよう…、ってあれえええええええええ!!!!!?」
M 「どうした?主よ。」
主 「みゅ、ミュウツー!お前は無事だったか!俺のポケモンたちがいなくなってるんだ!!何か知らないか?」
M 「あぁ、奴らなら今日は燃えないごみの日だからな。出しといたよ。」
主 「えええ!?何やってるんだよ!?」
M 「主、心配いらん。私がいるからな。これでもう浮気の心配はいらないな・・・。クックック。」
主 「いや、そういう問題じゃなくt」
M 「問 題 な い よ ね ?」
主 「…」(うう、すまない・・・、みんな。俺は無力だ…)
数日後
エリカ 「手持ちのポケモン、一匹を除いてすべて逃がされたなんて…。元気出してくださいね♪」
カスミ 「一緒に捕まえに行きましょう!?まだそう遠くにいないはずだし☆」
ナツメ 「そうと決まればさっさといこう。ついでにデートもどうだ?」
主 「あはは、みんなありがとう。」
M 「…」(次はこいつらの処理か…。どうやってあげましょうかね…。)
637:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 07:35:34.77 4eoTO3z8O
ミ「主・・・・主・・・・」
主「ん?どうした。」
ミ「主をモンスターボールにいれて見たい。」
主「な、なにいってんだ!むりにきまってうわっ!」
ミ「いまから私と主だけの世界に行こう・・・ずっとずっとしぬまで一緒だよ?」
いちおはよう。やんでるとどうも強気になる。
638:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 07:39:18.48 zFGADw20O
ほ
639:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 07:41:44.13 19MtpEit0
り
640:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 07:42:15.37 T0Pf5w+r0
え
641:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 07:42:58.06 T0Pf5w+r0
ゆ
642:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 07:44:00.55 T0Pf5w+r0
い
643:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 07:44:58.97 fHSk0iuDO
やれやれだぜ
644:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 07:45:29.27 /XoYw9J/O
マ「ポケモンタワーか…ここあまり来たくないんだよな…」
M「マスター、大丈夫だ。何が来ようと私がマスターを守る。」
マ「うん、頼りにしてるよ、ミュウツー。…って!うわ!!」
ゆうれいがあらわれた!
M《…なんだ?こいつは…力が…入らない…私が…恐れているというのか…!?》
ゆ「タチサレ…タチサレ…」
マ《シルフスコープ忘れた!ここは…》
マ「逃げるぞ!ミュウツー!」
うまくにげきれた
マ「それにしても…シルフスコープ忘れるなんて…それにしても…ミュウツーにも怖いものがあったんだね」
M「ち、違う!脅えてなんか…マスター、もう一度チャンスを…お願いだ!捨てないで…捨てないで捨てないで捨てないで捨てないで捨てないで捨てないで捨てないで捨てないで」
マ「ミュウツー…君は大切な仲間なんだから捨てる訳ないだろ?」
M「ますたぁ……」
645:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 07:47:18.81 M9bNs5A0O
堀江由衣完成wwwwwwwww
646:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 07:49:09.67 St4I6olxO
どうしてもH×Hの王がちらつく
647:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 07:51:49.96 icMqUCGTO
サンダース「な‥なによ!あんな子より私の方がよっぽど上手く戦えるわ!」
648:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 07:55:21.93 19MtpEit0
>>647
サンダースたん(;´Д`)ハァハァ
649:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 07:56:52.83 TzG07saNO
ほ
650:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 07:57:50.02 T0Pf5w+r0
か
651:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 07:58:31.07 T0Pf5w+r0
ほ
652:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 08:04:53.44 yfSiRcI7O
イーブイはショタ
サンダースはツンデレ
シャワーズはお嬢様
ブースターは素直ヒート
ブラッキーはヤンデレ
エーフィは素直シュール
リーフィアは渡辺さん
グレイシアは天然
なにやってんだ俺は
653:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 08:17:15.52 zFGADw20O
保守
654:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 08:17:40.60 L+tUXzdX0
、ヘ /7
!. `'''''''''/ !
,!,' ,' /,' ,...-.、
!{ .,' ,.'./ / .,ヘ、!
、゙! ,' ,ィリ' ./ ノ
ヽ. `'~.' `ン.. ' _
`Y´()「'"ノt' _...rv┘!
ヽ_!、 ,.-.、' ,)_|┘
,...⊥、/ ヽ‐<、
, " ! ! ヽ
/ / l !
( _...- - ' ノヽ--{. 〉
, ' /、 `ー‐‐ ' { } (
_../ ,、_/ ヽ / ヽ .ヽ、
∠(__/" `ー' ー―--'-
655:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 08:28:55.87 hGbFDv3v0
>>652
リーフィア「あれれ~、主にもらったシルクのスカーフ がないよ~?」
M「主からアイテムを貰うにふさわしいのは私だけだ、このスカーフ主の匂いがする・・・ハァハァ」
なんか違う気がする
656:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 08:36:26.29 L+tUXzdX0
/|
.ム_i ,r-'7
{ー-'} ,<´`、ノ ,ri
. {;;;;;;ム /;;;;;`>' ∠、}
!;;´;;;;`ソ;;_;r'~ r'´ i' >>652
. /◎;;__;;;;´`、 / ̄`y' ヤンデレと申したか
.i;;;;;;/叶 };;;;;;;;i /;;;;;;;;/ 保守
. i;;;;;`-'´;;;;;;;;;;;`-一-ー-!;;r''´
.`---、´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`ヽ、
|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_;;;;i
!、\|;;;_;;;;rt-、_;;;;;;(´0ヽ|
`、i;;(0)' `、;;;;`y;_`;;;´`、
/;;;;y'| .,);;丿 `ヽ;;;;;`、
/;;;;;ム丿 と´_/ );;;;;`,
〔i_;_/ 〔i_;_/
657:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 08:43:02.24 T0Pf5w+r0
>>652
リーフィアとグレイシアがわからない俺は間違いなく金銀止まり
658:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 08:47:26.73 RCPs61PlO
そういえばデオキシスとミュウツーってキャラがかうわやめ
659:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 08:48:00.32 4cMe1bCWO
ミュウツー可愛いよミュウツー
660:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 08:48:51.10 2AroygPm0
「男」
ミュウツーをゲットしたトレーナー。「主」、または「マスター」と呼ばれる。
ゲットしたポケモンには平等に優しいが、それ故にミュウツーの嫉妬が大加速☆
「ミュウツー」
最強のポケモン。色々あって男にゲットされた。
男をヤバい方向で慕っており、依存症気味。
とてつもなく嫉妬深い上独占欲が強く、時には男の周囲に危害を加えようとすることもある。
極度の見捨てられ恐怖があり、男に捨てられる事や力を失うことを、とても恐れている。
纏めるとこんな感じ?
661:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 08:56:42.39 zFGADw20O
>>660
GJ
662:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 09:04:48.51 Gkyixn4TO
投下してヨッシー?
無駄に長いんだが…
663:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 09:05:04.37 2AroygPm0
>>662
おk
664:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 09:06:47.93 Gkyixn4TO
「や、やだ…やだよぅ…もう、酷い事しないで…ツーいい子にするから…だから…」
部屋の隅で一人の少女ががたがたと震えている。
「お、お願いします! ツーには、娘にはこれ以上」
はかなげな女性が白衣の男の一人に縋り付き、必死にその足を止めようとしていた。
だが、あまりにもその力は弱くて。
「どけっ。くくく…さあツー、今日もお薬をたっぷり打ってやるからなぁ」
ぐいっと少女の手を捩り挙げると、そこには無数の注射跡。そしてその腕にさらなる跡を増やすため、ゆっくりと注射器が近づいていった。
「ぎぃぃっ…あ、ぐ、ぃぁぐぃぁいぃい!」
私は体を掻きむしる。血管を虫がはい回るような不快感と、全身の血が沸騰しそうな感覚。
何よりも自分が消えていってしまいそうな不安が絶え間無く私を襲った。
―これを地獄と言わず、何を地獄と呼べばいい? これを地獄と呼ばず…
「ごめんね…ごめんね…」
私の手を握ってくれている母だけが…私のたった一つの安らぎだった。
あの日、まで。
私はあまりの苦痛に目を覚ます。…いびつにねじまがった右腕がまだ動かない。
回復力を調べるために私の体は徹底的に白い奴らに痛め付けられた。
痛い。いや、もう何処がどう痛いのかもわからない。
こんな時、私はいつも母を呼ぶ。
そうすると母は私が眠るまでそばにいてくれたから。
「ぉ、かぁ…」
声を必死に絞り、目だけで母を探す。
「…だ、め…フジさん…ツーが」そこには
「…大丈夫。点滴の効果でぐっすり眠ってるよ」
母の姿をした
「あっ…くぅん…っ」
ケダモノがいた
665:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 09:07:06.38 tze0Xka/O
主を主人公の略だと思ってた俺が通りますよ
666:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 09:10:08.53 Gkyixn4TO
それからの事は覚えていない。
気がつくと、私の居たあの部屋ではなく暗い洞窟に居た。
ただわかった事は、全身が赤色になっていた事。
そして…ヒトというイキモノの醜さだけ。
「は、は…ふ、ふふ…はははははははははは!」
―肺が震え、私の口から声が溢れ出す。
この行動が、何と言うのかはわからない。ただ一つ言えることは…
―私はついに一人ぼっちになってしまったということだ。
それから、幾年もの月日が流れ…彼が現れる。
彼は私を暗闇の淵から引き上げてくれた。
彼のものになった私に彼も手をやいただろう。何せあの時の私はひどかった。
ぶつかり合い、離れようとするたびに私は彼に惹かれていく。
けれど、私はポケモンでしかない。だから私は彼の傍にいれるだけでよかった。
「ほらっ、早く行こう!」
「待てよカスミ! 早いって!」
―最近、主はあのカスミとかいうのにご執心だ。少し、悲しい。
主の傍の私の席はいつの間にかあいつの席になりつつある。
―最近では、主の話の半分以上があいつの話だ。たまらなく悔しい。
―どうやら、二人が付き合うようだ。憎い。
「主、大丈夫だ。私がいつも傍にいる」
「ひ、ひぃ…人殺しぃぃぃ!」
「ふふ、主。主の、とても温かいぞ…主…主…」
ぐちゅり、と真っ赤な肉に手を差し込む。
そこはまだ力強く脈うっているような錯覚すら私に与えてきた。
667:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 09:12:17.85 Gkyixn4TO
―愛されたい、と願ってしまった。夢だけでは満足出来なくなってしまった。
主に拒絶され、私の世界は変わってしまう。冷たい、無機質なあの世界に。
気がついたとき、主の腹は真っ赤になっていた。
五月蝿いニンゲン達が私を取り囲む。あいつが泣きながら何か言っていた。
聞こえない。聞こえない。
ふと右肩が焼けるような痛みに襲われる。
痛い、痛い、痛い。
奴らは、主と私を引き裂くつもりだ。
許せない。許せない。許せない。許せない。
私は空いている手を天にかざす。
殺してやる、殺してやる、殺してやる、殺してやる、殺してやる。
私と主を引き裂く奴らは殺してやる。
私と主は始まりの場所に戻って来た。私達の出会ったあの洞窟。
私のお気に入りだった石の椅子に主を座らせてやる。
ついでに腹からはみ出していた内臓も戻しておこう。ああ、私ほど主を思う者が他にいるだろうか。
「ああ、主。これからはこの洞窟でずっと二人で生きていこう。」
主が笑ってクれたkIgあシた。
俺からもまえらにサイケ光線!俺が死んだ('A`)
668:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 09:14:38.78 2AroygPm0
これぞヤンデレというくらいヤンデレだな
あとフジ死ね
669:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 09:14:44.30 VUriWjPH0
全力でサイコブーストの刑。
670:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 09:16:06.42 HG9iN8zGO
良い
フジの株下がりまくりだなっ
671:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 09:17:10.32 2AroygPm0
とりあえず1の書いたSSはまとめたよー
672:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 09:18:04.93 K8Vjc4XM0
朝になったらなんだか昨日のデレ展開が嘘のように
ヤンデルな
今日はこういう流れか。よし、書いてくる
673:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 09:22:52.38 tze0Xka/O
>>667
割りこんじまった!すまん!
そしてGJ!
674:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 09:24:50.61 Gkyixn4TO
書いておいてあれだが未だにヤンデレの定義が曖昧3CM。
何となくキチ〇イと純愛の間って感じでOK?
675:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 09:29:04.32 e7MBBm2g0
ほしゅ
676:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 09:29:15.83 RCPs61PlO
>>674
ヒント:病んでる
677:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 09:29:25.46 MZE8OuPz0
主人公がまかり間違ってミュウゲットしたらどうなるんだろうな
678:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 09:30:06.70 HG9iN8zGO
誰か主に孕まされるミュウツーとか書いてよう
679:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 09:32:35.62 ZtBO6/ys0
主がイエスだと思ってたクリスチャンの俺が通りますよ
680:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 09:32:49.65 uudNO4Bh0
主「ミュウツー・・・好きだよ」
主がそっと私を抱きしめベッドに押し倒す
M「な、あ、主?」
主「ミュウツー・・・俺のこと・・・嫌い?」
M「そ、そんなことは!!!!」
主「ミュウツー・・・愛してるよ」
M「あ、、愛!?!?!」
迫ってくる主の顔に恥ずかしさを抑えきれず思わず私は目を閉じる
・・・主の吐息が感じられる
主の唇が私の唇にゆっくりと重な・・・る前に目が覚めた
午前1時
M「く!私は何をやっているのだ!!
早く眠らなければ!早く!夢の!夢の続きを!」
午前7時
主「おはようミュウツー」
M「おはようございます」
主「なんだ、なんか眠そうだな。あんまり眠れなかったのか?」
M「いえ、問題ありません。ただ少し・・・自己嫌悪しているところです」
主「なにかあったのか?あんまり自分の事嫌いになるなよ?俺はミュウツーの事好きだぞ?」
ちょっとだけ正夢になった
681:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 09:36:24.93 zFGADw20O
>>680
それって病んでな(ry
GJ
682:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 09:42:09.41 pzilzhJUO
>>680
普通に萌えた。GJ
683:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 09:42:57.05 2AroygPm0
恋する乙女はきれいさ
684:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 09:50:54.67 3EIF1PC/O
保守
685:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 09:54:01.04 uudNO4Bh0
ミュウツーえも○
主「わーん、カイリキーにいじめられたよー」
瞑想をしていたであろうミュウツーが足を崩し静かに立ち上がる
主「ミュウツー?」
M「主、少し・・・・でかけてくる・・・」
主「え、、あ、、、う、、うん」
数分後
帰ってきたミュウツーの手には『誰のものかわからない(本当だよ?)』が』一本にぎられていた
M「主、もう大丈夫だ。何も心配することはない」
ミュウツーのその言葉がなんだか怖くて僕は翌日学校を休んだ
ヤンデル部分を前面にだそうと。一番やってはいけないネタに走った・・・今は反省している
だって、もう何書いても先人とかぶりそうなんだもん、、、、orz
686:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 09:54:51.36 uudNO4Bh0
>>685ミスってるし
『誰のものかわからない(本当だよ?)』が』
↓
『誰のものかわからない(本当だよ?)腕』が
687:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 09:56:43.44 e7MBBm2g0
ほしゅ
688:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 09:58:27.11 Jwsu3AzWO
敬語とフハハハな感じ、どちらが好み?
デレッデレなら敬語、病んでる感を味わいたいならフハハハ?
689:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 10:01:40.70 aVHO0qQ20
「主よ、おはよう。少しばかり遅いようだが、まあなに、私がいる限り主の身の安全は保障しよう。いつどこで主の身に
危険が迫ろうと私の全て、命をもって主を守ろう。それこそが最強のポケモンであり、主の一番のポケモンとしてあるべき
姿だ。それにしても主は何か夢を見ていたのか? 随分と心地よさそうな顔をしていたけれど……どうした、主よ? 随分と
顔が赤いが? え? 私を抱く夢を見た? ……フフ、そうか、そうか、フフ。ああ、いや随分と主も溜まっているのだな。
いや、私とて人間の男の構造ぐらいは知ってる。主が恥じる必要なんて無い。むしろ夢の中であろうと主の役に立てたこと
を誇りに思う、本当だ。なんなら今ここで主の性欲のはけ口として扱ってくれて構わないぞ? むしろ私はそれを望んでいる。
どうだ? 夢の中だけじゃなくこの現実で私を抱いてみないか? 私なら主とは身体構造が違うから、そこらへんの雌のよう
に子を孕むような面倒など無いから避妊など考えなくて良い。主の望むことなら何でも応えるぞ? そこらの屑のように見返り
も求めたりしない、ただ主の傍に置いて欲しい。それならば主の全てを受け入れよう。どうだ? 私を抱かないか?」
ついでに夢はミュウツーが精神操作して見せたという設定
690:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 10:03:35.33 2AroygPm0
>>688
映画版口調で狂って壊れちゃってるほうが個人的には
とりあえずSSは大分補完したよー
まああれです、そろそろ出かけるし各自でお願いします
691:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 10:06:30.28 aVHO0qQ20
>>688
病んでるほうで
そろそろ長めのやつ書きたいんだけども、どんなの読みたい?
692:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 10:07:26.60 TEXpdgNC0
昨日に比べてだいぶ盛り上がってみたいだし
俺もなんか長いの書いてみるかな
693:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 10:10:25.09 aVHO0qQ20
>>692
長いのがボコボコ出てきて混乱するかもしれんから、ちょっと試しに
同じ筋で主側、M側でそれぞれ心情描写別で書いてみないか?
M側はとんでもなく文量長くなりそうだけど
694:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 10:12:28.18 0vHoJg6w0
ミュウツーの身長体重思い出すとちょっとアレだな
695:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 10:12:33.77 HG9iN8zGO
期待
696:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 10:13:11.04 iq+Aj0Ui0
M「おおおおっお!おおつうああ!」
男「ミュウツー!?ミュウツーどうしたんだ!しっかりしろ!」
M「おおっがあぁっうああ!うああああっああ―――ッ!!」
男「ミュウツー!しっかりしろ!ミュウツー!落ち着くんだ!!」
M「おおぐううがあああああああ!あああああっああぐううあああ――!!!!!」
男「うわああああ!!!ああっぐうううう!おおっお!!ああぐううぎょおおおあうおあおう!!」
697:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 10:14:41.02 Z+JSphoFO
>>696吹いたwwwwwww
698:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 10:16:29.50 hy7U+ChOO
>>696
ああぐううぎょおあwwwwwwww
699:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 10:24:37.56 HG9iN8zGO
ほ
700:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 10:26:21.25 M9bNs5A0O
|
701:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 10:32:32.22 2AroygPm0
カウンセリング受けるミュウツーみてみたい
で行ってきます
702:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 10:34:46.79 TEXpdgNC0
>>693
面白そうだが難しそうだな
どんなシナリオかにもよるだろうけど
なんかネタある?
703:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 10:37:42.41 aVHO0qQ20
シンプルに
女キャラが主を誘惑
↓
M目撃
↓
M暴走
こんな感じ。もしくは>>594あたりが
704:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 10:44:04.51 M9bNs5A0O
山で遭難して2人っきりで夜を過ごすとか?
なんか、既出っぽいな
705:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 10:44:18.93 TEXpdgNC0
>>703
Ok考えてみるw
でも『犯される』まではたぶん無理だw
706:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 10:45:42.51 aVHO0qQ20
>>704
どこで病むかが問題
>>705
どっち側(主、M)やる? そっちに合わせるけど。
707:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 10:50:04.54 Gkyixn4TO
主「敵はフーディンかっ。よーし…」
M「主。私に任せてく」
主「いけっヘルガー」
ヘ「バカヤローコノヤロー! 地獄我ー参上、夜露死苦!」
フ「ふっ、時代ハズレのヤンキーなど我が技の前に」
ヘ「バットドーーン!」
フ「ギャー」
ヘ「おっしゃあ、勝ったぞ総長!」
主「ヘルガーよくやったぞ!」
ヘ「んーっちゅっ」
主「んんっ!?」
M「!?」
ヘ「ご褒美のチューゲット♪」
主「こ、こら!」
ヘ「総長、愛羅武勇だぜっ♪」
その時ミュウツーのモンスターボールが激しく揺れる。
ヘ「総長♪総長♪総長~♪」
主「こ、こら、キスやめろって…」
ミュウツーのど忘れ!嫌な記憶を消した!
ヘルガー=ヤンキー。主の事を総長と呼ぶ。主に対しては凄いデレっぷり。
ヤンキーデレデレの略、ヤンデレ…
708:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 10:53:52.02 TEXpdgNC0
>>704
>>452
>>706
んじゃMで
Mのほうが楽しそうだからw
709:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 10:56:52.59 aVHO0qQ20
>>708
じゃあ俺が主か。
先にどっちが書く? 後に書く奴は合わせるのが大変だろうけど
710:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 10:58:29.99 HG9iN8zGO
ナルホドー
711:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 11:00:25.97 TEXpdgNC0
>>709
そっち先でいいよ
主観選ばせて貰ったから
筋はそちらに任せるよ
好きなように書いて
あとは合わせてみるから
712:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 11:01:23.69 aVHO0qQ20
>>711
分かった。じゃあ書くから待ってて。
713:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 11:01:31.51 SxnMuN0hO
このコラボはワクテカ
サンホラ聞きつつ保守
714:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 11:02:09.51 /eyY0igiO
wktkwktk
715:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 11:04:58.38 Jwsu3AzWO
ギャラリーは他ポケな
716:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 11:11:02.32 zFGADw20O
wktk
717:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 11:11:41.68 HG9iN8zGO
ほ
718:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 11:13:13.01 aVHO0qQ20
Introduction
「ケンタロス戦闘不能! よって男選手の勝利!」
ジャッジが高らかに宣言すると共に、歓声がそこかしこから上がる。いつの間にか握っていた拳は少し
汗が滲んでいる。力を緩めトレーナーゾーンから出ると、俺はこのバトルの一番の功労者に近づいた。
「よくやったな。凄かったよ」
「何てことは無い。私は主の命に従っただけだ」
そう言うと彼女はスタスタと控え室のほうへと行ってしまう。ポケモンには珍しくモンスターボールに
収納されることを嫌う彼女は、バトルが終わっても人間のようにただ休むだけだ。もちろん、俺なんか
が無理やりモンスターボールに収納できるはずもないし、バトルに支障も無いので特に咎めることもしな
い。
俺がそんな背中を見つめていると、彼女は顔だけをこちらに向けてきた。
「どうした、主よ。早く控え室に戻ろう。ここは少し五月蝿い」
「ああ、そうだな」
彼女の名前はミュウツー。唯一無二にして伝説のポケモン。そして俺のポケモンだ。
719:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 11:16:50.83 kkIEesoHO
オムナイトとワンリキーの鳴き声ってかぶらない?
保守
720:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 11:21:02.26 SxnMuN0hO
おなごミュウツーハァハァ
超期待ワクテカ
721:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 11:32:49.49 aVHO0qQ20
ジムから出ると、途端に俺とミュウツーの傍に人の波が押し寄せてきた。
次は僕と闘ってくれないか? サインしてください等、そこかしこから湧き出る言葉に俺はただただ目
を丸くするしかない。ここ数ヶ月、ミュウツーをゲットしてからというもの、俺の喜び以上に周囲が色め
きたっていた。
確かにポケモン図鑑に登録だけはされているものの、その存在は殆どと言っていいほど未知のものだっ
た。最強、幻、最終進化形態。彼女を形容する言葉ならいくらでも出てくる。それをバッチもろくに集め
終わっていない中途半端なトレーナーがゲットしたというのだから、ある程度の報道規制はなされている
ものの毎日がお祭のように騒がしい。寄ってくる人は大抵がその伝説のポケモン見たさに寄ってくる人た
ちばかりだ。バトルして欲しい、データだけでも良いから欲しい、中には手持ちのポケモン全てを譲るか
ら交換してくれなどという人も珍しくない。
とにかく、そこらのアイドルよりも有名になってしまった俺は人波に揉まれて辟易するだけなのだけれ
ど、渦中の彼女はともかく冷静だった。
「消えろ。目障りだ」
よく澄んだ声が周囲を圧倒する。比較的、ポケモンは知能が高く人語を解するものは多いのだけれど、
このように人語を操るポケモンはミュウツー一匹だけだ。それだけに彼女から発せられる一言は何よりも
重く感じられる。
「去れ。主の邪魔だ」
次の瞬間にはモーセの十戒のごとく、一本の道が出来ている。俺はまたも先に行く彼女を追おうと、な
ぜだか周囲にペコペコと頭を下げながら通った。
なぜ頭を下げるのだ、主よ。もっと胸を張り堂々とするべきだ。
孤高とも言うべき背中がそう語りかけてきている気がした。
722:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 11:33:10.34 /KkVGtqlO
ヤンデレとキチデレは違うのか?
723:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 11:34:30.35 T0Pf5w+r0
赤から金に移した時、ミュウツーの性別が♀だった俺は勝ち組
724:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 11:38:21.44 Jwsu3AzWO
そしてダイパでまたわからなくなった俺
725:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 11:40:18.83 aVq1HVII0
>>723
( ^ω^)
726:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 11:42:58.89 327f3nak0
>>723
俺のミュウツーなんてふたなりだぜ?
727:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 11:44:20.44 lRSHHbWi0
サーナイトは俺の嫁
728:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 11:45:41.59 RTaAkmB1O
ミュウツー「主よ…何故ずっとボックスに入れておく…連れていってくれ…じゃないとブチ殺すぞ」
729:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 11:55:06.50 aVHO0qQ20
「そう、それは大変だったわね」
そう言ってジョーイさんはコロコロと笑う。どうにもその笑顔に慣れない俺は、手渡されたジュースを
ぐいっと傾けた。久しぶりの水分に生き返る気がした。
あの後、なんとかポケセンに着いた俺はいつものように手持ちのポケモンを預けると、ジョーイさんと
世間話に華を咲かせていた。本来なら直ぐに終わる作業なのだけれど、ボールに入りたがらないミュウツ
ーの治療に少しばかり時間を取られる為だ。
「それにしても、ゴースに怖がっていた男君がまさかこんな有名人になるなんてねえ」
また言ってきたよこの人は。全員同じ顔のジョーイさんの中でも、ここヤマブキシティのジョーイさん
とは仲が良い俺はいつもこんな風におちょくられる。まだシルフスコープを持っていない時にこの人に泣
きついたのが運の尽きだったのだろう。それでも親切に教えてくれたので頭が上がらないのも、原因の一
つと考えられる。
「そういえば、ナツメさんはどこにいるの?」
「ああ、リーダーなら少し私用があるからって。多分、そろそろ戻って」
こっちを見ていたジョーイさんの視線が俺の背後に移る。俺もそれを追って後ろを振り向いた。
始めに見えたのは誰かに抱えられたケーシィだった。相変わらず気持ちよさそうに寝ているソイツから、
徐々に目線を上に上げる。
「やあ、男。さっきのバトル、見事だったわ」
730:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 11:56:32.58 Jwsu3AzWO
男に惚れてるミュウツー(性別なし^^)に惚れてるサーナイト
731:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 11:58:29.36 SxnMuN0hO
ナツメさん好きだー
732:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 12:02:44.85 TEXpdgNC0
>>718
Introduction
「ケンタロス戦闘不能! よって男選手の勝利!」
ジャッジが高らかに宣言すると共に、歓声がそこかしこから上がる。主は喜んでいてくれるだろうか
主は褒めてくれるだろうか。期待に胸を膨らませながら主のいるトレーナーゾーンへ戻っていく。
「よくやったな。凄かったよ」
「何てことは無い。私は主の命に従っただけだ」
予想通り主は褒めてくれた、しかし面と向かっていわれるのは嬉しいが恥ずかしい、火照る顔を見られないように足早に控え室に戻る。
主は他のポケモンのように私をモンスターボールに私を収容しようとはしなかった。以前数度収容された事があるが自力で出る事が可能だったので
それを繰り返しているうち、いつしか私を側に置いてくれるようになった。きっと私を特別だと思ってくれているのだ。
そう思うとふと主の顔が見たくなった控え室の前で立ち止まり振り返る。
「どうした、主よ。早く控え室に戻ろう。ここは少し五月蝿い」
「ああ、そうだな」
危ないところだった、顔が火照っているのをすっかり忘れていた。悟られていないだろうか?
私は失礼とは思いながらも主を先に控え室に押し込み、扉の前で一度ゆっくりと深呼吸をして扉を開けた。
主、どうか私をこれからもあなたの側においてください。私の主。私だけの主。そんな願いを込めながら。
733:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 12:03:33.23 TEXpdgNC0
>>721
ジムから出ると、途端に主と私の傍に人の波が押し寄せてきた。
次は僕と闘ってくれないか? サインしてください等、そこかしこから湧き出る言葉に主はただただ目
を丸くするしかない。ここ数ヶ月、主と出会ってからというものこういった状況に陥る事が多い。
確かに私は世界でただ一匹のポケモンだ。自覚はある、自身が最強であるという自覚も。
しかし、興味本位だけで見に来る輩から私を守るように人垣を掻き分け進む主を見るのは私にとって耐え難い事以外のなにものでもなかった
(大丈夫だから)(心配しなくてもお前は俺が守るから)主の目がそういってくれているように見える
しかし、それでも私には我慢が出来なかった。
事もあろうに『中には手持ちのポケモン全てを譲るから交換してくれ』などという輩があらわれたのだ
主は気にする風でもなく無視していたが私は自分の中に溜まる黒い感情の一部を抑え切れなかった
「消えろ。目障りだ」
よく考えれば。この感情を抑える必要はなかった。そうだ、私の主が困っている。
ここは主に仕えるものとして私が前に出ても支障はないだろう。自身を納得させる。
「去れ。主の邪魔だ」
ゆっくりと人々が道を開ける。
私が主を守るのだ。ポケモンからも人からも。そう思いながら開けた人の道を歩いていく。しかし主はなぜか周囲の人間に頭を下げながら私の後をついてくる
なぜ頭を下げるのだ、主よ。もっと胸を張り堂々とするべきだ。
何かあっても私があなたを護る。何かなどおきるはずも無い。もっと私を信じては貰えないだろうか。
しかし私はそれを口にだす事はできなかった
734:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 12:06:40.66 M9bNs5A0O
これは、wktkが止まらんッッ!!
735:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 12:09:48.33 9AEZtkPhO
>>729
全員同じ顔のジョーイさんフイタw
736:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 12:20:31.95 TEXpdgNC0
>>729
「そう、それは大変だったわね」
そう言ってジョーイはコロコロと楽しそうに主と言葉を交わす。
どうにも得体の知れない女だ。時々主を誘惑しているのではないかと思わせる節がある。
あの後、ポケモンセンターに着いた主はいつものように私を預けると、ジョーイと
世間話に華を咲かせていた。私の治療などもうとうに終わってるはずなのに
ときおりジョーイが私の様子を見に来て「タイマー」をいじる。そしてまた主のもとへ戻っていくのだ『もう少しかかる』と
主もそれを信用してしまっているのか。何もいわない。
全国規模で医療行為を行っているポケモンセンターで暴れ、主に迷惑をかけるわけにもいかず、私はただただ苛立ちを募らせていた。
「それにしても、ゴースに怖がっていた男君がまさかこんな有名人になるなんてねえ」
このジョーイという女は不気味なもので全国の町という町に同じ顔のジョーイがいる勿論名前も同じだ。
こいつはもしかしたら私と同じ研究所で製造されたのではないかと思ったことがある。その事を主に言うと「まさか、偶然だよ」と笑われてしまった。
主はその数いるジョーイの中でもここヤマブキシティのジョーイと特に親しいらしく、このポケモンセンターにくるたびに長話をしている。
主と女性が仲良く話をしている様を見ているしかないこの状況が面白いはずも無いが、主から目を離すわけにもいかず感覚を研ぎ澄ませ二人の会話に耳を傾ける。
「そういえば、ナツメさんはどこにいるの?」
「ああ、リーダーなら少し私用があるからって。多分、そろそろ戻って」
会話をしている主の後ろから女が現れた。
「やあ、男。さっきのバトル、見事だったわ」
私はただジョーイの治療が早く終わる事を願った
737:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 12:22:15.10 aVHO0qQ20
ミュウツーの治療にはまだ時間が掛かりそうだった。
「すいません。ジムまで借りてしまって」
「いいわ。私も一人のトレーナーとしてミュウツーが気になったし」
表情の変化に乏しいナツメさんだけれど、長年の付き合いからか、最近は彼女がどういう感情の元、
言葉を発しているのか何となく理解していると思う。今も胸元で眠るケーシィの頭を撫でているその姿
は、どこか優しげなお母さんのようにも見える。
ヤマブキシティのジムリーダーであるこの人とはバッチを巡ってバトルした時からの仲だ。まだミュ
ウツーをゲットしておらず、散々彼女のフーディン以下、エスパー系のポケモンに苦しめられたのも今
となっては良い思い出だ。
「次が最後のジム戦らしいわね」
「ええ。先日、やっとトキワシティのリーダーが帰ってきたと連絡があったので」
ミュツウーをゲットしてからは順調過ぎると言っていいほど俺の旅は進んだ。ただトキワシティのリ
ーダーが留守である為、今はそれを待つ傍ら、先ほどのようにジムを借りてのポケモンバトルをしてい
る。
「オーキド博士はどうだった? 気さくな方でしょう?」
「ええ。ミュウツーを見せたら凄い興奮して」
トキワジムが肩透かしに終わったため、マサラタウンにも寄った俺はあのオーキド博士にも会った。
それはもう子供のようなはしゃぎ振りで、ミュウツーですら驚いていたのだからよっぽどなのだろう。
しばらくオーキド博士の変人ぶりを話し、ミュウツーの治療も終わりに近づいた頃、ナツメさんがあ
る提案をしてきた。
「少しだけ、ミュウツーを貸してくれない?」
738:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 12:36:51.07 TzG07saNO
WKTK
739:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 12:38:03.16 Jwsu3AzWO
ナツメと女医コロシテクル
740:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 12:38:40.32 aVHO0qQ20
また目を丸くする俺。返事をしようとなんとか口を開いたとき、思いもがけない方向から反論が起こる。
ミュウツー本人だった。
「ちょっとっ、まだ治療は」
「黙れ」
「ひっ……!」
「借りるだと……? ふざけるな……! 私の主は主一人だけだ。それ以外、他の誰にも私は従わない。
人間風情が、この私を御せると思っているのか……!」
場にいる全員が凍りつく。それこそ彼女が本気を出せば、この場にいる全員を縊り殺すと言った具合
に怒気と殺気を露にする。
誰かの息を飲む音すら聞こえる静寂の中、なんとかナツメさんは続ける。
「い、言い方が悪かったのは謝るわ。別に交換したいとは言ってないの。ただエスパー系ポケモンの専
門家としては、その頂点ともいえるミュウツーを、貴方を扱ってみたいとも思うの。けして悪いよう
にはしないわ。無理なバトルはしないし、それなりに腕もある」
「黙れ!!」
「いいえ。貴方は全トレーナーの夢だもの。少しでも貴方に近づきたい、扱ってみたいと思うのは当然の」
「それが人間の驕りだと言っているのが分からないのか……! ポケモンを物のように見て……! 貴様
もまたあの屑どもと同類かぁ……!」
ヤバイ。そう思った瞬間には、既に俺はミュウツーに飛び掛っていた。
741:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 12:39:39.97 DQzng/za0
URLリンク(www2u.biglobe.ne.jp)
こいつぁひでぇ
742:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 12:39:40.82 TEXpdgNC0
>>737
私の治療はまだ終わりそうに無かった。
話中のジョーイの代わりなのか、ラッキーがきて再び「タイマー」をいじっていった
「すいません。ジムまで借りてしまって」
「いいわ。私も一人のトレーナーとしてミュウツーが気になったし」
この女の声に聞き覚えがあった
確か“ナツメ”とかいうジムリーダーだ私と出会う前にジム戦を行ったのだと少し前に主から紹介された
「次が最後のジム戦らしいわね」
「ええ。先日、やっとトキワシティのリーダーが帰ってきたと連絡があったので」
そうだ、次のジム戦が終われば当面の主の目的が果たされる
そうなったらどうだろう、主はもっと私を褒めてくれるだろうか
ああ、早く戦いたい・・・
「オーキド博士はどうだった? 気さくな方でしょう?」
「ええ。ミュウツーを見せたら凄い興奮して」
オーキド、その名前を聞いて私は震えた
あの変人の事だ。
私の体をところかまわず触り、血を抜き、私の能力を見極めようとした。
主の頼みとはいえアイツに体を触られるのは本当に辛かった。我慢なんてしたくなかった。もう二度と会いたくない
主、どうか分かってください。私の体はあなたの為にこそあるのです。
「少しだけ、ミュウツーを貸してくれない?」
ふいに発せられたその言葉に私は思わず目を丸くした
何を言ってるんだこの女は?
743:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 12:43:13.17 TzG07saNO
おもすれー
744:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 12:52:40.94 327f3nak0
主視点とミュウツー視点同時進行熱すぎ
745:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 12:53:50.00 TzG07saNO
ほ
746:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 12:57:27.42 3EIF1PC/O
wktk
747:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 12:58:05.67 aVHO0qQ20
ミュウツーと一緒に床を転がる。耳はとんでもない轟音と衝撃が鳴り響いている。頭も割れそうに痛い。
滅茶苦茶だ。滅茶苦茶だ。
衝撃が済むと直ぐに体勢を立て直し周囲を見渡したのだが、酷い有様だった。機器類が見事に弾けとび
所かしこにボールが転がっている。同時に出した精神攻撃をモロに喰らってか倒れている人やポケモンた
ち、それでもジョーイさんとラッキーは直ぐに医療活動に入るところには、場違いだが感動すら覚えた。
そして、やはり俺と同じタイミングで置き上がった彼女はやはり俺に噛み付く。
「なぜだ主! なぜ邪魔を」
「当たり前だ! なにやってんだよ!」
ひっ、と小さく息を吸う音が聞こえる。まるで暴風のような力を振るうミュウツーも、なぜだか俺には
滅法弱い。こうして大声で怒鳴るだけで、年端もいかない子供のように身を縮こませる。
「だって……私は、主のため……」
「俺の為でこんなことをするのか! 俺の為にこんなに関係の無い人たちを滅茶苦茶にするのか!」
未だに頭は割れる様に痛い。それでも幼子の様に、縋るような目でこちらを見てくるミュウツーに気ま
でおかしくなりそうだ。
周囲はまだざわついているものの、比較的軽傷で済んだ人たちで倒れている人間やポケモンの救助活動
をしている。それなのに、それなのに。
「主……私は」
「五月蝿い! お前なんかいるもんか!」
「あああ……主……私は、だって……主と離れたく……離れたくない……主の為に……私の全て、主だか
ら……ああ……ごめ、ごめんなさ……あ、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめん
なさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいご
めんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさ
いごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめ」
どうしようもない喧騒の中、彼女の謝る声だけがどこまでも続いた。
748:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:01:50.93 TEXpdgNC0
>>740
さすがに我慢できなかった
気がつけば体中に張り付いてるコードを引き剥がし自然と主のもとへと足が動いていたのだ
「ちょっとっ、まだ治療は」
「黙れ」
「ひっ……!」
「借りるだと……? ふざけるな……! 私の主は主一人だけだ。それ以外、他の誰にも私は従わない。
人間風情が、この私を御せると思っているのか……!」
我ながらうまくいったと思った。これだけ脅せばこの女も妙な事は考えないだろう。
その証拠に女が抱いていたケーシィも自らモンスターボールの中に逃げ帰っていった。当たり前だ、私にかなうポケモン等存在しない。
ふと横をみると主が心配そうに見つめていた。
大丈夫、私はあなたの物です。安心してください。
「い、言い方が悪かったのは謝るわ。別に交換したいとは言ってないの。ただエスパー系ポケモンの専
門家としては、その頂点ともいえるミュウツーを、貴方を扱ってみたいとも思うの。けして悪いよう
にはしないわ。無理なバトルはしないし、それなりに腕もある」
「黙れ!!」
なんなんだこの女は『自分が正しい』とでもいいたげなその目が気に食わない・・・
「いいえ。貴方は全トレーナーの夢だもの。少しでも貴方に近づきたい、扱ってみたいと思うのは当然の」
「それが人間の驕りだと言っているのが分からないのか……! ポケモンを物のように見て……! 貴様
もまたあの屑どもと同類かぁ……!」
夢?近づきたい?なたば私の気持ちはどうなる、貴様などに近づかれたくない、扱われたくないという私の・・・主の気持ちは!
そうだ、主が嫌がっている。私が『あんな女に使われている』状況を想像して苦しんでいる、不快に思っている
しかしこの女に言葉は通じない・・・ならば・・・どうする?どうする?どうする?
そうだ、簡単じゃないか・・・あの女の口をふさげばいい・・・二度と喋れないように・・・二度と言葉を発する事ができないように・・・主の為に!
次の瞬間、視界に私に向かってくる主の必死な姿が見えた・・・なぜですか?主
749:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:02:10.18 M9bNs5A0O
どうしよう、涙が出ちゃう。
今、大学なのに
750:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:07:03.95 8P53esSwO
ヤバイ、面白いすぎ
751:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:12:29.08 TzG07saNO
ほ
752:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:14:37.00 f1e45+QIO
も
753:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:15:02.24 TEXpdgNC0
>>745
主が私を止めようした。なぜだ?主は私と同じ気持ちではないのか?
私は苛立ちと焦りで思わず叫んでしまった。
「なぜだ主! なぜ邪魔を」
「当たり前だ! なにやってんだよ!」
---ひっ---思わず身構えてしまった。主が怒った主に怒られた。主に嫌われた?主が?主が私の事をきらいになった?
そんなはずはないそんなはずはないそんなはずはないそんナハズハナイソンナハズ・・・・
「だって……私は、主のため……」
「俺の為でこんなことをするのか! 俺の為にこんなに関係の無い人たちを滅茶苦茶にするのか!」
主が怒っている・・・よく見ると私の周りは、いや、ポケモンセンターは酷い有様だった、治療中のモンスターボールもが弾けとびそこかしこに散らばっている
待合室にいた人間もポケモンもガラスの破片をかぶったせいか所々に血が滴っていた。そうか、主はこれを怒っているんだ。
ならばきっと誤解はとける。私はこんな事をしたかったんじゃない。 主の為にあの女を、そうだあの女が悪いんだ。ちゃんと説明しようきっと主は笑って許してくれる
そう、主が私を嫌うはずなんて無い・・・嫌うはず無い・・・嫌うはずが・・・・
「主……私は」
「五月蝿い! お前なんかいるもんか!」
頭の中が真っ白になった。主はなんといった?主は私の事をいら・・・ない・・・?
目の前が真っ暗になり、体中の力が抜け。なんとか主の裾を握ってすがりつくのが精一杯だった
いや、本当に主の裾を掴めたか、主に縋ることが出来たのかどうかもわからない・・・
「あああ……主……私は、だって……主と離れたく……離れたくない……主の為に……私の全て、主だか
ら……ああ……ごめ、ごめんなさ……あ、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめん
なさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいご
めんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさ
いごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめ」
754:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:15:48.28 TEXpdgNC0
げ、安価ミス
>>753は>>748
ですorz
755:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:16:46.26 TEXpdgNC0
俺なにしてんだwww
>>753は>>747ですwwww
756:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:23:38.18 aVHO0qQ20
「本当に良いの? ミュウツーをナツメさんに預けて」
はい、とピジョットの背中に乗ったまま俺はジョーイさんに頷く。ポケモンタワーを見上げると、曇天
の空と一緒に悲しみに俯いているようにすら思える。いや、それはただ俺の気分なのかもしれない。
あの後、また暴れださないようにヤマブキジムのエスパーポケモンを総動員してさいみんじゅつをかけ
た。ただその時にはナツメさんのポケモンは出てこなかった。ナツメさんはミュウツーの精神攻撃から周
囲の人々を守るため、自分の精神防護そっちのけで力を使ってしまったからだ。まだ、病院で治療は続い
ている。
そしてミュウツーは眠りについた。今もジョーイさんが持っているボールの横でスリーパーがブツブツ
とさいみんじゅつを平行してかけている。
「ジムリーダーに事情を話して、一番に相手してくれるよう配慮してくれましたから」
ミュウツーをゲットした当初、俺がトキワバッチを持っていないことは界隈では問題視された。ただで
さえ高レベルのポケモンを完璧に扱えないことは法的にも一部制限がかかっているというのに、ミュウツ
ーという究極のポケモンを扱えないということは国家的な危険すら配慮される。噂では四天王が動くとま
で言われていたのだけれど、結局、ミュウツーがなぜか俺に従順ということで話は丸く収まってしまった。
これもまた噂で聞いたのだけれど、最後のバッチですら扱えないのでは、というのもこの話がうやむやに
なった一因であるそうだ。
「とにかく、トキワバッチを手に入れてミュウツーを完璧に扱えるようにしてきます」
「そう……」
正直、俺はミュウツーをゲットしてからというもの、彼女に頼りっぱなしだったかもしれない。もちろ
ん、他の手持ちのポケモンもなるべく育ているけれど、絶対に信用出来るポケモンがいるかといえば答え
に窮する。ミュウツーはもしかしたら信用という言葉すら使えないのかもしれない。
全ては俺の怠惰。怠慢。
「行ってきます」
ピジョットが勢い良く翼をはためかせる。分かれる間際、ジョーイさんが「貴方はもう一人前のポケモ
ントレーナーになったわ」という言葉に、少しだけ頬が熱くなった。
757:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:24:33.24 Jwsu3AzWO
お前なんか~
ごめんなさいごめんなさい
胸がはち切れそうな位読んでて辛いのに、凄くときめいている俺
なんでだ?ごめんなさいごめんなさいだけだと怖いのに
758:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:25:04.17 aVHO0qQ20
>>ID:TEXpdgNC0
じゃあこっからは別行動な。
トキワジム戦書いた方が良い?
759:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:28:11.56 q5XrCvFB0
ミュウツー出てこないんだったらジム戦とかいらないだろスレタイ的に考えて
760:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:28:32.83 8P53esSwO
>>757
同意
761:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:30:25.17 TEXpdgNC0
>>ID:aVHO0qQ20
OK
何気に予想通りだったからちょっと嬉しかった
合流ポイントが問題だけど
まぁミュウツーが見ていない間に主がどうなるかはそちらに任せるよ
こっちは一応ヤンデレな感じで進めてきます
762:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:36:58.61 TEXpdgNC0
>>756
夢をみていた
とても幸せな夢
主と共に歩き、主と共に笑い、主と共に戦い、主と共に生きる
そんな夢を
そこには何も無かった
主だけがいた、私の主が、私だけの主が
「ミュウツーこっちこいよ」
「ミュウツー何か食べるか?」
「ミュウツーバトルなんだけどいいか?」
「ミュウツー」「ミュウツー」「ミュウツー」「ミュウツー」
私は幸せだった
主だけがいる、主さえいれば他に何もいらない。主さえいてくれれば・・・
「お前なんかいるもんか!!」
それまで幸せだった世界が音を立てて崩れていく
私は走る走る走る、しかし背後から見えない手が私を闇へと引きずり込もうとする
「嫌だイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダぁぁあぁああぁぁああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
目が覚める。夢でよかった本当に良かったと思う。
そう、きっとあれも夢。主が私を嫌うはずが・・・
「目が覚めた?」
目の前にスリーパーと・・・あの女がいた!
763:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:37:31.81 M+Dpn7/QO
主「ぬるぽ」
M『…………』
764:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:41:43.46 cmUwYQLCO
面白すぎだろ常識的に考えて
765:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:42:43.78 4cMe1bCWO
授業放置で保守
766:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:45:06.00 3EIF1PC/O
同じく授業中保守
767:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:46:38.51 aVHO0qQ20
トキワシティに着くと、黒いスーツに身を包んだ人が既に待っておりジムへと連れて行くそうだ。
ジムに入り、この先にリーダーがいると通された部屋はどこまでも暗い。本当にこんな所にリーダーが
いるのだろうか。妙な胸騒ぎだけが大きくなる。
不意に世界が白くなる。いや、急に強い明かりがつけられた為、目が追いつかなくなっているだけだ。
『ようこそ。トキワジムへ』
部屋一杯に響く。どうやらここのリーダーらしき声だと思われるが、姿はどこにも見あたらない。おま
けに機械でいじっているのか、キンキンとした音が耳に痛かった。
『君の噂は聞いているよ。全てのバッチも持たずにミュウツーを操る男。世界の全てを握った男』
何かが引っかかった。いや、本当に感覚的なものなのだろうけれど、どうにもこの声から発せられる悪
意というものが俺の頭にひっきりなしに纏わりついてくる。いったい、なんだこれは。
『実は私も世界の全てに興味があってね。というよりも、全てが欲しいんだよ、私は』
ガシャン、とどこかで金属音が響く。腰のボールに手を持っていくと、目の前から何かが高速で襲って
くる!
「う、うわあ!」
なんとか寸前で避ける。しかし、なんとか体勢を立て直したところで肩口から血が出ていることに気づ
く。気づくことで追いかけてくる鈍痛に顔をしかめる。
『突然の挨拶失礼。そうだ、自己紹介がまだだったね。私はトキワジムリーダー、サカキ』
傷を見ていると前方からシャーっと、威嚇音が聞こえる。顔を向けるとそこにはペルシアンがいた。こ
の傷はコイツだったのか。そして周囲を見ると、ゴローニャ、キングラー、サイドン、ニドキング、サイ
ドンが俺に襲い掛からんと爪を、牙を研いでいる。
その時、ようやく気づいた。この男は、嫉妬しているのだ。ミュウツーが欲しい。欲しくてたまらない。
そんなガキみたいな野郎だということを。
『そして、ロケット団のボスだ。憶えていてくれたまえ。まあ、ここで死んでもらうがな』
768:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:48:12.64 aVHO0qQ20
>>767
とりあえずトキワジムイントロ部分。
続きを見たい方はポケモンゲットだぜ! と唱えてください。
スレタイ的にいらんと思ったらサトシ死ねと(ry
769:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:49:02.25 8P53esSwO
wktk
770:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:49:47.45 4cMe1bCWO
ポケモンゲットだぜ!
ヤンデレを引き立てるためにも是非
771:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:50:03.77 f1e45+QIO
ポケモンゲットだぜ
772:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:50:15.52 3EIF1PC/O
ポケモンゲットだぜ!
773:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:50:55.11 12+mNQWoO
ポケモンゲットだぜ
774:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:51:36.83 MFOgtMbR0
ポケモンゲットだぜ!
775:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:51:57.57 HK0/JISY0
ポケモンゲットだぜ!
776:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:52:02.75 aVHO0qQ20
>>767
あ、サイドン二匹いる。じゃなくてもう片方はカイリキーでした。
777:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:53:14.67 SxnMuN0hO
ツー様好きにしてサカキ様好きなので、是非
778:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:53:16.42 M9bNs5A0O
>>765,766
オマエ等は俺かwwwww
ポケモンゲットだぜ!
779:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:53:46.16 Jwsu3AzWO
でもカイリキーは片方しかありません。なぜでしょう?
780:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:54:42.28 vT06wcI9O
ポケモンゲットだぜ!
781:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:54:43.22 iD+AkpnXO
>>779
ヒッ!!
782:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:56:58.98 cmUwYQLCO
ポケモンゲトったぜ!
783:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 13:58:50.21 TEXpdgNC0
>>767
私は女に飛び掛った首を絞める
この女のせいで、この女さえいなければ、この女が悪い。
「ちょ、、や・・・やめ・・・・」
横からフーディンが体当たりを仕掛けてきた
そのまま女を殺しても良かったが背後にはスリーパーも迫っていた一度女を解放し思考する
私の邪魔をする・・・そうか・・・まずはこいつらを殺さないとダメなのか・・・
「かはっ・・・けほっ・・・ちょ、、ちょっと・・・ごほっ・・話を聞いて」
「貴様と話すことなどない!主はどこだ!?私の・・・私の・・・わた・・・?」
そうだ、主はどこだ?見たところここはヤマブキジムの控え室のようだった
ほんの数時間前、主と過ごした場所、主に褒めてもらった場所。
私は自分のおろかさに気がついた主を探さなければ。主の側が私の居場所
まずジムを一通り探した・・・・いない。
そうだ、ポケモンセンターだ、きっとあの女に無理矢理つれてこられた私を心配して待っているに違いない。
急ぐ、サイコキネシスで目の前に立ちはだかるものを全てどかしながらただ一直線にポケモンセンターに
そこには、悲しそうな目で私をみつめるジョーイがいた・・・
「主が・・・私を・・・捨てた?・・・ほんとう・・に・・・?」
784:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 14:07:24.85 SxnMuN0hO
なんという惨劇フラグ
ナツメさん逃げてナツメさん
785:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 14:08:10.35 3EIF1PC/O
ほ
786:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 14:11:21.69 M9bNs5A0O
バッドエンドだけはBADENDだけはやめてください…
お願いしますお願いしますお願いしますお願いします
787:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 14:13:53.79 12+mNQWoO
授業中ほす
788:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 14:15:59.31 aVHO0qQ20
ロケット団!?
突然の名詞に体が固まる。なんでそんな世界的な犯罪組織がジムのリーダーなんて。しかし、そんなこ
とを悠長にも思ってる暇は無い。今もまたペルシアンがその鋭利な爪と牙を持って襲い掛かってくる!
「バリヤード!」
すかさずボールを目の前に落とす。バリヤードも既にバリヤーを展開しており、寸でのところでペルシ
アンの攻撃を防ぐ。
「カイリキィィィィィィ!!」
敵のカイリキーを咆哮をあげる。なんとゴローニャを持ち上げてそのまま上空まで投げ飛ばした。落下
地点はもちろん、俺とバリヤード。
「くぅ! サワムラー!」
今度はゴローニャに向かってボールを投げる。空中で展開されるボールからサワムラーが出てくると、
全力でゴローニャの脇に回し蹴りを叩き込む!
直後に轟音。軌道を外されたゴローニャはそのまま明後日の方向へ転がっていく。敵も続く。今度はサ
イドンとニドキングのダブル突進。俺も負けじと二つのボールを投げる。
「力比べだ! リザードン! カビゴン!」
そのままがっぷり四つ。しばらく動く気配はない。手詰まりかと思うがまだ手は残っているようだ。サ
イドンとニドキングの背後からキングラーが出ると、こちらにその巨大なハサミを構える。
「ダグトリオ!」
出すと同時に自分の真下に穴を掘る。落下しながら頭スレスレにバブル光線が通り過ぎるのを感じる。
「カブトプス!」
おそらく追撃してくるであろうポケモンに対してボールを投げてカブトプスを出す。案の定、バリヤー
ドのバリアーを掻い潜ってきたペルシアンが噛み付こうと歯を立てるが、カブトプスの爪が迎撃。
お互いの初手は全て相殺。ミュウツー無しでやれたことに対する安堵と、ミュウツーがいなければこの
程度だという不安が押し寄せてくる。
『ほお。さすがはミュウツーが傅く男。楽しめそうだよ。本当に』
いつの間にか作っていた握り拳に力を込める。
見ていてくれ、ミュウツー。お前を必ず迎えに行くよ。
789:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 14:16:41.98 pzilzhJUO
wktkがとまらねえぜ!
790:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 14:17:03.46 TEXpdgNC0
それからの私はただの屍だった
主に捨てられた私に生きる意味などない、生きる意味など・・・
私にはもう何も無い、主が私を『捨てた』その事実だけが残った
今はヤマブキジムの控え室でなにもない時間をすごしている
体中を包帯だらけにしたあの女毎日この控え室のドアを叩く、なぜ傷だらけなのか
ジョーイの話によるとポケモンセンターで私が少し暴れてしまったようだ。その時のことは良く覚えていない
左目には眼帯、右腕にはギブス。両足は使い物にならないらしく車椅子にのってやってくる。
いい気味だ、覚えていないのが残念だが。この女にはもっと痛い目にあってもらわないと困る。
なんの反応もしめさない私にこの女は食事を運び、私に意味のない言葉を投げかけていく
そこまでして私の力が欲しいのだろうか?こんな力さえなければ主ともっと一緒にいられたのだろうか?そんな考えばかりが頭をよぎる
「ミュウツー?入るよ?まだ何か食べる気ない?ちょっとだけでもいいから少しはお腹にいれないと体に悪いよ?」
「私と一緒にバトルしない?少しは気がまぎれるかもしれないし」
「男だってあんたがこんなになってるの見たら悲しむよ?」
食欲なんてでるわけがなかった
バトルはしてもいいかもしれないと思った、指示など全て無視して私を殺してくれるポケモンが現れるのを待てばいい
しかし、『自分より強いポケモン』の可能性の低さに己の強さを呪ったりもした
主が私を見て悲しんでくれる、それはいいかもしれない・・・ならばこのままここで死ぬ事にも意味はある
主が私の事を思って泣いてくれるのなら。今はこれ以上望むことはない、これ以上のものは望めない
・・・さぁ私の命よ早く終わってくれ・・・
791:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 14:20:49.17 SxnMuN0hO
胸がすんげえ痛いんだが
792:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 14:22:54.75 M9bNs5A0O
>>791
俺もだ
793:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 14:23:31.23 OTVqOk7yO
今北産業
794:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 14:28:20.64 t8lcjDrMO
ほし
795:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 14:29:08.16 iD+AkpnXO
ここであえて
自殺未遂
を推したい
796:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 14:29:11.46 z2GRad6C0
このスレに「池沼レイパー死ねよ」「人間のくず」等、書き込んでくだしあ。
レイプ魔ふくちゃん ◆5NU8f/W..cのスレ
スレリンク(utu板)
797:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 14:30:14.57 AP2wLpzzO
土器がムネムネしてるwktk
798:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 14:30:23.61 TEXpdgNC0
>>791-792
ごめん、やりすぎた感は確かにある。
でも主がいないのにミュウツーを説得するのは無理だと判断しての展開だ許してくれw
799:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 14:34:08.13 Jwsu3AzWO
未遂が大事
完遂したら俺は俺は俺は俺は俺は俺は
800:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 14:35:40.88 aVHO0qQ20
初手こそ合わせた戦いだったが、それでも地力の差とも言うべきか、徐々に雲行きは怪しくなって来る。
「リキィィィィィ!」
「カビゴンッ!」
カイリキーの地球投げが決まる。脳天から落とされたカビゴンが意識を失う。これでバリヤード、カブ
トプス、サワムラーに続いて四匹目だ。
『やはりこの程度か。がっかりだ。ミュウツーもさぞ退屈だったろう。こんな男が主人でな』
機械的な声で述べられる、機械的な言葉。それが一段と悔しさを跳ね上げる。どれだけ口の中が血の味で
染み込むのだろう。
『どうだ? ここで取引をしよう。ミュウツーを渡すというのなら命だけでも保障してやる。お前もあの化
け物には手をこまねいてるのだろう? 丁度良いじゃないか? なあ?』
化け物。
その言葉が俺の胸に刺さる。アイツは確かに化け物だ。ありとあらゆるものを破壊する力がある。いとも
たやすく色んなものを。大切な人を、モノを。目の前はいつも真っ赤な世界。すえた、汚らしい血の匂いし
かない世界。
だけど。だけど。
だけど。
『さあ、今こそ主を変えようではないか。ミュウツーの! 世界の!』
主
俺は、ゆっくりと隠し持っていた三つのボールを落とした。
801:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 14:37:12.41 TEXpdgNC0
それから何日たったのだろうか、一日か、二日か実際にはその程度だろう
私は倒れ、ポケモンセンターに運ばれた
栄養失調だとか脱水症状だとかジョーイが言ってたきがするが放っておいてほしかった
体中にチューブが取り付けられ私は無理矢理、生への道を開かれた
ああ、そうか、死ぬ事もできないのか、、、この世はなんと理不尽なんだろう・・・
私はもう体の中にあるかないかもわからない程の水分を搾り出して泣いた・・・
「男がきたよ!」
それは本当に衝撃だった。
あの女、ナツメがそう叫びながら入ってきたのだ
私は耳を疑った、本当に?本当に主にあえる?本当に主がきてくれた?
「うん、あんたとバトルがしたいんだって。私とあんたで」
主が私と?主と私と、ではなく?
なにかおかしいと思った、しかし私にはもう何も残されていない。、
この世で一番嫌いな女の言葉にすがるしかないほど、今の私は追い詰められていた
ジムの控え室につくと私は得体の知れない機械を体中に取り付けられた
頭にはゴーグル、体にはプロテクターのような防具を
「あんたは強すぎるからね、こうやって少し相手にハンデをあげてもいいでしょ?それとも入院してたから力なんかでない?」
女の言う事はよくわからなかった、私が主を傷つけるとでも思っているのだろうか?
ゴーグル越しに見える世界はほんのあり赤く左右の視界が若干狭まる程度、プロテクターもたいした重さもなくハンデにしてはあまり意味がない気がした
それに、『入院していたから力がでない?』私の力を過小評価するのはやめてもらいたい!主に早く会いたい私は女の言う事に素直に従い文句を言う事さえ忘れ控え室を出た
そして・・・
そこには確かに主がいた、笑っていた、私に向かって笑ってくれたいた。
その時の私は確かに喜んでいた
ゴーグルの本当の意味も知らないで・・・
802:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 14:44:09.15 3EIF1PC/O
テストで赤点とりますた(´・ω・`)保守
803:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 14:44:13.33 +So4gT+A0
このスレのおかげでポケモンがやりたくなりました
804:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 14:45:29.91 aVHO0qQ20
それは今までの戒めから解かれるように、各々が極上の翼をはためかせる。
ファイヤー。
サンダー。
フリーザー。
アイツが、初めて俺にくれたモノだった。
『なっ……。伝説の鳥ポケモンが三匹だと!? 貴様! 一体』
「なあ、俺さあ。アイツに会いたいんだ。一目で良い。そしてアイツにごめんって言いたいんだ。こんな馬
鹿で使えない主人でごめんって。お前たちが俺の言うことなんて聞かないなんて分かってる。分かってる
けど、それでもアイツに会いたいんだ。今更、お前らに頼んだってダメだと思う。だけど、俺はアイツが
大事なんだ。大切なんだ。コレが終わったらどこへなりとも行ってくれ。だから、だから、アイツを自由
にしてくれないか?」
輝きを増す三つの伝説。そして、なぜだか頷くように羽ばたいた。
805:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 14:46:54.53 698nsdfG0
このスレまだあったのかよw
806:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 14:48:10.02 aVHO0qQ20
>>801
こっからはそっちに合わせたほうがよさそうだ。
807:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 14:48:15.37 zFGADw20O
ファイアレッドってミュウツー出る??
808:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 14:49:33.20 3EIF1PC/O
>>807
出るよ
809:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 14:52:01.63 zFGADw20O
>>808じゃあ今から始めるわ
810:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 14:56:56.28 TEXpdgNC0
>>806
ごめん、合流お願いします
811:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 14:58:01.63 TEXpdgNC0
バトル中おかしな事はいくらでもあった
まず使用ポケモン主が最初に出してきたのはユンゲラーだった
おかしい、私がいない間にトレードが行われたのだろうか、いや、しかし、
そして主のポケモンへの指示の仕方がおかしかった
どうも守りに徹するのだ普段の主ならもっと積極的に攻めているはず・・・
あの女の言うとおり、食事をとらない数日の間に弱っていたのかもしれない
思考回路がうまくまとまらず。チマチマとした攻撃を喰らう。
もしこれで負けたらどうなる?負けたら?
主が弱くなった私をみたら?また・・・捨てられる?
イヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダ
イヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダ
もう捨てられたくない!
「ミュウツー!サイコキネシス!!」
あの女が何かさけんでる、しかしそんな事気にしてはいられない
私はユンゲラーに体当たりをしかけ、そのまま近距離で破壊光線を撃つ
よし、仕留めた
ガクガクと痙攣しているユンゲラーをそのまま捨て置いて主の元へ
「主!見ていてくれましたか?私は弱くなってなんかいません!」
しかし主は応えてくれなかった、慌ててユンゲラーを戻し次のポケモンを出してくる・・・マルマインだった
まただ、私の初めて見るポケモン。
この数日の間にゲットしたのだろうか?その力を試したくて私と戦いたいのだろうか?ならば新参に負けるわけには行かない
ユンゲラーを倒した位置からでは少々遠すぎた、急いで次の行動に移ろうとしたが
先ほどの破壊光線の反動で足が言う事をきいてくれない。まずい
主はその隙を見逃してはくれなかった「大爆発」マルマインが私の目の前で弾け飛んだ
812:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 14:59:58.14 aVHO0qQ20
>>811
ちょい待て。その主は本当に主か?
813:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 15:00:15.55 TEXpdgNC0
>>812
ああ、コレは違うよw
814:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 15:01:38.39 aVHO0qQ20
>>813
だよな。了解。
815:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 15:02:18.73 2trmor0Q0
ID:TEXpdgNC0
ID:aVHO0qQ20
この二人の話は繋がっているのか?
816:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 15:03:30.36 KgMcdAGk0
ここみてたら
ipod shuffull
から
「only one only love」
が流れてきた俺は勝ち組
817:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 15:04:40.05 TEXpdgNC0
>>814
一応そっちのジム戦がおわったらこっちに主でてもらうつもり
なんだけどおねがいしていい?
818:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 15:05:15.72 zFGADw20O
>>>815
ミュウツーサイドと主サイドに別れてる
819:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 15:12:32.14 tO1YmF7FO
主の手持ちポケモンが結構すごいな
820:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 15:13:48.71 aVHO0qQ20
ロケット団壊滅のニュースを知ったのは、グレンシティのある病院のテレビでのことだった。
「まだ、気になるもんか?」
いつの間に入ってきたのか、グレンシティでジムリーダーをしているカツラさんがわざわざ食事を運んで
きてくれていた。
あの後、逃げ惑う途中で意識を失った俺は伝説のポケモンに背負われながらグレンシティに運ばれたらし
い。俺を運び終わった三体の鳥ポケモンは、ふたご島の方へと飛び立ったという。
「実に美しい姿だった。これだからポケモンというのは分からんなあ」
禿げ上がった頭をペチペチと叩きながら窓の外へと目を向ける。俺もまた同じように視線を追う。綺麗な
水平線が眼前に広がっていた。
「まだ、退院出来ないんですか?」
「君をむざむざアイツ等に渡しとうないからのう」
怪我はたいしたことなかったものの、ロケット団の残党が今でも俺のことを狙っているらしい。そういう
意味ではあの鳥ポケモンがこの島に運んでくれたのは僥倖と言えたろう。
「そういえば、ミュウツーはどうした? お前の手持ちには無かったんだが」
「それは……」
まだミュウツーのことは言えずにいた。話したところでこの人に迷惑しかかけないだろうし、何より、ミ
ュウツーのことを考えることだけで辛くなる。
「男さん、いらっしゃいますか?」
ガラ、とジョーイさんがドアを開ける。「ノックぐらいせんか」と嗜めるカツラさんを他所に、ジョーイさ
んは俺に続けた。
「ヤマブキシティのナツメさんから電話が来ているんですけど」
俺の鼓動が、再び強く鳴った。
821:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 15:17:32.23 TEXpdgNC0
どれほどの時間がたったのだろう
数秒か数時間か気がつけば私は倒れ
ゴーグルも粉々に砕けていた
まずい、こんな姿を主に見られたら!私は慌てて起き上がり
主の姿を探した・・・が相手のトレーナーゾーンには主はいなかったその代わりに
見知らぬ男が一人拳を上げて喜んでいた
主じゃ・・・ない?
私はふとあの女、ナツメの方を見た「しまった」という表情をしたままこちらを見ていた
そうか、、、やはり主は戻ってきてはくれなかったのか・・・
私は自分が負けた事等忘れそのまま目を閉じた・・・
目が覚めるとそこは控え室だった、そしてやはりあの女がいた
ここで目を覚ますのは何度目だろう
「ミュウツー大丈夫?ごめんね変なことしちゃって。さっき薬を使ったからまだ頭がぼーっとするでしょ?」
ああ、もういい・・・もう・・・疲れた・・・
「あのね、あのゴーグルはね、見た人物をあなたが一番会いたいと思う人のイメージに変換して脳に伝え錯覚させる、催眠装置みたいなものなの」
そうか・・・あの主は偽者だったのか・・・
「あのままじゃミュウツーが死んじゃうと思ったから、嘘でも男に会わせてあげたくて」
もう・・・いいんだ・・・もう。・・・少し・眠らせて欲しい・・・
「でも失敗だった、本当にごめんなさい。嘘で会わせてもらっても嬉しくなんかないよね。本当にごめんなさい」
「待ってて!今度こそ本当に男に会わせてあげ・・・」
そこで私の意識は途絶えた
822:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 15:19:05.25 TEXpdgNC0
初めから合流ポイント決めとけばよかったといまさらながらに後悔
823:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 15:21:21.04 aVHO0qQ20
>>822
なんとか目処は立ちそう。待ってて。
824:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 15:22:48.41 TEXpdgNC0
>>823
完全な丸投げっぽくてごめんよ
ゴーグルネタはいらんかったなぁ、、、劇場版のあのミュウツーを思い出してしまったのが失敗か・・・orz
825:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 15:24:09.48 wmGcNmBk0
実に良スレだ
826:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 15:27:16.93 YEun11mI0
今北。
読んでるうちに長編ネタを思いついた。
でも今から日付が変わるまでバイトだ。
少し残念だ。
827:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 15:28:48.57 wmGcNmBk0
>>826
期待して待ってる。
828:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 15:30:34.23 aVHO0qQ20
慌てて俺が電話口に立つと、お互いがテレビ電話越しに目を丸くする。
「そんなに慌てなくていいわ」
「いや、その傷どうしたんですかっ?」
見るも悲惨な状態だった。まさかまたミュウツーが、グレンシティの陽気とは正反対の寒気が全身を駆け
巡る。ナツメさんは俺の顔を見て、僅かに口角を持ち上げる。
「……君の思った通りよ」
「あぁ……」
頭を抱える。考えていた最悪の事態が起こった。それだけが頭を、心を締め付ける。
「でも気にしないで。むしろ、こっちが……不味いことをしたわ」
淡々とした口調の中に苦渋が滲む。珍しく感情を露にするナツメさんは、その後のことを話してくれた。
「……そうですか」
「シルフスコープを改良して作ってみたんだけど、やはりまやかしが現実を超えることなんて無いのね」
何も言えなかった。ミュウツーはエスパーポケモンのさいみんじゅつで再び眠りについている。今回は実
に簡単にかかってくれたそうだ。それだけでどこか湿っぽくなってしまう。
沈黙が続いた。廊下の窓からはどこまでも青く清々しい空と海が続いているというのに。それなのに。
突然、背後からバタバタとした足音が近づいてくる。勿論、振り返った。
カツラさんだった。そして、またこの物語は急に加速しなければならなくなった。
「ロケット団がこっちに来ておる! ミュウツーの場所も気づかれたぞ!」
829:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 15:33:29.95 aVHO0qQ20
>>821
合流待ちで頼む
830:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 15:35:03.05 YEun11mI0
>>827
期待すんな。
体力勝負のバイトだから帰って来てそのまま寝る可能性高いし。
しかも明日は朝から用があるし。
まあ、他の書き手を応援したり、YOUが書いちゃったりしてくれ。
じゃあ、行ってくる。
ノシ
831:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 15:35:26.03 TEXpdgNC0
>>829
把握
832:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 15:37:16.66 nwUjKggoO
おまえらどれで妄想してる?
①劇場版ツー♂
②劇場版ツー♀
③擬人化ツー♂
④擬人化ツー♀
①だろ・・・常識的に考えて・・・・。
擬人化も嫌いじゃないけどNE
833:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 15:39:01.43 3EIF1PC/O
②or④
834:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 15:39:47.92 86AvU6x8O
1だねぇ
835:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 15:40:52.49 /eyY0igiO
1かなぁ
836:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 15:40:52.63 P9Cx4br7O
グレンシティ…?
837:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 15:41:26.07 D2UeVHNCO
4
838:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 15:41:50.11 /s8d3QVL0
④・・・もしくは②かな? ♂は遠慮しとく
839:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 15:42:16.76 N1VEyot60
ただのミュウツー(性別不明)
840:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 15:43:17.61 wmGcNmBk0
④だろう常識的に考えて・・・・・
もっと病んでる感が出るといいな
841:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 15:43:37.54 aVHO0qQ20
「すまんな! これしか今用意できるものがないんだ!」
グレンジム前、俺はカツラさんの用意してくれたオニドリルの背中に乗っていた。ピジョットを転送しよ
うと思ったのだが、既に回線は切られていると言う。
「ここから真っ直ぐ飛べばヤマブキにつくはずだ。あと、サカキからこれが来ておる。くそっ、あんの馬鹿
野郎が、目の色変えおって」
カツラさんから手渡されたのは最後のバッチだった。
「あやつも昔はポケモンに正しい情熱を向ける奴だったんだがのう。すまんな、君みたいな若いもんにまで
迷惑をかけて」
「いいえ、ここまでしてもらえてお礼も言い切れません」
そのままバッチを胸元につける。バッチには短く何かが書かれているようだ。それをチラリと見る。
「ここはワシが食い止める。なあに、久々のガチンコだのう。燃えてくるわい」
カツラさんがドンと胸を叩くと後ろにいる炎ポケモンたちが一斉に唸り上げる。大丈夫だ、信じよう。
「本当にありがとうございます! それじゃあ、あの、行ってきます!」
「行ってこい! そんで全てを片付けて来い!」
バッチにはこう書かれていた。
『さあ、ラストダンスといこうか』
842:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 15:45:26.59 wmGcNmBk0
最後のジム戦で負けた後のサカキは格好よかったな・・・・
金銀で再登場しなかったのが残念だ
843:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 15:45:44.42 aVHO0qQ20
>>831
じゃあヤマブキ襲われるんで
844:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 15:48:27.67 TEXpdgNC0
再び夢の世界
しかしそこに主はいない
あるのは闇
あるのは影
あるのは自身の肉体
そんな何もない世界
どこからか声が聞こえてきた
しかしそれらは主の声ではない
5人、6人、もっとだろうか
ああ、騒がしい・・・
私はまた目覚めなければならないのだろうか
目覚めて何になるというのだろう、そこに主はいないのだろうから
845:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 15:49:08.09 TEXpdgNC0
>>843
OK
ミュウツーの立ち回りが鍵だな頑張ってみる
846:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 15:54:34.30 t0JGIqG6O
んもう、なにこのwktk
ポケモン直撃のゆとりにはたまらんですばい
847:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 15:58:39.22 aVHO0qQ20
加速度はどんどん増していく。青い青い空を一直線に切るように飛んでいく。ヤマブキには確実に近づ
いている。もう少しでミュウツーに、アイツに会える。
ただ近づくごとに暗雲が眼前に広がっている。いや、暗雲じゃない。ピジョット、オニドリル、カイリュ
ー、リザードン、ギャラドス、あらゆる飛行可能のポケモンが待ち構えている。あまりに多いポケモンの群
れが一つの郡体のように、こちらを飲み込まんと待ち構えている。
飛んでいるオニドリルの速度が落ちる。怖がっているようだ。無理も無い。あれほどの数、殺気を前にし
て怖気づくなという方が無理な話だ。
俺はオニドリルに話しかける。
「……ごめんな。俺のせいでこんなとこに。怖かったら戻っていいぞ? 俺を降ろして、そのままカツラさ
んがいる島に戻ったって良い。お前にとってカツラさんは大切な人だもんな。きっとカツラさんもお前の
こと大切に想ってるよ。だから、だからこそな。お前を俺を運ぶって言う危険な役目を任せたんだと想う。
お前だったらやってくれる。お前だったら信じることが出来る。カツラさんはそう信じたんだ。そしてこ
こまで来てくれた。……だから、ありがとうな。ここで十ぶ」
高らかにオニドリルが鳴く。怖いものなど無い。信じてくれる人がいれば怖くない。信じる人がいるから
こそ強くなれるのだ。誇り高きポケモンは更にその速度を速めた。
「……ごめんな、ありがとう」
848:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 16:02:48.95 TEXpdgNC0
「あんたたちミュウツーに何する気!?」
「ここはポケモンセンターです!警察をよびますよ!出て行ってください」
なにやら騒がしいふと辺りを見渡すと
どうやらまたポケモンセンターに運ばれていたらしい
更に私は黒い服をきた男たちに囲まれ銃口を向けられている
一体どういうことだろうか
部屋の外ではナツメとジョーイが叫んでいた
状況を整理しようにも情報が足り無すぎた
「なんだ貴様ら?」
「う、うるさい黙れ!おとなしく私達についてこい!この化け物め!」
男の一人がそう怒鳴ると私の両腕に枷を取り付けた
一体なんだというのだ
「私を殺したいのならいつでも殺してくれて構わない、抵抗はしない」
「殺すつもりはないさ、大人しく私に従ってくれれば危害は加えない」
部屋の外から声が聞こえ、ゆっくりとスーツ姿の男が入ってきた
こいつがリーダーか?
849:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 16:03:09.62 D2UeVHNCO
金銀リニューアルでミュウツーの追加シナリオ出来ないかなぁ?
850:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 16:11:48.25 pzilzhJUO
切なさで胸が張り裂けそうです
851:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 16:13:04.67 JPHB1XkV0
ナツメをぶん殴りたいと思ったのは俺だけじゃないはず
852:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 16:16:54.80 aVHO0qQ20
破壊光線、だいもんじ、たつまきおこし、ありとあらゆる刃が、凶刃がこちらを刺し貫かんと襲い掛かっ
てくる。それをギリギリで、本当にギリギリにオニドリルは避ける。頑張ってる。凄い頑張っている。かす
るだけでも激痛が走る攻撃の嵐を、それでも頑張ってる。頑張れ、頑張れ。
「止めろぉ! なんとしてでもだあ!」
方々から怒鳴り声が聞こえてくる。もう既にヤマブキの街が遠いながらも見え始めていた。それでもやま
ない攻撃に果たして進んでいるのかどうかすら分からなくなってくる。
もう限界だった。小さい傷が何度も何度も重なって、避けるのだけで精一杯だ。悔しい、何も出来ない自
分が悔しい。ギャラドスの口が大きく開き、こちらを捉える。思わず目をつぶった。
……攻撃はこなかった。恐る恐る目を開ける。そこにはギャラドスに飛び膝蹴りを浴びせているサワムラ
ーが見えた。
「え?」
気づけば腰のボールが全て無くなっていた。代わりに、眼前には俺のポケモン達が闘っていた。
数匹の飛行ポケモンにしがみつき、動きを取れなくしているカビゴン。同種を同時に数匹相手にしている
リザードン。それぞれ飛び移りながら必死に戦うバリヤード、カブトプス。
「ダグ、トリオ?」
いつの間にか俺の隣にいたダグトリオは、オニドリルと何か話し合っている。何か合点したオニドリルは、
そのまま地面に向かって急降下し始める。
「おい! おい!」
必死に引きとめようとするが聞こうとしない。ダグトリオも地面が近づくと我先に飛び降りて地面の中に
消えていく。
そこで、やっと彼等の思惑が理解できた。
理解出来た瞬間、地面と激突する瞬間、巨大な穴が空き地中の世界が広がった。
853:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 16:20:22.58 TEXpdgNC0
「いやいや、君がミュウツーか。なるほど強そうだ」
「貴様何が目的だ」
口に出して我ながらおろかな事を聞いたと思った
どうせ私の力に目がくらんだ連中の一人だろう
「目的、目的か。それは簡単だよ、君を従えたいと思っている人間がいるそれだけだ」
「私にはもう主がいる」
「それは承知している、しかし、我々もそう簡単に君をあきらめる程軽い気持ちではないのでね
失礼かとは思ったが調べさせてもらった。今の君には主はいない、、、そうだろう?」
勝ち誇ったように笑うその男に、私は何も言い返す事ができなかった
そうだ、私は捨てられた
「そ、、それでも、、私の主は、、、一人、、だけ、、だ、、」
「ハハハハハハ!忠誠心の高さは噂通りか!いい!気に入った!ますますほしくなったぞお前のことが!」
耳障り以外のなにものでもない甲高い笑い声が私の胃にまで届く。吐きそうだ。
「さて、冗談はさておき、ミュウツー君。実は私は君の主の男君とも面識があってね。」
「!?」
「いやぁ、ミュウツーを捕まえた男というから君がいなければたいして強くないだろうと思ったが」
「・・・・」
「彼、意外とやるねぇ、君なしでトキワジムを制覇してしまったよ」
「!?!?」
「そういえば戦った後にこんな事もいってたかな『こいつらがいればミュウツーなんてもう必要ない』って。酷いよねぇ」
「な・・・そん・・・な・・・」
「どうだい?もうそんな男君のことは忘れて、私と一緒にきてみないか?きっと気持ちいいぞ」
「きもち・・いい?」
「そう、新しい主に仕えて、沢山バトルをして。」
「アタラシイ・・アルジ・・・バト・・ル」
「決めるのは後でもいいさ、とりあえず我々と一緒に来てはもらえないかな?」
「・・・・イ・・ク・・・」
薄れいく意識のなかで男の後ろにユンゲラーの姿を見た気がした・・・
854:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 16:22:28.87 zFGADw20O
殺意を覚えた
ミュウツーには幸せになってほしい
855:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 16:26:22.03 aVHO0qQ20
必死にダグトリオは地中の世界を掘り進めている。オニドリルと人間一人が通れる穴を掘るだけでも相当
なのにそれを必死に、ヤマブキシティまで必死に続けてる。
情けないトレーナーだと思う。情けない人間だと思う。
俺が、俺だけがポケモンを信じてあげられなかった。ポケモンはこんなに俺を、人間を信じてくれている
のに、一生懸命信じてくれるのにそれを俺は怖くて、臆病だからそっぽを向いてたんだ。俺じゃ力不足だか
らと言い訳して、耳と目を塞いでたんだ。
「ごめんな……ありがとう……ありがとう……」
涙が止まらなかった。きっとこんな姿を見たら、アイツどころか俺のポケモン全員が笑うだろうな。
でも、それで良い。一緒に笑いあいたいよ、お前等と。
「ダグダグ!」
「ドリィィ!」
共に俺に呼びかける。もうその声すら涸れて、今すぐにでもセンターに連れて行かないといけないのに。
「ダグダグ!」
「ドリドリィィィ!」
……そうだ、そうだよな。俺がしっかりしなきゃな。俺は、お前らの主なのだから。
だから、俺は突然開けた世界で、サカキの前で倒れていくアイツの前で叫んだんだ。
「ミュウツーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
856:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 16:30:30.36 HG9iN8zGO
大スペクタクルになってるな
857:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 16:31:07.18 TEXpdgNC0
3度ミュウツーの夢の世界
なにしてるの?
「なにも」
主のところの行かなくてもいいの?
「主にはもう私が必要ないんだ・・・」
じゃぁ新しい主を作るの?
「・・・・・・・・」
新しい主の言う事を聞くの?
「・・・・・・・・」
主の事は忘れちゃうの?
「忘れるものか!!!!忘れるわけがない!忘れてたまるか!わすれて、、、わすれて・・・」
同時刻現実世界
なんだか頭がぼーっとする、またキズグスリの使いすぎだろうか・・・
男に背中を押され私は歩いていく
「やめなさい!ミュウツーを離して!」
あの女がこの男となにやら言い合いをしている
「ここはポケモンセンターですよ?正式なトレーナーである方以外にポケモンの引渡しはできません!」
ジョーイが何か叫んでる
「うるさい、もうミュウツーの意思は確認済みださっさとそこをどけ。怪我をしたくなければな」
「ミュウツー、本当にいいの?今男がこっちにむかってるって!あなたを迎えにきてるの!」
ああ、まただ、、、この女は、、、また
ウ ソ ヲ ツ イ テ イ ル ワ タ シ ヲ ダ マ ソ ウ ト シ テ イ ル
ドカ!!!!!!!!!!
サイコキネシスで女を吹き飛ばす。車椅子の下敷きにされた女は動かなくなったいい気味だ
ああ、バトルは気持ちい、そうだ、こんなにも気持ちいいんだもっとやりたい。もっと気持ちよくなりたいモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモット
858:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 16:31:47.80 TEXpdgNC0
ごめん、>>857は>>855の前ってことにしてくれると嬉しい
859:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 16:32:53.67 zFGADw20O
映画化決定
860:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 16:33:06.69 aVHO0qQ20
もう千近いしここらでね。
861:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 16:35:05.64 TEXpdgNC0
く、、>>858ヤンデレ分が足りないから補おうとしたのが仇になったかw
>>860
さすがにスレまたいでまでやるもんじゃないしなぁ
あとはラストにマスターのかっこいいところをお願いする
862:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 16:39:10.84 aVHO0qQ20
「ある……じ……?」
「ミュウツー!」
「あるじ……フフ……にせも……どうせ、このあるじもにせもの……にせものは……にせものはいらな」
そのままミュウツーを抱きしめた。
「あ……あ……」
「ミュウツー……今まで悪かった。俺はお前の存在に、お前の強さに甘えていたんだ。お前がどこまでも俺
を信じてくれていたから、俺が信じるって言うことを忘れていたんだ。ごめんな、ミュウツー。お前は俺の
大事な、大事なポケモンだ。俺はお前をこれからずっと信じる。お前がお前らしくいられるために、お前が
自分を見失っても俺はお前の傍にずっといる。お前を信じて、俺もお前を信じて、そうして最高のポケモン
マスターになりたい。その為にお前が必要なんだ。俺が信じるお前がいてくれなくちゃいけないんだ。お前
が信じてくれる俺でなきゃダメなんだ」
863:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 16:41:44.98 KW+n69qyO
10時すぎまで保守頼む
864:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 16:42:06.49 t0JGIqG6O
キタヨキタヨ-
865:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 16:42:39.29 p9NLcBu0O
最終回に向かってるな………………………。
866:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 16:43:32.25 vr31m2nm0
ストーリー練ってたがどう考えても間に合わないので諦めてwktk
867:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 16:43:59.74 TEXpdgNC0
>>862
「ミュウツーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
振り返る
嘘だ、そんなわけない。どうせまたあの女が仕組んだに決まってる
でもその顔が、その笑顔があまりにも眩しくて、あまりにも嬉しくて
私知らず知らずその人のもとへ歩きはじめていた
「ある……じ……?」
「ミュウツー!」
「あるじ……フフ……にせも……どうせ、このあるじもにせもの……にせものは……にせものはいらな」
“その”主は力強く私をだきしめてくれた、ああ、私が欲しかったもの。主の顔が目の前にある
主の手が私の腰を強く引き寄せる。主の体温が、主の匂いが。主が。
「あ……あ……」
偽者じゃない、偽者であってほしくない、偽者なわけない、私が主を間違えるはずが無い。私が主を間違えてはいけない
「ミュウツー……今まで悪かった。俺はお前の存在に、お前の強さに甘えていたんだ。お前がどこまでも俺
を信じてくれていたから、俺が信じるって言うことを忘れていたんだ。ごめんな、ミュウツー。お前は俺の
大事な、大事なポケモンだ。俺はお前をこれからずっと信じる。お前がお前らしくいられるために、お前が
自分を見失っても俺はお前の傍にずっといる。お前を信じて、俺もお前を信じて、そうして最高のポケモン
マスターになりたい。その為にお前が必要なんだ。俺が信じるお前がいてくれなくちゃいけないんだ。お前
が信じてくれる俺でなきゃダメなんだ」
本物だ・・・・・
868:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 16:46:20.54 yeACUj2yO
Mをベジータに変換してもいけるな
869:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 16:49:02.55 t0JGIqG6O
もう書籍化決定だろ
主版
従版
誰かやってくれよ・・・・・・
870:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 16:49:28.74 pH4BRGXxO
保守
871:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 16:50:02.41 Vtj8ttbxO
だれかとっといて
872:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 16:50:12.82 aVHO0qQ20
「くっ! おい、こいつらを引き離せ! 男の方は殺して構わん!」
サカキがそう叫ぶと、ユンゲラーが身構える。しかし、次の瞬間には吹き飛ばされていた。
「なっ……」
「無駄だ……主には触れさせん」
「くぅっ」
俺を庇いながら、眼光鋭くミュウツーが言い放つ。今度はサカキ自らボールを取り出すが、サカキはそれ以
上動けなくなった。周囲が騒ぎ始める中、センターからケーシィを膝に乗せた車椅子の女性が顔を出す。
ナツメだった。面食らった一同が先ほど滅茶苦茶になった車椅子へと顔を向ける。そこにはいそいそと逃げ
るメタモンが一匹いた。
「貴様……!」
「ジムリーダーは色々と危険がつきまとうからね。影武者ぐらいはどこでも用意してるわ」
「じゃあこのかなしばりはなんだ……!」
「ああごめんなさい、この子ね、レベル50なの」
「ケェー」
ハハっと思わず笑みが漏れる。ミュウツーへと視線を移すと、もう安心しきってるのか俺の胸に顔を埋めて
いる。
「ミュウツー、ただいま」
「お帰りなさい、主よ」
いつの間にかあれほど曇っていた空が晴れていた。ヤマブキには久しぶりの太陽だった。
873:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 16:52:30.92 b8veY8Zg0
ナツメとカツラと3鳥とオニドリルとダグトリオと男とミュウツーと
というかこのSSの全登場人物に惚れた
874:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 16:54:47.56 p9NLcBu0O
狂気と悲劇の終りは無いのか?
875:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 16:56:28.62 aOOEDqdIO
映 画 化 決 定
876:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 16:56:39.34 aVHO0qQ20
>>874
>>862でミュウツーが偽者と勘違い→ひぐらし→本物と判明→やっぱりひぐらしみたいな展開もあるよ
877:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 16:57:24.98 f1e45+QIO
俺のかつての相棒、ダグトリオがかっこよくて嬉しい。
878:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 16:57:41.82 RCPs61PlO
>>874
あったぞ
879:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 16:59:32.34 p9NLcBu0O
更に生々しく(邪笑
880:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
07/06/14 17:02:51.76 TEXpdgNC0
「くっ! おい、こいつらを引き離せ! 男の方は殺して構わん!」
男が叫ぶ・・・今、、、なんといった?私はすぐさま近くにいたユンゲラーをサイコキネシスで吹き飛ばす
「なっ……」
「無駄だ……主には触れさせん」
「くぅっ」
殺す?そういったのか?この男?私の主を?次の瞬間男がボールをとりだす
私はとっさに身構えたが男はそれ以上動かなかった、いや、動けなかった
振り返ると私が吹き飛ばしたはずのあの女、ケーシィを抱いたナツメがそこにいた。
なら、さきほど吹き飛ばしたのは??慌てて視線をもどす、そこにはメタモンが一匹こちらに振り向きもせず這っていた
「貴様……!」
「ジムリーダーは色々と危険がつきまとうからね。影武者ぐらいはどこでも用意してるわ」
「じゃあこのかなしばりはなんだ……!」
「ああごめんなさい、この子ね、レベル50なの」
「ケェー」
ああ、もういいんだ、もう私は何もしなくていい。私は主の危険がなくなったのを確認するとそのまま主の胸に飛び込んでいた
はしたない事をしていると思う。もしかしたらまた嫌われてしまうかもしれない、でも今は大丈夫、きっと私を抱きしめてくれる、そんな確信があった
瞬間“キュ”と主の手に力が入り私を抱きしてめくれた。ほら、やっぱり。
「ミュウツー、ただいま」
「お帰りなさい、主よ」
また主と一緒にいられる、そう思うともう自分の心臓を抑える事ができなかった。ああ、主どこまでもついていきます。どうか二度と私を捨てないでください。
先ほどまで曇っていたはずの空が晴れ、太陽がでていた。
しかし私は外の太陽よりも主の笑顔が何よりも眩しくて、つい泣いてしまったのはあまりにも恥ずかしいのでここだけの秘密にしておきたい。